志望大学別の受験勉強法

徹底分析!上智大学文学部の偏差値⇒入試教科別の合格受験勉強法

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学習塾の講師です。
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学習塾で高校生・大学受験生を教えています。

上智大学の情報に詳しいので、文学部の偏差値について語らせていただきます。

上智大学/文学部の偏差値

上智大学文学部の偏差値は、学科によって60〜65と多少幅があります。偏差値が低めの学科は「哲学科・ドイツ文学科」であり、偏差値が高めな学科は「英文科・仏文科」です。

上智大学は、早慶上理と呼ばれ、偏差値は関東私大の4強に数えられていますが、高校に付属校がないのと、早慶やGMARCHの人気の陰に隠れており、上智大学の存在は若干目立たなくなりつつあります。

近年、上智大学は上位校の滑り止め大学として受験されることが増えてきました。上智大学の文学部は、主に『早稲田大学/文学部』や『東京外国語大学』志望者の次志望大学として人気があります。

また、上智大学受験については、TEAP利用型入試にも注目が集まっています。数年前から、上智大学と日本英語検定協会(英検の実施団体)が合同で開発したTEAPという英語4技能テストです。

TEAPを事前に受験して一定のスコア成績を獲得した人は、上智大学の入学試験で各大学個別の英語受験が免除されるという『TEAP利用受験』なのです。TEAP利用受験は少しずつ広がってきています。

しかし、実は「上智大学/文学部」のTEAP利用型入試では、必要となるTEAPスコアが案外低く設定されています。GMARCH上位校のTEAP利用型入試の必要スコアと比較しても、英文科以外の学科の必要スコアは割と低いことがわかります。

そのためか、TEAP利用型入試の偏差値は60〜62.5と少し低めに出ています。というわけで、上智大学文学部の入試では、このTEAP利用型入試が密かな穴場となっています。

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上智大学/文学部→入試教科別の出題傾向と偏差値をあげるポイント

英語

上智大学には「文学部」以外に「外国語学部」が設けられており、英語やその他の外国語のスキルが高い人はおそらくそちらのほうを優先的に受験するため、文学部では、英文科や仏文科といっても、それほど英語のスキルを心配しなくてもよいと思われます。

しかしながら、上智大学文学部の英語入試の長文はやはり難解なので、英語長文問題対策が一番な課題です。早慶やGMARCHを併願する人ならば、TEAP利用型入試での受験をまず考えましょう。高校生の間に複数回TEAPを受けることをお勧めします。

TEAP利用型入試は、英検やTOEIC、GTECといった他の外部英語試験利用型と比べてまだまだマイナーであるため、比較的合格しやすいはずです。

国語

上智大学「文学部」の国語試験では現代文・古文・漢文の問題が出題されます。問題内容としては、問題集や予備校授業などであまり見たことがないような課題が出題されることがあるため、GMARCHなどの他大学の過去問がそのまま出るようなことは極めてまれです。

現代文については、早慶の文系ほどの難解さはないものの、設問に対する選択肢の分別がわかり辛く、なかなか選択肢を選べないこともあります。読解に時間がかかってしまう人も多いので注意が必要です。

古文・漢文は、知識や文法的に難解なものは出ておらず、比較的取り組みやすく感じます。しかし、そのためにおそらく古文・漢文で点を落とすと合格率が下がってしまう可能性があります。

社会

とりあえず世界史について述べます。上智大学の世界史は、出題形式・内容ともに独特な形式になっていて、国語と同様にGMARCHなどの他大学過去問が参考になりにくい傾向があります。

全体的にはフランス史中世から近世、ロシア史中世から近代を中心としたヨーロッパ史を中心に出題されることが多いです。

その場合、必ず絵画や図説、地図などが設問に出てきます。また、TEAP利用型入試で出題された世界史問題はさらにディープな内容となっています。例えばロシア革命についての一連の歴史の流れ・各思想家の考え方などを把握した上で記述を行うといった問題が出されていて、他大学と全く異なっています。

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上智大学/文学部→偏差値UPの合格勉強法

英語

英語TEAP利用型入試の方は、とにかく高2になったらTEAP対策を行い、できるだけ何回も受けることをお勧めします。

TEAPは、英検準1級レベルまでの英単語と文章把握力が求められるので、過去問の他に、英検2級や準1級あたりのテキストに掲載されている長文を読み、それをまとめる練習などをやると力がつきます。英語入試で受ける方は、上位校向けの英語長文問題集を短時間で解く練習を徹底的に行うといいと思います。

語彙としては、英検準1級の単語集も利用して、幅広いジャンルに対応できる単語力をつけましょう。

国語

国語現代文は、読解のスピードを上げるために、上智大学文学部の過去問を解く以外にも早稲田大学などの他大学文学部の過去問なども合わせてやっておくことが必要です。

過去問を解く際には、必ず時間をはかってなるべくスピードをつけて解答していくよう練習しましょう。

特に古文・漢文はどちらかというと平易な出題傾向があるので、本番では点を落とせません。特に漢文に関しては、書き下しや内容把握がスムーズに行えるように普段から量をこなして練習しておくことが大切です。

社会

世界史です。近代を中心としたヨーロッパ史から出題されることが多いので、そのあたりを中心に勉強しましょう。特に、山川の教科書の横の方に掲載されている絵画や図説、地図のほか、資料集掲載の絵画などから歴史の細部に関する設問が出たりもします。

そのため、特にヨーロッパ近世あたりの絵画・図説・地図をまんべんなく調べて、解説をよく読んでおくことが大切です。

TEAP利用型入試では、フランスやロシア、またはヨーロッパ諸国の植民地支配関連の記述問題が出ます。対処としては、山川の教科書内容の把握だけでは足りないので、詳細にわたる説明がなされている世界史本を読んで、ある程度流れを頭に入れておくのが有効です。

早稲田大学・明治大学「文学部/教育学部」との比較

上智大学文学部の受験者で、一番併願受験が多い先が『早稲田大学/文学部・教育学部』、『明治大学/文学部』あたりだと思われます。

しかしながら、上智大学の入試問題は、他大学と違いかなり独特な出題傾向があるため、これらの他大学の過去問を覚えても、それと同じ課題や設問で出されることは稀です。

ただ、上智大学文学部に合格するには、長文問題をいかにして短時間で的確に内容把握するかがポイントとなってくるので、他大学の過去問も読解のスピードアップのための練習としてやっておくべきだと思います。

あとは、やはり社会の出題傾向が他大学とかなり異なるので、社会に関しては上智の過去問をできるだけこなして、自分で資料集などを読み込む作業が有効です。

上智大学/文学部の共通テスト(センター試験)対策

実は上智大学はそもそも共通テスト(センター試験)利用入試がありません。

受験生の中には、よく上智大学あたりをセンター利用で押さえておいて、一般個別入試のほうで早慶大学入試を頑張ろう!という受験生がいるようなのですが、センター申し込みのぎりぎりになって、このことに気づく人も多いそうです。

とりあえず『上智大学文学部』を受験する方は、共通テスト(センター試験)利用入試はGMARCHやその下位大学(成蹊大、成城大、明治学院大、武蔵大、國學院大あたり)などに使うようにしておき、上智大学は一般個別入試で頑張ることになります。

その場合、センターではおそらく『英国社』の3教科受験の方が多いと思いますが、英語に関しては、上智大文学部の一般個別入試の英語と共通テスト(センター試験)の英語とでは出題傾向もレベルも全く異なるので、参考や練習にはならないでしょう。

国語に関しては、古文や漢文はあらゆるジャンルに備えるといった意味では共通テスト(センター試験)の過去問も十分練習になります。

社会は、前述したとおりで上智大学個別入試の社会が独特なので、こちらも共通テスト(センター試験)の勉強とは別個に考えたほうがよさそうです。

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上智大学/文学部 の受験生へ!

最近は早慶・GMARCHの大学が人気です。今まで英語といえば上智大学でしたが、最近はICUなどに英語の看板を奪われつつあります。特に「外国語学部」より目立たない存在である「文学部」は、他大学の滑り止めとする受験生が増えているようです。

偏差値的には下位校であるはずの明治大学などの滑り止めとして受験されることもしばしばあるようです。

これは、昨今GMARCH上位校の倍率が高くなって合格し辛くなってきている一方で、上智大学の倍率があまり高くないためだと思われます。

しかし、実際に進学して就職活動が始まると、やはり歴史があって格式も高い上智大学ならではのOB・OGの影響もあり、他大学と一線を画すほどの内定の勢いがあります。

実際、上智大文学部の新聞学科などは大企業の重役も多く輩出しています。そのことから考えると、もしかするとGMARCHなどの人気に押されている今は、絶好の上智大学入学のチャンスなのかもしれません。 

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