高校受験が視野に入り始めると、中学生のお子さんやご家庭では、
「どうやったら国語の成績が上がるのか?」ということに真剣に考え始めます。
高校入試を見据えて、真剣に勉強を始めた証拠ですね。
国語の成績をあげる秘訣は「読解力を向上させる」ことにあります。
しかし国語の読解力を上げる方法は簡単ではないので「勉強のやり方」で戸惑う人が多いのも事実です。
これではやる気はあるのに具体的な勉強法がわからなくて悩んでしまいます。
実は私もそうでした。
中学生で国語の勉強方法について悩んだことから始まり、中学生への学習指導をする立場になってからは20年間以上ものあいだ試行錯誤。常に国語の教え方を考えていました。
「良い学習方法はないだろうか?」
人は色々なことを言います。
「朝日新聞を読むといいよ」
「天声人語が受験対策としては必須なんだって」
本当に良い勉強方法は何なのでしょうか?
悩みながら、多くの人から、読解力が上がる勉強方法について教えてもらい、検討を積み重ねてきました。
ここでは読解力に悩んでいるすべての人に向けて私の考えをまとめてみました。
読解に自信がない方のご参考になれば嬉しいです。国語力はすべての学科の土台となる重要な学力ですから。
そもそも読解力とは?
そもそも読解力とは何でしょうか?
読解力とは文章を「読み解く力」のことです。
そして文章を読み解くためには3つの大事なことがあります。
- 文章全体を論理的に把握すること
- 作品が書かれた時代背景の知識があること
- 制限時間内に読解問題を解くことが出来ること
❶ 論理的に把握すること
一番大事なことは「論理的に把握すること」です。
読解力=論理的に把握する力といっても過言ではありません。
読解力をつけるには文章を論理的に把握するトレーニングが最も重要であることを理解してください。
❷ 時代背景の知識
「文章を論理的に把握する力」を補助してくれるものがあります。
それは作品が書かれた時代背景の知識です。
文章に関する前提知識があると難しい文章も読みやすくなります。
特に読解問題では、科学問題や時事問題などが出題されることがありますが、
文章中に難しい単語があると制限時間内に内容把握することが難しくなります。
問題を解くどころの話ではなくなることすらあります。
前提知識を完全にインプットしておくことは難しいですが、一般常識レベルの知識であったり、他の受験生が知っている知識についてはあらかじめ学習する必要があると考えましょう。
❸ 制限時間内に問題を解く
最後に重要なことは「制限時間内に読解問題を解く技術」をマスターしておくことです。
高校入試は試験である以上、制限時間が設けられています。
受験生はタダでさえ緊張しているのに制限時間内に回答しなくてはならないのです。
焦ってしまったり動揺したりで、本来の実力を発揮することが難しい状況にありますから、あらかじめ制限時間内に問題を解く力を身につけることが、受験対策上絶対に必要になります。
さあ、どうでしょう。
読解力をつける為に、大事になる3つのことについて、大まかに理解できたでしょうか?
正しい方法で学習すれば読解力は簡単に上がるものです。
やり方さえ間違わなければ「国語ほど簡単に成績があがる科目はない」ということも頭に入れておいてください。
ここからは読解力を付けるために大事となる「論理的に把握すること」と「知識をつけること」についてみていきましょう。
① 文章を論理的に把握する
読解力とは文章を論理的に把握する力のこと
読解力の向上には文章を論理的に把握する力をつけることが一番大事であることをお話ししました。
なぜなら国語の文章はもともと論理的整合性が保たれるように作られています。
読み手である私たちも文章を論理的に読解することが求められるのです。
試験問題の設問を読んでみても文章を論理的に把握する重要性がわかります。
読解問題の設問には
「次の文章(問題文)を読んで、後の問いに答えなさい」
と書いてあることが多いです。
「問題文」は論理的な文章で書かれているので、まず文章を論理的に把握する力がないと設問で求められている内容が解けないようになっているのです。
それが読解問題です。
論理的に把握すること⇒文章の核を見抜くこと
文章を論理的に把握するために必要ことは、
- 核となる文章(筆者の主張)と
- それ以外の文章
を明確に分類することです。
文章の8割以上は筆者の主張以外の内容が書かれています。
文章の多くは「それ以外の文章」で占められていると考えておくべきなのです。
大まかなイメージとしては、
- 核となる部分=20%
- それ以外の部分=80%
というイメージが正しいはずです。
文章の中で核となる大事な部分はたった「2割」だけしかありません。
核となる2割を見分ける力が身につけば文章読解力は飛躍的に向上します。
なぜなら、試験問題の多くは筆者の主張(2割部分)から答えが導き出されるように作られているからです。
論理力をあげるには、文章の要点を見分ける
文章は、
- 筆者が主張したいこと(要点)と、
- それ以外の部分(要点以外の部分)
に分類出来ます。
大事な要点部分は文章全体の2割ほどです。要点を見抜くことができれば、論理の道筋(要点の繋がり)を把握しやすくなります。
論理の道筋まで抑えることができれば、文章内容を読み解くことが出来るのです。
読解力UP⇒要点の見分け方❶
文章作成者は、自分が主張を人に説明するときには、
- 具体例を用いて、自分の主張を説明したり、
- 体験談や、人から聞いた話を持ち出したり、
- 同じ主張をしている第三者の意見を紹介したり して、
読者が「なるほど」とイメージしやすい説明をすることがあります。
「具体例」
「体験談・聞いた話」
「第三者の意見」
どれもが、「筆者の主張」を具体的に説明するために、補完する文章なのです。
だから、
具体例などが書かれていたら、「要点以外の部分だな」と考えて、
筆者の主張(要点)はどこに書いてあるだろう?
と探してみると、要点を見つけることが出来ることでしょう。
読解力UP⇒要点の見分け方❷
要点の見分け方について、続けます。国語の文章を読んでいると、
時折、筆者が読者に対して「問いかけ」をしている箇所があります。筆者は自分が主張したいことを強調するために、あえて質問形式の文章としているのです。
ですから、
この問いかけに対する、「筆者の答え」が書いている箇所が「筆者の主張」となります。
ここで注意すべきことは、「読者であるあなたの考え」と「筆者の主張」は同じとは限らないということ。
読者のあなたが、「頭で考えた答えは正解ではない」ことに注意してください。
大抵の場合、読者が自分の頭で考えそうなこと(一般常識的な考え)が間違いを誘導する問題の作りとなっています。
誤答を導く問題形式、いわゆる「ひっかけ問題」です。
読解問題の答えは、文章中に文字として書いてあるのです。だから、頭で考えることはせず、あくまでも客観的に問題文に書いてある文字を探してください。
筆者の問いかけに対して、筆者が文章中に書いている文字の中から正解を探すように注意しましょう。
読解力UP⇒要点の見分け方❸
要点の見分け方です。筆者の主張(要点)と、反対のことが書いてある箇所は、要点以外の部分です。
例えば、筆者の考えと比較する形で、反対意見を記載している箇所は「要点以外の部分」です。
あえて否定したいがために、反対意見を文頭に持ってきたりもします。
「確かに、Aという意見もある。しかし、〇〇という難点がある。よって、B(筆者の主張)が正しい。」
という文章構成としたりするのです。
要点の見分け方は、幾つもある!
要点(筆者の主張)の見分け方を3つご説明してきましたが、まだまだ見分ける方法は幾つもあります。具体的に文章読解のトレーニングを積む中で、自分に合っている見分け方を習得することが大事です。
要点を見分けることができたら、次は、要点同士をつないで「論理の繋がり」を把握するトレーニングも必要となります。
論理の繋がりを把握する方法も、幾つもの法則があるのです。
読解力を身につけるには、要点(文章の2割)を見抜いた上で、論理を把握する力を身につけることが必要です。
これは、中学校の授業では教えてくれません。
だから読解力を、正しく学べる方法で勉強する必要があるのです。
② 作品が書かれた時代背景や、文化的背景の知識
文章読解力は文字を一生懸命読むだけでは身につきません。
読むだけでは解らないことも多いです。
特に高校の入試問題では一定程度の知識がないと読み解くことができない難解な問題が出題される事もあります。
高校入試では
- 非日常的な世界の話
- 専門知識を要する話
- 異なる時代背景の話
が好んで出題されます。
いわゆる「難しい文章」です。
文字を頭で追っても、内容はすんなり頭に入ってこないでしょう。
これらの文章は一定の前提知識がないと何が書かれているのか、意味を読み取れません。
歴史的背景や専門的知識が頭の中にある程度入っていると便利といえます。
でも学校のテストの場合には、必要となる前提知識は実はすでに授業で説明されています。
だから比較的説良い点数を取ることができてしまいます。
ところが高校の入試問題ともなると、事前に出題される問題も分からず、前提知識を事前に仕入れておくこともできません。
幅広く様々な知識にふれておいたり、経験のある事だと途端に有利になりそうです。
一見、歴史的背景に関する知識や、専門分野の知識は、国語の読解力を上げるためにも必要そうです。
確かに読解力を上げるだけでなく小論文を書くときにも役立つし、社会科の歴史を学習する上でも役立つことが多いです。
しかし高校入試で要求される本当の読解力は歴史的背景や専門分野の知識がなくても問題を解くことができるレベルです。
しかし独学で勉強していると、
- 本当の読解力をどのように学ぶべきなのか?
- 最低限必要となる知識とはどのような知識なのか?
ということが解りません。
特に受験直前期は特に時間がないので効率的に学ぶ必要があります。
だから
正しい勉強方法を教えてくれる先生について学習することが大事になるのです。
正しい勉強方法で、
読解力を上げる前提知識を学びしょう。
高校入試対策で「読解力」は必要?
高校入試では
- 上位レベルの難関校 のみならず、
- 「公立高校」や
- 基礎レベルの「私立高校」
においても読解力が要求されます。
しかし受験生の多くが、
・国語で求められていることが解らない…
・読解力を磨く「勉強方法」が解らない…
という状態で高校入試当日を迎えていることも事実です。
読解力の勉強が不十分でも、普段の読解問題が解けなくても、なんとか合格できてしまうこともあります。
それでも高校入試対策として読解力を身につけることが必要なのでしょうか。
絶対必要です。
特に
- 公立高校の上位校
- 私立高校の中堅校以上
に入学したい場合は
真の読解力を身につけていないと合格は難しいと思ってください。
高校の入試を突破するためには読解力のトレーニングは必須なのです。
読解力は、学校では教えてくれない
高校入試で成功するために必須となる読解力ですが、
学校の授業で学習するだけでは身につきません。
たまに「学校の勉強を真面目にしていれば大丈夫です。」という人もいますが、
読解力だけは学校の勉強だけで身につけることはできないのです。
特に「読解力の学習は授業で足りる」と思いやすいのは定期試験の点数がいい中学生です。
学校の定期テストで良い点数をとっているから自分には読解力があると勘違いしてしまうのです。
しかし
中学校の授業内容と高校入試の試験内容には読解問題の難易度にギャップがあるからです。
中学校の定期試験で良い点数を取ったって高校入試で良い点数を取れるとは限らないのです。
ここは重要です。
学校の授業は当てにならないし、学校の定期試験の点数も高校入試との関係では当てにならないことを認識することが重要です。
かと言って
読解力の学習は独学も難しいです。
良い国語の先生に導いてもらいながら自分でもできる正しい学習方法を探し出さないといけません。
読解力をマスターする
読解力をマスターすることは必須
国語の読解力は高校入試において必須の学力です。
しかし中学校の授業だけでは読解力のレベルを上げることはできません。
さらに自分1人で読解力の勉強をしようとしても、そもそも勉強の仕方も良く分かりません。
他方、
実は国語の読解問題ほど理解さえできれば簡単な問題はありません。
一度読解力が身につけさえすれば得点源となります。
しかも、
読解力は一度身につくとなかなか下がることはありません。
高校入試に限らず一度マスターすれば高校・大学・社会人の各段階において大きな武器になります。
「読解力」をマスターさえできれば鬼に金棒なのです。
実は読解力は国語に限った問題ではありません。
各科目のポイントをつかむ力、設問で求められている事を的確に把握する力にもつながってきます。
ですから読解力をつけるという事は高校入試全体で実力を発揮する事につながります。
実力以上の力(点数)を発揮できることすらあるでしょう。
国語に限らず、読解力があればどんな科目のどんな問題だってスムーズに解けるようになるのです。
苦手な読解力をマスターする方法
苦手な読解力をマスターするにはどのような方法があるのでしょうか。
国語の先生たちとも検討を重ねてきましたが、実は国語の先生のなかには、最初から国語が得意だった先生と苦手だったけれど克服した先生とがあいます。
国語、特に読解力を苦手に感じてしまっている中学生のためには・・・
苦手だった読解問題を克服した合格者に聞くのが一番!
苦手だった科目や範囲を克服する過程が大事です。
- なぜ苦手を克服できたのか?
- どのように学んだのか?
苦手を克服した成功者に聞いてみましょう。
- 国語の偏差値が10以上UPした
- 国語の苦手を克服して志望高校に合格した
今回「がんばって苦手な国語を克服したよ」という先輩合格者7名にお話を伺うことができました。
苦手なことは苦手を克服した成功者から聞くのが一番です。
7名の先輩からお話を伺ってみましょう。
【苦手克服】読解力の学び方❶ 天声人語でトレーニング
既にご存知の方も多いと思いますが、朝日新聞の社説「天声人語」は高校入試や大学入試の読解問題の題材としてよく使われています。
しろくま塾長の感覚からいうと、大学入試問題でより多く出題されます。
ただ「入試に出題されやすいから天声人語を読み込んでおくべき!」と考えて、天声人語で受験対策をする中学生もいます。
早い人は中学入試で、高校入試でも国語の読解力対策として天声人語をすすめられることが多いので、試してみたことがあります。
ただ天声人語の記事をそのまま覚えていくことが良い訳ではありません。
- 入試問題に出たとしても1記事だけ。
- 数年前の記事が出るかもしれない。
- 読んだことがある記事が出題されたからといって正解できる訳ではない。
つまり高校入試に出題されるかもしれないと思って天声人語を読むのは間違いだと思います。
あくまでも読解力の「トレーニング」として読むのが正解だと思います。
なるほど確かにそうですね。
では天声人語は高校入試の国語の受験対策になるのでしょうか?
特に「読解トレーニング」の素材としてどうなのでしょうか?
「トレーニング素材」としての天声人語についてのよくある誤解は、
「天声人語」の文章は美しい文章(=良い文章)である。
↓
だから真似するべきだ。
というものです。
実は
「美しい文章=良い文章」とは限りません。
大学受験や大学院入試レベルでも参考にされる「天声人語」。
中学生が天声人語の文章を読むと、
「とても読みにくい!」
「日本語なのにすごく分かりづらい。」
という印象をもつこともあります。
ただ高校入試では意図的に難しい文章が出題される事もあります。
読みにくい文章をわざと出題して「さあ、読んでごらん」と力試しをさせる問題です。
その対策として「分かりづらい文章の読解力を鍛えるための学習ツール」としては天声人語を使うこともあります。
普段から読みづらい文章でトレーニングしておこうという訳です。
しかし実は読解力のイロハも解らずにただ天声人語を読んでいるだけでは国語の成績は上がりません。
天声人語は評価が分かれます!
まずは
読解のイロハを学ぶ勉強をすることが先決!
【成績上がる】読解力の学び方❷ ⇒先輩合格者の国語で成功した方法
苦手な読解問題を克服。読解力を身につけて志望校に合格した先輩受験生のお話です。
私は国語の文章読解問題が大の苦手でした。
なかなか良い方法に出会えなかったのですが、ある勉強方法と出会って続けていたら、自然と国語が得意になり、読解問題を得点源にすることができました。
そんな私が国語の勉強をする時に気を付けていたことがあるので、お伝えします。
【国語の文章には一定のルールがある】
まず文章には一定のルールがあります。
例えば
- 文章は同じ内容を言い換えて繰り返し主張されることが多い。
- 主張は「具体例」で言い変えられることがある。
- 主張を「理由づけ」ている文章もある。
他にも
- 冒頭に読者を惹き付ける文章を書き、最後にまとめの文章を書く。
- 最初に結論を書いた上で、次に具体例や説明文を書く。
などのパターンもあります。
こういった文章のルールをあらかじめ理解しておけば、文章に何が書かれているのか分かりやすくなります。
【文章構造を理解する】
また文章構造を理解する事も大事です。
文章には
- 核となる文章(客観的事実とか、筆者意見とか)がある。
- 省略して良い部分(削除しても文章全体の意味が伝わる部分)がある。
高校入試で必要となる読解力は文章構造を理解できる力のことだと思います。
文章構造をあらかじめ理解できれば、読解問題は解きやすくなります。というか解けるようになります。
具体的には読む時にはまず
①文章全体のメインになる核となる文章を選び出す
ことから始めます。
核となる文章をいくつかに絞り込めたら、次に
②その核となる文章がどのように相互に構成されているのか?
を考えてみるのです。
「筆者はどのような意見を述べているのか」
「これはどのような状況下の話なんだろう?」
こんなことを意識しながら読み取っていくのです。
このパターンに慣れて行くと格段に文章構造を理解すしやすくなります。
そして文章構成を意識すると筆者が主張したいことが読み取れるようになります。
これを練習問題を解くとき文章を読むたびにやります。
しかし独学で国語の勉強をしていたり、一人で問題文を読んでいたりすると、
「どこが核の文章なのか良く解らないなあ…」
という時があります。
そこで私は分かりやすく教えてくれる学習環境の中で学ぶことが大事だと思います。
私は家で学習できる動画教材を選びましたが、動画の中の先生が丁寧に読解問題の読み方と解き方を教えてくれるので良かったです。
【文章を読むスピードを意識する】
文章のルールや文章構造について理解が深まったら文章を読むときのスピードにも気をつけます。
文章の読み込みに慣れるまではゆっくりと文章を読み込んでいって良いと思います。しかし文章を読むスピードは少しずつ上げていきましょう。
高校入試の本番試験では制限時間があります。
当日、制限時間内という「時間がない状況」で文章を読んだ上にさらに問題を解かなくてはなりません。
入試当日は緊張することもありますから、精神的にも追い詰められた状況で文章を読み解くことになります。
だから、
普段の勉強のとき読解の練習問題を解くときも時間を測って読みます。
なるべく速く読んで入学試験と同じような「時間がない」状況を作り出した中で文章に書いてある内容を把握しようとします。
普段から受験生であることを意識して勉強します。
そして入試当日に近づけば近づくほど入試本番当日と同じシチュエーションを作り出すようにします。
これは国語だけでなく全ての科目に言えることです。
【独学では難しい】
以上お話したようなことを私は意識していました。
ただこれを高校受験直前期から始めたので相当苦しかったです。
もし選んだ動画教材が悪かったら終わりだったし、一人でやっていたらアウトでした。
動画の中の先生の授業がとても良かったので入試に間に合ったし合格できたと思っています。
何より丁寧に分かりやすく教えてくれる先生と一緒に勉強することができたのが良かったと思っています。
先生のおかげで高校生になった今も国語が得意です。
ちなみに、この勉強方法だと無理なく漢字もマスターできていました。
私は漢字だけの勉強はしたことがありません。それでも今でも満点です。
私は国語を得意科目にして志望校に晴れて合格できました。
ただ今思うとなるべく早い時期から勉強しておけば良かったな、とも思います。
独学で身に付けることがなかなか難しい国語の読解力。
皆さんには良い教材や良い先生に出会って早めに準備することをオススメします。
苦手な国語の読解問題を克服した先輩合格者の田中さん、合格の秘訣を詳しく教えてくれてありがとうございます。
現在、田中さんは静岡県で一番難関の公立高校の一年生。充実した高校生活を送っています。
読解力には勉強方法やコツがあります。
直前期まで放っておかず早めに対処することが大事です。
今回は7人の高校入試合格者にインタビューしました。
そのうち面白いことに5名が同じ勉強方法(動画教材)で勉強していました。
詳細は後ほどご紹介しますね。
【高校入試に合格】読解力が上がる方法❸お母さんからのお便り
やはり高校受験は中学生一人で挑むのは難しいですね。
お母さんを始め家族のサポートが必要です。
特にお母さん方は子供のために良い先生、良い学習塾探しに一生懸命ですね。
ママ友同士で合格情報の共有もたくさんしていることもあります。
国語についても同様です。
偏差値の高い高校に我が子を合格させたお母さんたちの共通認識は「国語は読解力」。
苦手な読解問題を克服させてお子さんを志望校に入学させた経験をもっています。
そんなお母さんのうちお一人が感想文を書いてくれました。
▼国語の成績が振るわなかった中学生のお母さんからのお便りです▼
高校受験の準備は中学2年生の頃から始めました。
学習塾に通わせていたけけれど子供はどれだけ真剣に勉強していたのかな?
子供なりに一生懸命勉強していたのかもしれません。
でも成績が悪くて、とくに国語が学力不足という感じでした。
子供はそもそも国語の勉強の仕方が分らなかったようなのですが、学習塾では個勉強の仕方までは個別にアドバイスしてもらえませんでした。
親の私も焦って「子供のために何かしなくちゃ」とは思うものの、
子供に対して国語の良いアドバイスなんてできません。
国語は高校受験直前には伸びない科目だとは認識していたので、途方に暮れていました。
そんな時、息子のお友達のお母さんから子供に使わせている動画教材のことを教えてもらいました。
そのお母さんも子供の学力を相当心配していてその学習教材にたどり着いたとのことでした。国語の成績も相当上がったといいます。
あまり親しい間柄ではなかったので、具体的にどれくらい成績がアップしたかは聞けなかったのですが、
「それで国語の成績が上がるのなら…」まずは試してみようという思いで、ひとまず無料体験受講を申し込むことにしました。
子供にも「申し込んだからね。勉強しなさいよ!」と言っておいたものの、生返事しか返ってきません。
最初の頃は勉強している気配がありませんでした。
中3の5月GWになって子供がその学習教材を使い始めたことが分かりました。
(保護者用の管理画面から子供の学習状況が把握できます)。
後から聞いたら、ベットで寝転んでいるときに何気なく、授業を聞いてみたとのこと。
ちょうど国語の問題が解けずに本人なりに悩んでいた時期だったので、国語の動画をいくつか見始めました。
授業(動画)が面白いことも大事です。
勉強嫌いのうちの子でも続けて動画を観るようになりました。
また動画を観るだけではなくて教材を使って問題を解いたり勉強に対して積極的になります。
(子供は知らないことですが、学習状況だけでなくテストの点数も私は知っていました。親も子供の学習管理ができるようなシステムになっています。)
苦手な国語ですが、読解問題の学習には独特な勉強方法が必要です。
正解に至るにはそれなりのテクニックも求められます。
動画の中の先生は丁寧に分かりやすく解説してくれて問題を解くときに本人がテクニックを活用できるようにしてくれました。
おかげさまでこの動画教材はうちの子には合いました。
中3の夏以降は定期テストの点数も格段にアップしました。
特に平均点以下だった国語が90点以上の点数が取れるまでに飛躍的にアップしたのです。
これから高校受験を迎える中学生と親御さんに是非オススメしたい教材です。
中学生や親御さんにだけではなく、実は公立中学校(渋谷区立鉢山中学校)でも活用されています。
内容やシステムに定評があり有名な教材となりつつあるので、すでに使ってみたという方もいるかもしれません。
▼読解力が得意になった先輩合格者の推薦▼
⇒読解力があがる勉強方法の詳細はこちら≫
【高校受験対策】読解力をつける方法❹
さてさて、最後に念のため。
文章構造を理解するためには、
- 「読解力」の授業を聞く。
- 「読解問題」を実際に解く。
- 「間違い」を復習して対策を練る。
という勉強をすることになります。
ただ
- 問題のレベルが上がったとき
- 間違ったとき
必ずといって良いほど疑問点が出てきます。
疑問点が出てきたら独学の場合はなかなか自分では解決できません。
自分で「解説本」を読んだしてもなかなか疑問点は解消されないでしょう。
ここで見事高校入試に合格した中学生(男子)のお母さんからのお便りを見てみましょう。
▼なかなか勉強をしない息子さんの受験に苦労したお母さんからのお便りです▼
中学三年生の時の我が子の話です。
今年なんとか高校に合格することが出来ましたが、合格までハラハラドキドキの毎日でした。
色々な方に助けられて今を迎えられていることを本当に感謝しています。
うちの子は、何というか「フラフラ」した性格で、一人で落ち着いて勉強することができません。
集中力もなく机に座っても長続きしない。
勉強習慣も身についていません。
親の責任でもあるのですが、本人の危機感が薄いので親の私が「勉強しなさい」と小言を言ったところでどこ吹く風。まったく聞きません。
社会は得意で歴史は小説を読み込むほど大好き。
自分の好きなことはとことん勉強するけれど、受験に必要な他の科目の勉強はしません。
国語の成績もおもわしくなかったのですが、受験の有名本を読むと入試の問題文で聞かれている内容を理解するためにも国語力が必要、とあります。
せめて国語だけでも今すぐに何とかしないといけないと思いました。
そんな息子にはある評判の通信教材を与えてみました。
息子も最初は「面白そう!」と興味をもってしばらくの間は勉強してくれたのですが・・・案の定、しばらくすると届く通信教材は机に積まれていくばかり。
息子に「なんでやらないの?」と聞いてみると「やっぱり、つまらない」ということでした。
確かに一人でコツコツ通信教材をこなすというのは、そもそも勉強習慣の身についていない我が子には無理な話でした。彼の言うことにも一理あります。
しかし受験は確実にせまってきます。なんとかしなくてはなりません。
息子は学習塾にも通っておらず、確実に他の生徒との差が開いていきます。
(一度学習塾にもトライしましたが、本人が疲れるといって長続きしませんでした。)
そんななか夏休みの親戚の集まりで、うちの息子より一つ年上の高校生がいました。
兄弟のいない息子にとってはお兄ちゃん的存在で、偏差値の高い高校に合格しています。
そのお兄ちゃんが中学3年生のときの勉強方法を教えてくれたのです。
その勉強方法がとても良くて高校入試も無事にパスできたと言うのです。
そのお兄ちゃんのママのすすめもあって同じ勉強方法を子供にやらせてみることにしました。
この勉強方法は動画学習なのですが、子供本人も学習計画も立てられるし、親が学習管理もできるところが良いとのことでした。
結果は大正解。
勉強方法として動画学習を選び、良質な動画教材で息子を勉強させて本当に良かったです。
サポート体制も厚いし、授業内容も良かったようです。
息子がいうには、国語の授業も内容が分かりやすく、次第に成績も上がって行きました。
親としては勉強習慣ができたのが良かったと思っています。
結果めでたく高校入試合格にも結びつきましたが、ふとこの勉強方法を教えてもらっていなかったら今頃どうなっていたかなと考える時があります。
おそらく国語が苦手なままで成績も上がらず、高校もちょっと苦労するところに入学し、ますます勉強から離れていたのではないかと思います。
(おかげさまで今息子は高校でも順調に勉強できています)
実績がある勉強方法、良い先生が教えてくれる環境づくりはとても大事です。
特にうちの息子のように外で一生懸命頑張るタイプでない子には家庭でその環境を作ってあげたことがとても良かったと思います。
選んだ動画学習は教材の質が良く、動画の中の先生が素晴らしかったです。
何より子供が確実に勉強するようになります。
うちの子にはこの勉強方法しかなかったと思います。
なるほど。
やはり実際にお子さんの受験に苦労されたお母さんのお話は参考になりますね。
合格に結びついた学習方法のご紹介です。
読解力をつける学習法(まとめ)
文章は、一つ一つが集まって、集合体となって構成されています。
- 核となる文章を見極めて 筆者の主張部分を見抜く。
- 核となる文章同士の関係を理解する。
- 段落間の関係を理解する。
といったステップを踏んで読解力をつけていきましょう。
文章構造が理解できるレベルにまで「読解力」を伸ばすことができれば大きな武器となります。
なぜなら一度身につけた読解力は落ちにくいからです。
高校入試では
- 読解力が各科目の問題文を理解するのに役立つ。
- 読解力を身につける勉強の分だけ他の科目の勉強に集中できる。
- 受験勉強の負担が減る。
といったメリットがあります。
特に文章構造の理解ができるまで読解力を身につけている中学生は非常に少ないです。
高校入試においてかなり有利に働くことは間違いありません。
しかし独学で一般の参考書や問題集で勉強しようとしても難しいです。
多くの場合その本をキチンと勉強してポイントを吸収するまでいくのは難しいでしょう。
また国語の読解力は机に座る時間を増やしていれば身につく訳ではありません。
必要なのは、どのような文章でも的確に内容を理解できる「読解方法」の学習です。
そして身につけた読解力を実際の高校入試問題を解くにあたってどのように実践していくのか?というところまでしないと使いものにはなりません。
成績を上げるには秘訣があります。
「家庭教師に見てもらうこと」で格段に学力UPします。
無料体験授業を受講することから始めてみましょう!