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慶應義塾大学理工学部/数理科学科とは?
慶應義塾大学の理工学部は、学問1から5まで分かれています。
学問1は物理系、学問2は数学系、学問3は化学系、学問4,5はバリバリの工学系です。私は、学問2から入学して数理科学科を希望して数学を専攻しました。
学問2は数理科学科、情報工学科、管理工学科に分かれています。学部1年生で高い成績をとらなければ、希望する学部へは行けません。
数理科学科では、数学と統計に分かれますが、数学では解析学、代数学、幾何学という純粋数学を主に扱います。
統計では、確率(これも基本的に解析学ですが)・統計を主にしますが、どちらかというと応用数学の分野でアクチュアリーとかの方向に行く人が多いです。
受験生は高校までに、最低限の数学と理科(物理と化学)は理解しておかなければなりません。
数学が専門でも、物理の力学と電磁気学、解析力学、量子力学、相対性理論は、幾何学とか結び目理論、Lie群やLie環の理論にも出てくる内容なので、物理の基本的な事項も必要になります。
なお、英語やドイツ語、フランス語で書かれた文献もたくさん読むようになるので、語学力も必要です。
数理科学科では、解析学、幾何学、代数学という純粋数学と統計学とか保険数学、最適化数学、グラフ理論という応用数学を学びます。
数理科学科には学部2年から所属することができますが、数学の基本となる微積分(リーマン積分、複素解析学)、線形代数、集合と位相を学び、その後、代数学の群論・環論・体論・Galois理論という複素数係数の方程式が代数的に解けるかどうかという問題や、幾何学(微分幾何学とか位相幾何学、リーマン幾何学)、解析学だと測度論や確率論の基本、偏微分方程式論などを学びます。
数理科学科に行きたいと思うのであれば、数学が好きであり続けることです。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科の偏差値・難易度・競争率・合格最低点は?
偏差値 | 駿台予備校⇒合格目標ライン『60~62』 | |
河合塾⇒ボーダーランク『62.5~65』 | ||
難易度 | ||
競争率 | 受験者8,755名⇒合格2,364名(3.7倍) | |
合格最低点 | 271/500 |
慶應義塾大学の理工学部/数理科学科の受験難易度は5点中4点〜5点です。
基本的に、理系に関しては東大対策すれば大丈夫とは思いますが、数学は3割から4割は穴埋め形式で、それ以外は記述式、物理と化学は難しい時が多いです。
英語はマーク式と記述式がありますが、共通テスト(センター試験)よりも難し目です。赤本とかは文字が小さいので、少し見辛いと思います。
「数学」の難易度と受験対策
数学はスピード重視で、簡単な場合は満点狙いをしなければ、簡単に不合格になります。時々激ムズの数学問題が出題されます。
高校で習った計算重視の数学だけではなくて論理の重要度が増しかつ抽象度も増します。一つの内容を定義するだけで、その定義は意味をなすのかについて何ページも使います。
定義や定理を理解するだけでも凡人の頭ではかなり時間がかかります。最後まで諦めずに辛抱強く勉強し続けるしかありません。
数学の試験問題は、空欄補充と記述式です。「空欄補充」の場合は途中経過は採点されないので、答えが間違っていればアウトです。
空欄補充の問題の中に難問とか計算量が異様に多い問題もところどころありますので、時間配分を気をつけてください。
数学は穴埋め形式で、簡単な問題は満点を取るつもりでいなければ簡単に落ちます。穴埋めといっても、レベルが異様に高かったり、もしくは簡単だったりと年度によって違います。
また、最近の入試問題の傾向は、難問よりも、教科書に書かれてある公式の証明が自分でできるかなど基礎を問うことが多くなりつつあります。
難問と思っていても、大学で習う公式を使えば以外に簡単に解ける問題が結構あります。
「英語」の難易度と受験対策
英語もスピード重視で共通テスト(センター試験)の難しめと英作文と和訳があります。
大学入試の過去問見て、傾向分析して最低9割取れるように訓練しておけば、例年フォーマットも同じなので慣れると思います。
どこの大学入試もただの慣れです。頭入りません。大学に入ってからの方が頭脳が入ります。
「物理・化学」の難易度と受験対策
化学は物理寄りです。大学に入学すると化学授業では物理の学習内容を頻繁に使います。
特に量子力学と熱力学は化学でも使います。物理、特に量子力学、熱力学、核反応を使うのです。
物理も数学の知識が結構いるものがありますので、物理も微積で扱えるようになっておいたほうがいいです。大学以降の物理は、微積を使うのが定石です。
物理と化学の試験問題はトータルで120分です。
偏差値アップ!→合格する方法
地方在住だと参考書が揃えづらいので勉強がしづらいかもしれません。特に、化学の入試問題は物理よりの内容が時々あります。
慶應大学理工学部数理科学科を受ける時、理科系は、物理と化学で、生物は試験にありません。生物を履修しても慶應は受けられません。
東京大学理科1類と2類の併願組が多いですが、無対策でいると、問題形式が違っていたり、傾向も全然違うので、受ける大学はすべて対策をしましょう。
模試の結果とかは全く関係ありません。当日の入試問題さえできれば合格できます。
化学が物理寄り、数学は正確にスピーディーに解いていく必要があります。英語は、そこまで難しくはないと思います。赤本の英文は字が小さくて見づらいと思います。
理工学部の講義は、基本的に教科書や専門書に沿っているだけなので、自分で専門書や問題集を買って手を動かして問題を解いていくことをお勧めします。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科の学費・授業料・奨学金
入学金 | 200,000円 |
年間授業料 | 1,220,000円 |
その他費用 | 373,350円 |
入学手続時・必要納入金額 | 996,725円 |
学問のすすめ奨学金 | 年間:60万円 |
慶應義塾大学の理工学部/数理科学科の学費は高いです。数理科学科は実験がないにも関わらず、在籍料に設備代が課せられています。日吉キャンパスは少し設備がボロいです。最近は建て替えを急ピッチに進めています。
数学は実験しないにも関わらず、授業料は実験がある他の理工学部の学科と同じ位高額です。しかし、備品が壊れたら、結構早く直っていますし、図書室にあるパソコンも2年に1回は最新版に交換していました。
数理科学科には独自の図書室があって、本はまあまあ揃っています。注文すれば、学内に本を置いてくれます。
しかし、結局は、自分で専門書を買わないと、だれかに借りられたり、なかなか返してくれなかったりと不便なので、結局自分のお金で買っていました。
理工学部は進級条件が厳しく、1学年ごとに留年があり、追試も病気を除いて一切ありません。
高い学費を払っているので、きちんと勉強しなければ、留年して、余分に授業料を納めなければなりません。
数学系の場合、実験はありませんが、たくさん専門書や論文を読んで自分で勉強していかなければなりません。
企業からの給付奨学金が結構あるので、トップクラスの成績さえとっていればどれかの給付奨学金がもらえる可能性が高いです。高い学費を賄うことが可能です。
慶應義塾の理工学部/数理学科には優秀な人が多いです。是非、受験して見ることをオススメします。受験を検討すると良いでしょう。
▼机に大学資料を置きながら勉強すると、やる気が上がります
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慶應義塾大学理工学部/数理科学科の入試科目・選考方法
一般入試
- 英語(150)
- 数学(150)
- 物基・物、化基・化(100×2)
AO入試
- 第一志望で、現役、評定平均4.1以上
- 活動を通して、世界的・全国的レベルで高評価を得た者
- 英語・数学・理科の履修要件、数学・理科の評定平均4以上、など。
⇒書類審査を通った者に対して、数学・物理・化学の口頭試問と総合面接が実施されます。
※詳細は慶應大学から資料をお取り寄せのうえ確認してください。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科の併願先は?
慶應義塾大学の理工学部/数理科学科の併願先としては、以下が挙げられます。
早稲田大学/理工学部
早稲田大学/理工学部も慶應義塾大学/理工学部と同じように英語、数学、物理、化学の試験です。
ただ慶應と違って『英語、数学、生物、化学』や『英語、数学、生物、物理』でも受けられます。「数学」は全部記述でどの問題も難しいです。「物理、化学」は穴埋めで、「英語」は共通テスト(センター試験)よりも難しめです。
早稲田大学理工学部は、数学は慶應と違って、すべて記述です。一つ一つの問題の難易度が高いです。
慶應大学は物理と化学が難し目ですが、早稲田大学は、化学は特に物理寄りというわけではありません。
早稲田大学理工学部基幹理工学部は、慶應と同じように、英語、数学、理科は物理、化学、生物のうち2科目です。英語は共通テスト(センター試験)の難し目です。選択式がほとんどですが、記述式もあります。
数学は、すべて記述です。1問1問が難易度が高めです。全体的に問題ができない場合、他の受験生もできてないので、心配する必要はありませんが、基本問題は、全部満点取れるように攻めて行きます。
受験は総合点なので、できない問題は、違う問題や違う教科で補うのが基本です。物理も難しい問題がところどころあり、全部穴埋め式です。
化学は、物理寄りでも生物寄りでもなく、教科書の範囲の中で難しくしてあります。
東京理科大学/理学部
東京理科大学/理学部数学科は、簡単めの数学と難し目の数学が出題されます。数学はマークと記述です。
京都大学理学部
京都大学理学部は、当時共通テスト(センター試験)が600点以上なので、通常の学力があればそのぐらいは取れます。京都大学は、個別試験が少しマニアックなので、独自の受験対策をしたほうがいいです。
京都大学の試験は『英語、国語、数学、物理、化学』です。
「国語」は東大よりも難しいと思います。やはり京都大学だけあって、平安時代と室町時代、漢文は中国史系を出すことが多いです。
「数学」は、指導要領を超えた内容を毎年出してきました。整数論などがそうです。現在の指導要領では、整数の性質という分野があって、十分対策できると思います。
教科書の単元の範囲外である整数問題を毎年出していたり、確率が少し大学よりの内容だったり、物理も少し大学の内容よりだったりするので、過去問見て、問題演習に慣らしておいたほうがいいです。
国立大学の割に入学試験は私立以上の私立のように独特です。文科省の指導要領に反発しているかのようです。
「英語」は基本的に和訳と英訳ですが、日本語でもあまり使わない単語を英訳させたり、英語もネイティブから見るとあまり使わない英単語がたくさんあったりします。
しかし、京都大学の英語は、どこかの専門書から抜粋してあることが多いです。©️が試験の下に付いています。
「理科系」は問題量が多く、化学は、慶應と違って、物理寄りではなく生物寄りのことが多いです。
どの大学も受験を甘く見ていると簡単に落ちます。過去問見て傾向分析することが、合格する確率を上げる唯一の方法です。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科の就職先は?
慶應義塾大学の理工学部/数理科学科の主な就職先は、中学・高校の教員、研究職、プログラマー関係が多いです。それに金融関係(銀行・証券)も多いです。
大部分は中学・高校の数学教員になる方が多いです。その次が保険会社で、その次が金融や証券業といったお金を扱う仕事が多いです。大学に残る人もいますが少数です。ポスドクではなかなか食べてはいけませんし、ポスドクから大学教員になってもノルマがあるのでならない人が多いです。
最近は仮想通貨というものが流行っており、金融+IT関係の仕事や人工知能に関する仕事に人気が集まっています。
私は、勤め人というものが性格的に合わないので、就職活動はしませんでしたが、就職活動をする場合、慶應大学はOBが多いというメリットがあります。
しかし、OBが何かしてくれるという期待はこれから捨てたほうがいいと思います。一番いいのは、自分の力でお金を稼ぐ技術を持てば食べていけると思います。その技術を身につけるのが難しいと思います。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科を徹底評価!
学べることは?
慶應義塾大学の理工学部/数理科学科に入学後まなべることです。
学部1年生では、英語や第二外国語(ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語、ロシア語)、物理、化学、生物、数学、物理と化学系の実験と一般教養を履修します。学部1年生で、高い成績をとれば、好きな学科へ行けます。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科では、純粋数学という理論的な数学(解析学、幾何学、代数学)と応用数学(統計学とかグラフ理論のような組み合わせ数学とか情報数学)を勉強していきます。
解析学の授業では、いきなりε-δ論法をしたり、物理や化学における計算を重視した数学とかけ離れているので、結構大変です。
物理や化学ではいきなり知らない重積分や多変数関数の微積分、Schroedingerの波動方程式という偏微分方程式が出てくるので、高等数学をそれなりに知らないと最初からついていけないと思います。
時間があれば、自分で、学部初年度の微積分と線形代数を学習しておきましょう。
学部2年から数理科学科に入ることができます。学部3年で理学と工学に別れます。理学では、純粋に理論数学(解析学、幾何学、代数学)を勉強していきます。
工学では、統計学やグラフ理論といった応用数学、保険数学など実学に近い数学を勉強していきます。
学部4年に研究室を選びます。理学では、解析学、幾何学、代数学という純粋数学を学び、工学では、統計学とか保険数学、最適化数学、グラフ理論などの応用数学を学びます。
取得できる関連資格
慶應義塾大学の理工学部/数理科学科で取得可能な資格は、中学・高等学校一種免許(数学)、中学・高等学校専修免許(数学)です。
アクチュアリーの資格とか、証券アナリストなど保険や金融に関する資格も高等数学を学んでいれば取りやすいかもしれません。
理工学部に入学後の生活は?
慶應義塾大学理工学部/数理科学科は、入学しても高校の延長、むしろ、高校の授業スピードの3倍ぐらいのスピードで授業をしていきます。
かなり勉強をしなければ高成績どころか留年して、高い授業料を払わなければならないという事態に陥ってしまうので、入ってからも高校以上に勉強しなければならないと思います。
学部1年生では、専門科目ではなく教養科目を学びます。
英語、第二外国語、数学(微積分と線形代数)、物理(力学、電磁気学)、化学(理論化学、有機化学、無機化学)、生物(高校から大学初年度)を学んだり、実験があります。
大学に行くと遊びがちとかアルバイトをしまくるというイメージがつきものです。
でも理工学部に進んだ人は、大学に入っても実験に追われたり、専門書や論文をたくさん読まなければならないので、あまり遊んだり、アルバイトをしまくるということができません。
平均的にガリ勉が多いです。また、理工学部数学科に在籍する女子はかなり少ないです。
数理科学科は、実験がない代わりに、自分でどんどんと専門書や論文を読んでいく必要があります。読んでいくとわからない内容がどんどん出てきますし、高校までと違って、答えを書いてくれていない場合が多いです。
答えをすぐに要求するよりもまず、定義を理解し、簡単な部分は覚えて、定理は証明をなぞって行き、証明も説明の中身が飛んでいるところがあるので、自分でその内容を埋めなければ、理解することができません。
何かを定義するにしても本当にそれが定義できるのかを議論していくこともありますし、定義をするだけで数ページ費やす時もあります。一つ一つしっかりと読んでいかないと途中でわからなくなることがあります。
慶應義塾大学理工学部/数理科学科の評判・口コミは?
高校生や浪人生はまだ大学のことを知らないので、レベルの高い大学に行こうと思うのであれば、現役の時からどこの大学に行くのか早く決めてその大学に向けた入試対策をするのが一番です。合格するためには、総合点なので、どの問題をどのぐらいの時間かけるか全て計算してから入試に臨んでください。
高校でも大学でも、勉強がよくできる人は、授業進度よりも速く独自に勉強している人が多いです。特に田舎の人は情報収拾に関して、都会より不利なので、大学から資料を取り寄せることが大事です。勉強も動画授業を上手く取り入れると良いです。
理科社会は、高校2年の後半とか3年からでも十分間に合うと思います。物理は数学の視点で、特にベクトルと微積分を使えば、覚えることは少なく、化学は、物理の内容を知っていれば、本質がわかると思うので、理解が速いと思います。とにかく語学と数学を勉強することを強くお勧めします。
慶應義塾大学の資料を集めておこう!
納得のいく進路選択をするためにも「自分は何のためにその大学に行くのか?」しっかり考える必要があります。
まず必要となるのは「大学の情報」です。
大学配布の資料や願書には、重要な情報が満載ですから、 気になる大学の資料を取り寄せることからはじめてみましょう。
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大学資料と願書が手元にあるとやる気が出ます。直前期になってからの収集では焦ることも。
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