学習塾の費用っていくらかかるのだろう?
授業料に幾らぐらい使っていいのかな?
良い学習塾を選んで、こどもにしっかりと勉強してもらいたいですよね。
子どもに係る費用のことも考えながら、中学生の学習塾選びの検討してみましたので、ご参考になれば嬉しいです。
こどもに係る学習費用
中学から大学までの間に、子どもに係る学習費用を調べてみました。こちらの表には、学習塾の費用は含まれていません。
頭では解っているものの、あらためて見ると、やはり学習費用は相当かかるものです。
公立と私立に通わせて場合の比較でまとめていますが、やはり私立校は費用が掛かりますね。
お金だけ考えるのならば、子どもには公立学校に行って欲しいと思ってしまうのが、自然な心情です。
中学生の学習塾の費用
それでは、学習塾に通わせた場合には、どれ位かかるのでしょうか?
上記の学習費用には、学習塾の授業料は含まれていません。
下記表をみますと、公立学校の方が、私立学校よりも学習塾の費用がかかっています。
理由としては、以下のようなことが考えられます。
・私立の方が、学習ファローをしっかりしてくれているものの、公立の方が学習フォローが手薄いため、両親は自分たちで学習環境を構築してあげなくてはいけない。
・とくに、高校受験を考えた場合には、公立のほうが私立よりも、より受験対策を意識しなければいけない。
・私立の中には、中高一貫校が多く占めているところ、中高一貫校の生徒は、高校受験対策をしなくてもいい。
学習塾費用(円) | 公立 | 私立 |
中学1年生 | 125,018 | 107,105 |
中学2年生 | 161,115 | 141,936 |
中学3年生 | 326,333 | 156,886 |
高校1年生 | 56,681 | 77,061 |
高校2年生 | 94,666 | 154,695 |
高校3年生 | 136,647 | 198,889 |
平成26年度版文部科学省「子供の学習費調査」の「Ⅱ 調 査 結 果 の 概 要」より
学習塾費の金額分布(%) | |||||
公立中学 | 私立中学 | 公立高校 | 私立高校 | ||
0円 | 29.9 | 46.3 | 66.6 | 61.0 | |
~1万円未満 | 1.1 | 1.9 | 2.4 | 1.9 | |
~5万円未満 | 5.7 | 6.7 | 3.8 | 3.6 | |
~10万円未満 | 6.5 | 5.0 | 3.3 | 3.6 | |
~20万円未満 | 14.4 | 11.0 | 6.2 | 5.3 | |
~30万円未満 | 13.1 | 11.3 | 5.6 | 5.0 | |
~40万円未満 | 10.9 | 7.9 | 3.3 | 5.2 | |
40万円以上 | 18.8 | 9.9 | 8.7 | 14.3 |
平成26年度版文部科学省「子供の学習費調査」Ⅱ 調 査 結 果 の 概 要 より
費用に見合った学習塾を選びをすること
上記でみてきた通り、子供の学習費用はかかるもの。
これから高校生、大学生と、お金はかかる一方ですし。
だから、なるべく学習費用は、安く押さえたいですよね。
でも、確かに費用は大事なのですが、一番大事なことは、子どもにとって必要なときに、必要となる学習環境を整えてあげることなのです。
必要となる学習環境を整えてあげるにあたって、そもそも中学時代の勉強って、そんなに大事なのでしょうか?
一度考えてみましょう。
中学生時代の勉強は大事
中学生の勉強内容は重要です。非常に大事です。
- 未だ中学1年生だから、
- 高校になってから頑張ればいいから、
そんなことを言う子どもがいますが(ときには、お母さん、お父さんも)、間違っています。
理由は簡単で、
中学1年生の勉強内容は、中学時代の学習内容の核となっているからなのです。
中学校1年生の勉強内容は簡単に思えることもあるとは思うのですが、中学2年生の勉強と、中学3年生の勉強の内容は、中学1年生とほぼ重なる内容を学習しているのです。
敢えて簡単に言うと、同じことを繰り返し繰り返し、勉強しているのですね。繰り返す過程で、少しづつ難易度を上げていったり、関係する事柄を学んで学習範囲を広げている訳です。
誤解を恐れずにもっと言うと、高校生になったからの勉強内容も、実は中学校の学習範囲と同じなのです。高校生になると、なんだか大人になった気分もして、教科書も新しくなるし、学習環境や生活環境も変わるわけで。子供たちも「何だか高校では難しいことを学ぶのだろうな」、「中学校とはことなり、新しいことを学び始めるのだろうな」とような錯覚に陥ってしまうものです。
でも、高校で学ぶ内容は、実は中学生の学習内容をベースとしています。特に高校1年生のときには、中学時代と同じような内容の勉強を、繰り返し繰り返し、少しづつ難易度を上げながら行っていくことになるのです。だから、勉強を頑張るぞ!と思っていた子供たちには、少し拍子抜け感があるかもしれません。
高校に入っても、関連事項や応用事項を少しづつ繰り返しいてくのです。これも、中学校時代と同様です(ただ、高校2年生からは、難易度が上がるペースが急だなあ、と感じると思います。関連・応用事項の増え方もピッチがあがり、勉強量は今までよりもはるかに増えていくでしょう。でも、中学時代の学習をベースとしている、という点については変わりありません)。
言いたいことは、中学時代の内容を繰り返し繰り返し、高校生まで勉強していくことになるということ。だから、中学1年生のときからしっかりと勉強していないと、今後高校卒業までの6年間の間に、必ず分からなくなる事態が生じるのだ、ということです。
分からないことが生じた場合には、解らなくなってしまった場所まで、遡って学習することになります。だから、勉強を遡るときには、中学校1年生までさかのぼらないといけない事態も生じるのです。
できれば、中学1年生まで遡るなんて、こどもは嫌がるのではないでしょうか?
だから、しっかり目の前の勉強を、一つ一つ積み上げていく必要があるのです。
学習は子ども自身で行うしかありませんが、親はその学習環境をしてあげる責務があるのですね。
逆にいうと、中学1年生から、しっかりと勉強をしておけば、中学2年生以降の学習が非常に楽になります。同じことを繰り返して勉強しているのですから、一度分かってしまえば、高校3年生まで、そのことで苦しむことはないのですから。楽だ!ということは当然ですよね。
重ねて言いたいことは、中学生の勉強内容は大事だ!ということなのです。
中学生のお子さんには、学習環境をはやく整えてあげる必要があります。
中学2年生の夏から差が出る
ご存知かと思いますが、中学2年生の夏は、とっても大事なのです。
なぜならば、中学2年生の2学期から、学習内容は大きく変化するのですから。中学1年生や中学2年生1学期までは、なんとなく手を抜いて勉強していたって、授業のペースにも付いて行けるし、試験結果だって「まあ、、こんなものか、、」というように何となく誤魔化すことが出来たのです。例え、勉強に付いていけない状態であったとしても、
- 子ども自身、勉強が遅れていることに気が付いていない。遅れを認めたくない。
- 親も、子どもの遅れに気付いていない
という状態に陥っているケースが、非常に多く見受けられます。自覚症状がないということです。
出来ないことがあまり目立たない形でしか現れないので(成績の落ち幅が少ないことが多い)、親にもこどもにも自覚症状がないのです。
しかし、中2の2学期からは、確実に学習レベルが上がっています。これは紛れもない事実です。
このことを意識したうえで、学習進行のペースにしっかりと付いて行かないと、中学2年生以降、あっという間に差が付いてしまいます。
特に注意しないと行けないことがあります。
- 中2の夏は、ちょうど中だるみの時期であること
- 親自身、来年は高校受験で忙しくなるから、今年は休ませておこう、とのんびり構えてしまいがちであること。
勉強が遅れているという自覚症状が無いばかりか、お子さんやお母さんたちがこんな状態にあることが多くて、困ったものなのです。中学1年生と中2の一学期の学習が、何となくうまくいっているような気になっていることに加えて、こんな呑気な気持ちでいるのですから。
呑気な気持ちのまま、中学2年生の2学期に突入していく。まったく目も当てられない状況なのです。
だから、早めに対策をうって学習環境を整えること。
中3だってまだ大丈夫。しっかり戻って勉強できる学習環境を整えてあげることが、親の責務です。
中学生の学習塾の選び方 | そもそも塾の役割は?
- 学生のときの勉強が大事なこと
- こどもの学習費用は掛かるから、なるべく安く押さえたいけれど、子どもにとって一番良い学習環境を整えてあげる必要がある。
そのことは、よくわかりました。
「でも、良い学習環境とは、何なのでしょうか?」
「学習塾の選び方は、どうすればよいでしょうか?」
という質問を受けることがあります。
まずは、そもそもの学習塾の役割を考えてみましょう。勉強のステップから考えていきます。
勉強のステップ
勉強するにも順番があります。この順番を無視して、やみくもに努力しても何も身になりません。
何気ないことですが、このステップを意識しているのと、していないのとでは、大きな差が付くのです。
❶ まずは理解すること(インプット)
❷ 理解したことを、自分で再構成してみること(まとめてみる)
❸ 自分で再構成したことを、表現してみること(アウトプット)
学習するには、上記のように❶理解⇒❷纏める⇒❸表現 の3つのプロセスを辿るのです。
学習塾の役割
学習塾は、このうちの❶理解をする部分を担うことになります。本来であれば学校がこの役割を担うところですが、
- 集団授業なので、個別の理解に合わせて授業を進行できない。
- 学校教材は正直いまいち解りにくい。
- 先生の当たり外れがある。
- 学校によっては進度が遅い。
このような事情により、❶理解する部分は、学校外で補わなくてはいけない、という現実があります。
その子によって、❶理解する部分に求める内容は異なると思います。
- 学校の授業が分からない、という子どもがいれば、
- 学校の授業よりも高度なことを勉強したい、という子供もいることでしょう。
だから、その子の要求する理解のレベルに合わせた学習塾選びをする必要があるのですね。
子どもの要求する学習内容を、提供してくれる学習塾選びをすることが重要となります。
中学生は、非常に伸びる時期だから。興味をもったいることを、しっかりと教えてくれる学習塾を選ぶべきなのです。
しかし実際は、
- 家の近くにはそのような塾はない。
- そもそも近くに学習塾がない(首都圏以外の方は特に)
- 費用も割高になる傾向がある。
- 先生の質に疑問がある。
そのような悩みを持つことも多いのです。
子供の学習塾の選び方
学習塾の選び方について、簡単に整理しましょう。
- 子供に理解させてくれる。解りやすい。
- 子供の興味を引き立ててくれる。面白い。
- 子供の学習進度に合わせてくれる。個別理解。
- 良い先生が教えてくれる。出来れば東京の有名塾レベル。
- 家の近くで通いやすい。出来れば家で授業を受けたい。
そんな学習塾を選ぶことが大事になります。
もう一つ、大事な要素が抜けていました。
❻ 出来るだけ安い学習塾がいい。
このような学習塾を選ぶことが、学習塾の選び方となります。
そんな学習塾はありませんって思っていませんか?
それがあるのです!
↓おススメの学習塾はこちらから。
いちど、試してみるといいと思うのです。わたしが幾ら良いといったところで、体感してもらわないと解ってもらえませんからね。
念のため、動画もご紹介しておきますね。
アドバイスは素直に聞くことが大事
わたしが学習指導してきた中で印象深い二人の男の子の話をします。
二人は、私が学習指導をしてきたお子さんで、小学校と中学校の同級生でした。二人は、中学校1年生までは成績も同じくらいでした。差が付き始めたのは、やはり中学2年生の秋頃から。
一人は負けず嫌いで素直な頑張り屋さん(仮にA君といいます)。出来ない問題があると徹底的に解ろうと努力する努力家タイプで、器用なタイプではないし、決して地頭がよい訳ではなかったけれど、素直で親や先生の言う話をよく聞くタイプ。わたしのアドバイスも良く聞いてくれて「この本を読むといいよ」と教えてあげると素直にその本を読んで、次はどうすればいいでしょう?と聞いてくるタイプ。
もう一人は、どちらかというと天才肌(仮にB君といいます)。あまり努力しないでも理解できるタイプ(というより、理解しているように、こちらからは見える)。恥ずかしがり屋というか、プライドが高いというか、人に質問はすることは決してない。ご両親のいうことも、学校の先生の言うことも素直に受け取らない様子で、わたしも「どうやったこの子はわかってくれるかなあ、、」と苦労した思い出がたくさん。学習アドバイスをたくさんしたけれども、アドバイスを聞き入れた様子はあまりなかった。親御さんも「うちの子はこの方法で勉強してみますから、大丈夫です」というスタンスだったので、お母さんの影響かなあ、、とも感じていたのです。
そんな二人の差が決定的に付いてきたのは、中学校3年生の夏で、偏差値も10程の差が付いてしまいました。高校受験の際にも、受ける高校は違ったのですが、素直なA君は偏差値72の私立大学付属高校に見事合格できたのです。一方、もう一人の天才肌のB君は、結局高校受験に全て失敗してしまい、中堅の公立高校に進学しました。大学受験でも2浪したと聞いています。
この二人の差は、一体どこで生じたのでしょうか?
注意してほしいのですが、差は付くべくして付いたのです。二人のもともと持っているポテンシャルは同じだったわけで(むしろ天才肌の子の方が地頭はよかった)、
違いは、素直に「良い」と教えてもらったアドバイスに従わなかったこと。
B君の本質的な問題は、良いといわれたアドバイスに従わなかったこと自体ではないのです(勿論、そのことも重要なのですが)。
・問題は、素直な心で、良いものを吸収しようという精神を持っていたかどうか、
・素直に、直ぐに行動できたかどうか。
そこが大きな違いだったのです。素直なA君は、他にもよいアドバイスを、多くの先生たちから素直なこころで受け取り吸収していたことでしょう。だからこそ、高校受験も合格に辿りつけたのだと思います。
素直にアドバイスを聞くことができたかどうか。アドバイスを受け取って、行動できたかどうか。そこが大きな違いだったのです。
子どもは、親の影響を、とりわけ母親の影響を強く受けますから、お母さん自身が素直な心でアドバイスを受け取り、実行できていたか?ということが大事なのです。
アドバイスを実行してみて、やっぱり違った。。ということもあるでしょう。
といいますか、多くのアドバイスは「うちの子供にはあっていない」ということなのかもしれません。
でも「子供に合っているかもしれない」
実際に色々と試行錯誤しているうちに、その子どもにあった方法が見つかるものです。必ず見つかります。
だから、まずは実行してみる、トライしてみる。
その精神が非常に大事なのです。
https://www.youtube.com/watch?v=6oTr6a46U9Q
(補足)高校入試に係る費用
高校入試にかかる費用もまとめてみました。あらかじめ把握しておかないと、いざ、受験というときになって「予算不足」ということで受験校を絞るなんて言うことにもなりかねませんからね。
予算不足で、選択肢が狭まった、、なんていうことにはしたくありませんからね。
入学試験に係る費用
しかし、やはり子供の学習費用はかかるものです。
安価でよい学習塾は、やはり良いモノですね。
こどもと母親の評判
◆京都の中学1年生
部活を引退しても何をしていいかわからず、勉強も手につかなくて。
でもスタディサプリはノートも必要なくて、見るだけで勉強できるので続けられています。最初は15分でもツラかったのですが、今では2、3時間でも集中して勉強できるようになっています
まずは15分を目標に毎日続けると、10日ほどで自分から勉強するようになりました。タブレットの手軽さもあり、今ではソファでくつろぎながら勉強も。
学校に行く前にゲームの代わりにサプリをやるようになったりと、おかげで学習習慣がつきました
◆三重の中学2年生
ちょっと疲れているから今日は1単元、気分が乗っているから3単元やろうとか、自分のペースでできるのがいいですね。
今では帰宅後の夕食までが、 スタディサプリ の時間になっています
夕食までの時間を スタディサプリ だけじゃなく、翌日の学校の準備にあてたりと、勉強への意識も変わったようです。
日頃はリビングでやっていて、先生のトークに思わず一緒に笑ってしまうこともありますね
◆宮城の中学3年生
パソコンを開けばすぐに勉強できるから、手軽に、すき間時間を利用するのにピッタリです。基礎固めや過去の復習にも簡単にアクセスできるので、塾の勉強とうまく併用しています。
何よりも、一流の先生の授業を聞けるので、大変為になるのです
『昨日は頑張ってたね』とほめたり、『ちょっとさぼったんじゃないの(笑)』とお尻を叩いたり、親子の会話も増えました
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