今回は、国語の読解問題の解き方のコツをまとめています。
この記事を読んでいる皆さんは、
- 読解問題を得意にしたくて、
- 試行錯誤しながら勉強している
悩みながら勉強していることと思います。
読解問題に悩みがあるということは、真剣に勉強しようとする証拠です。
志望校に合格するためには、読解問題が得意になることは重要なこと。
でも、肝心の勉強方法については、「よく解りません」という中学生が非常に多いのです。
実は読解力をあげる勉強方法は、学校の先生も良く解っていません。
ここでは、本気モードで勉強する中学生の為に、「読解力をあげる勉強方法」の秘訣をお教えします。
読解力がつけば、受験勉強も苦になりません。高校受験だけでなく、大学受験でも重宝します。
読解問題の「解き方のコツ」を学ぶ理由
国語の読解問題を解く際に、「問題文を読んでから⇒問題を解く」と言う正攻法で解答する方が多いのですが、正攻法の解き方は受験対策としてはオススメ出来ません。
なぜなら、試験には制限時間があるからです。
実際に「問題文を読んで」「問題を解いてみる」と解りますが、試験時間は非常に短いので、たとえ簡単そうな問題でも実際に解いてみると時間が足りないと感じるはずです。
「じっくりと問題文を読む」⇒「問題を考えて解く」という順序を辿っていると、時間オーバーになります。
制限時間内に読解問題を解くためには、事前に読解力を高めておく必要があります。
受験対策上でいう「読解力」とは「試験時間内で問題を正解に導く力」と言いかえることが出来るはずです。
入学試験では必ず、制限時間内に解くことが難しい問題が出題されます。
だから読解問題を解くときには、事前に、
- 問題文章の構造(問題文)
- 設問のパターン(質問)
- 選択肢の構造と選び方(回答)
について、あらかじめ把握しておく必要があるのです。
国語が得意な人は当たり前に実践していることです。
なぜなら、読解問題の「問題文章の構造」「質問パターン」「回答の仕方」を事前に把握しておけば、
試験本番でも制限時間に追われることなく、冷静に対処できるから、制限時間内に読解問題を解くことが出来るのです。
「冷静に対処できるようになること」が、読解問題の解き方のコツを学ぶ理由です。
解き方のコツについて、ここでは大きく4つの視点から解説しています。
❶選択肢問題を解くコツ
❷出題意図を読み取るコツ
❸誤読しないコツ(正しく読むコツ)
❹問題文を読むときの注意点
さあ解き方のコツを、順番にみていくこととしましょう。
長文読解問題の解き方⇒❶選択肢問題を解くコツ
まずは選択肢問題の解き方のお話しをします。
選択肢問題の解き方のコツは、これからお話しする5つのパターンを頭に入れることから始まります。
5つのパターンを知っているだけで、他の学生と大きな差がつきます。
国語の点数もグンと伸びること間違いなしです。
選択肢問題の定型パターンがあることを知っていれば、問題を解くときに正解肢を予測できます。予測できると試験問題を解くときの判断が非常に楽になります。
① 問題文どおりの「正解の肢」
⇅
② 問題文と「逆の結論を述べている不正解の肢」
③ 問題文と同じ文字•単語だけど「内容が異なる不正解の肢」
- 選択肢には、本文の文字と同じ文字が使用されていますが、本文とは別の内容が書かれているのです(引っ掛けの肢)。
- 誰もがその通り!と思う正論や一般常識が書かれています(尤もらしいこと)。でも問題文ではそんなことは主張されていないのです。(正論・常識の肢)。
④ 「誇張的な表現の不正解の肢」
- 肢の文章内容は、問題文と同じ内容なので迷いますが、問題文を誇張した表現を用ているのです(大げさな肢)
- 絶対に、必ず、常にという断定的な表現や、すべて、だけ、のみという限定的な表現を用いてたりもします(断定の肢)。
⑤ 問題文と同じテーマだけど「内容が整合しない不正解の肢」
選択肢の種類には、定型パターンが5つあるのです。試験で出題される選択肢は、必ずどれかに当てはまると考えましょう。
読解問題に出てくる選択肢は、出題パターンに慣れてくると不思議なもので、問題文を読まなくても、選択肢の文章を見ただけで、正解が解かることがあります。
まず選択肢パターンに慣れる為には、
上記の③と④が、見分けることが出来るよう、訓練しましょう。
- ③⇒内容が異なる不正解の肢
- ④⇒誇張的表現の不正解の肢
③と④が見分けることができるようになれば、選択肢問題はストレスを感じることなく、簡単に解けるはずです。
選択肢の5つのパターンをマスターすれば、難しい問題も消去法を使って正解することだって出来るのです。
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長文読解問題の解き方⇒❷出題意図を読み取るコツ
次は、読解問題において「出題意図を読み取る」コツについてお話しします。
読解問題を解くときに、問題文を「冒頭」から読んでいたのでは、制限時間内に解き終えることが出来ないことはお話ししました。
制限時間を気になって焦ってしまうので、落ち着いて読む込めないから出題者の意図を把握できないことが多いのです。
読解問題が得意になる2つ目のコツをお話します。出題意図を読み取るコツは大事なのでよ〜く聞いてください。
出題者側の求めていることを前提としてお話しますが、出題者は、問題文を冒頭から「ゆっくり」「しっかり」と読み込むような学生を求めていません。
ここは大事なポイントです。出題者は制限時間内で文章の内容を把握できる学生を求めています。試験を出題する高校の先生は、短い時間で文章を読み解くことができる「要領が良い」学生を求めています。
要領が良い学生を選び出すために、高校の先生は「私が聞いていることを解っているのかな?」ということを確認するための問題を出題してきます。
だから国語の試験では、出題者から「問われていること」を的確に把握して、的確に答える力が求められています。
だから、
読解問題を解くときは、出題者は「何を聞いているのだろう?」と、「出題の意図」を確認することが、必要になるのですが…
「間違った」出題意図の読み取り方
「出題の意図」を確認する際に、中学生(高校生)が誤りがちの間違った方法についてお話しします。
よくある受験生たちの間違いとしては、国語の長文読解問題を解くときに、
- 「最初に問題文を読む」
- 「次に設問を読む」
- 「もう一度、問題文を読む」
こんな順番で読み込む間違いが多いのです。いわゆる正攻法で問題を解く方法です。
でも、これでは、
- 試験時間が足りなくなってしまう…
- 最初に問題本文を読むときに、注意すべき出題者の意図がわからないを…
- 問題本文を二度読みする必要が出てくる…
という、不都合な事態が生じてしまいます。
どうでしょう?お子さんは間違った方法で、読解問題を解いてはいないでしょうか?
- 読解問題を制限時間内に解けない。
- 間違いが多い。
と言うことであれば、
お子さんの読解問題の解き方は「間違っている」可能性が多いにあります。読解問題の出題者の意図を的確に把握できていないのです。
「正しい」出題意図の読み取り方
国語の読解問題は、正しい解き方はこうなります。
- 「最初に、設問の問いかけ」を確認する
- 「次に、問題文を読む」
どうでしょう。先に設問(出題者の意図)を読むことが正しいことを知っていましたでしょうか?
正しい読解問題の解き方は、
はじめに出題者の質問内容である「設問」の問いかけ部分を読むのです。
先に設問を読んで「出題者の意図」を把握してから、問題文を読むことが正しい読解問題の解き方です。答えを探すイメージで「問題本文」を読むのです。
先に設問を読むと、
問題文章を読むときには、出題者が聞いている「出題者の意図」に的を絞って、集中して問題本文を読むことが出来ます。
問題本文を読みながら、関連する箇所に、的確にマーク印をつけることもできます。
一方、
最初に問題本文から読みこんでしまうと、「設問の内容(出題者の意図)」が分からないので、問題本文を読み終えたときには、
「ただ何となく読み終えた」「目で文字を追っただけ」というだけの状態で終わります。時間を浪費するだけです。
繰り返しますが、国語の試験は時間との闘いです。制限時間がある中で、ただ時間の浪費だけをしてしまうと出題者の意図を発見する時間と、考える時間も無くなってしまいます。
「時間もないし、まあこんな感じの回答で良いかな」という事態に陥りかねません。すなわち問題文を読まないで問題に回答してしまうのです。問題文を読まずに「一般常識」や「自分の感覚」で答えることになってしまいます。
問題文を読まずに回答している訳ですから、適当に回答している状態となんら変わりがありません。感覚で答えることは、非常に危険です。
なぜなら、
自分の頭の中の、「常識的な感覚」で解答することは、読解問題において、出題者に「一番嫌われること」だからです。
国語の問題は、意図的に一般常識や感覚で答えると、間違えるように出来ています。一般常識や感覚で答えると不合格になるような問題を高校の先生たちは出題してきているのです。
だから、正しい解き方をすることは本当に重要なのです。
「設問が大事だ」と気づけた方は読解力が伸びていくでしょう。
読解問題を得意にしたい人は学習教材「すらら」を試してください。無料体験もできます。
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長文読解問題の解き方⇒❸正しく読むコツ(誤読しないコツ)
読解問題の解き方。文章を正しく読むコツのお話しです。
国語の長文読解問題で聞かれていることは何かと言うことです。観点を少し変えてみると、
「問題本文中に書いてあることは何ですか?」
「問題本文には、どういう文字がありますか?」
ということを、出題者が客観的に問うているだけなのです。この客観的に問われているにという点が大きなポイントとなります。
「客観的」という点が非常にクセモノであり、とても重要となります。具体的に言い換えてみると、客観的とは「設問で聞かれている文字が、問題の本文中に書いてありますか?」ということです。
すなわち、設問の質問内容は、問題の本文中に文字として書いてあります。その文字を探してください、ということなのです。
「問題本文から文字を探す」という発想は非常に「重要」です。
もしかしたら、みなさんが国語に抱いているイメージを覆すようなことかもしれませんが、国語の読解問題では常識なんてものは問われていません。
国語の読解問題は、言わば「探しものゲーム」をしているのと同じです。「文字探しゲーム」をしているだけなのです。常識は聞かれていません。
出題者が設問で聞いている文字が「問題本文中のどこに書いてあるか?」と言うことを探すゲームをしているだけなのです。
繰り返しますが、文字を探すという発想は本当に重要です。
国語の読解問題では、
- 「筆者の気持ち」「主人公の気持ち」を頭の中で考えることは求められていません。
- 一般常識を知っているか?も求められていません。
繰り返します。
読解問題を解くときに必要なことは、ただ単に問題本文中から文字を探すこと。
「文字探しの力=読解力」と考えても過言でありません。
これが読解問題が得意になるための、3つ目のコツです。
頭で考えたり、常識判断することをヤメましょう。問題の文章から答えを探すことを意識したら、点数が右肩上がりになることでしょう。
読解問題を得意にしたい人は「すらら」を試してください。
長文読解問題の解き方⇒❹問題文を読むときの注意点
最後に、国語の長文問題を読むときの注意点をお話しします。
長文読解問題を解くときには、必ずペンで印を付けていきましょう。
- 「ここが正解だな?!」と思った箇所には「○印」を。
- 「間違いだな」と思った文章には「×印」を。
- 「重要かも?」と感じたら、「アンダーライン」を。
読解問題を解いている中学生を見ていて気づくことがあります。
それは、国語が苦手な中学生は「問題用紙」に何も書き込みをしていない、ということです。
読解問題が不得意なお子さんには、問題を解くときは、「本文中や設問に線を引くと良いよ!」と教えるてあげると、読解力が上がることが多いのです。
○印と×印のどちらをつけるか迷った時には「△印」をつけると良いでしょう。
ちょっとしたコツで読解力は格段に上がります。
読解問題を得意にしたい人は、学習教材「すらら」を試してください。
国語の長文読解力を身に付ける学習方法
私が教えた方法を実践すれば、必ず国語を得意科目に出来ることでしょう。私の20年間の学習指導経験から自信を持ってオススメします。
生まれつき読解問題が得意な人なんて、いないから。少しづつマスターしていくだけです。受験直前期から勉強を始めても大丈夫です。問題ありません。
「勉強しなきゃ!」と感じたときが最適な時期です。勉強を始めるのに遅いということはありませんから。
このページでは、基本となる「読解問題が得意になるコツ」をお伝えしましたが、
実は、解き方のコツは、もっと沢山あります。
それに解き方のコツを実践練習するトレーニング方法も重要になります。
実践練習を積み重ねながら、さらに読解のコツを一つづつ身に付けてていけば、国語力は飛躍的にアップします。
読解問題が得意になると、
- 定期テストで高得点が取れる
- 難しい文章がスラスラ読める
- 高校受験で志望校に合格出来る
という出来事が起こります。
読解力が身につくと良い事ばかりが起きます。
でも逆から言うと、
読解問題を解くコツを押さえていないと、全く問題を解くことが出来ません。
永遠と苦手なままでしょう。
読解力は国語だけの問題にとどまりません。つまり読解力は全ての科目の土台の力なのです。
読解力がない状態でガムシャラに勉強したところで、どの科目についても学習効果は上がりません。
読解力がないばかりに、勉強の成果が上がらない残念なお子さんたちを沢山見てきました。
逆に、読解力がついていれば、「国語」科目も「国語以外」の科目も、学習の力はグンとアップすることでしょう。
読解力があるということは非常に重要なことなのです。
今、このページに辿り着くことができた皆さんは、この機会を逃さずに読解力を上げる学習に励むべきだと思います。
では具体的に、読解力の学習方法は、どうすれば良いのでしょうか?
読解力が身につく学習教材
読解力をつけるためには良い教材で学ぶしかありません。
学習のコツを頭で理解することも大切なことですが、読解のコツを習得するために繰り返し勉強できる家庭学習教材が重要となります。
私が紹介している学習教材は「すらら 」という教材です。「すらら」は、家庭内で質問できる学習塾と言うイメージが近いです。
「すらら」では、読解力が確実に身に付くように、「基礎から」段階的にレベルアップを図ってくれます。
高校入試でも実践的に使いこなすことが出来るように、学校では教えてくれないことを教えてくれるところが良いところです。
読解力マスターは簡単ではありませんでしたが、「すらら」だと分かりやすく解説してくれて、色々な問題で練習できるので読解力がアップできました。
「すらら」は楽しく勉強できるから、繰り返して何度も勉強することが出来ます。やはり反復継続が重要だと感じます。
数学でも理科や社会でも、読解力があれば簡単に解ける問題が、実はたくさんあることに子供が気付けたことも収穫でした。
読解力をあげて、成績をあげたい時には、必ず学習教材「すらら」を試してみてください。高校受験にも役立つし、学校の成績もグンと上がります。
学習教材「すらら」は良い教材です。