高校受験の対策はいつから始めるべきなのでしょうか?
普段の授業の予習や復習があるし定期テストもあるし・・・
特に中学1年や2年だと部活や習い事もあったりします。
勉強との両立に苦労しますね。
でも
高校受験は「あっという間」にやってきます。
もっと早くから準備しておけば良かった・・・
そう後悔しないためにも
中学生は、塾とか受験勉強をいつから始めておくべきなのかをまとめてみました。
具体的にいつから始めれば良いのか気になる方読んでください。
高校受験で準備すべきことは?
そもそも高校受験の準備とは何をしたら良いのでしょうか。
答えは
高校入試で合格するために必要となること
です。
そして入試に合格するためには、
①入学試験で良い点をとること
②内申点で良い点をとること
この2つが必要になります。
それでは
①高校入試で良い点をとる高校入試対策と
②内申点対策
を具体的にみていきましょう。
①高校入試対策
高校入試は基礎力アップから
当たり前ですが高校受験では入学試験で良い点数を取ることが必要です。
学校ごとに入試問題の内容は異なります。
そこで受験する高校の入試問題を研究しておくことが重要です。
(公立高校でも基本的には都道府県ごとに入試問題は異なります)。
受験する高校ごとに要求される学力レベルも異なります。
→受験する高校の学力レベルをみてみる(都道府県別の高校案内)
どこの高校を受験するにしても基本的な学力をアップさせる勉強が必要になります。
さらに難易度が高い高校を受験する場合には、基礎力にプラスαして、応用力を身につけることも必要になるのです。
【高校入試に必要な基本的学力】
- 基礎力
- 難関校の場合には基礎力+応用力
↓
【実践力】
- 過去問
基本的な学力をアップさせたら実践力を上げるために受験する高校の「過去問」を使って問題をといて行きましょう。
高校入試で良い点数を取るには
中学校の勉強の基礎は中1の勉強にさかのぼります。
中学生の勉強は
中1の学習内容をベースとして少しづつ難易度が上狩り、中学2年、中学3年の学習が積み上げられていきます。
高校入試の問題は積み上げられた「中1から中3」までの学習内容を基礎として作られています。
この高校入試の問題の作り方は公立高校や私立高校の中堅校レベルまでは特にはっきりとわかります。
だから中1から中3までの基礎的な学習をしっかりマスターしておけば、高校入試の8割で良い点数を取ることができます。
だから基礎的な学習のマスターが非常に重要となるのです。
②内申点対策
内申点を決定する重要なファクターは定期テストの成績です。
もちろん
- 授業態度
- 宿題
なども内申点を上げるには重要な要素です。
いずれにせよ内申点アップはキチンと学校の勉強をすることに尽きます。
学校では基礎的な学習しか勉強しません。
だから
内申点を上げるためには「基礎学力のアップ」を図ることが大事なのです。
ここで内申点は中学校2年後期の成績からカウントされる(ことが多い)ので、中学2年生の秋から勉強を頑張れば良いと考える方もいるかもしれませんが、
間違いです。
なぜなら、
中学2年の勉強は中学1年の学習内容を土台としています。
中2からいきなり勉強したところで、中1の勉強内容をマスターしていなければ中2の勉強内容は理解できません。
結局のところ中1の時からキチンと勉強しておく必要があるのです。
内申点を上げるためには、
- 中1から
- 基礎的な学習(学校の勉強)
に真面目に取り組む必要があるのです。
科目別対策⇒高校受験で準備すべきことは?
高校入試対策としても内申点対策としても、
結局のところ、
中学1年生の時から、
基礎的な学習にしっかり励むことが必要ということでした。
では
全ての科目について中1の時から受験対策をしておく必要はあるのでしょうか?
❶英語と数学は?
英語はまさに「積み上げていく」学問です。
単語、英文法などについて基礎的な学習から始まり、少しづつ積み上げていく科目ですから、
やはり中1の時からしっかり勉強しておく必要があります。
数学は毎年同じような学習範囲がくり返しくり返し出題されます。
そこで数学の学習もくり返しの中で少しづつレベルを上げていきます。
そのためにはやはり中1で学習するときからコツコツ勉強をする必要があります。
英語も数学も中1からの勉強を積み上げていく学問なので、中1から勉強をコツコツしていないと高校受験ではかなり苦労することになります。
なぜなら、
高校の勉強も中学生の勉強内容を土台としており、高校受験はその高校での勉強についていけますか?ということを聞いているからです。
部活や課外活動も楽しみたいところですが、英語と数学に関しては特に中学1年の時からコツコツ学校の勉強(基本的な学習内容)をしていきましょう。
→中1からコツコツ勉強してこなかったよ!という中学生や保護者の方はこちらをご覧下さい。
❷国語は?
一方、国語の勉強はどうでしょう?
国語は数学と英語のような積み上げの勉強とは異なります。
国語で一番重要なことは「読解力」を磨くことです。
この国語の読解力は文章の構造に関する幾つものルールを体で覚えることで身につくものです。
積み上げ式の学習が必要というよりは、一度読解力を身につければあとは積み上げる必要がないといえます。
一度マスターしてしまえばあとは勉強する必要がないのが読解力。
中1の時から勉強していないと後からさかのぼって復習・勉強しなければならないということはないのですが、逆にマスターすることができなければ、ずっと読解力の勉強をし続けなくてはいけません。
どうせなら中学生の早い段階から読解力をマスターしておきたいものです。
読解力をマスターするためにはある程度落ち着いて勉強する必要もありますし、マスターするまでの時間の長短には個人差もあります。
ですからやはり国語においても中1の時から勉強に励んでおきたいものです。
高校受験の準備はいつからするべき?
ズバリ、高校受験の準備は中1からすべきです。
高校受験の基礎学力は中1の学習内容です。
中2、中3になってから勉強を始めたところで、中1の学習内容をマスターしていなければ、結局さかのぼって復習・勉強しなくてはいけません。
学年が上がるにしたがってやる事も増えるのにさらに復習しなければならないのは効率も悪いですよね。
受験も近づき心理的にもあせってくるなかでは復習した学習内容を結果に結び付くように吸収するのも難しいです。
そこで無理なく勉強するためにも、中学1年生の時から、コツコツと勉強をしましょう。
毎日のコツコツ勉強が、そのまま高校受験の準備勉強にもなるのですから。
部活があるから中1・中2は難しい
中学校に入学したお子さんたちの多くは、
「部活動」
「習い事」
「課外活動」
などにも積極的に励むことと思います。
勉強が大事なこともわかるけど・・・
高校受験の準備は早くするにこしたことはないと分かっているけど・・・
中1から受験勉強モードなのはしんどい。
と思う方がほとんどでしょう。
わかります。
まさにその通りで、
中1から中3まで、ずっと受験勉強モードで勉強をしていたのでは
「体が持ちません」
「集中力も、気力も持ちません」
という状態になります。
中学生の本人が部活動や習い事をしたいのであればやらせるべきです。
高校受験のために否定する必要はなくて、思う存分やらせてあげると良いことでしょう。
本人がやりたいことをセーブすることは一番いけないことです。
例えば、
部活動をやりたがっているのに、セーブして勉強させようとしたところで、部活の代わりに勉強をする訳ではないのです。
かえって部活ができなかったのは受験勉強のせいだ、ということで他の面でも悪影響が起きる可能性が高いと考えた方が良いでしょう。最悪グレてしまうことだってあります。
大切なことは
本人が興味を持っていることはなるべくやらせてあげること。
その上で、中1から受験の「準備」はしておきましょう。
本人がどのような活動をしていても受験の「準備」につながるように家族が学習環境を整えてあげることが非常に重要です。
どんなに忙しくても、積み上げ勉強が必要な英語や数学などの基礎的な学力をアップさせるために、自宅で継続的に勉強する習慣を身につけさせましょう。
中1から「受験モード」でなくてもいい。
ただし受験の「準備」はしておこう。