京都大学について、京大生として書かせていただきます。
京都大学「医学部」人間健康科学科は穴場の学部です!
穴場は京都大学「医学部」人間健康科学科⇒ 穴場学部の探し方
京都大学「医学部」の人間健康科学科は穴場です。
穴場の学部の探し方は2通りです。
- 大学別の偏差値一覧表の中で有名大学の中でも、特に偏差値が低い学部を探したり、
- 学部別の偏差値一覧表の中で偏差値の低い有名大学を探すか
偏差値一覧表というのは長年の偏差値を汲んで作成されることが多いので、「実際の偏差値」や「試験問題の出題傾向」も参考にした方が絶対に良いです。
出題問題の傾向を調べるのであれば、赤本はアルバイトの大学生が作成しているので、手に入るのであれば塾講師が作成している青本の方が、分析が正確なため参考になります。
京都大学「医学部」人間健康科学科が入りやすい理由
京都大学の医学部人間健康科学科は、医学部でありながら偏差値が60少しです。
京都大学の他学部よりも圧倒的に低いです。
理系の入試方法であるにも関わらず、受験生のほとんどが文系なため、数学が得意なのであれば簡単に合格できます。
他の学部は、たとえ文系であっても数学ができる上に英語や国語、社会ができることが要求されます。
数学1科目ができれば通過できる学部は、京都大学「医学部」人間健康科学科しかありません。
しかも、数学ができなければ京都大学には入学できないと言われる中で、人間健康科学科は数学ができなくても英語や国語でカバーできます。
数学が苦手でも京大に入れる唯一の学科です。つまり、「文系が文系として入れる唯一の学科」です。
逆に、数学が得意であれば、数学で得点するだけで合格できます。
京都大学「医学部」人間健康科学科に合格するには、他の科目で高得点を取る必要はありません。
実際に「京大に入りたいから人間健康科学科を志望した」という学生もいるほど、京都大学の中では合格しやすい学科です。
京都大学「医学部」人間健康科学科▶︎偏差値・入試制度
人間健康科学科の偏差値は、京都大学の中で1番低いのですが、最近文部科学省の指導が入り、定員を減らすことで偏差値を上げるという措置が取られています。
さらに、いわゆる「進振り」という「入学してから進路を選ぶ」という、東京大学で有名な制度が導入されました。
それまでは看護専攻、検査技師専攻、作業療法専攻、理学療法専攻の4つにはじめから分かれていたのですが、
2017年の入試からは、
はじめから専攻に分かれた「特色入試」と、
総合医療という「一般入試」
の2種類が採用されています。
特色入試は小論文や面接といった、テストのほとんど関係ない、高校の成績と面接が重視される入試方法です。
一般入試は一応理系の受験方法なので、数学、国語(現・古、漢文はセンターのみ)、理科(化学・物理・生物から2つ)、英語があり、社会はセンターのみです。
ただ、数学ができれば他の科目で高得点を取る必要はありませんし、数学ができないなら他の科目で高得点を取ればカバーできます。
京都大学「医学部」人間健康科学科▶︎勉強方法
まずは、自分が数学を得意かそうでないかを考えましょう。
数学が得意なのであれば、そのまま数学の成績をキープしつつ、京大の数学の入試問題は特殊なので、それでも点数が取れるかどうか、過去問で試してみてください。
京都大学の問題を解けるのであれば、安心して英語に取り組んでください。
京大の英語は学術的なテーマを扱った問題が多いので、Z会出版のACADEMICなどで背景知識を蓄えておくと読みやすくなりますし、難しい単語にも対応できます。
もし数学が得意でないならば、長岡亮介さんの音声つきの教科書を使うと数学が好きになり勉強しやすくなりますが、数学に触れたくないということでしたら、必死で英語と国語と理科を勉強してください。
英語はACADEMICに加えて、いかに単純な文で英作文を書けるかの練習を、そして古文の練習をしてください。
助詞、助動詞の用法の判別がつくようになるとかなり心強いです。
理科は個人によって選択科目が異なりますが、入学してから有利なのは物理をしておくことです。
京都大学「医学部」人間健康科学科▶︎オススメできる理由
人間健康科学科は進振りを導入したあと、iPS細胞の山中伸弥先生の特色を活かしてなのか、再生医療に力を入れはじめ、再生医療に関わる専攻が生まれました。
人間健康科学科の後ろにはiPS研究所がありますし、隣は京大病院の研究棟とウイルス研究所があります。
医療として研究できる環境はしっかりと整っていますし、外部講師はほとんどが京大病院の医師です。
医学部の医学科でないのに医師の話を聞ける学科はそうありません。
それに、真剣に勉強したくない人は、先輩からの過去問が整っているのでテストを余裕で通過することができます。
個人のやる気次第で、上に行くことも通常レベルに留まることもできます。
大学院まで進学すれば「有名企業」や「大企業」へ就職することが容易になります。
そうした先輩と繋がりが持てる点も、人間健康科学科をおすすめできる理由です。
京都大学「医学部」人間健康科学科▶︎併願先
京大の入試問題は独特なので併願校にはかなり迷われると思いますが、1番無難で問題傾向も似ているのは、私立の同志社大学の理系の学部です。
理学部を受験しておくと、試験問題が少し似ているので、受験対策や本番練習、心の準備となるでしょう。
ただし、同志社大学などの私立大学・理系学部の受験で成績が悪いからといって落ち込む必要はありません。
私立大学は、英語であれば難単語を羅列しますし、数学でもやたらと難しい計算が多く出題されます。
でも、1度心を折られて本番に望む方が、本番の京大入試を楽に感じて良いかもしれません。
ちなみに、英語の空欄補充は東京理科大学の問題をおすすめします。
学校案内や願書は無料で取り寄せる事ができます。早めに手元に置いて大学がどんな学生を求めているのか知ることは大事です。
特に小論文のある大学や書類の提出が多く要求される大学では、早めに大学の建学精神などをチェックしておきましょう。