神戸大学/農学部の偏差値について語らせていただきます。
神戸大学/農学部の偏差値
神戸大学農学部の偏差値は、例年「57.5~62.5」で推移していて、前期日程では共通テスト(センター試験)80%2次試験6割の得点で合格するとされています。
「農学部」の数は、全国的に見て工学部や理学部を設置する大学よりも少ない為、学力偏差値でみると近畿地方では京都大学の下に位置しますし、大阪府立大学よりも上に位置づけられます。
神戸大学農学部では、少し複雑な入試システムを採用しています。というのも神戸大学農学部には3つの学科があるのですが、さらに各学科が2コースに分かれいるので、農学部には合計6コースあるのです。
神戸大学農学部に受験出願する時点で、受験生は6つコースに入学希望する順位をつけます。入学試験の結果、例えもし第1志望コースの合格最低点を取得できなくても、第2志望以下のコースの合格最低点に達していたならば、そのコースに合格できます。晴れて進学する事ができるのです。
神戸大学農学部で最も人気のコースは「生命機能化学科」の「応用生命化学コース」です。「応用生命化学コース」では冒頭で述べたように共通テスト(センター試験)80%、2次試験6割だけの得点では合格は難しくなります。
逆に、人気が低い「食料環境システム学科」の「生産環境工学コース」を希望すれば、その得点を獲得できたら合格可能性は非常に高くなるのです。
だからこそ「応用生命化学コース」に合格するつもりで勉強する事が大切です。どのコースに進学するかで学ぶ事が大きく変わる為、出願時のコース選びは慎重にする事が大切です。
高校生のうちから、受験勉強の早いうちから、大学情報を研究しておきましょう。自分の進みたい学科はどこなのか?大学から資料を取り寄せておいて、読み込んでおくことが重要になるのです。
神戸大学/農学部→入試教科別の出題傾向と偏差値をあげるポイント
一般的には、神戸大学の入試問題は比較的簡単なレベルだと言われています。そうですね。確かに「京都大学」や「大阪大学」に比べると、問題自体は易しく感じることでしょう。
でも神戸大学に合格できるかどうかは、別次元の話です。神戸大学農学部への合格レベルに達するには相当の勉強量が必要になります。
数学
理系数学は大問5問で、小問がある事が多いです。半分以上は数学Ⅲの内容で、複素数や媒介変数表示など受験生が苦手とする問題も出ます。試験難易度はカージオイドが出たりすることもあったりと、教科書内容をきちんと理解しておけば解ける問題が多いです。
しかし、2017年の神戸大学の入試では数学が過去20年間で1番難しかったのです。数学がある程度得意な人でも、大問1つも完答できない人ばかりに。それでも神戸大学に合格した人が沢山でました。
証明問題や微分の定義などを答えさせる問題も出題されます。きちんと基礎知識を抑えていないと試験問題を解く際に難しく感じると思います。
英語
英語試験は問題の分量に対して試験時間が少ないので、読解スピードが要求されます。また物語文が出題される為、人称代名詞が誰を指しているかがわからないと、問題を解けないことが多いです。
2016年の英語試験がとても難しかったのに、2017年の英語問題はとても簡単だったりと神戸大学の英語試験では、その難易度に波があります。
化学
化学は理論化学が難しい問題が多く、有機化学が比較的簡単な問題が多いので、時間配分を考えて、戦略を立てて問題を解く必要があります。
生物
生物は基本的な問題が多い為、解きやすいと思います。でも、問題には語句がやや難しいものが出題される為、教科書レベルだけではなく資料集に載っている語句まで覚える方が良いです。
神戸大学/農学部→偏差値UPの合格勉強法
数学
神戸大学農学部に合格する為には、数学では、まずは共通テスト(センター試験)で8割以上を安定して得点できるまで勉強しないといけません。その上で、2次試験対策としては共通テスト(センター試験)では必要ない「数学III」の攻略が合格の鍵となります。
「数学III」では公式が多く、また計算が煩雑で難しいです。教科書傍用問題の例題で全ての範囲を学習しましょう。分野別の入試対策の載っている問題集を1冊やれば十分です。数学が苦手な人は答えを見たら理解はできるのに、問題をみてもどの公式をどう使えば良いかが身についていない事が多いです。
ただ受験勉強に際して、焦る必要はありません。合格するには入試当日に問題が解ければいいので、入試当日までは問題を解いてみて解らなかったら解答を見ましょう。ただ覚え込むだけで十分勉強になります。
インターネット上には親切にも高校数学の内容をまとめたWebページがいくつかあります。こういうサイトには、ただ公式が書かれているだけでなく、どういう背景で使われるのだとか、気をつけるべき事がしっかりと書かれています。単調な勉強が少し楽になるかもしれません。
数学を苦手とする受験生は多いのです。英語と違って、苦手な範囲があると大問が0点になる事がよくあるからです。
逆に数学を沢山勉強して、数学で安定して得点できるようになると有利です。アドバンテージがあります。受験勉強において、気持ちがググッと楽になります。
数学が苦手な人がいたら、まず1日に1つづつ問題を丸覚えしてください。積み重ねがきっと力になります。
横浜国立大学・広島大学との比較
神戸大学の入試と同じような問題を出すのは「横浜国立大学」や「広島大学」です。やや出題傾向が異なったり、大問の構成が違うことはありますが、横浜国立大学と広島大学とは受験難易度がよく似ているので、受験勉強しやすいと思います。
京都大学、大阪大学の入試問題と比べると、神戸大学の入試問題には明らかに難易度差があるのです。京都大学と大阪大学を受験することはオススメできません。
また、神戸大学の英語入試では物語文が出題されるのですが、他に物語文を出す大学が少ないので、受験難易度が異なります。あまり参考になりません。物語文対策としては、近年共通テスト(センター試験)の第5問が物語文になったので追試も含めて解いてみると良いかと思います。
数学の問題は、「大阪市立大学」や「大阪府立大学」の問題を解いても良いと思います。ただ、私立大学の入試問題は答えだけ出せれば良い、という問題もあるのです。
ただ、どんな問題を解く場合でも答案は記述式で練習した方が良いと思います。どの教科もそうですが、教科書の理解を完璧にしておけば、大学入試で全く問題が解けないという事にはならないです。
教科書の理解が甘いところがあると、また多くの受験生と同じように苦手分野があると、試験ではそこがネックとなってしまい、他の受験生と差ができてしまいます。
神戸大学に合格する為には、簡単な問題を正確に早く解く力が必要とされます。特別な受験対策は必要ないので、しっかり勉強して基本知識を積みあげていきましょう。
神戸大学/農学部の共通テスト(センター試験)対策
神戸大学農学部の前期試験450点満点のところ、国語の配点は150点ですので、他教科よりはるかに重要になってきます。理系だからといって国語が苦手だと本当に苦しくなります。
国語の勉強については、勉強しても意味が無いとよく言われることが多いです。でも、そういう事はありません。国語ができる人は有名な国語の学習教材を1冊読んでいます。でも、多くの人は国語の学習教材を読んでも全く点数が上がりません。
国語は知識が身についたら解けるようになる訳ではないからです。学習教材に書いてある事を実行できたら点数が伸びるのです。
ここでオススメなのが動画の講義です。動画で先生の解き方を知り、そのやり方を自分の頭にインストールするのです。そうする事で国語の解き方を知り、できるようになります。1番してはいけない事は、ただ漠然と根拠なしに解く事。変動する点数に一喜一憂していても意味がありません。学んだことをしっかりとできたかどうか。それを気にして勉強してください。
神戸大学/農学部の受験生へ!
神戸大学農学部では興味深い勉強をすることができます。他の大学にはない不思議な魅力を持っているのです。この魅力は入学してみないと解りません。
受験生の皆さんがまだ知らない世界があります。神戸大学に進学するとあなたの視野と世界は間違いなく広がっていきます。
大学ではどんな勉強をするかイメージは湧いていないけど、農業に興味を持ったならば、まずは大学が発信している情報にアクセスしてみましょう。
実際に資料請求してみると良いと思います。
神戸大学の農学部で沢山の事を学んで見ませんか?人は食べる事無しに生きる事はできませんから。まずは一歩踏み出すこと。それが大事です。