私は私立中高の教員として勤めております30代です。
塾講師経験もありたくさんの生徒の成績をあげてきました。これまでの学習指導経験を生かして、皆さまにお話ししたいと思います。
私が指導してきた中学生の生徒が、社会科(地理)の成績をあげた理由は、基礎固めを徹底した為です。
学習の行き詰まりには必ず原因があります。その原因は基礎固めができていないということです。
例えば数学でいいますと、中3で学習する2次関数を理解し点数をとるためには中2で学習する1次関数を理解していなければなりません。このように基礎がどこから欠落しているかを追求し、その欠落を補うことで、わたしは生徒の成績をあげてきました。
高校入試における社会科目
私はこれまでに社会科の高校入試対策の指導にあたってきました。
いずれの高校の入学試験においても「地理」「歴史」「公民」から出題されています。
出題形式は端的に「地理」「歴史」「公民」というように、科目ごとに出題する学校もあれば、「地理/歴史/公民融合問題」として、出題する学校もあります。
地理の学習が重要 | 社会科の勉強
中学生に「社会科の中でどの科目が得意か」を問うと、歴史が得意という生徒が多く、地理は苦手だという生徒が多いように感じます。
歴史はストーリー(話の流れ)があるため、興味・関心をもって授業が受けることができ、高校入試においても歴史で高得点をとる生徒が多く存在します。
また公民は中学3年生で学習するということもあり、高校入試までに学習内容が残っていることが多いため、高校入試では歴史についで公民で点数をとる生徒が多い傾向にあります。
つまり中学生の社会の成績をあげ、他の受験生と差をつけるためには、地理の学習に重点をおくことが重要になります。
なぜなら地理は中学1年生で学習するため、入試を受ける中学3年生になったときには、地理の多くの知識が記憶に残っていない状態であるからです。
社会(地理)の成績を上げたい中学生へ | 高校受験
ではどのようにすれば地理の成績があがるのでしょうか。
最も効果が期待できるのは「問題演習を重ねること」です。
各単元の問題を繰り返し演習することにより成績はあがります。この繰り返しの演習による成績向上は歴史・公民でも十分に効果を発揮します。
ただ地理においては問題演習を繰り返し行なっただけでは思うように成績があがりません。
その理由としてあげられるのは、地理の問題には地形図や統計資料、写真を用いた出題があるためです。
地形図や統計資料、写真の問題は、いくら地理の学習内容を丸暗記していたとしても解くことは困難です。
- 地形図においては「地図を読み解く力」が
- 統計資料、写真の問題においては「資料の数値やグラフの変化を見抜く力や、なぜ数値やグラフに変化が起きたのかという知識」
が必要になるからです。
中3受験生の模擬試験結果の分析をみると、暗記で答えられる問題に関しては正答率は高いのですが、地形図や統計資料、写真の問題となると正答率が低くなります。
前述のように、地理・歴史・公民において、地理の正答率が合格を左右しますが、その中でも地形図や統計資料、写真の問題で高い正答率をあげることが重要になります。
まずは日々の問題演習で暗記すべき重要語句については暗記をしていきましょう。一問一答形式の問題集を繰り返し使用することにより、知識量は確実に増えるでしょう。
ある程度の知識量を身につけることができれば、一問一答形式ではなく、実践形式の問題集を使用し、自分にどれほどの知識が身についたのかを試しましょう。
実践形式の問題集には地形図や統計資料、写真の問題も含まれます。問題を解き、答え合わせの際は「正解」「不正解」を意識するだけではいけません。
問題の中に知らない地名等が出てきた場合には必ず地図帳で場所の確認をしましょう。
地理には「地図に始まって地図に終わる」という言葉があるのですが、これから学ぶ地域を地図でみることから始まり、学び終えたあともその地域の概観を知るために地図をみることにより、初めてその地域の全体像を把握することができると言われます。
地図問題や地形図問題に関しては地図帳を駆使する必要があります。
また学校配布の教科書・資料集があればそれらを活用するべきです。
教科書・資料集には入試で出題されやすい写真や統計資料が豊富に掲載されています。特に資料集には統計資料の数値やグラフが変化した背景を記載しているものもあります。
実践形式の問題演習をする場合は「教科書」「資料集」「地図帳」が必須です。
問題演習後は解説を読みながら、それらの教材を使用することが、成績をあげる効果的な方法です。
社会(地理)で成績が上がる方法
中学生の生徒の成績があがる方法には2点あります。
一問一答形式の問題演習に関しては、わたしは普段から生徒自身に学習をさせ、日にちを決めて確認テストを実施していました。
毎回20問の確認テストで合格得点を18問以上に設定したうえで実施しました。
もし不合格の場合は繰り返し同じ問題を解かせることで定着を図らせました。
この反復演習が生徒の成績があがった方法の1つ目です。
わたしは地形図や統計資料、写真の問題に関しては、演習後に生徒自身に解説を読ませながら理解させていました。
ただ問題集によっては解説の内容が簡潔すぎるものもありますので、一緒に地図や統計資料を読みながら、理解を深めさせました。
生徒に自学させるだけでなく、生徒自身だけでは理解が困難な問題に関しては、生徒が理解するまで指導する必要があります。この学習指導を受け生徒を理解させたことが、生徒の成績があがった方法の2つ目です。
中学生の成績があがって嬉しい!
わたしが指導した方法で勉強をした、多くの中学生の生徒が「入試で社会科を得点源することができた」と話しています。
それだけでなく「地理のことを知っていけば歴史や公民も楽しく感じる」と話す生徒もいます。
それは生徒の喜びでもあり、教師自身の喜びでもあります。歴史や公民を学習する際は、その地域の特徴や地名を知ることで、より学習内容の理解を深めることができます。
そこに気づいた生徒自身も、高校生になっても前向きに社会科の授業に取り組もうとする姿は、入試の合格に匹敵するほどの大きな喜びを感じます。
そんなわたしが学習指導を進めてきた中で、これは使えると思える教材があります。
教材の名前は「スタディサプリ」です。この学習教材を使えば私が行ってきたような勉強方法を家庭でも実践できます。学習塾に通って時間をかけたり、費用をたくさん掛ける必要はありません。
スタディサプリを使えば、生徒自身でも家で勉強できるのですから。
私のオススメはスタディサプリです。上記が公式HPへのリンクです。一度無料体験をお試しになってはどうでしょうか?