根は真面目な性格で、自分が興味があることに対しては真剣に取り組む子どもさんです。
潜在的な能力を秘めていて、学力も伸びる余地が高い中学生の子供さんが、勉強については「いま一歩」能力を発揮できない理由は何でしょうか?
親としてできることの一つは、子どもの「勉強部屋」を整理整頓することです。
子どもの勉強部屋改革に着手してみませんか?子どもの能力を発揮させるために必要となる勉強部屋の整理整頓の方法についてまとめてみました。
勉強部屋を整理整頓する理由
子どもに「お部屋の中を整理整頓しなさい」と言うことが多いと思います。部屋の中を片付けることの重要性について考えてみました。
「今行っていることに集中するため」
これが勉強部屋を片付けて、整理整頓する理由だと思います。
子どもは勉強部屋の中でいろいろなことをしなくてはいけないのです。多くの子どもは、
・勉強する
・寝る
・休憩する
・本を読む
・着替える
・趣味に熱中する
ということを勉強部屋の中で行っていることでしょう。
・勉強道具
・習い事の道具
・趣味の荷物
・洋服
といった荷物までも勉強部屋の中に、収納されていることでしょう。
このような状態の中で、勉強に集中することは難しいことは容易に想像つくと思います。でも中学生の子どもさんの場合には、「勉強部屋」の中で学習することが多いでしょうから、勉強に集中するために、工夫しなくてはいけません。
勉強することに集中するためには、
- 今勉強しているのだ、ということを、カラダに意識させること。
- 勉強以外のものが目に入らないようにすること。
- 部屋に入るとき、部屋からでるときには、勉強机しか目に入らないように配置を工夫すること
こんな工夫をすることが大事なのです。
その他にも「ベッドに行くまでの道のりを困難にする」など、勉強中にベッドに横たわることがないように工夫をすることも大事になります。
一度ベッドに横になると、眠ってしまうことが多いでしょうからね。
「勉強に集中すること」
これが勉強部屋を片付けて、整理整頓する理由だと考えています。それでは具体的にはどのように整理整頓していけばいいのか?
ひとつづつまとめてみました。
机の上と本棚を整理整頓
机の上を整理整頓すること。これは当たり前のことだと感じる子どもも、親の方も多いです。
しかし、学習指導をしてきて思うことは、「机の上を整理整頓」出来ている子どもは、ほぼいません。
大抵は、
・荷物置き場としても活用されていたり、
・趣味のグッズも置かれていたり、
・勉強に関係のない本が置かれていたり、
本棚にしたってそうです。
・勉強に関係のない本が置かれている。
・趣味のおもちゃが置かれている。
・教科ごとに配置されていない。
このような状態では、「勉強に集中」出来るわけがありません。
机の上も、本棚も、きちんと片付けて整理整頓しておく必要があります。勉強以外のものは一切排除してください。
勉強以外のものは、他の部屋に持っていくか、収納ボックスにいれて子どもの視界に入らないようにするのです、。
わたしが学習指導するときに、一番最初に始めることはこの「机」と「本棚」の整理整頓です。 大抵の子どもは整理整頓して、片付けることが習慣化されるまでには「2~3カ月」はかかるとのイメージです。
・机の上には勉強以外のものを置かないこと。
・本棚には勉強以外の本は置かないこと。
子どもの勉強部屋を整理整頓するにあたっては、これが大事なことになります。基本中の基本となる集中力を付けさせる方法となります。
机の上を片付ける必要はあるの?
「机の上は、絶えず整理整頓しておく必要があるのでしょうか?」
よく受ける質問だったり、勘違いしている子どもさんが多いのですが、大事なことは「机の上」と「本棚」には、勉強以外のものを置かないということです。
勉強以外のものを机の上に置かなければいいのです。
逆から言うと、勉強で使うものは、机の上から片付ける必要はないのです。これは勉強に集中するコツであったり、受験勉強中の学習のコツだったりするのですが、
毎日勉強が終わるたびに、机の上をすべて片付ける必要はないのです。
どうでしょう?机の上に勉強中の教科書やノートが置きっ放しでもいいということを知っていましたか?
大事なことは、勉強が終わったら、次に勉強するときに学習を始めやすい状態にしておくことが重要なのです。
翌日も続けて勉強するときは⇒片付けない!
だから、翌日の勉強が、前日の勉強の続きから始まるのであれば、「机の上を片付ける必要はありません」。
片付ける必要がないばかりか、かえって
- 本は開きっぱなしの方がいいし、
- ノートだって開きっぱなしの方がいい。
前日の勉強の続きからスムーズに学習に入れるのですから、勉強の途中の状態に机上を保っていた方が良いのです。
翌日違う勉強をするときは⇒片付ける
でも、翌日の勉強が、前日の勉強と違うのであれば、一度机の上を整理整頓して片付けなくてはいけません。
一度片付けたうえで、可能であれば「翌日使う教材」を机の上に並べておくところまでしておきましょう。
翌日勉強する道具が机上にあるだけで、翌日勉強するときにスムーズに勉強の内容に集中することができます。スムーズに勉強を開始することが、学習に集中できるコツとなります。
だから、勉強が終わるたびに、毎回机の上を片付ける必要は全くないのです。
頭の中で、明日は何の勉強をしようか?と計画性を持って学習して行く習慣を身につけることが重要になりますね。
ちなみに、勉強に集中できるコツは?⇒椅子って重要?
ちなみにですが、勉強に集中するためには、椅子にもこだわらなくてはいけません。
特に重要になる「椅子」については、幾つか試しに座ってみて、座り心地が良い椅子を探してみるといいでしょう。
大事なことは、リラックスできる椅子を選ぶのではなく、勉強に集中することが出来る椅子を選ぶことです。
では、勉強に集中できる椅子とはどのような椅子なのでしょうか?
集中するには⇒姿勢が良くなる椅子を使う
勉強に集中するためには姿勢が良くなる椅子を選ぶことが大事になります。
子どもの姿勢が悪いと、子供が勉強中の呼吸が浅くなります。
呼吸が浅いと、脳に届く酸素量が少なくなり、勉強に対する集中力が失われてしますのです。
正しい姿勢で座ることで、自然と深呼吸することができます。だから子どもの姿勢を良くさせて、勉強に対する集中力を高めることが大事になります。
椅子選びに気を付けるだけで、子供の勉強に対するポティンシャルを高めることが出来るのです。
勉強部屋の片づけ⇒収納
ここまで読んでいただき、勉強部屋を整理整頓することの重要性の認識が深まっていれば嬉しいです。
勉強部屋なのだから、勉強に集中できるように工夫しなくてはいけません。
部屋に入った瞬間に、
- 勉強のことしか見えないようにする。
- 机に座ったら勉強のことしか考えられないようにする。
- 椅子に座ったら勉強に集中できるようにする。
この3点に気を付けることが非常に重要になります。勉強部屋の片づけをするときには、この3点を常に頭にいれてください。
なお、勉強に関係のないものは、収納ボックスに入れる工夫をしてください。ポスターなども集中力を削ぐので厳禁です。
パソコンやアイパッドなども、勉強以外では使えないようにする工夫が必要になるのです。
お子さんの勉強部屋の状況は如何でしょうか?
子どもの勉強部屋の整理は一番初めに着手することをおススメします。
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