わたしは「大阪教育大学附属天王寺高校出身」出身です。なんとか「神戸大学 農学部/生命機能科学科 に合格しました。
合格に至るわたしの勉強のお話を読んでください。
苦手・弱点だった科目は「数学」
私は理系学部を志していながら、数学が一番の弱点教科でした。苦手の理由は一つの問題にこだわりすぎてしまい、時間を効率的に使うことができなかったことが原因です。受験勉強を始めた時期が遅かったこともあり、「数学III」は単純な演習不足に陥り、必要最低限の公式も覚えていませんでした。
11月の数学偏差値「50」で「E判定」
11月の段階で数学の偏差値は50ほどで、予備校の合否判定は「E判定」でした。予備校模試の後、共通テスト(センター試験)の勉強に時間を費やした結果、共通テスト(センター試験)の数学の成績は1ヶ月で上げることができました。
神戸大学の実践模試でE判定とった時は正直、志望校を神戸大学以外にすることも考えましたが、両親や通っていた塾の先生との相談の末、共通テスト(センター試験)までは頑張ってみろと応援してもらったので、自分の中で何かが吹っ切れてより勉強に邁進することができたのです。
偏差値をあげた合格勉強方法⇒学習計画
私の勉強方法は、常に「学習予定を立てる」ということでした。科目毎に使用していた問題集の表紙裏に、学習予定表を貼り付けました。「この日はこのページを勉強する」といったことを書いて、予定が達成できれば予定表にチェックマークをつける、といった方法を取っていました。
毎週始めにはその週の予定をメモ帳に書き、メモ帳を机の前のコルクボードに貼り付けました。常に自分が何を勉強すれば良いのかをはっきりさせた状態で勉強に取り組みました。
個人差があるかもしれませんが、私自身の性格的に、自分がやっている行動は根拠を持たせたいと考えるため、常に自分の勉強計画を立てて心を落ち着かせながら受験勉強に取り組んだのです。
具体的な問題集の使い方は、志望校に合った問題を選択し、難しすぎる問題は思い切って解かず、オーバーワークになることなく時間を効率的に使うことを意識して取り組みました。
初見で解くことができた問題には、問題番号に「×印」をつけて二度と解かず、初見で解けなかった問題は後から2回、3回と解き直しました。
理系科目(物理・化学・数学)に共通する勉強方法です。英語は恥ずかしながらイディオムを覚えることは放棄し、単語と長文読解に時間を費やしていました。使用した単語帳はシステム英単語です。
偏差値を上げる学習方法の注意点
現役受験生は、入試までの時間勝負になるので、少しの時間も無駄にしないように効率的に勉強を進めることが大切だと感じす。学習予定を立てた結果、予定通りにいかないこともありますがその時には過度に自分を責めることはせず、次週からどのように巻き返すかを考え、メンタル面の健康を維持するよう努めました。
偏差値と模試判定が上がった!
わたしは、12月に受けたセンター模試の結果、
- 物理、化学が50後半、
- 数学が60前後、
- 英語が60前半、
- 社会が50後半
と成績までは上げることができて、全体の偏差値は60程度でした。模試の判定はB判定まで上昇しました。B判定の時は嬉しくて、すぐに両親や塾の先生に報告をしたことを今でも覚えています。偏差値と判定が上がった原因は「一度は終わった身」と吹っ切れたことによってプレッシャーが減り、集中して勉強に取り組むことができ、効率的な受験勉強ができたからだと考えます。
通っていた高校の友人たちも成績を上げていくため、友人たちの成績上昇の流れに乗れたことも偏差値が上がった原因の一つだと考えています。友人とはオススメの勉強方法やわからないところの解説など、協力して受験勉強を進めた記憶があります。
オススメの教材や参考書
オススメの数学教材は、「FocusGold」です。
学校で配布された教材です。表紙が黒で、他のどの参考書よりもビジュアル面では優秀です。教材の中身も学習レベル別に分かれており、解説も丁寧でわかりやすいです。
オススメの化学教材は「岡野のはじめからていねいに」です。
学校の授業ペースが遅かったため、独学で先取学習する際に役立ちました。講義式の内容なので、すんなり頭に入ります。適度な語呂合わせも入っており、暗記にも役立ちます。
オススメの物理教材は「漆原の面白いほどわかる」です。
物理も化学と同様、学校のペースが遅かったため独学の勉強用に使用しました。この本も講義式の内容になっています。頻出問題は潔く暗記しよう、など思い切りが良かったのも好印象でした。「物理のエッセンス」「良問の風」で演習を重ねればバッチリでしょう。
予備校と塾
わたしは「個別指導キャンパス」という学習塾に通っていました。この塾は他の予備校に比べて、非常にリーズナブルな料金で通うことができました。自宅から徒歩5分という立地も魅力で、通塾時間を無駄にすることもなかったのです。高校2年の冬に申し込んだ際に在籍していた講師の方は神戸大を始め、大阪大、京都大の理系の学生さんがいらっしゃったため安心して選ぶことができました。
個別指導のため自分のペースで進めることができ、講師の方との仲も非常に良くなり受験の悩みを親身になって聞いていただきました。11月の段階でE判定だった時も、悩みを打ち明けてもう少し頑張ろうと思えるようにしてもらったことが一番の評価ポイントです。
「神戸大学」農学部/生命機能科学科を選んだ理由
当初私は薬学部に通おうと考えていました。家庭の事情で自宅のある大阪から通える国公立大学という制約があったので、京都大学、大阪大学を受験するとの選択だったのですが、わたしの学力では到底足りず、関連学部である農学部を志ました。
しかしやはり京都大学は厳しかったため、高校2年の冬には神戸大学の農学部を志望したのです。当時も今も京都大学から神戸大学に変更したことに特に悔いはありません。なぜなら「神戸」という都市に魅力を感じていて、神戸大学に進学できるなら万々歳だという気持ちが大きかったからです。同じ高校出身でノーベル賞を受賞された山中伸弥教授も神戸大学の出身だったことから、神戸大学を受験する決意をしました。