アメリカとオーストラリアの1か月間/短期留学を経て、イギリスに二年間留学した後、ベルギーとフランスで短期留学し、約一年間日本の在日外国人向けの旅行代理店で働いておりました。
現在は通訳者として国際会議やイベントに立ち会っています。「検準一級」「TOEIC920点」を取得しております。
私は帰国子女ではないので、純ジャパ(帰国子女ではない日本人のことです)として英語成績を上げるにはいつも苦労を伴いました。
私が英語のリスニング力を鍛えた方法をご紹介しますね。
リスニング英語力を鍛える勉強方法→シャドーイング
私の英語勉強方法ですが、リスニング英語を鍛えるために、いつもシャドーイングをしておりました。シャドーイングとは音声を聞いた後に即座に復唱する勉強方法です。同時通訳者の練習方法としても用いられる手法としてとても有名ですが、日本で育っている学生の場合、英語耳を作るにあたって非常に有効な手法であると思います。
シャドーイングの手法は英語学習のあらゆる場面で効果が出ますが、特にリスニングで効果が発揮されます。「英検」や「TOEIC」では長い文章の英語がリスニングで出るのですが、リスニング問題で満点を狙うにあたりいつも私はシャドーイングの方法を使って点数を獲得しておりました。試験で効果が発揮できなかったことはありません。
リスニング英語問題の特徴
リスニングの英語試験では、主に①短文で日常会話に沿った内容の問題と②論文・講義・会議のような学術的/ビジネスシーンの英語を主題に出してくる問題が出題される傾向が非常に多いです。
一概には言えないのですがリスニング英語問題の「TOEIC」や「英検」における基準を申し上げております。
①日常会話の英語問題
リスニング英語の特徴としては①日常会話が比較的アメリカ英語を出してくる傾向がとても多いです。何故かと言うと日本の英語教育が「アメリカ式の発音」で学習することを推奨されていることが考えられます。
しかしTOEICでは「オーストラリア英語」や「イギリス英語」も出題される傾向にあります。日常会話問題の場合、使われる単語もそこまで難解ではありません。だからリスニング問題で高得点を狙うには、日常会話問題を取りこぼさないことが大切になります。
②学術的/ビジネスシーンの英語問題
学術的/ビジネスシーンの英語問題の場合は、会話文も長くなり、難解な単語が使われます。さらに学術的/ビジネスシーンの英語文章ではアカデミックな場面もしくはビジネスシーンを想定した問題が非常に多いので、専門分野の知識も必要になります。
例えば「TOEIC」でよくあるのが営業成績を上げるためのミーティングであったり、社内の人事制度の変更についてです。これは就労経験がないと難しいので、事前に知識取得が必要になります。
リスニング英語力を上げる勉強法〈秘訣〉
リスニングの英語力を上げるには3つの秘訣があります。
秘訣❶
海外ドラマを英語字幕でみて復唱することです。今の時代、英語のドラマはHuluで簡単に観ることができますし、お試しの視聴は1か月無料なのでぜひお勧めいたします。
海外ドラマは英語ならばどんな分野でも構いません。私は10代の頃、「ER」や「アグリーベティ」のようなはっきりした英語の発音をする主人公のドラマを見ていました。日本ではアメリカ式英語をよく使うので、アメリカのドラマを観たほうがいいと思います。
何故ドラマを推奨するかというと、ドラマは映画と異なりシーズンごとに分かれいて、必ず続きがあり見続けることができます。取得できる英語の単語数も倍増します。また英語で海外ドラマの台本をダウンロードできるウエブサイトもいくつかございます。
私はいつも海外ドラマを観たあと、字幕サイトで自分の観たドラマのエピソードを丸暗記しておりました。日本で外国人と接触しなくてもこの方法であれば生きた英語を学ぶことができますので非常にお勧めです。
秘訣❷
次に上記①の応用になりますが、海外ドラマを観る際にただ単に「暗記」をするのではなく「意味を把握しながら復唱する」ようにしておりました。私が学生だった時代には電子辞書はそこまで発展してなかったので、常にパソコンを使って意味調べをしておりました。
英語力のレベルが上がってくるとオックスフォード辞典などで意味調べをするようになりました。
秘訣❸
最後に3つ目の秘訣ですが、これはただ「ひたすら復唱する」ことです。復唱といっても速度は海外ドラマと同じスピードで正確に復唱することを心掛けてください。こうしないとリスニング試験時についていけなくなって痛い思いをすることになるので、速度は意識してください。
私が使っていた英語学習教材
私が学生の頃に使っていた英語教材は「辞書」です。辞書は紙の辞書を使っておりました。良いところは紙なので自分の課題を書き込めたりすることでした。高校の頃から電子辞書に切り替えましたが、やっぱり日本語で意味を分かると安心してしまうので同意語などを調べることのできる英語の辞書サイトでも応用して活用しました。
後、NHKやBSで放送されている海外ドラマや映画を積極的に見て、すべて丸暗記しました。これによって日本にいながらでも生きた英語を取得することができました。
辞書を使っていて悪かったところは日本で売られている普通の辞書なので日本語で意味が書いてあることです。海外で売られている辞書の場合、もちろん全て英語で意味が書かれているし、辞書によっては同意語や異義語も書かれている場合があります。
私は、日本人なので日本語で意味が書いてある文章を読んでしまうと安心してしまうのが傾向としてあったのでこの方法は良くないなと感じることがありました。それに学校では日本の辞書を推奨されており、指定された辞書を使わざるを得ませんでした。
私が思うに、英検2級まではこのやり方で大丈夫でしたが準一級からこのやり方を廃止しました。高い英語レベルを望むのでれば日本語に頼るやり方は捨てるべきです。
次に「海外ドラマ」を見ることですが、これはテレビ放送でしたのでいちいち録画しなければならず、ストレスが溜まりました。しかも何か速報があった場合、テレビ局側の都合で勝手に放送日程が変えられてしまうのは痛手でした。
今の時代、Huluなどでドラマが視聴できるので好きなジャンルのドラマを観ることができるし、視聴料もそこまで高価なものではないため、改善策としてはやはりテレビ放送に頼らない方法を廃止することを考えると思います。学生にとってもそのほうが有益になると思います。
リスニングの英語学習でオススメできる教材は?
今から勉強を始めるならば「スタディサプリEnglish」が断然オススメです。
スタディサプリEnglishだと、シャドーイング(復唱)に止まることなく、聞き取った英語を書き起こすディクテーションレッスンをすることができるのです。
自分で話した英語の発音をチェックしてくれる機能も付いているのも凄いところで、ネイティブの発音に近づくためのアドバイスだってしてもらえるのです。
シャドーイングだって、ディクテーションだって、外出先でも隙間時間でいつでもできるところが凄いところです。
一つ難点は、無料のお試し期間が短すぎることです。スタディサプリEnglishの良さを実感するには無料期間が非常に短い印象です。勉強というのは長期的な視野を持って行う行動ですから。
スタディサプリEnglishでは、英語講義で理屈面からの授業も聞けるのもいいところです。TOEICで800点から900点を取得できたという友人が多いのも頷けるのです。
スタディサプリEnglishがオススメできる理由
リスニング英語力を挙げるに当たって、自分の弱点を把握している方やTOEIC学習をした方には特に「スタディサプリEnglish」は向いていると思います。例えば、スタディサプリEnglishの講師陣には外国人から日本人まで幅広い人材がいます。
学習者のニーズに合わせ、いつでもどこでもレッスンを受講することが可能です。また1レッスンは5分程度で終わります。忙しいビジネスマンや、塾の往来で忙しい高校生や大学生などにとっては、スキマ時間を活用した移動時間用の教材としても良いと思うのです。
またネット上で受講可能なので利便性にも優れていると思います。発音チェック機能は効果的でありまして、自分の発音を振り返って分析することも可能なのです。発音チェック機能は特に従来の教材では見いだせないポイントだと思います。
英語を日本で勉強するには時には困難が付きまとうと思います。
私も日本で英語を勉強するにあたり多くの困難が伴いながら今日に至りました。高いレベルを目指すのであれば、多少の挫折や困難を乗り越えるという気持ちを忘れずに、強い志を持って是非頑張ってください。
多くの学習者の皆さんが、笑顔で高得点を取得されることを心から願っております。