私が合格した大学は九州工業大学・情報工学部・情工1類です。
私が在学していた高校は偏差値が40台であり、毎年国公立大学への進学者は十数人、県外の国公立大学に関しては、毎年1人か2人ほどであり、いたとしてもほとんどが推薦やAO入試といった高校でした。
そんな中で高校3年に進級する少し前に部活を辞めて、某大手予備校に入り、1から受験勉強を本気で始めて九州工業大学へ現役で入学することができました。
高3に上がる直前に解いたその年の共通テスト(センター試験)は900点中200点台でしたが、本番の共通テスト(センター試験)では630点ぐらいまで点数を上げることができました。
そういった実体験があり、他の受験生にも共有したいと思い、合格体験記をお伝えしたいと思います。
九州工業大学「情報工学部」入試合格への心構え
夏休み頃まではうまく成績の伸びを実感できなかったのですが、諦めずに「まだまだこれからだ!」と自分自身を鼓舞していました。
数ヶ月前までは全く読めなかった英文もだんだん読めるようになってきたときに成長できていることを実感できました。
こういった小さな成長変化を見つけて、確実に自分の力が伸びていることを実感することはモチベーションアップにつながると思います。
私の場合は、模試の自己採点で前回の模試よりも全然点数が上がっていなかったりしたときは、音楽などを聴いてリラックスしたりして気持ちを落ち着かせていました。
九州工業大学「情報工学部」入試合格勉強方法
九州工業大学の情報工学部は、センターの得点が600点まで圧縮されますが、英語の得点だけは圧縮されずにそのまま反映されます。
なので英語をできるようにするとかなりアドバンテージを得ることができるため、英語に重点を置くのはありだと思います。
2次試験は数学と理科(物理、化学、生物から1科目選択)だけであり、理科は基礎的な問題がほとんどであるため、得点源にすることができます。
数学は私の年は例年より易化していたのですが、過去問では、すこし考えないと解けないような問題もでているので、過去問はなるべく多く解いた方がいいと思います。
九州工業大学「情報工学部」英語勉強法
英語私が行っていた英語の勉強法を書きます。高3の4~6月までは文法と単語(約2000語)だけをやりこんでいました。
単語帳はネイティブの発音が聞けるもので覚えるのがいいと思います。
文法と単語を一通りやった後は、英文解釈の参考書を買って、ノートにその参考書に書いてある英文を和訳して書き、予備校の塾長に添削してもらっていました。
和訳しづらいと思ったところは時間を空けてもう一度やったりもしました。英文解釈が大体終わる頃から、長文読解の参考書を簡単なものから順に解いていきました。
ここで同時にやってほしいことは、長文読解の参考書のほとんどにCDが付属していると思うので、そのCDを聞きながら音読をすることをとてもおすすめしています。
音読を毎日繰り返すことでネイティブの発音が聞き取れるようになるため、やっているかやっていないかでリスニングで大きな差が生まれます。
以上が私が行っていた英語の勉強法です。
特に英語はすぐできるようになる科目ではないため、早い時期から時間をかけてコツコツ積み重ねることが大事だと思います。
九州工業大学「情報工学部」数学勉強法
私は、数学の勉強は主に黄チャートを使っていました。
数学も英語と同様に急にできるようになる科目ではないため基礎からしっかりやる必要があると思います。
私の場合、1,2年の時に習った単元のほとんどを忘れた状態から始めたため、教科書などを参考にしながら、チャートを解いていました。
解答を読んでも理解できないような問題は、理解している友達や先生から説明を聞いたほうが理解のスピードが早いと思います。
数IIIは、授業などを通して理解できたら、ひたすら演習を繰り返すのがいいと思います。
ある程度基礎ができてきたらやってほしいのが、証明問題です。
これは、私自身も最初のうちは面倒くさくて全くやっていませんでしたが、今思えば、もっと早い時期からこれをもっとやっていればよかったと思っています。
証明問題を自分で解くことで、今まで暗記に頼っていた公式などが自分で導き出せるようになるなど、数学の理解が全然変わってきます。
数学は理解なしの暗記に頼っていると、いくら演習を積んでも、たいした力にならないので理解することに重点を置くべきだと思います。
九州工業大学「情報工学部」物理勉強法
物理は、宇宙一わかる高校物理といった参考書などを使って教科書レベルを理解した後、高3の夏休み頃から、物理のエッセンス、その後に良問の風を使っていました。
物理で一番気をつけるべきこととしては、できる気になってしまわないようにすることです。
私がまさにそうだったのですが、簡単な問題は解けるけど、少し難しくなると全く解けない、でも解答を見たらなんとなく理解できる、と言う状態です。
これは物理ができている状態ではなく公式に当てはめた計算が解けるだけです。わかりやすい例が、共通テスト(センター試験)の物理の問題です。
共通テスト(センター試験)の物理の問題は計算よりも物理の本質を突くような問題が多く出ます。そのため、解けたと思った問題もめちゃくちゃ間違えます。
これを解決するためには少し時間がかかってしまうのですが、教科書などを読んで公式の導出方法や、言葉の定義などを見直す必要があると思います。
物理は理解するまでが難しいのですが、一度わかってしまうと簡単に問題が解けるようになるので、基礎事項をどれだけ理解しているかがすごく大事だと思います
九州工業大学「情報工学部」合格体験記⇒合格できた理由
私が九州工業大学へ合格できたのは、早い時期から志望校をここに決めて、
志望校の入試システムに合うように計画を立てたこと
自分に合った勉強方法を見つけることができたこと
が大きいと思います。
というのも、上でも書いているように、九州工業大学は共通テスト(センター試験)が600点まで圧縮されます。
英語だけは200点そのまま反映されるので、英語を得点源にしようと早い時期から決めていました。
また、2次試験の数学は数Ⅲがメインで出るということも調べていたので、高3の授業の中で、数Ⅲだけは授業で習ったところの演習問題を解きまくって、授業と並行してその単元の応用問題まで解けるようにしていました。
私の高校では授業で数Ⅲの積分が終わるのが11月頃とかなり遅かったので、10月頃からは自分で教科書などを予習していたのですが、それも良かったと思っています。
九州工業大学「情報工学部」入試に合格する為の勉強時間
私の場合は、スタート地点がかなり低かったため、高3のゴールデンウィーク頃からは、平日は毎日学校が終わった後に予備校に行き、午後9時、10時頃まで勉強、土日は朝10時頃から午後9時、10時頃まで勉強していました。
夏休みも毎日予備校が開いてから閉まるまで勉強していました。結局集中力が続かなければ長くやっていても効果が薄いと思うので、集中力が続く限りで、みっちりやることが大事だと思います。
生活習慣については、私は基本的には夜型の生活だったので、夜の12時半頃に寝て、朝は7時前後に起きるって感じでした。
ただ、模試がある週は、模試の日の3日前ぐらいから、いつもより1時間早く寝て、1時間早く起きて朝勉強する、といったようにしていました。
よく、本番の試験は朝からだから、夜型よりも朝型のほうがいいと言われたりもしますが、数日前からそこは調整できると思うので、普段は自分に合った生活習慣を維持してもいいと個人的には思っています。