中学校の成績(内申)は高校入試に影響するの?
上位校以上の私立高校を受験するお子さんの場合には、(公立)中学校の成績・内申点は、基本的に高校入試に影響することはありません。
上位校・難関校の私立高校入試においては、内申点が基準点に達していないと受験出来ないことはないでしょうし、推薦入試などにより内申点が考慮されることは少ないです。
私立上位校以上の高校では、基本3教科の学力を高めることが要求されます。
国語・数学・英語について、基本的事項の理解力・説明力を身につけるとともに、(難関校では)応用力を身につけておくことが求められます。
尚、一部の上位校以上の高校では、基本3科目の他にも、理科・社会の学力までもが要求されることも念頭に置いておいてください。
しかし、それでも、
中学校の成績・内申点は、高校入試においては影響しないと考えてよいでしょう。
中学校の勉強を疎かにしてよいと言っているわけではありませんが、
私立上位校以上の高校を受験するお子さんにとっては、高校受験との関係では、合格を考えた際には、中学校の授業・課題・宿題・試験が重荷になります。
誤解を恐れずに言わせてもらえば、私立上位校以上の高校を受験するような学力があるお子さんにとっては、中学校の勉強は「足かせ」となることが多いのです。
中学校の先生は色々言ってくるかもしれませんが、
私立上位校以上の学校にどうしても受かりたいと言う時には、中学校の勉強や活動のウエイトは、若干落としてもよいと思います。
内申点に影響があるかもしれません。悪い内申点を付けられるかもしれません。
でも、どうしても私立高校の上位校以上に入りたいと言う場合には、ある程度の妥協は必要となることもあるでしょう。
私立高校の上位以上と、公立高校の上位校では、学習レベルに差があります(私立上位校の方が学力レベルは高いことがほとんです)。高校入試における受験勉強方法にも違いがあります。
公立高校も上位高校を受験したいし、合格もしたい、と言う風に欲張っても良いですが、私立高校の上位校以上を受験できるような学力があるのであれば、私立上位校に的を絞ることも考えても良いかもしれません。
公立校向けの高校受験勉強法との違いは?
公立高校と私立の上位校・難関校では、求められている学力レベルに開きがあります。
公立高校の上位校ですら、私立高校の難関校とは、雲泥の学力開きがあることを意識してください。
ただ、一部の私立上位校においては、公立高校の上位校と同じような学力レベルで合格できることも事実です。
私立高校と公立高校では、要求される受験対策も自ずと変わってきます。
公立高校の受験勉強法
公立高校は、基本的事項の「理解」と「説明・表現」しか求められません。公立高校に合格するためには、応用力は一切不要です。
内申点で良い点数を取る必要があり、日頃から中学校の授業を大切に勉強する姿勢が求められます。
私立の上位・難関高校の受験勉強法
一方、私立高校の上位・難関の高校は、徹底した基本的事項の「理解」と「説明・表現」の力が求められますし、「応用力」までもが求められるのです。
応用力を身につけることは、一部の中学生を除いて、大変なことですから、中学校の勉強に付き合っている余裕はあまりないことが多いでしょう。
私立高校の上位校以上を志望校としているお子さんにとっては、実際、中学校の学習内容は簡単すぎるので、中学校の勉強が、高校受験の重しになると感じることもありそうです。
中学校の学習内容が簡単すぎるので、学校の勉強を馬鹿にしがちです。そのような態度も伴って、内申点は悪くつけられることもあることでしょう。
中学校の定期テスト対策と高校受験対策は違うの?
中学校の定期テスト対策と「上位校・難関校」の高校受験対策は違います。
中学校の定期テストは、日頃の授業の理解度を試すテストです。
担任の先生の話を聞いているか?ということに着眼点が置かれがちで、試験の内容も、授業でやったこと、担任の先生が気になっていることに傾きがちです。
先生の授業を聞いていないと解けない問題があったりして、偏っている内容も結構あるのです。
しかし、先生の授業を聞いていないと解けないような問題を解けても、定期テストの点数は良くても、高校入試には太刀打ちできません。
中学校の定期テストは、授業の内容と、時にはテキストや問題集の内容を、「暗記」する問題です。正確な理解というよりは、暗記する問題です。
一方、私立の上位校以上の高校の問題は、正確な理解・表現/説明力が求められる上に、自分の力で考え抜く力である応用力が必要となります。暗記は入りません。
中学校の定期テスト対策と「上位校・難関校」の高校受験対策は違います。
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