うちの息子はゲーム依存症です。
こどもは中学2年生になるのに、一向に勉強もせず、ゲームに熱中しています。
当然のことながら、1学期末試験では大幅に悪い点数をとってきました。
だから、
「定期試験で、平均点以上とるまでは、ゲーム禁止!」
「ちゃんと勉強しなさい!」
と叱りつけることもしばしば。
叱っても「子供が勉強する訳ではない」頭では解っているのですが。。
どうしても自分の感情を抑えきれなくて、怒ってしまいます。
この間は少し強く怒ってしまって、子どもは泣いたり暴れたりと大騒ぎです。
仕方なく「毎日勉強することが条件だから!」との約束で、一日1時間と決めて、ゲーム解禁としたのですが…
案の定、ゲームに熱中してしまい、約束なんて御構い無しです。もうすぐ中学3年生にもなるし、高校受験も意識しないいけないのに。
今の状態のままではいけないと、頭ではわかっているのですが、
親として、どのように対処したらよいかわからないのです。どうかアドバイスをお願いできませんか?
ゲーム依存症のため、息子が勉強しなくて困っている、中学生のお母さんからの相談です。
実はわたしも中学生のときにテレビゲームに熱中しました。
時間が経つのを忘れて、ゲームに没頭していたことを思い出します。
ゲーム依存症の中学生の話をよく聞くのですが、
お母さん達からの相談を集めている中で気がつくことは、
必ずしも、
ゲーム好き=勉強しない(成績が悪い)
という法則は成り立たないと言うこと。そんな感覚を持っています。
でも、お話しを聞く限りでは、
今回のゲーム好きの息子さんに関しては、「勉強しない⇒成績が落ちる」という悪循環に陥ってしまう危険性があるように思えるのです。
そこで今回は、ゲーム好きの子供の学習指導で、悪戦苦闘した経験を持つ、ベテラン先生のお話を聞いてみることにします。
十数年もの間、中学生の学習指導を続けている先生のお話です。
中学生は禁止をしても、ゲーム依存は治らない。
今回は、学習指導の中でも思い出深い、ホトホト手を焼いたゲーム狂の中学生のお話をしますね。
そのお子さんが、極度のゲーム好きだというお話しは、初回の面談の際にお母さんから聞いてはいたのですが、
「先生である私の言うことさえも聞かない」
重度のゲーム依存狂だと言うことは、勉強を教え始めてから実感したのです。
通常の場合、たとえ親の言うことは聞かなくても、先生の話は聞いてくれるお子さんがほとんどなのですが…
「ゲーム狂のこのお子さんとはどう向き合えばよいのだろうか?」と悩んだものです。
勉強しないでゲームばかりしている中学生の相手をしていく中で、
悩み、気づいたことは、
「この子からゲームを取りあげたところで、勉強することはないな、、」
ということです。
「ゲーム禁止=勉強する」 という公式は成り立たない。
むしろ、
「ゲーム禁止=反抗する、勉強しない」 という公式が成り立つ。
そんなことを学ばせてもらったのです。
勉強の引き合いに、ゲームを出すことは危険
そこで、
「ゲームをしていいよ」という条件を出して、
「その代わりに勉強しようね」と、話し合いを持ってみたのですが、
事はうまい具合に運びませんでした。
「ゲームをしていい」 ⇒「勉強する」 という公式も成り立たないのです。
ゲーム狂いの子供には、
- 厳しくしても、
- 寄り添ってみても、
うまい具合に勉強する方向に誘導できません。
途方にくれる状態がしばらく続きました。
「知り合いの先生」から「ゲーム好きの学習指導」する際の注意点について、聞いたことがある話も、頭にありました。
なんでも、
とある中学生のお母さんが、ゲーム狂いの子供からゲームを強制的に取り上げて、そのうえで強制的に学習塾に子供を通わせたという事例です。
ゲームを取り上げられたその中学生は、
最初のうちは、観念したかのように学習塾に通っていたそうです。強制的にゲームを没収して勉強させる作戦は成功したかのようにも思えたそうなのですが。。
でも結局、
お母さんは、ゲーム狂いの中学生と大喧嘩する日々が始まったとか。
子供は荒れ狂ってしまい、勉強ができる精神状態では無くなってしまったそうです。コミュニケーションさえ取れない。
そこで結局は、
お父さんとお母さんの方が妥協してしまい、ゲームを許可するハメになったとか。
中学生にもなれば、子供も、親や先生に反抗するようになります。
親や先生に命令された内容が、子供自身にとって納得いくものでなければ、反発するだけです。
いたずらに、子どもとの信頼関係を失うだけなのです。
親だからといって、先生だからといって、一方的に押さえつけているようでは子供は自発的に学習するようになりません。
こどもとしっかりと会話をして、子供の意見も取り入れた上で解決策を図ることが必要と感じたのでした。
ゲーム依存症に適した学習方法もある
そんなこんなで、私もイライラが募っていました。
幾度も何度も、
この子の首根っこを捕まえて、「無理やり勉強させてやろうか!」と考えたものです。
でも、ある日、子供との会話の中で気がついた事があります。
ゲーム狂いの「こども自身」も、
「勉強しなくてはいけない」ということは、頭では理解しているようだ、ということなのです。
自分でも「勉強しなきゃ」ということは解っているものの、
勉強の
- やり方を「わかっていない」とか、
- やり方が「子供に合っていない」
という理由で、結果的に勉強することが出来ていないということに気付いたのでした。
誰しもが、
「嫌なことはやりたくない」し、
「無理して嫌なことをしてみたところで、続かないもの」です。
ゲーム好きな子供も、勉強することの必要性には気が付いている。
でも一体、
「先生としての私はどのように対応したらいいのだろう」
「どのようにしたら勉強をするのだろう…」
と思い悩んでいました。
私は知り合いの先生達にも、機会を見つけては、「ゲームばかりで勉強しない」子供の学習指導の仕方について、アドバイスを求めていたのですが、
色々な先生方のお話しを聞く中で、発見できたことがあります。
それは、
「ゲーム好き」の中学生でも、成績が良い中学生がいると言うこと。
「ゲームが大好きでも、勉強ができるお子さんがいるなんて…」
私はショックを受けたのです。
今までは、
「ゲーム好きだから勉強しない!」
「なんで言うことを聞かないの!」
とばかり思っていました。
- 勉強しないのは全てこの子が悪い。
- ゲーム好きは勉強できない。
- 恵まれた環境にあるのに、勉強しないなんて、なんて勿体無い。
全てを「子供のせい」にしてきたのです。
子供が悪い。
やる気がないのは子供の問題。あとは自己責任。そんな子供はもう放っておくしかないか。
私は十分に努力しているし、私はやるべきことは全てやった。と。
でも、
「ゲームが大好きでも、勉強ができる中学生がいる」
ということになると、
私の指導方法が間違っていたのではないか??勉強のやり方が間違っていたのではないだろうか?
勉強方法がわからない子供に、やり方を教えてあげるのは私の役目なのに、私が教えてあげることが出来なかったと言うことなのではなかろうか…
私は、猛省しました
私自身に足りない点があったのです。
ゲームが大好きな子供にも、勉強ができる子供がいるわけで、
と言うことは、ゲーム好きの子供に適した学習方法が必ずある訳です。
私のゲーム狂の中学生に合った勉強方法を探し出すことにしました。
成績をあげる方法⇒ゲーム依存症の合格先輩に聞け!
ゲーム依存症のこどもに、最も適した勉強のやり方を教えるぞ!と探し始めたものの、
「どうしたらいのだろう…?」
私の手は止まってしまいました。
私は今まで子供に対して、
「計算が苦手ならば、計算過程を丁寧に教える」
「文法が苦手な子には、英文法の構造を教える」
「国語であれば、長文読解の読み方を教える」
とか、
「具体的な勉強のやり方」の学習指導できたのですが、
今回は、通常の学習指導のやり方では対応できないのです。
いざ教えようとしたところ、手が止まってしまいました。私は自分の無力さを痛感したのです。
そんなときに、私にアドバイスをくれた先輩先生がいました。
「ゲーム依存症でも成績が良い中学生がいる」
その先輩先生は、ゲーム狂いで勉強もしない中学生を、見事立ち直らせることに成功させた方でした。
勉強しない中学生を、自然な形で毎日机に心を向かわせて、
「学習習慣を身につけさせて」
「学校の成績もあげさせて」
「志望高校にも合格させた」
と言うことでした。
偏差値でいうと、偏差値が15アップしたそうです。
なるほど、
非力な自分の力であれこれと悩むよりも、成功した先輩先生のアドバイスを聞くことが、最良の手段なのだなと実感したのです。
ゲーム依存症の中学生 | 勉強方法はこれだ!
アドバイスをくれた先輩先生のお話を謙虚に聞くことにしました。
やはり、先輩先生のお話しには、重みがあったのですが、先輩先生が言うところ、
「ゲーム好きには、ゲームで対処しろ」
とのこと。
私は、正直ポカンとしてしまいました。
だって「ゲームで対処するって」どういうことだろう??
もう少しお話を聞いてみることにしました。
ゲーム依存症の子どもが何故ゲームに熱中するのか?と言うと、「ゲームが面白いから」と言うことにつきます。
だから、面白くい授業を先生がしてあげれば、ゲーム好きも「面白い!」と言って勉強に熱中します。
でも、
ゲーム依存症の子供は、「面白い」と感じる感覚が、普通と少々異なるのです。
ゲーム好きには、ゲーム好きが好む面白さを提供してあげなくてはいけません。
そうです。
ゲーム好きな子供の場合には、一手間、教え方に工夫をしなくてはいけなません。正直、少々面倒なのですが、
でも、確かに一手間加えてあげさえすれば、
子どもは必ずや、勉強に夢中になることは確かなのです。
ゲームをしているような、楽しい勉強教材を提供してあげると、子どもはノリに乗って勉強を始めます。
何せ、
ゲーム依存症の子供は、熱中するとトコトン極めようとする性質を持っています。勉強も熱中すると、トコトン物凄い勢いで勉強をするのです。
なるほど。
先生の言うことには、一理ある訳で、
でも、ゲームをしているような楽しい感じの勉強方法ってなんだろう?と思ったのです。さらに聞いてみました。
ゲーム好きにはゲームで対応すること。
ゲーム感覚で勉強できる、学習教材を使えばいいのです。
私がゲーム依存症の子供たちにやらせている学習動画教材は、
「アニメキャラクターが」
「子供にテンポよく話しかけてくれる」
「解りやすい解説で、子供を褒めながら前向きな気分させてくれる」
結果にこだわらず、勉強することに意識集中するので、子供のやる気が伸びやすいですよ。
最初この動画教材のことを、先輩先生に教えてもらった時は、
「勉強なんですよ、先輩先生!」
「アニメで勉強とか、そんなの論外では?」
と思っていたのです。
でも、悩み考える中で「生まれつき勉強が好きな子どもなんて、居ないのでは?」
ということに気がつきました。
多くの子どもは
- 「勉強したくないなあ…」と思いながらも、ひとまず何とか勉強を続ける。
- 何とか頑張った結果としての「成果」を得る。
- 成果を得られたことに喜びを感じ、楽しくな流。自信がつく。
というプロセスを経て、成長していきます。
ここでいう「成果」とは、例えば、
「試験の点数があがった」とか、
「両親や先生に褒められた」
ということを指します。
多くの子供は、
嫌々ながらも、先生や親の言う通りに勉強しているうちに、
「あっ、わかった」
「わかる・出来る・楽しいな」
と言うことを実体験することでしょう。
子どもは、このような進化の過程をたどるのですが、
私の感じているところ、ゲーム好きな子供たちは、我慢することが苦手な子供が多いように感じています。だから、
「嫌々ながらも、とりあえず勉強する」
ということに耐えることができないのです。
だから必然的に、
「出来る体験」
「解る体験」
を出来ない訳で、勉強に対する喜びも感じないし、自信も付かないのです。
だったら、
ゲーム依存症の子供に合っているやり方で、出来る体験・解る体験をさせてあげることが大事ではないか。
「出来る・解る」を体験できるならば、その方法はなんだっていいのではないだろうか?
大事なことは成功体験を味あわせ上げることですから。
子供が勉強に興味を持つのであれば、キッカケは何だっていいのだ。
ゲーム好きにはゲームで攻略していく、と言うことはいたって真っ当な方法なのかもしれない。
そのように考えることが出来るようになりました。
勉強というのは、
「頑張ったことにより得られる喜びを体験させてあげて、自信を付けさせること」
「学習方法はなんでも良い」
という考えに至ったのです。
こどもに自信がつけば、本人の「やる気」も出てくるのだと。
やる気がでると「じゃあもう少し勉強頑張ってみようか」と思う。
するとまた勉強の成果を得ることが出来て、更に楽しくなり、充実感を得る。充実感を得るとさらにやる気が出る。
やる気が出ると更に勉強していく。
そんな好循環を体験させてあげることが、何よりも大事なことだ!と考えたのです。
ゲーム依存症が熱中する「学習動画教材」はこれ!
先輩先生に教えてもらった、ゲーム好きの中学生たちが熱中してはまっている動画教材は「すらら対話型アニメ教材」と言います。
ゲーム依存症のお子さんに、ホトホト手を焼いていたお母さんから、先輩先生はお便りも頂いたことがあるそうで、
お母さんの許可を得て、こちらでご紹介させていただきます。
先生、この度は大変お世話になりました。
初めて先生とお会いした時には、正直、あまり期待をしていませんでした。
色々な方に相談したし、家庭教師の先生を頼んだこともあったのですが、子供が勉強することは決してなかったのですから。
中学3年生にもなって、うちの子は、勉強はしない、ゲームしたり漫画を読んでばかりいて。
勉強はツマラナイからと言い、全く勉強せず、ホトホト途方にくれていました。
そんな状態なので、高校受験も諦め掛けていて。ただただ、悲観的になっていたのです。
そんな折、先生にお会いできました。
先生に相談したところ、動画教材をススメてくれましたね。
「えっ!?動画教材で勉強するなんて…」
と思っていたのですが、あの時は藁(ワラ)にもすがる思いだったので、勢いで無料体験受講をしてみたことを思い出します。
子供に「すらら」を与えてから2週間ほどしたある日のこと、
子供が自ら「すらら」で勉強をしていることを、保護者用「管理画面」で確認できました。
驚きのあまり、そして嬉しさのあまり、先生にご相談したところ、
「そのまま、そっと見守ってあげてください。すららで自立学習するようになりますよ」
と言ってくれたことを思い出します。
先生の言う通りに、黙って見守っていると、子供がすららで勉強をする時間が増えて行くことがわかりました。
子供も何だか、家の中でも明るくなって、「すららで勉強しているよ!」とか、私に教えてくれるようになったのです。
子供自身も、すららが気に入って、
勉強が解るようになると、ストレスも減るようでした。
実際に学校の成績も上がったのです。
自然と親子の会話も増えていきました。
すららには、学習サポートをしてくれる先生がいて、この方も非常に良い方でした。
先生とのやりとりも、子供にとっては「やりがい」につながっていたようです。
後で聞いて解ったことですが、
子供自身も、高校受験が次第に近づいて来て、「やばいなあ…、勉強しなきゃ…」と不安に思っていたそうなのです。
でも、勉強方法がわからなからずに…
「すらら」を始めてから、自然と勉強方法も解るようになって『本当に助かったんだ』と話していました。
お陰様で、うちの子も先日ご報告させていただいた高校に入学できました。
あのウチの子が、偏差値が65の高校に入学できたなんて、すららを始める前は、とてもとても思いもしませんでした。
もしあのとき、先生にお会いできなくて、先生に「すらら」をご紹介してもらえなかったら、今頃どうなっていたんだろう…
時折、そんなことを考えて寒気がすることもありますが、今の幸せを噛みしめるのみです。
先生、本当にありがとうございました。
ゲーム好きが好む学習教材を使うと、ゲーム狂いは次第に勉強好きに変化を遂げていきます。
苦労した末に、子供の学習指導に成功した先輩の話は、素直に聞いてみるものだと実感しています。
ただ、一つだけ、注意点を先輩先生からいただいています。
「気長に待って上げること姿勢」だそうです。
ゲーム好きに、ゲームのような教材を与えたところで、直ぐに飛びついて勉強を始める訳ではありません。
おそらく最初は子供は関心を示さないことでしょう。
「なにそれ」とか、
「そんな買ってくれてもやらないよ。」とか。
おそらく勉強教材というだけで、最初は興味を持たず無関心であり、教材に手もつけないと思うのです。
でも、親として大事なことは、子供がやる気になったらやることができる「環境を作って上げることです。
気長に2〜3ヶ月は待ってあげてください。子供はなんかのキッカケで勉強を始めるものですから。
子供も頭の中では「勉強することの重要性」を理解しています。
「勉強のやり方が解らない」から勉強できないだけなのです。
指導経験を持つ家庭教師の先生にアドバイスしてもらうと、子供のためになります。今の時代、指導料金はそれほど高くありません。