同志社大学/経済学部の偏差値について語らせていただきます。
同志社大学/経済学部の偏差値
ひと昔前は「偏差値65」でも40%以上が不合格になった時期もありましたが、近年では受験戦争のピークも過ぎ、大学側で学生集めが難しくなってきたためか、偏差値も下降気味です。
同志社大学/経済学部でも、偏差値60もあれば合格可能性が高いといわれております。入学試験では「英語」と「歴史(日本史か世界史)」が得意な受験生が圧倒的に多いです。
国語(特に現代文)は苦手な学生が多いことが特徴です。西日本の私立大学では学力が最難関レベルにあるのですが、出題される入試問題は基本事項が多いので、実力を発揮しやすいです。「本番で実力を発揮できなかった」という波乱はまず起きません。
記述問題とマーク式問題が万遍なく出題されるので、本番試験でも予備校での模試の成績通りの結果になりやいのです。予備校で偏差値60を超えていれば神経質になることはないと思います。
「英語、歴史」で偏差値60台前半を、できれば65前後の実力をつけた上で、国語試験は他の受験生に遅れを取りすぎない程度とすること。英語と歴史で逃げ切りを図るという戦略方針をとる受験する方が多いでしょう。
近年の同志社大学は、早慶大学との学力差が明らかに開いて来ています。昔と比べると同志社大学に合格することは相当簡単になってきました。とはいえ同志社大学に合格することは簡単なことではありません。
確実に同志社大学に入学できるようにするためにも、大学研究をしっかりとしましょう。同志社大学が発信している資料を熟読して、自分に適した合格方法を研究することが大事なポイントになります。
同志社大学/経済学部→入試教科別の出題傾向と偏差値をあげるポイント
同志社大学経済学部の入試問題は、基本的に全教科「基本事項」の出題が多いです。入試では難問奇問の類はまず出題されません。
同志社大学は難関大学に位置付けられる割には、基本事項を問われることが多いので、本番で実力が発揮しやすい珍しい大学と言えます。
英語や国語の入試問題文は、比較的長文が多いですが、文章が長いだけで、問われているポイントは基本そのものです。解答を間違ったとしても過去問集の解説文を読めば内容は一目瞭然です。
早慶の入試問題と違って、採点段階で正答が割れることもありません。過去問集の解説文を読んでも理解できないのであれば、基本知識が著しく欠けていると考えた方が良いでしょう。
歴史問題も基本知識を問われることが多いです。早慶と比べればはるかに簡単な問題なので高得点勝負になるでしょう。私は日本史で150点満点中147点(間違えたのが1問だけでした)で合格しました。
受験対策としては、早慶や明治大学、立命館大学などの過去問で演習を重ねれば合格点を確保するのは比較的簡単です。他の大学との違いは同志社大学の入試問題は全学部同じパターンなので出題傾向が掴みやすいです。
マーク式だけでなく、記述式問題もあるので、答案構成力・記述能力の有無が問われます。普段から時間配分に気を付けて実際に問題を解くことです。学校や予備校の先生に頼み込んで解答を添削してもらう環境づくりができると、合格が近づいてくるでしょう。
同志社大学が本命ならば同志社の過去問を解くだけで構いませんが、他大学との併願受験を考えるのであれば、他の大学の過去問を研究する必要があるでしょう。
同志社大学/経済学部→偏差値UPの合格勉強法
英語
英語対策は英単語の習得につきます。高校入試で必要となる英単語が1500語レベル(英検でいうと3級)なのに対して、大学入試では6000語レベルも必要となります。英検2級は5100語、英検準1級は7500語が必要と言われています。
少なくとも市販の英単語帳1冊を暗記しましょう。私は高校2年生の時は偏差値47~48でしたが、受験を意識して英単語帳を1冊暗記したのです。それだけで偏差値60台前半をキープできるようになりました。
英単語の力がしっかりとしていないのに、文法や長文読解、英作文の学習をしても意味はありません。
歴史
歴史対策は、はじめに漫画で全体の流れを確認すると良いでしょう。全体イメージが出来た後で、徐々に細部を詰めていきます。全体の流れさえ掴みきれば偏差値60どころか70越えも夢ではありません。
国語・現代文
一番難しい科目は国語、現代文でしょう。現代文は接続詞に注意して読み進めることです。順接ならば「つなぎ」、逆説ならば「わける」という二項対立イメージを意識して問題を解いてみましょう。
設問は「断定か推定」、「一部肯定か否定(または二重否定)」を問われることが多いです。国語は偏差値を気にするよりも過去問研究に励むことが重要です。だから予備校模試などは、同志社大学を受験する上では無視してかまいません。偏差値アップに労力を割いていては合格は遠のきます。国語は過去問です。ピンポイントで攻めていきましょう。
法学部・経済学部・商学部との比較
同志社大学は学部に関係なく、ほぼ同じ出題パターンなので、経済学部を受験する方は他大学を受験するよりも法学部、経済学部、商学部を併願した方が合格率は上がります。
何校合格しようが、1校しか合格できなかっただろうが、入学するのは1校のみです。合格証書コレクターになる必要はありません。出題傾向が違う大学を連続受験するよりも、出題パターンの同じ同志社大学の他学部受験で勝負した方が絶対に得だと思います。
併願受験する場合は、せいぜい同志社大学プラス1校くらいにした方が良いでしょう。無駄な労力を使わなくて済みます。同志社大学の入学試験は基本事項を徹底すれば良いだけなので、暗記事項を確認するための参考書一冊と同志社大学の過去問集さえあれば十分に合格は可能です。勉強することははるかにシンプルと言えるのではないでしょうか。
同志社大学/経済学部の共通テスト(センター試験)対策
同志社大学に合格するためには、共通テスト(センター試験)対策など意味はないのでやらなくていいと思います。と言いますが、私の場合は共通テスト(センター試験)の過去問すらみませんでした。
京都大学、大阪大学、神戸大学との併願受験でもなければ、私大専願受験するならば悪影響のほうが多いと思うので共通テスト(センター試験)対策は不要と考えた方がいいでしょう。
近年の共通テスト(センター試験)は、特に国語、現代文は癖の強い問題が多いので、同志社大学が本命の受験生は手を出さない方が得策です。
日本史の共通テスト(センター試験)問題も変わった問題が多いです。共通テスト(センター試験)の勉強をするくらいなら、同志社大学の他の学部の問題を研究した方が絶対に合格に近づきます。
勉強法は最短最速を常に意識しながら、シンプルに行った方がいいと思います。受験勉強だけでなく、同志社大学に入ってからのタイムスケジュール管理や単位取得にも関わってくるので、意味もなく勉強の手を広げることはやめましょう。
同志社大学/経済学部 の受験生へ!
同志社大学は1,2年の時は一般教養と外国語が授業の大半を占めています。大学3年生の夏過ぎからは就職活動で時間を取られてしまいます。4年生になると単位取得を終えて「はい卒業」と言う感じです。
文系の方ならば学部や学科に拘ることに意味はないと思います。特に、法学部、経済学部、商学部は大差ないと考えて良いです。社会科学系を目指す場合は学部や学科よりも「大学名」でこだわった方が得策だと思います。
ちなみに大学は就職予備校ではありません。価値観の違う人といかに出会えるかをモットーに学生生活を送った方がよりよい人生になるのではないでしょうか。その観点からしても同志社大学は良い大学です。