2.やる気が続かない

困った!反抗もする勉強しない中学生の対処法 | やる気なし

しろくま塾長
しろくま塾長
やる気なかった中学生3年生の男の子のお話です。 

2年程前になるでしょうか、以前学習指導をした子供のお母さんから、中学3年生男子のお母さんを紹介いただき学習指導することになりました。

このお母さんが言うところ、

息子にやる気がなくて困っているとのこと、

「何とか勉強のやる気をださせてほしい」
「自分で勉強出来るようにして欲しい」

とのことでした。

お母さんは既に、お母さんなりに息子が勉強するような手立てを色々と尽くしてきたようだったですが、息子さんにはその思いが伝わっていない様子。

お母さんは「息子は何で私の言うことを聞かないのだろう!?」とピリピリとしている様子でした。

その話を、15年の学習指導経験を持つベテラン先生に相談してみたところ、印象深い話を聞くことが出来たのでご紹介しますね。

勉強のやる気がない!中学生の息子

ベテラン先生
ベテラン先生
勉強のやる気がない中学生への対処法

お話をきいていると、そのお母さんは、

「息子に、自分の言うことを聞かせることが出来ない」という自分に対する不甲斐無さや、
やる気がない息子の将来をを思うと「心配でたまらない」、

そんな想いを抱いることを私は感じます。

お子さんに「やる気が無い」と感じているお母さんお父さんは、非常に多いものです。
永年、中学生に対する学習指導をしていると、非常に良くはなしなのです。

しかし、そのお母さんの話しを聞いていて私が感じたことは、

「息子さんは、本当にやる気がないのかな?

ということでした。

お母さんがお子さんのことを心配する余りにイライラと焦りを募らせてしまい、

「この子はいけない子だ」
「この子にはやる気がない!
「私が何とかしなくては」

 

という雰囲気を醸し出してしまっている。その雰囲気が息子に悪い影響を与えているのでは?そんなことを感じたのです。

前提として申し上げますと、

勉強が好きな子供なんて、初めからいません

知識を得ることや初めての体験は新鮮で充実したものですが、初めてのこと故に、それは大人でも疲れるものです。

ましてや勉強の知識や体験ともなると一層のこと疲れるものです。

タダでさえ疲れてストレスも生じているところに、

親から「なんやかんや」と言われたり、評価されたりすることは、気分が良くないものですよね。息子さん自身も不安なのです

息子さんは、自分自身が抱えている不安感に対応するだけで精いっぱいなのです。

自分のことだけで精いっぱいなのに、加えて、

親の不安も背負い込め、というのは酷な話です。

親や先生に対して、積極的に「勉強が大好きです。教えてください!」と言ってきてくれるお子さんは確かにいます。

行動力を見せてくれる中学生のお子さんは、親や先生の立場からすると手がかからずに、やり易い存在です。

しかし、わが身も振り返って良く考えてみてください。

最初から勉強のやる気がある状態って稀なことではないでしょうか?

「あまり気乗りがしない」。むしろ最初は、やる気がないことが自然ではないでしょうか?

子供は、

「やらなくてはいけない」と思ったり、「面白そうだな」と興味は生じているけど、
積極的な学習意欲はまだ生じていない、

そんな状態の方がむしろ自然ではないでしょうか?

そんな状態のとき、息子さんは、

「ボーッ」としているように見えます。だけど、私からすれば真っ当な反応をしているにすぎません。

親や先生の立場からすると、

他の積極性があるお子さんとの比較で、「やりにくいなあ、、」そのように感じてしまうのではないかと思うのです。

まあ、親や先生のこのような反応も、自然な反応なのですがね。

真っ当な反応をしている息子さんの心の内を、
言い換えると、世間的には、勉強に消極的な態度を取っている子どもの心境を考えてみませんか?

積極的では無い息子さんは、自ら進んで意欲的に勉強をやりたいという状態には未だ到達していないのです。

子供は、「勉強やります。やろうと思っています。」と口では言っていても、

それは周りの人たちからそのように言われているから

「言わされているだけ」

自らの考えで話しているのではないのです。

勉強なんて出来ればやりたくないなあ。いやだなあ、なるべく楽をしたいなあ、、
そのような気持ちが本心ではないでしょうか。

初めから勉強が好きです!というお子さんは稀なのです。

過去受け持った、反抗する・やる気なし中学生

ベテラン先生
ベテラン先生
勉強のやる気がない、とお母さんに思われていた中学生の話しをしますね。

私がこの男の子に出会ったのは中学3年生の夏休みです。

世間的には、全く勉強意欲が無くて、

学校の通信簿は「1」ばかり。「2」は2つ程の状態でした。

中学生本人も、高校受験をする意思がなく、だからと言って中学卒業後に働く意志もなく、また通信生高校のことも関心にない状態でした。

ご両親さまも、息子さんのやる気がない状態に困っていたのですが、半ば投げやりな様子であり途方に暮れている状態でした。

当初わたしは、「この子は何かに反抗しているのかな?」「わざと悪い成績をとって、何かアピールしたいのかな?」そのような感想を持っていたのですが、

実際にやる気がないとされる中学生本人と話しをしてみると、

「勉強はやる気が出ない。特に英語と理科が大嫌い」
「数学は少し得意」

ということでした。

なんでも、英語については、

「これからは英語くらいは話せないと大変だ!本気で勉強しないといけない!」

という話しを学校や家で何度も聞かされ、相当ストレスが溜まってしまったとのこと。

ストレスから転じて、

「英語の勉強は必要ない。日本語が出来れば大丈夫だ!」

と開き直っている状態にありました。

数学については、

学校でいつも話しを良く聞いてくれる仲の良い先生がおり、その先生の担当教科が数学である、ということでした。

理由はともかくとして、この中学生の息子さんは、数学はそれ程の拒否反応を抱いている訳では無かった為、突破口を開く為にも、数学から学習指導を始めることとしたのです。

やる気なし中学生の学習指導を始めて解ったこと

数学の学習指導を初めて分かったことは、

この中学生は「決して数学が出来るわけではなかった」ということです。

むしろ小学校の「算数も身に着いていない状態であった」ということです。

すなわち、

単に学校で好きな先生の担当科目が数学だった、というだけの話なのですね。

しかし理由はいざ知らずとして、中学生の息子さん「数学は少しできる」という表現の丈には、「数学は少しやる気がある」ということが含まれていると感じたのです。

 

小学校の算数からやり直す

私は、小学校の算数から、具体的には小学校の九九レベルから始めなくてはいけないと判断しました。

でも、子ども本人は「数学は少しできる」と思い込んでいる。

そのように思いこんでいる息子に「小学生レベルから始めよう!」と言うことに戸惑いを感じました。やる気を削いでしまわないだろうかと。。

何はともかく、授業を進めていきました。

数学の基本問題を確認することを心掛けて、なるべく小学校の基本レベルにも遡りながら進めることにしたのです。

こどもの勉強のやる気を削がないようにと行った授業のペースは相当遅いものでした。

中学生からの反抗 | 先生の対処法

中学生の息子さんは、解らない問題や間違ってしまった問題があると、

「意気消沈」し、
「反抗」し、
「言うこと」を聞かなくなる。

意気消沈してしまい、やる気がなくなるばかりか反抗する。

こんな息子さんにお付き合いすることには、私も相当の忍耐強さが要求され、非常にストレスが貯まりましたが、

わたしは我慢して優しい声で、何度も

「やってみようよ」

と呼びかけることを続けたのです。

私が心掛けたことは、

息子さん本人が反抗して、問題を解かないと言っても特に叱りもしない。

その場合には宿題でも同じ問題を出して、宿題でもやらなければ次の授業でまた同じ問題を出すだけでした。

息子さん自身がやらなければ、先に進めない状態を醸し出したのです。

ここで家庭教師の先生である私が、

中学生の息子さんのことを諦めてしまったり、妥協して先に進んでしまったり。

はたまた「頼むから勉強してよ」、とお願いをしたりするようでは、中学生の勉強するやる気は湧いてこないと考えています。

中学生のこの息子さんは、

時折、「しょうがないなあ」という風情で、何とか問題に取り組もうとする姿勢が伺えることがありました。

そういうときには精一杯褒めてみる

自ら取り組む意思をみせたことに対して、褒めてみる、そのことを心掛けました。

やる気のないお子さんは、

勉強で褒められる経験なんて、あまりない経験だったのでしょう。

本人は少なくとも悪い気持はしない、という反応をしていました。

やる気なし中学生▶︎徐々に学習習慣が。

学習指導は週2回のペースで。中学3年生の7月に始めて10月に入ったころでしょうか。

その中学生も少しは私のことを家庭教師の先生として信頼してくれるようになり、学校のことや自分のことを話してくれるようになってきていました。

数学については、自分の力で解ける問題はまだほとんど無い状態でしたが、学習習慣がついてきたのでしょうか。

自分から「じゃあ、今回はこれをやるんでしょ?」と言うようになってきていました。

学習習慣という意味では、少し効果が出始めてきている状態でした。

学習習慣が付いたという効果は少しは出始めていたものの、授業は毎回順風満帆に進んだ訳ではありません。

それでも、学習指導をしている私と、おそらく本人にとっても、着実に少しづつではありますが、前進している実感を持つことが出来ていたのです。

高校受験とやる気の芽生え

12月に入ると、さすがに本人も高校受験のことを意識をして、

  • 「先生に来てもらう回数を増やさなきゃいけないのかな」とか、
  • 「宿題を増やさなきゃだめかな」

とかいう「やる気がある発言」が聞かれるようになっていました。

私がこの子の家に行くのは、「週2回」が基本でしたから、後の日の勉強が心配です。

私の場合、時折電話を入れたりもしますが、私が勉強をみて上げることができない時には、「動画教材」を見させるようにしているので、この子にも動画を見てもらってました。

高校入試当日に向けて、本人のやる気上がっていったものの、

結論として、この中学生の息子さんについては、定期テストの点数は昇り調子だったものの、内申成績は上がりませんでした。

それでもなんとか、

本人が希望する私立高校に入学することができたのです。

確実に断言できることがあります。

それは、自らの意志をもって、やる気をもって勉強をする習慣が、子供本人に身につき始めたことです。

この息子さんの場合、成績は最後まで上がりませんでした。

ご両親のご理解がなければ、私は学習指導を最後まで行うことが出来なかったと思います。

この点はご理解のあるご両親であったことに感謝をしております。

 

私が感じていることは、目先の結果だけを見てしまい、本人のやる気を無視して、勉強することを強要したり、

親や先生が焦ってしまうと、

その息子は本当にやる気がなくなる、という悪循環が生じる恐れがあるということです。

高校生になった今

ベテラン先生
ベテラン先生
今現在、その息子さんは高校2年生になっています。

高校1年生のときは高校生活を存分に楽しんでいたようですが、

高校2年生になる前の春休みに、自らの意思で私に連絡をいただき、再び学習指導することとなりました。

本人自らの希望で、私に連絡をくれたのです。

高校1年生のときには、私が教えた「学習教材」で勉強していた、ということでした。

現在は、数学の他に英語も学習指導しています。

やる気のない中学生だったこの彼は、地道ではあるものの大学受験を意識して勉強を始めようとしているのです。

ちなみに、
学習指導の際、私が子供に見させていたのは「すらら」という学習教材です。

やる気のなかった彼が、自発的に勉強できた学習教材です。

しろくま塾長
しろくま塾長
ベテラン先生のお話は、大変参考になりました。

ちなみに後日談ですが、

この息子さんは、見事志望大学に合格することができたそうです。

 

なんでも、高校に入ってから、本人のモチベーションの上がり方が凄かったそうなのです。

現在通っている大学は、東京の難関有名大学であり、難関の資格試験の勉強を始めたとか。

中学時代の同級生や、学校の担任の先生は、彼の変わりように、もの凄〜く驚いているそうです。

ベテラン先生
ベテラン先生
「すらら」は無料体験も出来るので、試してみることをオススメします。


「すらら」の公式HP▶︎▶︎

 

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