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深夜特急シリーズ(全6巻)
:エッセー・随筆
:沢木 耕太郎(著)
いつも私が「何か面白い本」はないですか?と聞かれたときに、必ず挙げるのがこの本です。
「深夜特急」
この本は本当に面白い。経験上では、男の子受けする本であるとの印象もありますが、女の子にも良いでしょう。
バックパッカーの先駆者ともいうべき著者が、ある日思い立って旅を始めるのです。安宿に泊まりながら、ロンドンまで主にバスを使って旅していく物語。
値段の交渉をしながら宿を探して、お金の心配もしながら食事もしていく。値段のことも詳細にイメージできるような描写の中で、何か大切なものに気づかされる気がするのです。
夢中に読んでしまうお子さんが多いかと思います。
この本に感銘を受けた私の中学生の教え子のうち、一人は、実際に世界一周旅行に旅たちました。大学生の時です。
またある一人は、この本の影響を受けて、インドの大学院に進みました。
そのような行動を起こすところ迄は行かなくても、この本をキッカケとして、読書に対する興味をもつ中学生の姿をたくさん見てきたのです。
「深夜特急」はおすすめの一冊です。
深夜特急(1) 香港・マカオ (新潮文庫) [ 沢木耕太郎 ] 感想(60件) |
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫) | 「インド」のデリーから「イギリス」のロンドンまで、乗合いバスでの旅行することを思い立った。仕事もすべて置き去りにして…。出国後の最初の国は、香港から始まった。 |
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫) | 「バンコク」へと飛び立つ。刺激に満ちた香港での旅とは異なり、バンコクの街も人々も何だかしっくりとこない。違和感を感じたまま、バンコクを離れて、鉄道でマレー半島を南下する。香港で感じた熱気の再現を期待しながら、シンガポールへと向かった。シンガポールは一体どんな国なのだろうか? |
深夜特急〈3〉インド・ネパール | 偶然に身をゆだねてさまよう旅をする。著者は遂に「インド」に辿り着く。「インド」でもカルチャーショックが待ち受けたいた。カルカッタの街では路上の物乞いに足首をつかまれたり、ブッダガヤでは最下層の立場にある子供たちとの共同生活を体験するのだが… |
深夜特急〈4〉シルクロード | シルクロードの旅が始まる。「パキスタン」の長距離バスは、凄まじかいものであった。パキスタンの運転手は、道路を猛スピードで突っ走り、対向車と肝試しのチキン・レースを展開する。そんなクレイジー・エクスプレスで、著者ははシルクロードを西へ進んでいく。 |
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 | 「アンカラ」で著者は一人のトルコ人女性を訪ねる。著者が頼まれて、東京から預かってきたあるものを届けるためだ。「イスタンブール」の街角ではハプニングが。「ギリシャ」の田舎町では見知らぬ男性にパーティーに誘われ着いていってみたら… |
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン | 「 イタリア」から「スペイン」へ向かった著者は、西端の「ポルトガル」の果ての岬・サグレスに辿り着いた。「旅の終り」の汐どきを感じながら、「パリ」で数週間を過ごしたあと、「イギリス」ロンドンに向かうのだった… |
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