志望校の選び方

【中学受験の学校選び】学校説明会・見学はいつから行く?子供と親の服装、説明会では質問してもいいの?

都内私立女子校ママ
都内私立女子校ママ

学校の夏休みが終わると、私立中学校の学校説明会や学校見学会が増えてきます。また、文化祭などもありますね。

我が家では現在中学校1年の娘の中学受験で、学校説明会や文化祭に行った結果、第1志望を変えた事があります。

この記事では、その経験をもとに学校見学・説明会のポイントをお伝えしていきます。

学校説明会・見学そもそも行った方がいいの?

学校見学・説明会、文化祭・運動会、行ける機会があれば断然、行った方が良いです。

特に子どもは、「この学校いいなあ」「素敵だなあ。行ってみたい」と思うと普段の勉強にも俄然気合いが入ります。それに中学受験は入試本番まで長いです。家庭の事情、学校での出来事・・・何が起こるか分からないこともあります。

入試の日はほとんどが厳寒の2月に集中。本当は楽しい季節のはずのクリスマスから年末年始を直前期として過ごし、1年で1番寒くて辛い時に集中力を出し切るにはやはり「この学校に行きたい!」という強いモチベーションが必要です。

注意したいのは、ご両親の卒業した学校など保護者の方で「うちの子は絶対にここに入れる」と決めている学校がある場合。

ご両親が良いと思っている学校がお子さんに必ず合うとは限りません。もしお子さんがまだその学校に行った事がなければ、必ず早めに学校見学や文化祭・運動会などに連れていきましょう。

その際、系列の高校や大学の行事、同窓生の集まりなどではなく、実際に受験する中学校に連れていきましょう。校舎の様子、先生方の雰囲気、中学生の様子、昔の印象と違って、今の雰囲気が良く分かるはずです。

都内私立女子校
都内私立女子校
私立中学1年のママです。

当初自分の娘を絶対に自分の母校にいれたいと思っていましたが、主人に「性格が違うのでは?」と指摘されて、文化祭に連れて行ってみました。

母校は積極性があり何事もアグレッシブな校風なのですが、その学校ではマイナーな天文部の展示に惹かれている娘を見て、もっと大人しい雰囲気の学校にした方が本人には合っているのかもと思い直しました。

まずは親だけ学校説明会に行くのもあり

親にも馴染みのない学校の場合、本人を連れて行く前に親だけで保護者向けの学校説明会や見学会に参加してから、文化祭など楽しい行事に子どもを連れていくのもオススメです。

中学受験本番の頑張りは子どもにかかっていますが、入学した後には親も先生とのやり取りや保護者同士のお付き合いなどがあります。

親が「これはきついな」と思う学校は事前に避けておいた方が良いかもしれません。

学校説明会にはいつから何年生から行けばいいの?

学校見学にはいつ頃行けば良いのでしょうか?

また、志望校も具体的にココと決まっていない場合はどこの学校に行けば良いのか悩みますね。

高学年で行っていなかったらすぐに行こう!

多くの学校が4年生から学校説明会や学校見学への参加を認めています。

5年生、6年生になると勉強や塾、学校行事との兼ね合いも気になるところですが、行かない選択をするよりも行く選択をする方がきっと中学受験突破につながります。

学校見学をしてお子さんが心の底から「この学校に行きたい!」と思えば、近づいてくる中学受験本番にも耐える事ができます。

「絶対この学校がいい!」という強いモチベーションが出てこない場合でも、学校見学をしないでダラダラ勉強しているよりも断然良いです。

「あの学校素敵だったな」と心に残っている方が、普段の勉強でつまづいた時にふっとその気持ちを思い出し、また勉強に戻るきっかけにもなります。

学校ごとに違うとは思いますが、学校見学や文化祭に来ている子どものある程度の割合の子はその学校を受験します。

その子どもたちと一緒にいることは、そのまま中学受験本番の試験会場(教室)やグループ面接などの練習にもなります。

また、その学校を選んで学校見学や文化祭に来ている子どもは、多かれ少なかれその学校の校風と合っているものです。

もしあなたのお子さんがその子どもたちの雰囲気にのまれてしまう、怯えているというような事があれば、それはお子さんと学校の雰囲気が合っていないという事です。

中学受験本番でむやみに緊張したり、運よく中学受験を突破してその学校に入学しても、あまり楽しい学校生活ではない可能性もあります。

低学年でも行けば得られることいっぱい!

学校説明会などは小学校4年生からのところが多いかもしれませんが、文化祭や運動会などは機会があれば低学年のうちから行ってみましょう。

まだ親子とも中学受験に真剣に向き合っていない時期ですが、その段階でも出かけてみるだけで得られる事が多くあります。

1年生や2年生の時には、親も中学受験のイメージ自体つかめていないという事が多くありますが、

学校見学や文化祭に参加する親子は当然、5年生・6年生の親子が多く、子どもや親の真剣な表情、雰囲気、服装などを見るだけでも、中学受験とはどういうものなのか、大体のイメージはもつ事ができます。

また子どもの感想「この学校は好き」「この学校は嫌い」に良く耳を傾けて「どこが好きでどこが嫌いなのか」具体的に聞いてみましょう。

その中で親も知らなかった子どもの性格も分かったりして、中学受験の志望校選びという観点だけではなく、子どもそのものの性格や人格を知る参考になります。

初めての学校説明会・学校見学 | どの学校に行く?

今まで学校見学をした事がないのならば、気になった学校はとりあえず「行ってみよう」と思ってみてください。興味があったら行動に移してみる事が大事です。

実際に「この学校の見学に行ってみようかな」と思うと、

  • 実際にその学校がどこにあるのか、
  • 最寄駅はどこか、
  • 家からの交通手段は何線でどれくらいかかるのか、

など調べ始めます。

校風がお子さんに合っていそうだとしても、家から学校が遠すぎたり、通学経路が複雑すぎたりすれば、実際に通うのは難しいですし中学受験本番の面接などでも聞かれてしまいます。

この学校の説明会に行ってみようかなと交通手段を調べるだけでもお子さんにとって通いやすいところか、学校の周辺環境はどうかなど分かってくる事がたくさんあるのです。

*中学入試では家から学校までの通学時間が考慮される学校もあります。

偏差値的にはちょっと無理かな・・・?と思う学校でも、とりあえず行ってみましょう。

子どもの中学受験直前の伸びや土壇場力は時として大人も想像できないほどです。まずは偏差値を気にせずに校風や教育理念でお子さんに良さそうだと思う学校に足を運んでみてください。

学校見学が初めてではないという場合、過去の学校見学でお子さんの雰囲気と合うなと思った学校と似た校風の学校に行くことをオススメします。

似た雰囲気の学校でも、それぞれの学校の特色や理念などは異なります。また偏差値も違うので学校見学をするのが入試時期に近い時期であればあるほど受験本番まで間に合いそうかという現実的な視点も交えて見学に行くことになります。

(ただし、偏差値云々のことはお子さんには告げないでおきましょう。子どもによっては直前期でも爆発的に力を伸ばす子もいます。)

この記事の最後の項目では、学校見学の際にどこを見たら良いのか、ポイントも書いてあります。参考にして下さいね!

どんな服装をすればいい?親は?子どもは?

保護者の場合、男性も女性も最低限ビジネスカジュアルでいきましょう。

中学受験本番の面接のようなスーツでなくてもよいですが、きちんとして見えてきれい目な格好をするようにしましょう。

文化祭や運動会は比較的ラフな格好でもよいかなと思うかもしれませんが、他の保護者がきちんとした格好で来場するなかで、悪い意味で目立ってしまってはいけません。

お子さんもいつもより少しその学校の校風を意識してみましょう。

例えば校則も厳しく、制服も紺系でカッチリ着ていないといけない学校に、原色を組み合わせた色使いやフリフリのスカートなどは明らかに「本校にふさわしくない」とされてしまいます。

お子さんには事前に「当日はこういう格好で行くよ?」と言っておきましょう。

もしお子さんがいつもと違う格好ということで拒否反応を示したら、それはその時点ですでに校風も合っていないということです。

制服がない学校など、見学や説明会に行く学校を変える方が無難かもしれません。

ちなみに保護者のみを対象とした学校説明会では、親の格好によってもその学校を志望している家庭の雰囲気も分かります。

入学をした後で親の方がきつく感じないか、学校説明会に参加することは、親も自分自身の心のうちをチェックするヒントになります。

親と子供で考えよう。学校説明会・学校見学で見るべきポイント

学校見学や学校説明会では、先生方からの説明だけではなく、
授業見学やクラブ見学などなるべく生徒の実際の様子や言動を見ることができる行事にも参加しましょう。

やはり中学入学後にお子さんが学校生活のほとんどを過ごすのは同級生や先輩など生徒たちです。

しかも生徒たちの様子からは、例えばやたら大人しければ先生方が厳しすぎるなど、学校の先生たちの態度も分かることがあります。

その際、生徒同士の言葉遣いには特に気をつけましょう。

例えば、校風・規則は厳しいはずなのに生徒同士の会話の中には悪い言葉遣いや若者用語が頻繁に出るなど随分とくだけた感じの場合、学校・先生が生徒の実態を把握していない、教育理念が行き届いていない学校という事になります。

あるいはお勉強はよくできる進学校だけれども、生徒の言葉遣いが悪いという場合、情操教育もしっかりとしたいというあなたのご家庭の教育方針とは異なるかもしれません。

例えば「この学校どんなところが楽しい?」など生徒に直接質問する機会があればベストです。

つっけんどんだったり、丁寧に一生懸命答えてくれたり、その学校の味が生徒の態度の中に出てきます。

あと注意したいのは先生方の表情です。

「やらされてるなあ」「つらいなあ」という余裕のない表情の先生がいたら要注意です。

仕事でオーバーワークということは生徒に向ける心の余裕はもはやないかもしれません。高い受験料を払って、入学金・授業料を納めるのに、子どもに先生の目が行き届かないとしたらとても勿体無いことですよね。

最後に、学校見学や説明会に行ったら、必ずメモを取って後で読み返せるようにしておきましょう。

イメージ的にはマンションや持ち家を買う時と一緒です。自分なりにチェック項目を決めて、表にしたりABC評価をつけていき、学校見学の場数を増やすたびに比較・更新。暫定1位2位3位を常に決めておきます。

我が家では学校見学の際にトイレに注意しました。洋式で生活をしてきているのにいまだに和式がある学校は親子共々無理だなと思っていましたので。

また、見学した学校の中にはちょうど目の前に来るように「美しいトイレの使い方○か条」という具合で書いてあり、校則は少ないものの実は規律はものすごく厳しいという事が分かって、受験をやめたこともあります。

その他、生花がさりげなく飾ってあったり、トイレから分かる学校の雰囲気はけっこうあります。

その他、下駄箱がきちんとしているかを見るという保護者もいます。

学校説明会では質問をしてもいいの?

「貴校に入学したいんです!」という熱意が伝わるような質問はOKです。例えば、「貴校に入学するためにどんなことに注意して勉強をすれば良いですか」などです。

たまに併願校をズバリ聞く保護者もいますが、そもそも併願校について質問しても良い雰囲気なのか、校長先生の雰囲気、当日の司会者の雰囲気など十分に注意してから聞いてみましょう。

その上で実際に質問する場合には、
「貴校が第一志望。貴校の校風が本当に良くて」を前提に、
「でも万が一ダメだった場合、貴校の雰囲気になるべく似た学校を教えていただけませんか」という低姿勢でいきましょう。

以上、学校見学・説明会についてまとめてみました。

中学受験の学校選びのポイントは家庭ごとに違います。時間に余裕のあるうちに実際に行ってみてご家庭なりの基準を積み上げていって下さい。

夏休み中に情報が更新されることも多いので、ぜひこまめにチェックして出かけてみて下さい。

親も子も良い形でモチベーションに影響しますよ。

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