ミュンヘン大学とは、こんな大学
ミュンヘン大学は全学生数が約5万人の大規模な大学ながら、その15%が交換留学生です。
正規生のなかにも外国籍の学生は多く、とても国際色豊かな大学といえます。
ミュンヘン大学は、ミュンヘン市内の至る所に大学の建物や学食、図書館があり、施設はとても充実しています。
中央図書館はもちろん、学部ごとに学部図書館もあるので、学びの環境はとても整っています。
更に、ミュンヘン大学には大学付属病院もあり、学部学科は文系から理系まで幅広く、学べる専門分野の多さはドイツ国内でもかなり有名です。
ミュンヘン大学の偏差値・難易度・ランキング
ドイツでは日本の大学のような偏差値ランキングはありません。
ドイツでは州ごとに教育制度が異なり、大学に入るための入学資格の試験[Abitur]も州ごとに作成、実施されているため、比較することは難しいです。
ですか、世界大学ランキングを見てみると、ミュンヘン大学は日本の東大・京大よりも上位に位置しており、毎年30位前後です。
ミュンヘン大学における留学生活
私は留学中、学生マンションで一人暮らしをしていました。
トイレ・バス・キッチン・冷蔵庫など全て部屋にあり、洗濯だけコインランドリーで行うという生活だったので、暮らしやすかったです。
ドイツではWGというシェアルームをすることも一般的で、キッチン・バス・トイレ等を共有します。
ミュンヘンは近年住宅不足が深刻なので、中心部にも近い場所で一人暮らしができたことはかなり運が良かったとも言えます。
私は基本的には自炊をしていましたが、外食する際には日本料理店だけではなく、様々な料理を食べていました。
ミュンヘンはドイツ国内でも物価が最も高いといっても過言ではありません。ランチの相場はチップを含めると15€くらいです。
野菜や果物、肉などの食料品はEU内貿易のおかげもあってかなり豊富ですが、生の魚はあまり売られていないので、魚介類は冷凍食品を買うことはほとんどでした。
大学の学食での支払いは現金ではなく、全てメンザカードを使っていました。メンザカードは事前に専用の機械でチャージをします。
ミュンヘン大学の留学生活で得られたもの
ミュンヘン大学の留学生活で得られたものは多いです。
自分のことを誰も知らない異国の地へ飛び込み、人生初の一人暮らしをしたことで、忍耐力も身に付きましたし、
トラブルもあるなかで「何でも自分でやってみるしかない」と果敢に物事にチャレンジすることができるようになりました。
ドイツ語ももちろん上達しましたが、物怖じせずに人とコミュニケーションを取ることが得意になったとも言えます。
留学中、あえて日本語からドイツ語への翻訳の授業を受けていたので、外国語としての日本語の見方やドイツから見た日本の文化など、多角的な視点を得られました。
ミュンヘンの留学生活で苦労したこと
留学中に一番苦労したことは、住んでいた部屋でコンロが壊れたり、電気が切れたりしたときに管理人が修理してくれるのをかなり待たなければならなかったことです。
学生マンションで、部屋数も多かったので、一度何か壊れたりすると修理まで1週間ほど待たなければなりませんでした。
エレベーターもよく故障していたので、階段を使わざるをえなかったことなど、住居面ではあまり運がなかったようです。
海外大学へ留学する方法
海外大学へ留学する方法として、大学の交換留学制度の利用があります。私の場合は、上智大学の留学制度を利用しました。
留学先の大学ごとに必要成績や語学条件など異なり、条件を満たしたからといって、必ずその大学に留学できるとは限りません。
留学できる人数は限られているため、成績は1年次から気にしていました。
語学の証明として認められる資格検定と認められないものがあるため、注意が必要です。
留学自体は半年から一年半だけかもしれませんが、留学先によっては事前にビザを取得しなければいけない場合もあるため、留学を検討している方はなるべく早くどの国に留学したいのか決めた方がいいです。
海外大学へ留学する方法を教えてください(大学の制度以外の方法)
大学の制度以外で留学する場合は、奨学金留学が良いと思います。
留学はやはりお金がかかり、留学中はビザの問題上、アルバイトができなかったり、アルバイトする時間がなかったりします。
日本政府からの留学奨学金(例:トビタテ)だけではなく、世界各国で留学生向けの奨学金(例:アイルランド政府奨学金)があり、留学したい国が決まっている場合はその国での留学生向け奨学金に応募するのがいいと思います。
もちろん成績は大切なので、1年次からGPA3.5以上あれば、奨学金をもらえる可能性がかなり高まります。
ただし、大学の交換留学制度以外を利用する場合は、大学の在学年数等が延長される場合もあるため、事前に大学の学事センターや所属学科に確認することが必要です。
オススメの留学機関
私費留学でおススメしたいのがEFという国際的な留学機関です。EFは日本にも支局が多く、渋谷などの都心部にも多く事務所があります。
大学へ留学する勉学面での留学プログラムだけではなく、語学を学びながらインターンするといったインターンプログラムもあり、様々なニーズに合った留学プログラムがあります。
大学の授業期間に影響が出ないように、長期休暇期間中に留学するプログラムも用意されているので、大学は必ず4年で卒業したいという思いが強い方にはベストだと思います。
プログラム参加後も、留学したことがある仲間同士での交流会などがあり、サポートシステムが整っています。