中学生になった子供に、
- なんで勉強をするのか。
- 勉強して何かいいことあるの?
- 頑張ったってどうせいいことないでしょ?
と質問されるのですが、どういう回答をしたら良いものだかわかりません。質問されたときには、
「いやいや、そんなことないよ。」
「大人になってから、あとから勉強しておけばよかった、、ってそう思うよ。」
と答えたのですが、
「いいから黙って、勉強やりなさい!」と言っているだけの気がして、自分でも説得力がないなあ、と感じています。
子どもも、納得していないようでした。
どのように答えたらよいか、教えてもらえませんか?
しろくま塾長が聞いてきた!なるほどの答え
んん、、難しい質問ですよね。
私自身はこどもの頃、単純な性格だったもので、「何で?」ということは考えたことがありませんでした。
しかし、
こどもの学習指導をするようになってからは、確かにこのような質問をしてくるこどもがいて、質問されてしまうと答えに困ってしまいます。
先日お世話になったベテランの家庭教師の先生にも相談してみたところ、その先生もよく子どもから同じような質問をされているとか。
もしかしたら皆さんにも「なるほど」と思うことがあるかもしれませんよ。是非お読みください。
↓読み終わったら、こちらもお読みください!
https://yarukichugakusei.com/oya/no-benkyo/benkyo-reason2/
勉強する理由|なぜ勉強するのか?
私は中学生のお子さんにはこのような質問をすることがあります。
- あなたは今、目の前の勉強に対して、真剣に取り組んでいますか?
- 勉強が楽しいと感じることが出来ますか?
- 勉強以外のことでも、一日一日充実していると感じることができますか?
この質問に対しては、ほとんどの子どもから否定的な答えが返ってきます。
- 勉強しても、何だか難しくてわからないから。
- 思っていた勉強と違ったから、勉強のやる気がしないから。
- 先生の教え方がイマイチ。授業がつまらないから。等々の理由をつけて、勉強が長続きしない、ということが多い気がします。
今の子どもたちは甘やかされている為なのか、
- これは自分には合っていない
- 自分にあった他のことをやってみる
と、簡単に諦めてしまうように見えるのです。
そもそも勉強する理由を考える前の段階として、
物事に向き合う態度に問題があるように思うのです。
『石の上にも3年』
「石の上にも3年」という「ことわざ」は、
「例え冷たい石であったとしても三年間座り続ければ暖めることができる」
ということから転じて、
「何事にも忍耐強さが大切だ」という意味を持っています。
勉強をする理由は様々です。
人によっても異なりますし、勉強することが持っている意味も違います。
だからこそ、こどもの間は、とりあえずやってみる、頑張ってやってみる必要があります。
でも、勉強したくない子供からは、
「忍耐して勉強することの意味を見いだせない」
そんな不平不満や文句が聞こえてくる気がするのです。
確かに、我慢して同じことをずっとやったからと言って、素晴らしい訳ではありません。
あるタイミングでは、物事に見切りをつけて、自分が取るべき道に進むことは大切なことです。
しかし、あなたの先輩にあたる大人たちが、意味があると言ってくれていることに対して、
忍耐することもなく、経験したこともないのに「そんなことは自分には意味は無い」という態度はいかがなものでしょうか。
中学生であるあなたは、
- 一体どんなことだったら真剣に取り組むことができるのでしょうか。
- どのようなことをしたら、生活を楽しく、充実したものにできるのでしょうか。
答えなんて誰も持っていないのです。
どこかに探しに行けば、面白い勉強が置いてあるわけではありません。
先生に頼めば、「これだよ」って面白い勉強や、素晴らしい人生をあなたに与えてくれる訳でもないのです。
実はすでに目の前に!
すでに「勉強する理由」が与えられていると考えることはできませんか?
「勉強する理由」を、単にあなたが気付いていないということはないでしょうか?
あなたは、自分に与えらている目の前の勉強に真剣になるしかないのです。
目の前にあること、今のこの瞬間を感謝して楽しみを見つけてみる。それしか方法はありません。
たとえ、自分がやりたくない科目であるにしろ、
勉強してみたら、自分が思っていたような勉強ではなかったりしても、
他の中学生に比べたら恵まれた学習環境に置かれていなかったとしても、現在の状況で精一杯勉強してみる。
そうすると、そこから何かが生まれてくる。そう思うのです。
そもそも、
今与えられている勉強や、環境において、真剣に取り組まなかったら、
いつになったら真剣に取り組めるのだろう。そう思うのです。
「置かれた場所で咲きなさい」
ノートルダム清心学園の理事長を務める、シスター・渡辺和子さんの言葉を引用します。
「置かれたところが、今のあなたの居場所です。咲くことができないときには、下へ下へと根っこを降ろしていきましょう
時間の使い方は、いのちの使い方そのものなのです。置かれたところで咲いていてください。
…何をしても、こんなはずじゃなかった…と思うことが、人生には次から次に出てきます。そんな時にも、置かれている状況の中で”咲く”努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。
現実が変わらないのなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみるのです。いい出会いにするためには、苦労をして自分自身が出会いを育てなければならない。
心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。
希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けることなのです。」
「更にいずれのときをか待たん」
「いつになったらこれをやるために相応しいときがくるというのか。
そんな時は来るわけが無い。ということです。
今しかない、これしかない、と腹をくくったら、真剣に勉強するための、人生を楽しむ為の工夫というものが生まれてきます。
つまらないと思っていた勉強でも、何か面白いことがあるのではないか?ということになります。
心から楽しめるものに打ち込んでいたら、充実して生きることが出来ます。迷いや不安も無くなることでしょう。
ふむふむ、しろくま塾長の感想
どうでしょう。
ベテラン家庭教師の先生のおはなしをお伝えしました。
私が受けた印象としては、
「勉強する理由って、教えてあげることはできないんだ」
「よく解らないながら、やりながら自分で探していくしかないんだ」
ということです。
なるほど、
大人にも為になるなるほどな良いお話しですね。
でも、中学生のお子さんに、このことを伝えるにはどうしたらいいのかな?
具体的にこどもに伝えるにはどうすればいいのだろう?
そんな感想と疑問を持ちました。
引き続き、たくさんの記事を用意しています。
疑問に対する考えを深めていくためにも、続けて読んでみてくださいね。
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