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【中学受験】直前の3ヶ月で偏差値はどのくらい上がる?偏差値40台から偏差値60台まで上げた合格体験記

豊島岡女子合格
豊島岡女子合格
この記事は中学受験直前の11月から3ヶ月で偏差値20を上げた合格体験記です(偏差値40台→偏差値60台まで)。

小学生は直前に爆発力を発揮しやすく、苦手な科目がある人でも意外と伸びしろはあるものです。皆さんのご参考になれば幸いです。

秋も過ぎて本格的な冬を迎える11月。

中学入試を控える受験生の親子の皆さんにとっては受験本番まであと3ヶ月です。

この時期、合否判定テストなども出て偏差値に一喜一憂しているご家庭も多いと思います。

直前期も偏差値は伸びるのか?

この記事は直前期で偏差値を20上げた合格体験記です。

志望校合格に向けて皆さんのお役に立てば幸いです。

*偏差値は四谷大塚をベースとしています。

この記事はこんな人にオススメ
  • 直前期でも偏差値20を上げる方法を知りたい。
  • 中学受験で偏差値をどうしてもあげたい。
  • このままでは志望校合格は絶望的だが、何とかしたい。

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偏差値が上がる前の状況

偏差値が上がる前の状況、つまり入試前年の10月時点の偏差値はだいたい下記のような感じでした。

・算数 偏差値40台
・国語 偏差値60台
理科 偏差値50台
・社会 偏差値60台

社会が1番の得意科目で、国語も得意。
理科は普通で、算数がものすごく苦手でした。

この時点の志望校は女子学院(偏差値65)。
母親の出身校だったからです。

しかし算数がどうしてもネックでした。

現在の自分の状況を知っておくのはとても大事です。

中学受験の算数が偏差値40台の世界

算数がネックで志望校の合格は絶望的だと思われていた私ですが、

中学受験においては算数が偏差値40台だとどこにも合格できない可能性

があります。

入試科目が算数・国語の2科目だけのことは絶望的になりますし、
算数の配点が多い学校も少なくありません。

中学受験の算数が偏差値40台=近所の公立中学校への進学が決定

と言っても言い過ぎではないような気がします。

中学受験で算数が偏差値40台の世界を想像できるでしょうか?

今、お子さんの算数が伸び悩んでいるが、親御さんの方は算数や数学が比較的よくできたというご家庭では、算数が苦手というお子さんの世界がよく分からないかもしれません。

算数はある日突然苦手になるのではありません。

何となく、何となく、把握できない世界が広がっていく・・・・

という感じです。

何となくなので、どこが分からないか自分でははっきりしない、言語化もできません。

しかし算数は積み重ねの科目です。

分からないところがはっきりしないまま進んでいくので、ますます分からなくなります。

モヤモヤした部分がどんどん広がっていき、何をどうしたら良いのか分からないまま時が過ぎていきます。

私ももともと中学受験のために小学校3年生から塾に通い始め、
秋に四谷大塚の入塾テストを受けて、4年生からは勉強にも本腰を入れていたはずですが・・・

気づけばクラスで1人算数の授業についていけない子になっていました・・・

そして算数がどうしてできないのか、どこをどうしたら良いのかさっぱり分からないまま直前期を迎えてしまいました。

偏差値を上げるきっかけ

入試前年の10月まで塾の送迎やテスト結果など中学受験を併走してくれていたのは主に母でした。

ただ母はもともと算数・数学が得意な人で、娘の算数がなぜできないのかイマイチ分かりません。

それでもこのままではいけないと思ったのか

家庭教師を雇ったり、四谷大塚の授業でお世話になった先生が定年退職したと聞けば、ご自宅での個人指導をお願いしたりと、とにかく藁をもすがる思いでやってくれました。

しかし娘の算数の成績は上がらず・・・

そんなある日、全国模試の成績を父が見ました。

得意の社会・国語の点数は良いものの、算数の成績が低すぎて、
とうとう全体の偏差値も40台に・・・

・志望校の合格可能性、0・・・
・第2志望の合格可能性、10%・・・
・第3志望の合格可能性、20%・・・

この現実に愕然とした父は私と母を座らせ、厳しく指摘しました。

「算数がこのままではもうどこにも受からない。近所の公立に行くことになるぞ」

この事実に私がふるえました。

今までは何となく「何とかなるさ〜」と思っていたのですが、普段、穏やかで厳しいことを言わない父がこの時は本当に真剣だったので、これは本当にそうなってしまうかもしれない、と思ったのでした。

近所の公立に行くのは絶対嫌だ!

なぜならいじめっ子がいたからです。

いじめっ子と一緒の学校で3年も過ごすのだけは絶対に嫌だ!

この日から私の中で何かが変わり、完全にやる気スイッチが入りました。

偏差値を上げるやる気スイッチの入れ方

偏差値を上げるやる気スイッチの入れ方ですが、その子のタイプによって違います。

どうやら人間には2種類いるようです。

  1. 「こんな良いことがあったら、楽しいな」と思って頑張れる人
  2. 「こんな嫌なことがあったら、絶対に嫌だ〜」と思って頑張る人

①のタイプは比較的、親御さんもやりやすいと思います。

しかし残念ながら、②のタイプの子は自分で気づくしかありません。

親御さんが始終脅していても良い効果がでる訳でもなく、親御さんからしたら非常に難しいタイプかもしれません。

しかし自分で気づきさえすればとても伸びしろがあるとも言えます。

親御さんは辛抱強く待って、適切なタイミングで気づきのきっかけを与えてあげることが必要になります。

直前3ヶ月で偏差値20を上げる勉強法

さてようやくやる気スイッチが入りましたが、最初は何をどうしたら良いのかさっぱり分かりません。

しかし結果的には3ヶ月で偏差値40台から偏差値60台まで上げることができ、豊島岡女子学園中学校に合格することができました。

直前3ヶ月で偏差値20を上げる勉強法
  • 良い個別指導の先生に出会う。
  • 全体の戦略立案をしてもらう(目標設定、期間、手段の確定)
  • 復習、復習、とにかく復習!
  • 勉強量・勉強時間を増やす。
  • とれる問題をとれるようにする。

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良い指導者に出会って個別指導を受ける

今まで、親子で頑張ってきても結果がでないのですから、これはもうプロに頼るしかありません。

私たち親子が頼ったのは、元・桜蔭中学校の教師で、大手専門塾でも講義経験があり、自分で個別指導の塾をしている先生でした。

ここでいうプロというのは「先生」「講師」というだけでは足りません。中学受験のプロでなければいけません。中学受験のプロなので、当然、入試問題を解いていることも必須です。

考えてみればこの先生に出会う前に出会った先生は、どの方も人格も素晴らしかったのですが、中学受験の入試問題をたくさん解いているプロと言えるのか?というと、

・大学生の家庭教師→アルバイトなのでそもそも最小労働でやろうとしている。中学受験の入試問題を全般的にかつ大量に解く事はしない。

・大手専門塾の講師(元・大学教授)→算数の素晴らしさを伝えてはくれたが、中学受験の入試問題は自身が難しさが感じる問題しか解いていない様子・・・

その点、私たちが出会った先生は、中学受験の入試問題を全科目、偏差値40台から60台まで解きまくっている先生で、一部のお母さんたちの中で「中学受験の神様」と崇められているような人でした(当時)。

実は当初は断られましたが、母親の熱気におされて「娘さんにもこのくらいのやる気が入っているのなら」と渋々面倒を見てくれることになりました。

こここがポイント

入試問題をきちんと解いている、中学受験を知り尽くした中学受験のプロに指導をあおぐ。その際、講師に何が目標なのか、志望校や現在の偏差値、科目ごとの状況などを明確に伝える。そして一緒に夢をみる、その熱意を見せる。

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勉強というよりは全体の戦略立案をしてもらう

11月の初めからこの先生のところに通い始めましたが、通うのは週に1回で、最初の2ヶ月(11月〜12月)は勉強内容の指導はなしでした。

勉強というよりは、全体の戦略を立案してもらい、進行具合をチェックしてもらっていました。

やはり算数が苦手、しかも全体の偏差値も下がったというのは、そもそも勉強ができていない、していないという事もあります。

そこで、まず先生は、

勉強する姿勢を身につける

べく、

  • 目標設定(偏差値40台から偏差値60台まで偏差値20を上げる)
  • そのための3ヶ月の勉強量、勉強素材、スケジュール設定
  • それに沿った1週間のスケジュール
  • 1日で何をしたのかチェック

を受験生自身にノートに書かせ、実行させます。

  • 目標設定
  • 期間の明確化(期限を切る)
  • 手段の具体化

という中学受験だけでなく一生役立つことを意識します。

それを週に1回チェックして、とにかく「ほめる」。

これはなかなか達成できなさそうだなと思うものについては量を減らすなどの指示を受けました。

1月に入って志望校の過去問を解くようになると、間違えた問題についてだけ「これはどうして間違えたと思う?」と聞かれ、間違えた点が分かるとその類題を時間を測って解く→「できるじゃん」とほめる

この繰り返しでした。

ノートは以下の感じでした。
算数・計算国語・漢字社会・予習シリーズ理科・予習シリーズ睡眠時間
✔︎✔︎30ページ10ページ5時間
✔︎✔︎10ページ6時間
✔︎✔︎30ページ6時間
✔︎✔︎30ページ6時間
✔︎✔︎10ページ10ページ6時間
✔︎10ページ7時間
✔︎✔︎20ページ10ページ6時間

ノートの縦軸に「月火水木金土日」や「睡眠時間」、横軸にやること(例えば「算数・計算」「国語・漢字ドリル」「社会・予習シリーズ」など)を書いた表を書き、やったことはチェックしていきます。

*実際は教材の名前なども書いてやることが迷わないようにちゃんと書いていました。

復習、復習、とにかく復習!

3ヶ月で偏差値を20上げる中で、新しく勉強した分野は1つもありません。新しい教材も1つも買いませんでした。

やっていたことはとにかく、今まで使っていたテキストの

復習、復習、復習!

方法としては、例えば四谷大塚の予習シリーズなどはまずバーっと最後まで行きます。

そして母親や友達などに口で説明する。説明できなければ理解できていないということなので、もう1度見る。

これを繰り返していました。

繰り返しているとだんだん何度もテキストを回せるようになります。

この目的はとにかく

  • 自分の理解できているところ
  • 自分の理解できていないところ

を自分ではっきり区別することにあります。

この区別ができていると、後述するように、取りにいく問題・捨てる問題の取捨選択ができるようになり、合格点を取りに行くことができます。

勉強量・勉強時間を増やす

新しいことを一切しなかったとはいえ、4科目の復習をする、しかも3ヶ月で偏差値40台を偏差値60台に上げるまで徹底させるというのは、ものすごい勉強量になります。

この時間を確保するために、一家で工夫をしました。

  • テレビはなし。
  • お手伝いもなし。
  • 睡眠時間を削減(11月、12月だけ)。
  • 楽しい行事は削る(クリスマス、年末年始の行事)。

小学生が睡眠時間を削るのはかなり辛いことです。
オススメできることでは全くありません。

しかしとにかく時間が足りなかったし、学校ではもうこれといって集中しなければならない行事もなかったので、学校での眠気よりも勉強時間の確保を優先しました。

具体的には、予習シリーズの音読を親子で立って時には日付をまたぐまで行いました。

また、学校でも、11月から中学受験をすることに決めた、という女の子と組んで、昼休みに問題の出し合いっこなどをやりました。これも眠かったので、立ったまま行いました。

とれる問題を確実にとれるようにする

復習を繰り返し、自分の理解できているところと理解できていないところがはっきり区別できるようになると、入試問題を解いたときに点数を「とれる問題」「とれない問題」が分かるようになります。

例えば、

国語の漢字問題は1番先に解いて点数を確保。あとは残りの読解問題にじっくり取り組むだけ。

苦手な算数の計算問題も1番最初に解いて点数を確保。文章問題でも計算だけは間違わない。そこをしっかり確定させてからその先を考える。

また、自分にはまず無理だという問題は捨てる事も大事です。

その結果、少し考えれば分かるような問題にじっくりと取り組むことができ、合格点を確実に取りにいくことができるようになります。

このような戦略を取ることができるのは、自分のできるところとできないところを自分ではっきり把握しているからこそなのです。

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直前3ヶ月で偏差値が20上がるスケジュール

11月やることの確認。
圧倒的に勉強する習慣を身につける。
12月とにかくやる(睡眠時間は多少削っても良し)。
内容は復習。
1月中学受験の入試時間になれるように生活習慣を見直す。
睡眠時間は確保する。過去問を解く。

11月はやることを確認し、勉強する習慣を身につけます。今までも勉強していたとはいえ、偏差値40台であれば「中学受験の難関私立で戦うくらい勉強する=圧倒的に勉強する姿勢」は身についていないといえます。その習慣をつけます。
やることは中学受験のプロである先生にお任せします。今まで親子でやって結果がでていないのですから、ここは先生を信じます。

12月もひたすらやります。12月までは多少睡眠時間を削ることになっても頑張ります。やることは復習のみ。この頃には学校が冬休みに入ったら勉強時間が確保できてラッキーと思うくらい受験勉強をするのが当たり前になっています。クリスマスや年末の楽しい行事も、たとえ家族がテレビを見ていても一緒に見ることはありません。勉強します。

1月は睡眠時間も戻し、寝る時間や起きる時間など身体を入試本番に合わせていきます。過去問も解きます。

直前期では自信をもつ進め方がとても大事

直前期だからこそ自信をもつようにすることが大事です。

苦手な科目もあって志望校合格にも程遠いという場合、自信をもてと言ってもなかなか難しいことですが、

自信をもつ進め方をすることはできます。

例えば、直前期に入り復習を最初に始めた科目も苦手な算数からではなく、1番得意な社会からでした。サクサク進むので自分でも自信がついて行くのが良く分かりました。

得意な社会が固まれば、

「もうこれは大丈夫。あとは残りの科目をやるだけだ。」

と思うことができます。

また、入試問題の過去問も偏差値が低い第3志望の問題から解いていきました。

これも

「第3志望の問題が解ければ大丈夫。あとは上を目指すだけだ。」

と思うことができます。

このような進め方だと、心に余裕が生まれてどんどん自信がついてきます。

自信がついてくると今まで取り組めそうにもなかった問題にもじっくり取り組む余裕が出てきて、「絶対にとれる問題」と「絶対にとれない問題」の中間レベルの点数も取っていくことができ合格に近づきます。

得意科目が1つでもあると偏差値の伸びしろはすごい

いかがでしたでしょうか?

私の場合、苦手な算数は結局最後まで全てを理解することはありませんでした。

しかし、自分の理解できていない部分を明確にできたので、入試当日本番も「この問題は解ける」「この問題は解けない」とはっきり区別でき、

  • 解けると思った問題を最初に解いて点数を確保。
  • 解けないと思った問題を捨てる。
  • 解けるかもしれないと思った問題にエネルギーに力を削ぐ。

ことができました。

結果的に算数をボーダーまでもっていく、得意な科目を自分の中の過去最高偏差値までもっていくことで総合力で合格につながったと思います。

たとえ苦手な科目があっても、得意な科目が1つでもあると、勉強する習慣はすぐにつきますし、自信にもなります。

とにかくほめて伸ばしてくれた先生には感謝しかありません。

受験だけでなく人生もそうですが、出会いは大切です。

偏差値が伸びないと諦める前にやるだけやってみませんか?

皆さんの健闘をお祈りします!

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