重要事項が頭に入る! マークの仕方、線の引き方
教科書や参考書を読むときや、ノートを纏めるときには、
皆さん、重要な箇所に
- 「赤線」を引いたり、
- 「色付きペン」でマークしたり
していると思います。
カラフルなペンやマーカーの文房具は沢山ありますし、
マークすることは楽しくなる作業ですよね。
マークすると、確かに「勉強した感」「満足感」はあるのですが、
しかし、この色付け作業や、マーク作業は、勉強にはどの位効果的なものなのでしょうか?
中学校でも成績上位、
高校受験でも難関校を突破した、
現役東大生のお話しを聞くことができましたので、ご案内します。
蛍光マーカーは使わない
参考書に、蛍光マーカーで色分けする作業って、大変ですよね。
作業量が多くて、肉体労働をしている気はするのですが、
でも頭を使っていないと思うのです。
ノート作成の際に、色分けして丁寧に記載して、ノートを完成させていく作業も同じで、
色分けに作業すること自体に意識が行ってしまい、肝心の「内容理解」に、意識を集中できていないように思うのです。
しかも、マーキング作業や、ノート作成作業は、手間がかかる割には、
見直したときに、理解に結びつく効果が少ないように思えるのです。
だから私は、「蛍光マーカー」は使いません。
- 鉛筆で下線を引いたり、
- 丸印で囲ったり、
- せいぜい「赤ペン」でアンダーラインを引く
くらいに止めているのです。
色付けが多いと読みづらい
色付けが沢山してある教科書やノートって、読みづらくないですか?
色がカラフルでごちゃごちゃしてると、どこを読めば良いのか解りません。
基本的には、
黒字で書かれている本やノート上に、
ところどころ、鉛筆でマークがされていたり、赤色ペンでマークされている方が、断然読みやすいのです。
沢山の色がカラフルに彩られていたり、
下線、星印、二重船等が沢山あると、
ポイントとなる重要な箇所が分かりずらくなるのです。
マークする箇所を最低限に
読みやすいノートや参考書というのは、
重要箇所が、パッと目に入ってくるものです。
本当に重要な部分だけに、赤ペンや鉛筆でマークしてあって、
余計な色や線は、一切引かれていないと、真に使える資料となります。
ノートを作ったり、参考書を読み込んだりするときには、このように心がけてはどうでしょう?
「迷ったら、線は引かない。マークをしない」
文章は、「1回目」に読み込んだ段階では、どの部分もが重要に思えてきます。
だからマーキングを沢山してしまいがちですが、
「2回目」に読んだときには、重要な文章と、そうではない文章が、ある程度見えてきたりします。
「3回目」以降に読み込んだときには、さらに重要文書の振い分けが出来てくることでしょう。
だから、迷ったら線を引かないこと。
「2回目以降に読んだときに、鉛筆で薄く線を引く」
というルールを作ってはどうでしょう?
何度も読み込んでいくうちに、鉛筆で引いた線が濃くなっていきます。
その段階で、やはり重要だ!と思うところについてだけ、赤ペンで印をつけるのです。
このように慎重に線を引いていくことで、
「何が重要なポイントか?」ということを考えながら、頭を使いながら読み込むことができるでしょう。
それに、線をひくこと、色付けすることに一生懸命になってしまい。
マーク作業したことを持って「満足」してしまうという、勉強したつもりになるという弊害を避けることが出来ます。
この方法によると、
絶えず、頭を働かせながら、文章を読み込むことが出来ます。
何が重要なポイントなのか? | 見極めのアドバイス
参考書やテキストの場合、
「何度も繰り返して出てくるもの」は、重要だと判断してよいでしょう。
(頻出単語のものは重要)
それに、授業中に先生が
- 「重要だ!」と強調していたり、
- 説明を丁寧にしている箇所も、重要だと判断できますね。
(授業は聴くことは重要)
覚えるべきポイントをスリム化
文章を何度も読み込む中で、
何度も頭を働かせることができるので、理解や記憶も深まります。
(マークに一生懸命んになると、頭が働きません)
何度も読み込んで、鉛筆マークが徐々に濃くなって、
赤ペンマークにまでなると、
重要度がランク分けされた資料が出来あがります。
これは自分だけの貴重な資料です。
テスト前とかに非常に重宝しますよ!
重要箇所が圧縮されているので、読みやすいし、ポイント把握もしやすいのです。
試験直前に見直すべき箇所、覚えるべき事項が
スリム化されるのですね。
赤ペンで塗る箇所を、代わりに暗記ペンで記載するのも効果的です。
↓オススメの暗記ペン
コクヨ チェックル 暗記用ペンセット PM-M120-S
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