京都大学を卒業生して、2年ほどになりますが、京都大学総合人間学部の偏差値について語ってみました。
京都大学/総合人間学部の偏差値
京都大学「総合人間学部」は入試が理系と文系に分かれています。偏差値は文系が70強で理系は70弱のイメージです。文系はかなり高くほとんど医学部と変わらないぐらい難しいですが、理系は少し下がっているのが特徴ですね。
京都大学全体から見ると医学部と文系はほとんど変わらないぐらいになっています。だから」理系から入学するというのは偏差値分だけお得なんです。
したがって理系科目が好きだけれども、それほど数学とか工学とかゴリゴリに専門で勉強するほど好きというわけではないとか、
色々知見を広めたいと考えている人にはベストな学部と考えられるでしょう。それに男女比も半々ぐらいなので男ばっかりの理系学部が嫌だという人もお勧めできる学部です。
京都大学/総合人間学部→入試教科別の偏差値をあげるポイント
総合人間学部の教科別の偏差値を上げるためのポイントです。
英語教科
英語はまず英作文から解くのがポイントです。英作文は長いですが実は自分の得意な表現を使って書いてもいいので、まずそこを解答すると安心できるからです。
国語教科
国語は理系の場合3題から2題を選ぶ形式なのですが、古文と擬古文がおすすめです。最初はとっつきにくいですが、慣れると文章も短くて簡単です。ほとんど問題自体はセンターレベルなので必ずそれを選ぶことで偏差値を上げることができます。現代文の評論はかなり難しく、時間もかなり短いので、相当自信がある人だけが選ぶようにしましょう。
数学教科
数学は、総合人間学部の場合、6題あるうちに2題を完答し、あとは部分点で稼ぐのがセオリーです。もちろん年度にもよりますが、2題は教科書レベルとほとんど変わらない問題が出て、それを確実に解くだけで十分差がつきます。
他の人達は混乱していて、そういう簡単な2題さえ落としてしまうことがあるからです。理科系科目はどれも本質的な理解を問われます。ですが過去問で形式をしっかり理解しておけばそれほど高得点が狙えないわけでもありません。数学はその時のタイミングやコンディションによって点数が取れたり取れなかったりすることが多いですが、理科系ならばしっかり勉強しておけば確実に点数が取れます。
京都大学/総合人間学部→偏差値UPの合格勉強法
もちろん数学がすごく得意ならば数学一本で行くという道もあるでしょうが、やっぱり全体を満遍なく勉強する方が偏差値を上げることができます。
好き嫌いに流されて、国語だけを勉強したり、数学だけを勉強する、という日を作らないように毎日全科目を勉強するようにした方が良いです。一日勉強するならば、配分はそれぞれ2時間やったりしてもよいですが、できるかぎりやらない科目を作らないようにしましょう。
英語は難しい単語もでますが、そういうのを模試や試験日の前日に一挙に復習するとよいです。暗記系以外の科目は直前に必死で勉強しても偏差値はあまり影響しませんが、英単語のかなりハイレベルな物まで覚えてしまうとよいでしょう。
それから全科目を通じて言えることですが、いろいろ参考書に手をつけるよりも難しい目の参考書を何度も何度も繰り返した方が効果が高いです。広く浅くよりも深く本質を理解して、様々な問題形式に対応できる力をつけた方が京都大学に合っていますし、京都大学が要求している人材なのです。分野の内容が単に理解できたというだけで満足はせずに、しっかり復習し、確実に自力で解けるというところまで数学などではしっかり勉強しましょう。
大阪大学「人間科学部」との比較
京都大学の近くにある同種の学部といえば大阪大学の「人間科学部」があります。しかしこちらは理系から入学ができません。
やはり京都大学の総合人間学部は理系と文系を一緒にしているという点でかなり特殊な学部なのです。ですから、理系科目が得意だけれども文系にも興味がある、本が好きだとか言う人もここに入ることができるのです。それに文系の人たちの知識などを交流することもできます。
美術系哲学系なども勉強することができますし、やっぱり理系の科目を勉強していきたくなったら、その場合はしっかりと様々な学問分野をカバーしてそれぞれの学科が構成されていますから、問題はありません。是非オールマイティな能力を身につけたい人は、ここの学部に入ることをお勧めします
京都大学/総合人間学部の共通テスト(センター試験)対策
京都大学総合人間学部の共通テスト(センター試験)対策は基本的にセンター特有の問題形式にまず慣れることが重要です。英語や国語、数学などは2次試験が解ければ、基本的にセンターもかなり高得点が取れるだけの能力があるはずですが、やはり特有の形式センターのマーク形式になれなければいけません。
したがって10月頃から過去問を定期的に解いて、コツなどを身につけて行くと良いでしょう。この大学は共通テスト(センター試験)があまり結果が出せなくても2次試験で十分取り戻せるような配点になっています。僕もセンターはあまりよくなかったですが、合格できました。なので、あまりセンターに夢中になりすぎないように気をつけながら勉強計画を立てると良いかと思います。
京都大学/総合人間学部 の受験生へ!
総合人間学部は文系の優秀な人達もかなりいます。東大のロースクールに進んで弁護士になった人、家全国のプレゼン大会なので優勝した人などがいました。そういう人たちと知り合って一緒に勉強ができるという素晴らしい環境です。
また文系の勉強もたくさんできるので、ひとつの専門に偏らないオールマイティな知識が身につけることができます。受験は大変ですが、勉強するとは自分を学ぶことです。自分がどういう時にさぼってしまうか、逆に自分はどこまで頑張れるかそういう自分のスペックを若いうちに知っておけば、きっと将来役に立ちます。それと同時に京大の問題を解きながら自分の限界を超えるという感覚を是非つかんでみてください!