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南山大学/人文学部/心理人間学科とは？
南山大学の人文学部には「キリスト教学科」「人類文化学科」「心理人間学科」「日本文化学科」という4つの学科があります。今回ご紹介するのは心理人間学科です。
南山大学人文学部の心理人間学科は、必修科目にグループワークが多いという特徴があります。学修の際には、座学するより、学内の広い教室に学生が集まり、グループごとに出された課題を話し合って検討することが多いのです。
心理人間学科では、課題を解決することも大事ですが、課題解決自体を目的としているというよりは、課題をクリアするまでのプロセスにおいて、各々が自分の役割を発見すること、グループ内のコミュニケーションの問題点や良い点を見つけることを目的としています。
大学に入学すると、学部や学科が同じでも4年間会話せずに終わってしまう同級生が沢山いるのですが、南山大学の心理人間学科では、普段仲の良くない学生とも話す機会が得られるので、自然と知り合いが増えていきます。
南山大学/人文学部/心理人間学科の偏差値・難易度・競争率・合格最低点は？
| 偏差値 | 駿台予備校⇒合格目標ライン『51』 | |
| 河合塾⇒ボーダーランク『55』 | ||
| 難易度 | | |
| 競争率 | 2.5倍 | |
| 合格最低点 | – | |
南山大学人文学部/心理人間学科の受験難易度は「4/5点満点」です。南山大学は東海地方で一番難関の私立大学なので、偏差値は高めです。南山大学の入試問題は英語が難しく、筆記でマイナーな問題が出ます。人文学科で心理学を学びたい方が多いので他の学科より入るのは難しいでしょう。
南山大学はキリスト系の学校ということもあるのか、英語試験がとても難しいのです。英語リスニング試験の時間も長く、配分も大きいです。基本から少しずれたような癖のある問題や、珍しい単語が出てくるので、過去問を何度も解いて練習した方が良いです。
英語科目は他の教科よりも重要視されます。私の時は、90分で150点分ありました。私はどうしても入学したかったので、センター利用も活用して受験しました。
今は大変ですが、ここを乗り越えればとても楽しい大学生活が待っています。特に南山大学心理人間学科は、先生と学生の距離も近く、学生同士も本当に仲が良いです。私は英語が苦手で、高校1年の時に英語の偏差値が50位でした。そこから理数系の勉強を捨てて、英語ばかり勉強しました。結果、合格判定がDからBまで上がり、合格できました。皆さんも諦めずに頑張って欲しいです。
南山大学/人文学部/心理人間学科の学費・授業料・奨学金
| 入学金 | 300,000円 |
| 年間授業料 | 718,000円 |
| その他費用 | 234,300円 |
| 入学手続時・必要納入金額 | 778,300円 |
| 奨学金 | 南山大学奨学金では、2年生以上の学業優秀者に20万円を支給するなど、多様な奨学金制度を用意しています。 |
南山大学は私立大学なので、他大学より授業料は高めだと思いますが、独自の内容が学べるので費用対効果が充分あると思います。心理人間学科では実習も多く、実習には外部の先生を呼ぶので、貴重な体験ができます。例えば、ボディワークやドリームクウェスト、他には夏に合宿で自分を見つめたりできます。ゼミでも様々な先生がいて、好きな分野が学べます。
南山大学/人文学部/心理人間学科の入試科目・選考方法
一般入試
- 国語（150）
- 英語（150）
- 地歴・数（100）
全学統一入試（個別学力試験型）
- 国語（100）
- 英語（100）
- 地歴・数（100）
全学統一入試（センター併用型）
センター科目
- 国語
- 英語（リスニングを含む）・独語・仏語・中国語・韓国語
- 地歴・数（100）
上記から3つ（100×3）
個別試験科目
- 国語
- 英語
- 地歴・数
上記から2つ（150×2）
※詳細は南山大学から資料をお取り寄せのうえ確認してください。
南山大学/人文学部/心理人間学科の就職先は？
南山大学人文学部の就職率は良く、85％以上の卒業生が企業に就職しており、5％前後の方が進学しています。
主な就職先としては「ポッカサッポローフード＆ビバレッジ」「日本放送協会」「アマゾンジャパン」や、「中学・高校教諭」「地方公務員」「臨床心理士」「団体職員」「銀行員」「トヨタ系地元メーカー」などが挙げることができます。
地元に就職する人が多いので、就職先にOBOGの人が多く、安心感があります。東海地方では有名大学なので、勉強をしっかりしてきた真面目な人という印象は自然と持ってもらえます。面接では、学科やゼミで学んだことが具体的に伝えやすいです。
なお、南山大学の人文学部心理人間学科を卒業すると、就職活動では非常に有利だと感じています。就職試験では、個人面接の前にグループワークがある企業が多かったので、普段からこなしていた心理人間学科の学生にとってはグループワークがすごくありがたかったと卒業生は皆言っていました。
やはりグループワークに慣れている人とそうでない人では振る舞いに大きく差がでていたように思います。また個人面接でも、普段から自分の意見を伝える訓練をしてきたのでとても良かったと感じています。
南山大学人文学部心理人間学科を徹底評価！
学べることは？
南山大学の心理人間学科で学べることは、コミュニケーション能力です。人文心理学科にはグループワークが非常に多いのですが、同じグループで半年間やり遂げる授業もあれば、毎回グループを変えて自己紹介からスタートという授業もあります。
グループワークについて、自分自身はすごく楽しく感じていたのですが、やっぱり人と関わり続けるというのは気力も体力も使いますので、中には授業の休み時間に、ぐったりと疲れている学生も見受けられました。
ですけども、自分のコミュニケーションの特徴・癖や、良い点、苦手な点は、グループワークで「とことん」と人と関わる中でやっと見えてきたりもします。
社会人になってからも「私は目の前のこの人とは、どのように関わればいいのか？」など頭を働かせる中で、心理人間学科での経験を思い出して、すぐに対応することが出来ています。
社会心理学、臨床教育学、教育心理学、認知心理学、発達心理学、カウンセリング等を座学や実習で学べます。
取得できる関連資格
南山大学の人文学部心理人間学科では、中学教諭免許、高等学校教諭免許、司書免許、司書教諭免許を取得可能です。
南山大学に入学後の生活は？
南山大学の人文学部心理人間学科に入学後、1～2年生の間は必修科目が週に2～3つあるので、遅刻をせずに出席するように早起きしなくてはなりません。
1年次は一般教養なので、英語や第二外国語、体育など他の学科と同じ様な教科を学びます。2年生からは専門分野が学べ、3.4年生はゼミに所属します。2年生は、1日がかりの実習があり、ほぼ皆それに参加します。
高校生の授業における座学と違い、学力テストで成績を付ける授業は少ないのです。授業に対する取り組み度によっての成績評価になりますので、1回の遅刻が結構大きな減点になると感じます。
1日にどの程度の授業を詰めるかは人それぞれでしたが、南山大学には真面目な学生が多く、４年生になる前には必要単位を取り終わっているという人が多かったです。
4年は資格を取る人以外はゼミだけ参加する感じです。ゼミでは旅行等があり、とても仲よくなり楽しいですよ。また、4年時には卒論の提出が必要です。
併願先の大学・学部は？
私の場合は、同じ南山大学の法学部を併願受験していました。人文学部と法学のどちらも一般入試で合格したのです。
心理学科の所属する人文学部と法学部では試験の難易度に違いはありませんが、合格ラインが少しだけ人文学部のが高いと聞きましたので、自分のレベルがどちらに合っているかを見極めるという点で注意が必要です。
南山大学では、法学部の男女比は男女ほぼ半々なのに比べて、人文学部は女子の比率が非常に高いため、女性ばかりの環境が苦手だという人も注意が必要だと思います。
南山大学人文学部心理人間学科の評判・口コミは？
価値観が同じなのでどんな話も大体共感できるのですが、心理人間学科ではどんなに価値観が合わない相手とも関わり続ける必要があり、合わない価値観についても理解する努力をしたり、受け入れたりすることを経験します。
自分の器を大きくし、人と関わることの楽しさに繋がりましたし、初対面の人の多い場所に向かうことも億劫ではなくなりました。
なので、苦手だからこそ克服したいという人にはおすすめできます。ですが、克服する気もないという人にとってはただただ苦痛の日々じゃないかなと思います。必修科目のグループワークが終わったとしても、ゼミの仲間とかなり密接に関わらなければならないので、人付き合いが苦痛すぎるという人には注意が必要です。
全国ではあまり知られていない大学ですが、近隣での知名度が高く、どこへ行っても「すごいね」と言ってもらえます。就職活動の際も他大学より明らかに優遇されていました。ある種、これはブランドだったなぁと感じています。
障がい児・者施設に実習に行ったり、学校や外に合宿に行き、自己を見つめたり、夢ワークの実習があったり、本当に楽しいですよ。その分、心理実験等の学科はあまり充実していないので、始めから大学院を狙っている方は少し苦労するかもしれません。
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