わたしは「東京都立町田高等学校」出身です。なんとか首都大学東京都市教養学部都市教養学科理工学系と明治大学理工学部化学科に合格しました。
合格に至るわたしの勉強のお話を読んでください。
苦手・弱点だった科目は「英語」
わたしは英語が苦手でした。苦手な理由は、元々文章を読むことが得意ではなく、国語が苦手でした。母国語さえ得意ではない自分には英語という科目は苦痛でした。
「これこれこうだからこうなる」という論理的に考える文法は理解できましたが、意味記憶(定義のようなものを覚えること)が苦手で単語を覚えるのが非常に不得意でした。
9月の国語偏差値「50」で「C判定」
高校3年生の9月の段階で偏差値は全体で50で、自分の第一志望としていた横浜国立大の理工学部化学•生命系学科の判定がC判定でした。
成績が上がったと実感できたのは勉強し始めてから5ヶ月経過してからですね。勉強を頑張るきっかけは至ってシンプルで学費です。
自分の家庭は裕福ではないため地元の国公立大学でないと家庭の財政を圧迫してしまうと高校受験の時から聞かされていました。高3の4月の模試で志望校E判定を取ってしまいました。
自分は塾に通ってないため、周りはこれから恐らくどんどん学力を付けていくだろうと思い、これでは確実に落ちると思いました。強迫観念から一念発起し勉強に力を入れるようになりました。
偏差値をあげた受験勉強方法
自分が心がけていたのは生活習慣を整えることです。大きく分けて3つあります。
1つ目は朝早く起きて夜は早く寝るという生活リズムを作り上げることです。受験勉強はついつい熱が入ってしまい、夜更かししながらやってしまうことがあるかもしれません。しかし次の日の朝起きれなかったり、眠くなってしまうなど次の日に悪影響を及ぼします。
受験勉強は短距離走ではなく長距離走です。コンスタントに刻んでいかなければなりません。試験本番は夜には受けません。私は朝5時に起き、夜は10時半に寝るという生活リズムを6月から受験が終わるまでやり続けました。
最初は不安でしたが、継続していると朝が苦痛ではなくむしろスッキリ起きることができます。目覚ましがなくても起きることができます。夜には自然と10時半になると眠くなり睡眠をとることができます。
2つ目はお菓子やジュースなど間食を取らないということです。間食を取ると消化にエネルギーを使います。生物で習ったように消化するときは副交感神経有利になり眠くなります。
3つ目はニュースやエンタメ情報を極力取り入れないようにするです。一般入試のみの人はニュースを見なくても大丈夫でしょう。情報を取り入れる時間とそのために使う脳を考えてみてください。無駄なものを切り捨てることによりより受験に対して向き合うことができます。
偏差値を上げる学習方法の注意点
受験勉強ばかりでは辛いです。そこで安息日を設けます。安息日では体調不良になったときに思い切って一日中勉強をしません。これにより体調を直すことに専念できます。
勉強をしていないという焦りから勉強の意欲をよりあげることができます。自分は強迫観念により勉強の意欲をあげていたのでそういう人にはおススメです。無理は禁物です。
偏差値と模試判定が上がった!
12月は怖くて記述模試を受けませんでした。というのも11月に記述模試を受けて偏差値が下がりD判定になったからです。自分が今まで努力してきたものはなんだったんだと落ち込みました。ですが、当時は問題との相性が悪かったと確率的ゆらぎのせいにする防衛機制で自分を守ったつもりでいました。
12月の記述模試は受けたことで偏差値が下がった場合には、精神衛生的に良くない影響を及ぼすことを懸念して受けませんでした。試験時間も問題傾向も本番のものとはかけ離れているのに、一概に記述模試から得られる偏差値を信じていなかった(信じたくなかった)のでしょう。
共通テスト(センター試験)では12月に受けた模試ではA判定を取ることができました。結果に一喜一憂してしまうタイプですが、これによりさらに勉強への熱を上げていきました。
成績が上がって理由はセンター対策をしたからです。それまでは記述に時間を割いていましたが、その時期はセンター対策に力を入れていました。センターは慣れたことにより点数が上がるというのは自分の経験上本当です。
オススメの教材や参考書
わたしのオススメの教材は、化学では「宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ」です。何が良いのかというと、かわいい絵がついててゴロ合わせで複雑な化学反応式の係数も覚えることができたからです。
なにより手書き感が出ているため普段見ている無機質な文字と比べ丸い文字は自分にとって安心感を与えてくれました。
クマなどのかわいい絵が自分を癒してくれると同時に印象が強いので記憶に強く定着しました。無機化学や有機化学はうちの高校で学ぶ時期が遅かったのでこの本を用いて勉強しました。
1日に100ページ以上進めることができ、高校の授業ではその予習の振り返りという形でさらに知識を定着できました。この教材で化学がさらに好きになり、好きになるというのは勉強がはかどるということを意味しました。
わたしは予備校や塾に通っていませんでした。通うにはお金がかかるからです。勉強を始める前に先生や友人、インターネットや本から勉強方法を聞いて色々な勉強方法を取り入れ、自分に合っていると思ったことを取り入れていきました。
自宅学習でも使える安価な動画教材があったので、これは重宝しました。スタディサプリだけは使っていたのです。
塾に通っている受験生には質では勝てないこともあるかと思い、量で勝負しようと思いました。勉強時間を増やすです。自分のモチベーションは勉強時間を記録するアプリで目に見える成果でした。夏休みは1日平均10時間以上勉強できました。
首都大学東京/都市教養学部都市教養学科理工学系を選んだ理由
わたしが首都大学東京の都市教養学部/都市教養学科理工学系を選んだ決め手は2つです。
1つ目は首都大学東京が公立大学だったからです。化学系は国公立大学の場合、学費が年間およそ50万円で私立大学の場合、学費がおよそ150万円で国公立大学のおよそ3倍になります。
自分の家庭は弟と妹が下に控えており、裕福な家庭ではないため国公立大学でないと厳しいという状況から首都大学東京を志望しました。もちろん私立大学も併願受験はしました。
2つ目が家から近いかどうかです。1人ぐらしはたとえ国公立大学に通ったとしてもお金がかなりかかってしまうため実家通いが至上命題でした。家からの距離が出来るだけ近い所を選びました。日頃にかかる交通費の大小に影響するからです。複数の大学に合格しましたが、総合的に考えて最もお金がかからない大学選びました。