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熊本大学医学部医学科とは?
熊本大学「医学部」医学科は、1896年に創立された私立熊本医学校を始まりとする学科です。
その前からも熊本では医学の歴史が深く、熊本大学医学部もさかのぼれば江戸時代の肥後細川藩の医学校「再春館」からの歴史があるとされています。
熊本大学医学部医学科には今まで1万人以上の卒業生がおり、とにかく歴史と伝統のある学科です。
エイズ治療薬を世界で初めて開発するなど世界で最先端の研究もなされており、臨床の現場で患者と関わる医師として働くだけでなく、最先端の分野の研究者として道を極めることも選択できます。
熊本大学医学部医学科では6年間かけて大きく分けて3つの事を学んでいきます。
- 1年次〜2年次:正常な時の体
- 3年次〜4年次:病気の時の体
- 5年次〜6年次:臨床の専門分野
科目としては12個の科目を学んでいきます。
・生体構造学
・生体機能学
・感染免疫学
・病態学
・社会医学
・内科学
・外科学
・成育医学
・感覚・運動科学
・脳・神経・精神医学
・総合医学
卒業試験に突破すると医師国家試験の受験資格を取得することができます。
熊本大学医学部医学科のボーダー偏差値・難易度・競争率・合格最低点は?
偏差値 | 65 |
難易度 | |
合格倍率 | 前期 5.7倍程 推薦(一般枠) 2.6倍程 推薦(地域枠) 2.6倍程 |
合格最低点 | 前期 901.51点 推薦(一般枠)96.93点 |
熊本大学医学部医学科の募集定員は110名で、前期入試が90名、推薦入試が20名です(令和2年入試)。
熊本大学医学部医学科の学費・授業料
初年度 | 817,800円 |
入学金 | 282,000円 |
年間授業料 | 535,800円 |
6年間総額 | 3,496,800円 |
医学部でありながら、国立大学なので学費は私立大学の医学部の半分以下です。
また複数の奨学金制度も用意されています。
熊本大学医学部医学科の奨学金・修学金
熊本県では熊本大学医学部医学科の合格者を対象に
- 入学料相当額
- 授業料相当額
- 生活費相当額
を卒業まで貸与する制度があります(熊本県医師修学資金)。
熊本県内で医師が不足している地域で勤務することが条件ですが、一定条件を満たせば返還が免除される有難い制度です。
熊本県の修学資金貸与制度の詳細
熊本大学の修学資金貸与制度は、「熊本県医師修学資金貸与制度」と言います。
推薦入試Ⅱの地域枠で5名の募集があり、奨学金の貸与を受けることができます。
入学料・授業料相当額、生活費相当額(月額75,000円)合わせて、6年間総額で約900万円程度が貸与されるので相当助かります。
貸与の条件は熊本大学「医学部」医学科を卒業し、医師免許取得後、直ちに条例手定める病院で臨床研修に従事することですが、研修修了後、知事が指定する病院等に医師として、貸与期間の1.5倍に相当する期間(臨床研修期間を含む)勤務することで貸与金の返還が免除されます。
なお、地域枠合格者以外にも、新入生および在学生で貸与を希望する者から5名を上限に選考されます。
学費の詳細や奨学金の最新情報は必ず大学から最新の資料を取り寄せて早めに確認しておきましょう。机に大学資料を置きながら勉強すると、やる気が上がりますし、いざ「受験しよう」と決意したときも願書提出に焦りません。
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熊本大学医学部医学科の入試日程・入試科目
熊本大学医学部保健学科の入試日程は【前期】と【推薦入試Ⅱ】だけで、どちらも共通テスト(センター試験)を受けなければなりません。
熊本大学「医学部」の一般入試(2段階選抜)
熊本大学「医学部」の共通テスト(センター試験)
- 国語(100)
- 英語(リスニングを含む)・独・仏・中・韓から1つ(100)
- 地歴・公民(50)
- 数学(50)
- 理科(100)
熊本大学「医学部」の個別学力検査
- 英語(200)
- 数学(200)
- 理科(200)
- 面接(200)
熊本大学「医学部」医学科の推薦入試
熊本大学「医学部」医学科の出願資格
熊本大学医学部医学科の推薦入試の出願資格は、指定された共通テスト(センター試験)の教科・科目を受験した、全体の評定平均値が4.0以上の校長推薦を受けた者です。
このほか、一般枠は現役の入学確約者です。地域枠は熊本県の地域医療をめざす者で、合格した場合、熊本県医師修学資金の貸与を受け、入学することを確約できる熊本県内の高校の1浪までの者です。
熊本大学「医学部」医学科の推薦入試選考方法
熊本大学医学部推薦入試の選考方法は、
- 書類審査、
- 共通テスト(センター試験)の成績、
- 面接
により総合的に判定されます。
なお、共通テスト(センター試験)の成績は900点満点を100点に換算し、一般枠は80%以上、地域枠は78%以上の者が対象となります。
また、面接は基礎学力、科学的・知的探求心、医学に対する熱意と適性、推薦書を参考にしながら、複数の面接官による個人面接が実施されます。
各大学が力を込めて作成した大学案内パンフレットからはその大学の雰囲気や建学精神などがよく伝わってきます。
面接ではその建学精神の理解が合格に直結することもありますので、推薦を視野に入れたら早めに資料を取り寄せておきましょう。
熊本大学医学部医学科の併願先大学・学部は?
九州には他にも
などがあります。
熊本大学医学部医学科の特色・特徴
熊本大学「医学部」医学科の特色・特徴です。医学専門科目は、基礎医学と臨床医学、さらに全学的研究センターの協力により、それぞれ連携を取りながら高度な専門知識を教育しています。
熊本大学「医学部」では、各教科目の学問体系を重視した教育をベースとして、最新の医学知識を教授することにより、優れたリサーチマインドを有する臨床医ならびに医学研究者の育成が行われています。
また、熊本大学「医学部」では、能動的な双方向性学習やPBL教育を推進し、学生参加型の授業を積極的に取り入れているほか、地域医療教育や地域体験型教育を通じて、地域医療に関心を持ち、その中核を担う専門医師を育成することも大きな特徴です。
熊本大学医学部医学科の主な初期研修先
熊本大学医学部医学科では主に熊本大学医学部附属病院で研修を行いますが、他にも下記の医療施設で研修を積むことができます。
- 国立病院機構熊本医療センター
- 済生会熊本病院
- 熊本赤十字病院
- 熊本中央病院
熊本大学医学部医学科新卒者の医師国家試験の合格率は?
89.6%(平成30年度)
熊本大学医学部医学科を卒業した有名人は?
北里柴三郎(細菌学の父)
→ジフテリアや破傷風、伝染病予防に貢献。旧・熊本医学校卒業。
医学部生の日常 | 熊本大学医学部医学科での生活は?
基本的に学業優先ですが、1年次や2年次は塾講師や家庭教師のアルバイトをしている人も多いです。
空手部、弓道部、硬式テニス、サッカー部、水泳部、卓球部、野球部など医学部専門の体育会系の部活動や、アンサンブル部(オーケストラ)など文化系サークルも充実しています。
ただ真面目というだけではなく、いろんなことに興味をもった学生が多く、とても充実した学生生活です。
4年次になって臨床科目が増えていくと、他の大学の医学部と比較しても実習する診療科がたくさんある恵まれた環境を実感します。
熊本大学医学部付属病院で実習するので、自然と地域の人々への医療貢献について考えるようになります。
研究者を目指す人も「基礎研究の熊本大医学部」で最先端の研究にふれることができます。
熊本大学付属図書館には医学系に特化した「医学系分館」という図書館もあり資料の収集に困ることなく落ち着いて勉強・研究できます。
熊本大学医学部医学科に合格!一人暮らしは大丈夫?
熊本大学医学部医学科には県外からの入学者も多いため、賃貸アパート、マンションを借りているもいます。
医学部医学科のある本荘地区にも物件は多く、相場は5万円前後(1K〜1KDR / 約30m2)です。
また熊本大学には学生寮もあります。入居にあたっては選考がありますが、月額4,300円(令和元年)とかなり料金が低く、医学部での生活をかなり助けてくれます(定員280名)。
熊本大学医学部医学科のキャンパス「本荘・九品寺地区」
熊本大学のキャンパスはJR熊本駅からバスでアクセス可能な熊本市内に分散しています。
医学科は、「本荘・九品寺地区」のうち特に医学部付属の熊本大学病院がある「本荘北地区」に建物が集中しています。
熊本大学交通アクセス&キャンパスマップ
熊本大学医学部医学科「本荘北地区」へのアクセス・行き方
JR熊本駅前からバスで約10分(熊本都市バス)
熊本大学医学部医学科キャンパス「本荘北地区」の地図
熊本大学医学部医学科の評判は?⇒口コミ徹底評価!
学校案内や願書は無料で取り寄せる事ができます。早めに手元に置いて大学がどんな学生を求めているのか知ることは大事です。
特に小論文のある大学や書類の提出が多く要求される大学では、早めに大学の建学精神などをチェックしておきましょう。