春休みが終わって学校に行けばクラスの雰囲気も高校受験を意識した雰囲気に変わっていることでしょう。
そこであせって高校選びを始めても周りの意見や自分の現在の偏差値に引きずられてしまい、本当に行きたい高校を選べなくなります。
これでは勉強のモチベーションも下がってしまいますね。
中3になる前の春休みは受験戦争に突入する前に家族でゆっくり休める時期でもあります。
この時期に
- 将来の希望、やりたいこと、就職先を思い描く。
- 行きたい高校を選ぶ。
- 行きたい高校の偏差値と現在の自分の学力のギャップを知る。
この3つの作業をやっておくと高校受験までの1年間の学習計画を立てることもでき、学校での過ごし方なども決めることができます。
まずはゴールを決める未来思考で行きましょう!
将来のやりたいことや希望を思い描く
中3になる春休みの時点では、将来の希望ややりたい事について「まだ良く分からない」という人が多いかもしれません。
大事なのは今の自分や学力・偏差値にそって考えるのではなく、何となくでもよいから「こうなったらいいな」と自由に思い描いてみることです。
この将来の理想を思い描く作業は中3になってからでは中々できません。
中3になった途端、学校では今の現実である目の前の高校受験に焦点を合わせた行動を求められるからです。
そこで中3になる前の春休みに一度自分のやりたい事や将来の希望をリストアップしてみましょう。

行きたい高校をリストアップ
将来の希望ややりたい事をリストアップできたら、その希望にあう高校を探して選んでいきましょう。
この高校選びをするときには現在の自分の学力はひとまず横に置きましょう。
純粋に「行ってみたい」「将来やってみたい事に良さそうな高校」と思えるような学校を選びます。
行きたい高校の偏差値と現在の自分の学力のギャップを知る
行きたい高校をリストアップできたら、その高校の偏差値を調べ、現在の自分の学力とのギャップを知りましょう。
この現在の自分の学力を知る、行きたい高校とのギャップを認識する、というのは時にはしんどい作業かもしれません。
しかしここが一番大事です。
この学力の差を中3になる春休みの間に認識できていると、苦手科目への対応も早くできますし、中3から高校受験直前期までの学習計画をスムーズに立てることができます。
そしてとても大事なことは
現在の段階で行きたい高校の偏差値と自分の学力との間にかなりのギャップがあったとしてもここであきらめないという事です。
中3になる春休みにこのギャップ認識作業をやるのは、ここから高校受験直前期までに学力で足りない部分をうめていく勉強をするためです。
ですから現在の自分の学力を知って落ち込んで終わるのではなく、そこから1年後にどう上げていくのかに集中してください。
【中3になる前の春休みにチェック】
将来のやりたいこと→行きたい高校→現在の自分の学力⇨1年で足りないところをうめていく
この一連の作業を中3になる春休みにぜひ一度、中学生本人がやってみてください。
そして家族は中3になる本人がその作業をやりやすいよう環境作りというサポートをしてあげてください。
ここではガミガミ言わないことが大切です!
本人が自由に思考できるよう子供を手放すつもりでゆったり構えていましょう。