東京女子医科大学/医学部の偏差値について語ります。
東京女子医科大学/医学部の偏差値
まず私立医学部全般の偏差値に関してよく言われていることがあります。それは、あまり偏差値は受験結果に関して当てにならないということです。
もちろん大まかに「上位・中位・下位」などの難易度レベルを知るためには必要な目印かと思いますが、実際、友人など見る限り下位私立医学部には1次さえ合格できなかったのに、中位私立医学部には合格したという方も多く見られます。
なので、偏差値を重視するというよりは、より自分にとって相性の良いと感じる問題を出してくるような大学を選んで受験することが、私立医学部合格を勝ち取るためには何よりも大切なことであるように感じています。
さて、東京女子医科大学に関して述べますと、この大学は河合塾の偏差値表では65とされています。偏差値65というのは私立医学部下位〜中位の偏差値であるように思います。
実際、過去問などの実際に今までに出題された問題を見る限り、各科目においてかなり基礎的なものしか出題されていないので、このような偏差値になっても仕方が無いのかなというように思います。
また、女子のみが出願できるということにより、他大学よりも倍率が上がりにくい、またその分賢いひとたちが受けにくいということがこの偏差値になる理由の一つであるように感じています。
東京女子医科大学/医学部→入試教科別の出題傾向と偏差値をあげるポイント
英語
まず英語に関してです。英語に関してはとにかく基本的な単語をひたすら覚え、またひとつの単語に対して複数の意味がある場合などはそれぞれ細かく覚えていくことが必要であるように感じました。また、かなり英文が多いためなるべく速く読む訓練や上手に文脈を汲み取る練習も行うと合格に近づくように思います。
数学
次に数学に関してです。数学に関しては本当に基本的な部分の出題のみになるので、基礎をきっちり固めておくことが大切であるように思います。また、実際の試験では計算スペースがかなり小さいので小さい字で理路整然と計算等ができるようにしておくと良いのではないかと思います。ただ、途中式に関してはおそらく配点がないので細かく途中の過程を書けるようにする必要はないように感じます。
化学
次に化学に関してです。化学に関しては初めに正誤問題が出てきて、次に記述問題があるという形式でした。私もそうでしたが、正誤問題の内容自体はまったく難しくはないのですが、かなり細かく聞いてくるので過去問を解いてみて少し苦手だなと感じたはひとは、そこだけ重点的に解いてみて検討してみるということも必要になってくるかと思います。記述問題に関しては基礎的なところしか出ないので、正誤問題ほどは注意する必要もないと思います。
物理
次に物理に関してです。物理に関してはこちらも他科目と同様、基礎的なもののみしか出題されないので、基本を大切にして勉強していれば十分に合格ラインに達することができると思います。時間に関してもたっぷり与えられる大学なので落ち着いて考えることができるので、学ぶべきことをきちんと学ぶことが出来ていればほぼ完答出来ると思います。
東京女子医科大学/医学部→入試教科別の偏差値をあげる合格勉強法
英語
まず英語に関しては、先程も述べた通りやはり、基本的な単語を身につけるということが最重要であると思います。その上で、接続詞などのいわゆる文章を読み解くためのディスコースマーカーと呼ばれるものを覚えていけば長文に関してはとてもいい対策にもなりますし、模試の偏差値も格段に上げることができるように感じます。
数学
次に数学に関してですが、数学はとにかく基礎を詰めていくことがなによりも偏差値を上げる1番の方法であると思っています。どんな参考書、教科書でも良いので、どの単元も根本からきちんと説明できるような勉強をしてほしいと感じます。それができれば、この大学の対策は万全ですし、模試の偏差値等も初めは伸び悩むかも知れませんが、確実に上がっていくと思います。
化学
次に化学に関してですが、化学は基礎知識を利用して問題を解いていく形がほとんどなので、まずは教科書などで基礎知識を入れた上でたくさんの応用問題を解いていくことが偏差値を上げる近道でないかと思います。また、知識系統の問題はこの大学の正誤問題に出てくるので、同時に大学別対策にもなるかと感じます。
物理
最後に物理に関してですが、物理は数学と同様とにかく基礎を大切にして勉強を進めてほしいです。基礎さえわかっていれば、すこし模試や受験問題で捻られたとしてもはじめの基礎の部分から自分で導き出せるので、考えれば解けるということがほとんどです。よって基礎を詰めることが偏差値を上げる1番の方法ではないかと思います。
他大学の医学部入試との比較
他大学の医学部に比べるとかなり出題形式や出題難易度も低いものであるように感じます。
ただ、その分すこしのミスが命取りとなるので要注意とも言えると思います。しかし、確実に勉強した成果を発揮しやすいという点ではとてもよい問題であると思うので受験を検討するのに十分良い大学であるように感じます。
他大学では医学部ということで医学系のことにどの科目も関連させようとして、見た目がすごく難しく手を出しづらくなってしまうという問題が多く見られますが、東京女子医科大学の問題はそのようなことはなくて英語でも医療と全く関係ない話題も出てくるので、医学知識に関してもさほど心配する必要はないと思います。とにかくミスなく基礎を忠実に守って解けば合格できる大学だと言えます
東京女子医科大学/医学部に合格するための、共通テスト(センター試験)対策
共通テスト(センター試験)は基本的に選択式のものですが、うまく利用すれば十分私大の対策に使えます。
英語
英語に関してはこの大学も選択式なので、どのようなところを出題者は聞こうとしてくるのかなどを検討していくことで、有効活用することが出来ると思います。
数学
数学に関しては、先程も述べた通り、実際の試験の問題用紙が狭いので計算欄もそれに伴ってかなり狭いため、理路整然と計算する必要があります。その練習にセンター数学はかなり使えると思います。共通テスト(センター試験)は決して余白が大きいとは言えずむしろ狭いです。なのでセンター演習を行うことで余白の狭さに慣れておくことも大切です。
化学
化学に関しては4〜5択で正しいものを選ぶという問題は、この大学の正誤問題の対策にかなり有効なので、ぜひ有効活用していただければと思います。共通テスト(センター試験)は基本的なことを問う試験ではありますが、最近は難化しているので私大対策にも使えると思います。また、
物理
物理に関してはこの大学は選択式ではありませんが、共通テスト(センター試験)では基礎をきちんと聞く問題が多いので、この大学のとてもよい対策に繋がると思います。
東京女子医科大学/医学部に入学したい受験生へ
医学部受験は偏差値が高いことや倍率が高いことからかなりの難関と言われていますが、きちんと基礎さえわかっていれば得点できますし、必ず合格することができます。
ですから、偏差値を見て諦めるのではなくとにかく教科書や参考書で自分の抜けているところをまずは確認して見てください。そこから、自分なりに基礎を詰めていくことが大切になってきます。