岡山大学「歯学部」に合格する為の勉強方法をお話しします。
僕はZ会を利用して、志望大学に合格しました。私の合格体験記です。
岡山大学「歯学部」入試合格への心構え
歯学部と聞くとあまりピンとこない方が多いかと思います。
医学部受験は花形だけど、歯学部受験はあまりイメージが湧かないですよね。
岡山大学「歯学部」に入学してから気づいたことですが、歯学部に入学する人のおおよそ8割は、元々医学部を志望していた人です。
ほとんどの学生が、医学部に合格する人と、同じような勉強法をしていたのです。私が強調したいのは、何事においてもそうですが「目標を高く持つこと」です。
親が歯科医師で最初から歯学部を志望している学生もいますが、ひとまず目標は「医学部医学科」に設定することが重要だと思います。
学校や予備校によっては医学部コースを設置している所がありますが、「歯学部志望…」など言わずに医学部コースに入りましょう。
医学部受験生はモチベーションがあなたよりはるかに高い学生ばかりです。
そういった学習環境に身を置くことで、自然と勉強のやる気が湧いてきます。受験勉強は、モチベーションの向上からスタートします。
岡山大学「歯学部」入試合格勉強方法①(重点科目攻略法)
モチベーションが十分に上がったところで、各科目の勉強がスタートします。
受験勉強において最も重要な科目は「数学」と「英語」だと、色々なところでよく言われるでしょう。私はこれを半分否定します。
最も重要な科目は「数学」と「理科」です。その中でも他の受験生と最も差がつくのは「理科」です。
医療系学部の受験となると、敵になるのは紛れもなく浪人生です。
浪人生と一番差がつく科目が理科なのです。
その理由を説明しましょう。
多くの高校(特に公立高校)では、理科の学習進度が非常に遅いです。12月になってようやく原子分野に入った、合成高分子分野に入った、などという話はよく耳にします。
ハッキリ言います。受験勉強との関係では勉強を始める時期は遅すぎです。
学校の授業と学習進度を合わせていたら、共通テスト(センター試験)で理科70点になるのも仕方がないでしょう。
そしてその影響で不合格になって予備校に通っている浪人生は、理科を徹底的に勉強します。
私も某予備校で浪人をしていましたが、浪人生の理科の伸び具合は恐ろしいものです。夏の記述模試では偏差値70越えがほとんどです。偏差値70じゃむしろ低いぐらいです。
なんて言っている間に「現役生」と「浪人生」の差はとてつもない差になっているわけなのですね。
この差を埋めないと浪人生にはハッキリ言って勝てません。それではどうすればいいのか。
「先取り学習」しか手はありません。
物理ならば、高校2年生が終わるまでに「力学」「熱」「波動」は一通り終わらせてしまいましょう。
河合出版から出ている「良問の風」がスラスラ解けるレベルには到達している必要があります。そして高校3年生に入ってから電磁気学を徹底的に学んでいきましょう。
電磁気学は一般的に難しいと言われますが、基礎ができていれば何も難しくはありません。
最初はとにかく「スピード重視」です。
次に化学です。
化学を選択する受験生は多いかと思います。こちらも大事なのは先取りです。理論分野は高校2年生までで終わらせましょう。
「セミナー」など、高校で使わている問題集がスラスラ解けるようになっていれば問題はないでしょう。
残るは有機と無機ですが、無機は覚えるだけなので後回し。
有機化学を高校3年生の1学期で徹底的に学習します。
少しの暗記さえすればパズルみたいで面白い分野です。その面白さを糧に一気にスピードアップしていきましょう。
そして勝負は夏休みです。2年生で完了した分野は忘れているでしょう。
ここで一気に復習をするのです。この復習の質が受験当日まで大きく響きます。
物理・化学ともに「重要問題集」で質の良い問題をひたすらこなしましょう。
入試問題としてそのまま出てくる問題もあるぐらいなので、何度も解きなおすのが重要です。
ここまで理科の学習方法を説明しましたが、
とにかく最初はスピード重視です。浪人生との差をなるべく大きくしないように、ひたすら努力あるのみです。
岡山大学「歯学部」入試合格学習方法②(重点科目攻略法)
理科の次に重要なのは数学です。高校1年生から言われることですね。
ですがここにおいても大事なのは「先取り」です。
高校3年生に入ってから数3に差し掛かる高校も多いよううですが、遅いです。少なくとも高校2年生が終わるまでには、数3の微積は終わらせましょう。
数2の微積がマスターできていればそう難しいものでもありません。
使用する問題集は、典型的ですが「青チャート」が良いでしょう。
網羅性があり、多くの問題に対応できます。理科の「重要問題集」を同じで、何度も解きなおすのが効果的です。
高校3年生に入ったら、最初は数学を捨てましょう。
それよりも理科に費やすほうが何百倍も大事です。高校の授業ぐらいをマジメに聞いて理解できていれば何の問題もないです。
そしてやはり勝負は夏休みです。青チャートをひたすら復習してください。
忘れているものも多くなっていると思いますが、それでいいのです。
何回も何回も復習することで定着します。夏休みの努力が受験当日の数学の成績を大きく左右します。
岡山大学「歯学部」合格体験記⇒合格できた理由
私が岡山大学歯学部に合格できた理由は、勉強方法よりもモチベーションだと思っています。
私もその昔、医学科を目指して努力していた受験生のうちの一人でした。
予備校ではレベルの高い医学部コースに入り、周りの受験生と切磋琢磨していました。
結果的に共通テスト(センター試験)の漢文で大失敗をし、医学科は諦め歯学部を受験し首席で合格して今に至るわけですが。
しかしこの結果になったのも全ては目標を高く持っていたからです。これが全てです。
私は昔から向上心があったほうですが、おそらくこの向上心は受験においても影響があったのだと思います。
勉強は一人でするものですが、周りの環境はモチベーション維持・向上の面でいうと非常に大事です。
様々な研究でも裏付けれされていることなので疑いのないことでしょう。
まずは、自分をレベルの高い場所に置いてください。あれやこれやと迷っている暇はありません。考える余裕もありません。
一歩勇気をもって踏み出し、自分の環境を変えてみてください。少し経てば、自分の周りには物凄いレベルの高い人がたくさんいることに気づきます。
そして一歩踏み出したあなたはもう一歩踏み出そうとする気持ちが自然と湧き出てきます。ここまで行ってしまえばあとは流れに身を任せるだけです。
多くの受験生は「自分のレベルにあった」などと言い、妥当な環境に身を置いてしまいがちです。
これが諸悪の根源になるのですね。
その環境ではもしかしたら「自分が一番勉強している」なんてこともあり浮かれた気分になるでしょう。
その時は気持ちがいいものかもしれませんが、受験に失敗したらそんなものは何の得にもなりません。
私ももし一つ下のコース・環境にいたら、今頃歯学部も合格できていなかったかもしれません。
岡山大学「歯学部」入試に合格する為の勉強時間
岡山大学「歯学部」に合格するためには、勉強時間はとにかく確保してください。
1日10時間なんて甘いです。12時間は普通です。
14時間いったらやっと自分も受験生の仲間入りだと思ってください。
非現実なことを言っているようにも聞こえますが、私の周りはこんな人ばかりでした。私にとっては当たり前のことです。
17時間なんて人もいました。起きてる間はずっと勉強です。私でも高校3年生に入ったら最低12時間は勉強していました。
机に座って勉強するのは当然のこと、移動時間は単語帳をみるだけでなくペンを出して物理の問題を解いていました。
周りの人から見たらものすごい変態に見えるかもしれませんが(笑)、そんなのを気にしている余裕もありません。
一応健康には気を付けていました。手洗い・うがい・マスク・食事など、基本的なことは普通に行っていました。
体調を崩したら元も子もないですからね。14時間も勉強しろなんて言われたら睡眠時間はどうするんだと思うでしょう。
私は6時間か7時間はしっかり睡眠していました。意外にも寝ていると思いますよね。
ただ、残りの時間をほとんど勉強に費やしていただけなのです。ただそれだけの話なのです。
学校案内や願書は無料で取り寄せる事ができます。早めに手元に置いて大学がどんな学生を求めているのか知ることは大事です。
特に小論文のある大学や書類の提出が多く要求される大学では、早めに大学の建学精神などをチェックしておきましょう。