志望大学別の受験勉強法

徹底分析! 東京外国語大学/言語文化学部の偏差値⇒入試教科別の合格受験勉強法

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合格者
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東京外国語大学/言語文化学部の学生です。

2015年度の合格者です。
東京外国語大学/言語文化学部の偏差値について語ります。

東京外国語大学/言語文化学部の偏差値

東京外国語大学/言語文化学部は、国際社会学部と違って前期しか入試を行っていません。また学生の募集単位が「専攻語」ごとなので、専攻語によって偏差値が異なります。

ただ大手予備校の分析によると平均して60~70前後の偏差値となっています。一般的に、アジア地域のマイナーな言語の専攻よりも、メジャーな言語の専攻が偏差値が高くなります。

ですが、メジャーな言語を志望していた受験生だったり、東京大学・一橋大学を志望していた受験生が共通テスト(センター試験)の結果を見て、確実に合格できそうだという理由で、マイナー言語の募集枠に流れてくる現象が毎年当たり前となっています。

しかも、マイナー言語専攻の募集人数は多くても7人ほどと非常に少ないため、本来の偏差値はそれほど高くないはずなのに2次試験の倍率が毎年異常に高くなっています。

言語文化学部全体の偏差値に関して共通して言えることがあります。東京外国語大学の偏差値が高いのは英語重視の配点によるものだということです。共通テスト(センター試験)は450点満点中英語が200点、2次試験は400点満点中英語が300点。

ですから、英語さえよければ受かりやすいことになります。

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東京外国語大学/言語文化学部→入試教科別の出題傾向と偏差値をあげるポイント

東京外国語大学の2次試験は「世界史」と「英語」の2教科のみです。

世界史

「世界史」は、簡単な語句を答えさせる問題と、400字程度の論述問題が毎年出題されています。語句問題は、基本的問題ばかりで、私大で出題されがちなマニアックな知識を問う問題は稀にしか出ません。

たとえ出題されたとしても、配点が低いうえに他の受験生も正解できないので点差が付きません。ですから、論述問題をいかにポイントを押さえて書くかということが合否の分かれ目になります。

東京外国語大学の論述問題は、ある事柄が起こった背景や、その影響を問う問題が多いです。大切なのは、一つの事柄についてこと細かく述べるよりも、歴史の流れがわかるように論述することです。

また、指定語句が示されており、それらを正しく使わなければいけません。一見書きやすそうに見えますが、たくさんの指定語句をすべて使わなければいけないのが難易度の高いところです。

英語

英語は、とにかくリスニング試験対策が合否を分けます。他の私大では出題されないような、英語講義やラジオ放送などを聞いて内容要約したり、自分の意見を述べたりする記述問題が必ず出ます。

また、授業の中で慣れ親しんだアメリカ英語・イギリス英語などではなく、かなりなまりの強い、聞いたことのないような英語の出題もあります。トピックは専門的すぎるものはさすがに出ませんが、慣れていないと戸惑ってしまう問題と言えるでしょう。

東京外国語大学/言語文化学部→偏差値UPの合格勉強法

 世界史

世界史では、用語集などで用語の意味をしっかり押さえておくことが必要です。用語集の見出しとなっている言葉よりも、その用語の説明の方を覚えるようにするとよいです。年号を細かく覚える必要はありませんが、出来事の順番を間違えると致命的な失点につながります。

どうしてこの出来事が起こったのか、影響はどうであったかなど、ある出来事の原因・結果の一連の流れを説明できるようにしておくことが大切です。ノートに図を描くなどして、視覚的に理解できるようにするとよいでしょう。

英語

英語のリスニング問題に関しては、とにかく色々な英語に耳を慣らしておくことが必要です。学校の授業でアメリカ英語しか聞いていないという人は、まずはBBCのニュースでイギリス英語に触れるところから始めてみるとよいでしょう。

また、おすすめはTEDという英語の講演番組です。様々な国籍の人が英語でプレゼンテーションを行っています。様々なテーマの講演があるので、興味の持てるものから見ていくとよいと思います。

BBC,TEDともにインターネットで簡単に見ることができます。耳が慣れたら、書かないと上達しないので実際に英語で要約・感想を書いてみることが必要です。世界史にも言えますが論述問題は先生に添削してもらうとよいでしょう。

上智大学/外国語学部との比較

上智大学/外国語学部の入試問題と比べると、英語の長文問題の出題傾向は似ているといえます。一つ一つの題材が長く、少しアカデミックな内容のものもあります。東京外語大学の英語問題は記述です。上智大学はマーク式の出題なので解答方法は全く異なります。

しかし、ベースとなる学力が「読解力」だという点は同じです。1つの記事を読むのにかかる時間を計るなど、速く読めるようにしておくとよいです。

違う点はこちらです。東京外国語大学は1から文を作らなければいけないので、作文力を意識した勉強が必要なことです。世界史では、東京外国語大学がある出来事の内容を聞いてくる問題が多いのに対して、上智大学はその出来事の名前そのものを聞いてくることが多い印象です。

外大・上智ともに、細かい知識が必要になるので、用語集を熟読するとよいです。

東京外国語大学/言語文化学部の共通テスト(センター試験)対策

共通テスト(センター試験)は、とにかく英語が重要です。「英語」試験では満点に近い点数が必要になります。共通テスト(センター試験)の英語は、難易度はさほど高くないものの問題数が多いので、制限時間切れになる受験生が多いです。

なので、いかに早く正確に問題を解くかということを意識して、早いうちから時間を計る練習をするとよいと思います。

英語以外の教科も、文系科目は満点を目指すつもりで勉強しましょう。「国語」は配点も100点と高いのですが、国語は知識を身に着ければできるような教科ではないので、短期間で成績を上げることは非常に困難です。

そのうえ国語は「古文・漢文」が必要になるので、早くから受験対策を行うことが必要です。東京外国語大学を第一志望にしている受験生は、2次試験に国語がないことから、国語対策が後回しになっていることが多いですが、

2次試験の前に共通テスト(センター試験)があることを忘れずに、早いうちから国語対策を行ってほしいと思います。共通テスト(センター試験)の予想問題集・過去問題集を活用し、共通テスト(センター試験)の出題傾向・形式に慣れておくことが重要です。

東京外国語大学/言語文化学部 の受験生へ!

東京外国語大学/言語文化学部は、外国の言語・外国文化を学びたいと思う人にはぴったりの大学です。

2次試験の英語はとても難しいし、世界史も覚えることがたくさんあるので大変だと思いますが、大学受験で培ったリスニング力、世界史の知識は大学入学してから役に立つことばかりです。受験はゴールなのではなく通過点だと思って頑張ってください。