東京大学 学部学科の偏差値・難易度・学費、入試科目、評判、就職先

めざせ!【東京大学】農学部/応用生命科学の難易度は?⇒評判、偏差値・学費、入試科目を確かめる!

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卒業生の石田です。
卒業生の石田です。
東京大学農学部/応用生命科学課程の卒業生です。在校生だけが知っているリアルにヤバい情報を話します。

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東京大学農学部/応用生命科学課程とは?

東京大学の農学部/応用生命科学課程のお話です。

まず、一つご説明しておきたいのが、東京大学の「進学振り分け」というシステムです。東京大学を志望する以上避けては通れない特徴なので、ぜひ覚えておいてください。

ざっくり説明すると、「入試時点ではおおまかな志望で学部(正確には「科類」といいます。理科一類など)を選んで、途中でもう一度専門学部を選び進学するよ」というものです。

なので私は、「理科一類(ざっくり言うと数学・物理系)で入学して、農学部(ざっくり言うと生物・化学系)に進学したよ」ということです。

これを頭に入れていただきつつ、「理科一類」と「農学部応用生命科学課程」の特徴を説明しますね。

「理科一類」は「理学部・工学部(特に数理・物理・電機系)」への進学者が多い科類です。ただ、理科二類(生物・化学系)、理科三類(医学系)との違いはそれほどありません。「途中で学部を選ぶ時に工学部とかに行きやすいんだなあ」くらいに思っていてください。

最大の特徴は、選択の自由度の高さです。

東京大学では他の大学の理系学部と比べ、履修の自由度はとても高いです。外国語や文学・歴史などいわゆる文系科目もたくさん履修できますし、逆に専門学部に行く前でも、理系の専門的な内容を学ぶことも可能。加えて、学部進学も自由。

「この科類だからこの学部には行けない…」ということは原則ありません。理科一類から法学部や文学部へ行くことももちろん可能です。このように科目選択・学部選択共にとても自由度が高いことが、理科一類の特徴です。

続いて、「農学部応用生命科学課程」ですが、農学部全体を通して「実験だけでなくフィールドワークを重要視する」ことが最大の特徴だと思います。

応用生命科学課程の中にも細かく専修(水産系とか森林系とか)が分かれていくのですが、ほとんどの専修で実地実習が必修となっています。これがとても楽しいのです。

私の所属していた森林系の専修では、千葉・秩父といった東京近郊の森林から、果ては北海道富良野まで、日本中の森林での実地実習を行うことができました(なんと、日本の全国土の1%は東京大学の演習用の森林らしいですよ。)。やはり、実際に実地を見て森林の様子を間近で見る経験はとても勉強になりましたし、ここでしかできない人生一度きりの体験をできたと思っています。フィールドワークで学べることに関しては日本一の学部だと思います。

東京大学農学部/応用生命科学課程の偏差値・難易度・競争率・合格最低点は?

偏差値駿台予備校⇒合格目標ライン『67』
河合塾⇒ボーダーランク『67.5』
難易度
競争率2017⇒2.4倍、2018
合格最低点

328.4556/550

東京大学の入試問題は、「とにかく出題パターンが決まっていること」が最大の落とし穴です。まずはこのパターンに慣れることが必要ですが、慣れて来たら次はこのパターンを敢えて破ってみてください。

例えば、解答する大問の順番をいつもと変えてみる、とか。パターンに慣れることは必要ですが、そのパターンに固執して依存してしまうのは非常に怖いことです。

ちょっと変わっただけで焦って対応できなくなるリスクがあります。最後はこれまで頑張って来たことを出し切ることだと思いますので、こんなことにも心を配ってみてください。

東京大学の農学部/応用生命科学課程の受験難易度は「4/5点満点」です。

他の大学を受験したことはないので比較はできないのですが、極端に難しい、とか発想力が必要、と言う感じの問題ではないです。むしろ基本知識に穴がないか?を確認されているような入試問題だと思います。しっかり基礎を学んで、それを出し切れば全然問題ないと思います。

在校生満足度は「5/5点満点」です。

これは文句なしで満点だと思います。とにかく人生の選択肢が広がりますし、学歴は人生の保険にもなりますし、満足している在校生が非常に多いです。設備や選択の自由度も含めて、研究・学習に関しては「日本語の学習機関で最強」だと思います。

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東京大学農学部/応用生命科学課程の学費・授業料・奨学金

入学金282,000円
年間授業料535,800円
その他費用

入学手続時・必要納入金額

549,900円

奨学金

東京大学では「東京大学さつき会奨学金」という奨学金制度のほか、多くの奨学金が用意されています。

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東京大学農学部/応用生命科学課程の入試科目・選考方法

2段階の選抜(共通テスト(センター試験))

各類ごとに募集人員に対して、理科I類は「約2.5倍」の倍率になるように第一次選抜が実施されます。

前期試験

個別学力検査(440)

  1. 国語(80)
  2. 外国語(120)⇒英・独・仏・中から1つ
  3. 数学(120)
  4. 理科(120)

推薦入試

個別学力検査(農学部)

  1. 面接
    ⇒提出書類・資料内容の妥当性と、コミュニケーション能力、生物学の能力などが評価されます。
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東京大学農学部/応用生命科学課程の就職先は?

東京大学の農学部/応用生命科学課程の卒業生は、大学院に進学して研究を続けるのが約半分ほどです。残りのうち半分がいわゆる民間企業へ就職し、残りが官公庁へ就職する、というイメージです。

民間企業でもそれぞれの専修に関連した企業へ就職する方が多いですね。森林系だったら木材系の商社や林野庁、水産系だったら食品メーカーや水産庁、などです。

就職活動では、東京大学の農学部/応用生命科学課程において、やはり、「フィールドワークを通じて考える能力」が身に付いたことは助けになりました。

フィールドワークの多くは、漠然とした問題を理論立てて考察し、検証していくというプロセスを経て行われます。学びを通していわゆるロジカルシンキング力が身に付いたことは助けになりました。

あとは、面接官受けですね。フィールドワークの話は多くの方食いついてくださいました。

もう少しテクニカルな話をすると、面接の質問が必ず一問「どんな研究をしていたのか?」で固定されることは、就職面接対策をしやすくなると言う点で就活にはとても有利です。理系全般で言えることなのですが、いわゆる文系職への就職も決して不利ではないですよ。

東京大学農学部/応用生命科学課程を徹底評価!

学べることは?

東京大学の理科一類ではとにかく科目選択の自由度が高く、学べることが幅広いです。

実際私も高校まででは全くの素人だった生物系の科目を、動植物生態学・進化論・果ては微生物学等々一通り履修することができましたし、その時の経験を元に納得のいく学部選択ができました。

友人では、ラテン語やサンスクリット語などの古語をひたすら究めていた者もいます。

プログラミング(情報一般)や、英語・第二外国語、理系ですと数理科学や力学・電磁気学・構造化学などなどのいわゆる「数学・物理・化学」の履修は、実験も含めて超充実しているので、学ぶと言う点においては最高の環境だと思います。

農学部では、とにかく実験・実習・フィールドワークの経験が積めます。

当然、様々な理論や考え方の学習はこなしつつ、頭に入っている理論の引き出しをフル活用して目の前の事象の分析を行うと言う、言わば研究の基礎を身に付けることができます。論文指導やゼミも充実しているので、研究者としての第一歩として理想の環境です。

取得できる関連資格

東京大学の農学部/応用生命科学課程は、特にユニークなスキル・資格を取得可能な専修が多いです。

例えば、木材建築の研究を行うところでは建築士の資格が取れますし、私のいた森林系のところでは「樹木医補」と言う木のお医者さんの卵の資格が取れました。実際には資格取得のための講座などの受講が必要なため、全員が取れるわけではないのですが、実際に取得する方もいらっしゃるようです。

東京大学に入学後の生活は?

東京大学の理科一類時代は普通の大学生活って感じです。科目は多いので拘束時間は長いですが、授業の空いたコマをうまく使って友達と渋谷に遊びに行ったりもできますので、本当に自由にいろんなことができます。当然試験前には勉強で苦しみます。

夕方以降はほとんど自由なので、大多数の人が部活やサークルに所属して活動しています。大学時代は人生で最高にいろんな方と出会い、学べる時間だと思いますので、サークルやバイトに打ち込むのもとても大事だと思います。私も合計10種類くらいのバイトを経験しました。

一方、農学部になると実習・実験科目が非常に多くなるので、比較的自由はなくなります。午前中は農学・生物学・環境といった領域の授業で、午後は実習・実験科目と言う生活になります。ほとんどの平日の時間割が固まっているので、逆に時間管理がしやすくなったと言う人もいます。人それぞれですね。

専門に進学すると、サークル活動よりも学部・学科でのつながりが強くなることが多いです。農学部は特にご飯やお酒が好きな人が多いので、よく研究室の先輩や同期で飲み会をやっていました。就活・卒論・大学院の生活などなど、いろんなお話が聞けてとても楽しいです。農学部全体でファミリー意識のようなものがあるので、アットホームでとても暖かい環境でした。

併願先の大学・学部は?

わたしの場合、併願受験はせず東京大学一本でした。と言うだけだとなんの参考にもならないので、友人の話を聞いていると、やはり早稲田・慶應の理工学部を併願している人が多いですね。

理科一類だと東京工業大学と悩んで東京大学を選んだ人も多いです。とはいえ、やはり東京大学に来たくて来たと言う人が非常に多いです。

感覚値ですが、半分弱は浪人経験ありでした。受験上の注意ですが、「焦らないこと」だと思います。月並みなことですが。東京大学の入試問題はほとんど型が決まっています。

多くの受験生がその型に合わせて対策をして来ていると思いますが、毎年どこかで「ん?」となるような問題が必ずあります。受験対策を入念にして来ている分ちょっとの違いで違和感を感じる的な。

こういったちょっとした違和感でペースを乱してしまうのが一番勿体無いです。「とにかく焦らず目の前の問題に集中すること」に尽きると思います。所詮は6割解ければ合格できる大学なので!

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東京大学農学部/応用生命科学課程の評判・口コミは?

卒業生
卒業生
私は今回ご紹介した東京大学農学部を卒業した結果、縁あって某マスコミ業界系の会社に就職することができました。とにかく大学の4年間では、人生最大級にいろんなことを学び、経験し、選択することができ、結果悔いのない進路選択ができたと思っています。

今はまだ自分のやりたいことがわからなくても、この大学はそれを考える機会を環境を提供してくれます。全ての人におすすめしたい大学です。この記事が、大学選びに悩んでいる方にとって、少しでも参考となりましたら幸いです!

自分にあった大学と学部選びをするために!

納得のいく進路選択をするためにも「自分は何のためにその大学に行くのか?」しっかり考える必要があります。

まず必要となるのは「大学の情報」です。

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