受験生の皆さんの参考になりますように!
早稲田大学・序列(ランキング)▶︎政治経済学部が1位である理由
早稲田大学の序列1位は、「政治経済学部」です。
政治経済学部は、早稲田の看板学部として有名です。知っている人も多いのではないでしょうか。
政治経済学部は、早稲田大学の偏差値トップの学部であり、東京大学や一橋大学などの最難関国公立大の併願校としても人気なため、入試は毎年ハイレベルな戦いとなっています。
2019年の入試科目は、
外国語
国語
地歴または数学
でしたが、2021年度の一般入試からは、数学I・Aが必須科目になり、さらにハードルが上がることが予想されます。
学力だけではなく、歴史・伝統・実績のある学部です。
政治経済学部出身のOBOGには、
福田康夫さんや野田佳彦さんら歴代総理大臣をはじめとする多くの政治家から、
アナウンサーの羽鳥慎一さんや寺門亜衣子さん、俳優の内野聖陽さんやモデルの市川紗椰さんなど芸能界で活躍する方まで、
幅広い有名人がいます。
それに、政治経済学部は、就職にも有利な学部と言われています。
早稲田の看板学部というネームバリューに加え、様々な業界で活躍するOBOGからのサポートも受けられるそうです。
このように様々な面でレベルの高い政治経済学部は、早稲田大学の中でも一目置かれる存在となっています。
早稲田大学・序列(ランキング)▶︎法学部が2位である理由
早稲田大学の序列2位は、「法学部」です。
早稲田大学「法学部」は政治経済学部に次いで序列の高い学部として知られています。
法学部の序列が高い理由としては、法学部の勉強量の多さにあります。
法学部の多くの授業では、出席点や、小テスト・中間テストが存在せず、期末試験の結果のみで成績が決まるので、とても単位認定が厳しいことで知られています。
そのため、「遊んでいる」「勉強していない」というイメージを持たれがちな多くの文系学部と違って、法学部は真面目に勉強に取り組む勉強家の集まりとして一目置かれています。
また、法曹や公務員などを目指し、大学での勉強に加えて、司法試験や国家公務員試験、大学院への進学などに向けて勉強している学生も多くいます。
その実績は非常に高く、現在日本の法律家の約7分の1は早稲田大学法学部出身であるとも言われています。
法律家などの専門的職業だけでなく、一般企業への就職にも強く、4分の3程度の学生は様々な企業に就職し活躍しています。
このように聞くと法学部に入学したら勉強しかできないのではないかと思うかもしれませんが、
コツコツ勉強しながらも、サークル活動など全力で楽しんでいる法学部生もたくさんいます。
早稲田大学・序列(ランキング)▶︎理工3学部が3位である理由
早稲田大学の序列3位は、理工3学部(基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部)です。
早稲田大学には「基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部」の3つの理系学部があります。法学部と並ぶ序列の高い学部です。
早稲田の理工は、私立大学の医学部を除く理系学部の中では、トップレベルの学部として知られています。
早稲田大学の中での偏差値は真ん中ぐらいですが、理系学部は文系学部より偏差値が低めに出ることを考慮すると、かなり上位難易度の学部だと言えます。
この早稲田の3学部は他の文系学部とは離れた西早稲田キャンパスにあります。
「基幹理工学部」では数学、応用数理学、機械科学・航空学、情報理工学、情報通信学、表現工学を、
「創造理工学部」では建築、総合機械工学、経営システム工学、社会環境工学、環境資源工学を、
「先進理工学部」では物理、化学、応用物理、応用化学、生命医学、電気・情報生命工学をそれぞれ学ぶことができます。
早稲田の3理工学部の7割以上の学生は、大学院に進学します。
それに例によって就職にも非常に強くなっています。
理工学部の生徒は、文系学部に比べて必修の実験や講義も多く、かなりハードな時間割をこなしています。
レポートや試験も非常に多く、文系学部の生徒とは比べ物にならないほど忙しいですが、こちらもサークルやバイトと両立している学生は多くいます。
早稲田の特色ある学部▶︎国際教養学部(新しい序列)
早稲田大学で、特色ある学部は「国際教養学部」です。
早稲田大学の学部はそれぞれ特色がありますが、その中でも特に珍しい学部は国際教養学部でしょう。
SILSの略称でも知られる国際教養学部では、講義を英語で行います。学生の3人に1人は留学生で、日本人の学生も帰国子女や留学経験者が非常に多いです。
英語と日本語が混ざっている会話が交わされることも日常茶飯事で、早稲田大学の他の学部とはかなり異なった雰囲気です。
日本生まれ日本育ちの通称『純ジャパ』と呼ばれる学生も3分の1程度おり、純ジャパの学生は苦労する部分もあるようですが、英語漬けの環境で英語力は少なからず向上するようです。
欧米の大学では主流であるリベラルアーツ教育を掲げており、文系・理系の枠を超えた様々な分野の科目を勉強することになります。
前述したようにそれらの多くを英語で学びます。また国際教養学部の大きな特徴として、1年間の留学が義務付けられていることが挙げられます。
アメリカ、イギリスをはじめとした英語圏はもちろん、英語以外の外国語で授業を行う大学も選択肢に含まれています。
留学先でも単位がもらえるため、4年間で卒業することができます。
早稲田の特色ある学部▶︎文化構想学部・文学部
文化構想学部・文学部も序列上位を伺う学部です。
本キャン(早稲田キャンパス)から徒歩5分圏内にある戸山キャンパスは、個性的な学生が多いです。
マスコミやライター、作家、映画監督などを目指す学生も多いため、一般企業への就活の意識は低い傾向にあります。
しかし、文学部=就職に不利とは一概に言えません。
テレビ局、新聞社、広告代理店、大手出版社、映画配給会社、最近ではgoogleやamazonの外資など大手に進路を決める学生も多くいます。
文学部の哲学科などは一般企業への就職は不利だと思われがちですが、しっかりと意思を持って勉強し、その知識を新聞記者としての知識の土台として活躍している先輩がいます。
また、考古学科で東南アジアを発掘していた経験を活かし、一般企業の駐在で活躍している先輩もいます。好きなことをとことん勉強し、その延長線上で自分に合った職業に落ち着いている人が多いのです。
勉強したい分野があるのなら、「就職に不利だから」という理由で文学部・文化構想学部を選択肢から外すのはもったいないでしょう。
早稲田大学はオススメの大学
早稲田大学内の学部間の序列というテーマでお話ししました。早稲田大学には、このような序列はあるものの、実際に早稲田大学に入学してみると、どの学部が偉いなどということを意識している早稲田生はほとんどいません。
それぞれの学部に違った特色や良い部分がありますし、大切なのはそこで自分がどのように学ぶかどうかです。
世間一般では『早稲田大学』と一括りにされることが多く、学部間の序列を感じることは少ないでしょう。
受験生の皆さんが学部選びで大切なことは、自分の学びたいことが学べるかどうかだと思います。
それを踏まえた上で、学びたい学問がわからないけれど早稲田に行きたい、とりあえず上を目指したい、という人はこのランキングを参考にして上位の学部を狙ってみるのもいいのかもしれません。
学校案内や願書は無料で取り寄せる事ができます。早めに手元に置いて大学がどんな学生を求めているのか知ることは大事です。
特に小論文のある大学や書類の提出が多く要求される大学では、早めに大学の建学精神などをチェックしておきましょう。