高校入試の直前期になると不安になったり、緊張したり。
「試験前日から緊張してしまってどうして良いかわからない」という中学生は非常に多いのです。
不安や緊張のあまり、実力を発揮できない高校受験生たちを見てきましたが、実は試験前日の過ごし方も、試験中の過ごし方にもコツがあります。
ちょっとした注意するだけで、高得点を取ることができるのです。
高校教師の立場から、高校入試で本領発揮できる方法をまとめてみたので参考にしてみてください。
高校入試「英語試験前日」の過ごし方→確認するのは2つだけ!
高校受験の前日は、基本となる「英単語」や「文法」が頭に入っているか確認することが大事です。
特に公立高校の受験では中学校で勉強したことが忠実に試されます。英語試験でも学校で習ったことが身に付いているか?ということが聞かれるのです。
- 重要英単語を確認する!中学校で使われるどの教科書にも、中学英語で使用された英単語の一覧表が掲載されています。教科書の巻末に単語一覧表があるのです。全ての単語ではなく、太文字になっている重要単語だけを確認しましょう。過去問題で英単語や英作文を書く問題が出題されている高校を受験する場合は、実際に重要単語を書いて確認していきましょう。
特に大阪府の中学生の場合はとても良い確認資料があります。ページ下でご紹介しているので確認してください。 - 重要英文法を確認する!重要英文法は教科書の各ページに重要表現として掲載されていたり、教科書の巻末に文法事項としてまとめてあります。試験前日には必ず一度、目を通しましょう。受験生が特に間違いやすい、受動態、間接疑問文、動名詞と不定詞などは要注意です。
主語と動詞の順序を間違わないように確認しておきましょう。重要表現を覚えておくと、本番の英作文の時に、主語と動詞を変えれば作文ができてしまうのでとても便利です。
高校入試前日の準備では、今まで勉強してきた事を頭の中からもう一度引っ張り出して確認する作業がメインとなります。
重要単語と重要文法事項が確認することで、自信を持って当日の高校受験に挑めます。なぜなら合格に必要となる英語知識は全てはもうあなたの頭の中に入っています。勝負は当日の試験時間に頭の中から引き出せるかにかかっているのですから。
高校受験「英語試験当日」試験中の過ごし方→コツは3つだけ!
中学校の定期試験や、塾のテストとかで
せっかく正解を書いたのに「×」をつけられたことはないですか?
本当は解っているのに不正解だなんて、もったいないミスです。
ほんの少し気を付けるだけでミスが減り、得点を上げることができますよ。
- とにかく英語の問題文を正しく理解すること焦って英語の問題文を読み飛ばして、解答をしていませんか?問題文をしっかり読まないことはとても危険です。なぜなら試験では、問題文に示された通りに解答しないと減点になるからです。
例えば、「文の最後にピリオドを書くこと」と問題文にあれば、ピリオドを書かなくては減点です。
「6語以上で書くこと」とあれば、5語で作文をしたら、減点です。
解答するときには、問題の条件は必ず満たさなければなりません。問題文に注意して理解することで、もったいない減点をされることがなくなります。落ち着いて問題文を読むことが高得点への入り口です。
- 誰にでも読める字で書くこと特に英作文や英単語を書く問題の場合、ハッキリと誰にでも読める字で書きましょう。字に癖がある人は以下の文字を書く時は気を付けましょう。f とt
a とu
r とn
a とo自分は正しく書いたつもりでも、採点する先生が読むことができないと減点される可能性があるのですから。
- 主語と動詞のチェック常に主語と動詞を意識することで勘違いや英文法のミスが少なくなります。英語のリスニングであれ、英語の長文問題であれ、「誰が何をしているのか」を把握できなければ正解にはたどり着けません。反対に言うと「誰が何をしているのか」が分かるだけで、試験の正解率は上がってきます。
特に英語リスニングでは聞き取れないところがあると混乱してしまうかもしれませんが、「誰が何をしているのか」さえ理解できれば、選択肢から正解を選び出すことも可能です。英作文の場合は主語と動詞が間違っていれば、もう文としての形になっていないので、大きな減点になるでしょう。主語と動詞を意識して問題を解くことが基本中の基本なのです。
※試験前日の特に大阪府の中学生の場合は大阪府教育委員会が編纂する英単語集「大阪版 中学校で学ぶ英単語 改訂版」で確認すればバッチリです。大阪府教育委員会の「公立高等学校入学者選抜」サイトで公表されています
この英単語集には、動詞の 過去形、過去分詞形、現在分詞形や名詞の複数形、形容詞・副詞の比較級、最上級については掲載していないので、活用形は自分で確認しましょう。