北海道教育大学の岩見沢校(管弦打楽器コース)の偏差値について語らせていただきます。
北海道教育大学の偏差値は?/岩見沢校(管弦打楽器コース)を受験
私は2017年度の入試を受けた者です。残念ながら不合格ではありましたが翌年に合格しました。この経験を活かして多くの人に役立ててほしい思いがあり書かせていただきます。
北海道教育大学は道内で複数開講されており、その中での岩見沢校の偏差値は平均で「46~51」です。私が受けた管弦打楽器コースの偏差値は「47」です。
共通テスト(センター試験)でいうと、管弦打楽器コースは約60%ほど得点できれば平均得点であるので合格率は高くなると思いますが、この学部には共通テスト(センター試験)と面接のほかに実技試験があります。
専門的な分野なので受験をする際には高校の先生から「実技を頑張ると点数が取れるかも」とのアドバイスを受けることが多いと思います。でも、実際のところ筆記試験の点数もある程度は得点できなければ合格は難しいのです。
とはいえ、仮に共通テスト(センター試験)で高得点を取ったとします。筆記試験自体の偏差値は高くても、やはり実技試験の得点が取れなければ合格への道は遠くなってしまうことも事実です。実技の得点も大きく関わるということです。
ですので、座学の偏差値をアップすることも重要ですが、全体的な偏差値を高くするにはやはり実技の得点を上げる対策が必要になるのです。
北海道教育大学は、国公立大学ですので、筆記と実技の得点の割合も筆記4:実技6ぐらいの割合で合否に影響を与えます。筆記と実技のどちらかが優秀でも合格できることもありませんので得点割合には気を付けて受験対策をする必要があります。
北海道教育大学/岩見沢校(管弦打楽器コース)→入試教科別の出題傾向と偏差値をあげるポイント
北海道教育大学を受験した際の話です。筆記試験は共通テスト(センター試験)からスタートなので出題傾向を参考にして勉強計画を練っていく必要があります。
北海道大学/岩見沢校の管弦打楽器コースでは、共通テスト(センター試験)の教科の中で、国語(現代と古典)・数学・得意な教科一教科の合計3教科分の合計得点により判定されます。
国語と数学は必須科目なのですが、「プラスもう一教科」は自分の得意教科で構わないという受験ルールです。物理でもいいですし生物でも歴史でも大丈夫ということです。
筆記試験の受験対策法は大学独自の試験ではないので対策はしやすいかと思います。
問題はやはり実技試験です。試験科目の内容は、聴音、ソルフェージュ、楽器演奏、副科演奏、初見演奏等が必要科目です。実技試験は受験しようと決めてから対策しては遅いことが多いです。というのも、実技試験は受験対策に時間を要する専門科目だからです。
「吹奏楽部で楽器をやっている」「小さいころからヴァイオリンを習っている」という人であれば、ある程度音感もあり聞いた音を楽譜にする聴音や楽譜をサポートなしで歌うソルフェージュなども対策しやすいかと思います。
でも、もし音楽経験がない状態で試験を受けたいという場合は楽譜の書き方から始めなくてはなりません。私立大学と違って北海道大学/岩見沢校は聴音や初見演奏などの受験生レベルもかなり高く、経験者でも難しい難易度に設定されています。
受験レベルが高い中でも、どれだけ諦めずに食いついてくるかということを試験官は見ていると思いますので、他の受験生とのレベルの違いを感じたとしても、決して諦めるのではなく、最後まで書けるところは食いついていきましょう。
北海道教育大学/岩見沢校(管弦打楽器コース)→偏差値UPの合格勉強法
筆記試験対策は幅広い内容を復習するのではなく、出題する部分に絞ってそこだけを集中的に勉強することをお勧めします。
年々発表される出題傾向については、ほぼ毎年、大きく変わりません。ですので出題傾向に絞って受験対策をすれば、だいぶ勉強範囲が狭められます。効率よく勉強することが可能です。
出題傾向範囲+応用範囲を学習しておけば共通テスト(センター試験)での得点も伸びてくることでしょう。実技試験にも出題傾向があります。北海道教育大学から資料を取り寄せると出題傾向が解ります。過去問を解いていくことも一番手っ取り早い対策方法になります。
また、楽器演奏や聴音、ソルフェージュなどの専門教科は自分一人での勉強では絶対合格には結び付きません。音楽系の専門分野を受験する際には必ず専門の先生について勉強しましょう。
独学でも勉強できないことはないですが、独学で学び受験に合格したという話はほとんど聞かないです。なぜ難しいかというと、表現や技術、楽譜の書き方や苦手な対策方法などを自分自身で気づきにくいのです。
専門の先生に習っているかどうかは大学の教授や講師陣から見ると一発でわかってしまいます。独学だと大きな欠点が残るからです。
それぞれの時代に基づく演奏方法というのもありますので、自由に演奏すれば形になるという話ではないということです。実技の偏差値を上げるためには専門の先生につきほぼ毎週、毎日レッスンを積まなければ受験対策は難しいです。
私立大学との比較
北海道教育大学岩見沢校の管弦打楽器コースは、国公立大学であり勉強面が重要視されていますので、筆記4:実技6という割合ですが、私立大学だと割合は変わってきます。
岩見沢校のコースも楽器を専門的に学ぶ点では同じですが、北海道教育大学は、その名前の通り教育大学のくくりにありますので、取得可能な資格も教育系の資格がメインになります。
一方私立大学ではたくさんの学科が併設されており、教育系はもちろん、プロの演奏家を養育したり音響や様々な専門学科があります。
ですので、筆記3:実技7という割合のところがほとんどです。決して筆記試験の点数が低くても大丈夫という意味合いではありませんが、国公立大学ほど筆記試験で高得点取ることは求められないということです。
私立大学の場合は、さらに実技試験が重要視されるところでありますので、筆記試験の割合よりも実技試験の対策に力を入れる必要がります。
北海道教育大学/岩見沢校(管弦打楽器コース)の共通テスト(センター試験)対策
私の場合「共通テスト(センター試験)」は必須科目となる「国語」と苦手な「数学」の勉強に特に力を入れました。私は特に数学の点数がなかなか伸びなかったのですが、担当の先生に『できるところは諦めずに食いつけ』というアドバイスを貰っていました。
数学の場合、最後まで答えにたどり着くことはできなくても、途中までの点数をもらえる可能性はあるので、できないところにこだわり時間をかけることがないように。まず全体を見渡して解ける問題を探してみて解いてみるようにしました。
ただ、実際の試験においては、ついつい夢中になって、わからない問題ばかりに食いついてしまいます。模試でも最後まで解ききることが出来なかったので、普段の勉強の際にも一問に時間をかけすぎないように勉強法に工夫を入れました。
どの教科も全体を復習するのではなく、学習範囲を絞るために、出題傾向を分析して勉強していました。最初とても抵抗がありましたは、北海道教育大学は出題傾向にそこまで変動はないという事実を知ったので、この方法が一番効率がいい勉強法であると感じました。
北海道教育大学/岩見沢校(管弦打楽器コース)の受験生へ!
北海道教育大学/岩見沢校の管弦打楽器コースは、たくさんの刺激を受けられる学校です。他の大学でだと、自分の専門分野の人たちばかりで溢れていたり、逆に少人数すぎて刺激が受けられない、などの問題があります。
でも北海道教育大学の岩見沢校は芸能にかかわる刺激がたくさん溢れています。1学年の人数は比較的少人数ですが、多くの試験で競い合ってきたレベルの高い人が集まっています。
4年生大学ですのでオーケストラや吹奏楽なども結成されており、専門の先生がついているのでレベルも高い楽団になっています。
その他、古典楽器と触れて、学ぶことができるイベントもあったりします。芸術といっても音楽や美術、スポーツと、優れた選手や芸術家が集まってくるので、あらゆる環境で音楽以外でも刺激を受けることができます。
北海道教育大学を受験して間違いはないと感じます。自分の将来の為に必要な知識の習得や経験できます。確実に自己成長できる大学だと思いますので、難しい試験内容ではありますが無事突破できることを祈っております。