理科・社会の勉強方法

社会 | 中学歴史が得意科目になる秘訣!苦手な人も興味がでる勉強方法

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社会科目は、苦手意識を持っている人は苦手ですよねえ。。

反対に、

「得意な人」は、本当に得意です。

 

社会、特に歴史については、得意・不得意が生じやすいのですが、
この「ギャップ」はどこから来るのでしょうか?

今回は、高校3年生を教えている私立高校の先生からお話を聞くことができました。

中学校教師と、学習塾講師のご経験もあり、両方を合わせると、合計15年ほどの学習指導経験がある方です。

 

まとめて見たので、社会を得意科目にしたい場合は、読んでください。

関連付けして覚える

社会の勉強をする際には、

「丸暗記することは、意味が無いので止めましょう」

丸覚えは使い物になりません。

 

覚えるときには、勉強した内容を「相互に関連付け」て覚えることが大事になります。

 

ただ単に丸暗記しても、定期試験が終わったら一瞬にして忘れてしまう訳で、

高校受験のことも考えると、非常に非効率的だから止めた方がいいでしょう。

 

丸暗記したことは、すぐに忘れてしまいます。

今自分が勉強している内容が、

社会の教科全体の中で、どこに位置づけられるのか?ということを意識することがコツですよ。

 

  • 地理であれば、「地名」「気候」「地形」「特産」を
  • 歴史であれば、「年号」「事件名」「関わっている人名」などを

必ずセットで覚えることが大事なります。

 

社会が得意な人は歴史好き

社会という科目は、
「得意か苦手か」ということより
「好きか嫌いか」という要素が強くでる科目です。

特に歴史は、歴史のことが好きな生徒、歴史に興味を強く持っている子どもが多いような気がします。

ゲームやアニメで、歴史に関するものに多く接している生徒は、授業で教えなくても、既に基本的なことを知っているということが、よくあります。

(えっ、何でそんなことも知っているの?という高度で深い知識を知っている子供も結構いるのです)

歴史は興味を持ちやすいし、親しみを持てる素材を多いですから、

歴史にが好きになれば社会が得意になります。

 

興味がない生徒には、いくら興味を持てと言って、歴史小説やマンガを強制的に読ませたところで、その子どもは余計に拒否反応を示すだけです。

あくまでも、子供自身が自発的な行動しなければいけません。

 

学校で歴史を教えてくれる教師達が、小学生の頃から中学生くらいの吸収力が高い間に楽しくわかりやすく授業をしてくれれば一番良いのですが…

 

子供たちは先生を選ぶことが出来ない以上、こればかりは仕方がありません。。

 

高校受験前にゆとりをもって「社会好き」に

学校の定期考査のように範囲が狭く、覚える絶対量が少ない場合は、一問一答のようなテキストをひたすらにやりこんで試験に臨めば点数は取れると思います。

ただ、そうやって覚えた知識は試験が終われば、一瞬で忘れ去られていくことでしょう。

詰め込み型の勉強は面白くないものですし、ストレスが溜まるだけです。

高校受験にも活かすことが出来ないのですから、意味ありません。学校の定期試験だけを何とか乗り切ったところで、何の意味もないのです。

 

中1、中2で歴史を勉強して、定期試験では良い点数も取っていたはずの生徒が、中3になって歴史の問題を解く際にほとんど何も覚えていない。

高校受験では、点数がなかなか取れないということがよくあります。

定期試験ではその範囲の知識だけをその場限りの暗記しかしてこなかったということです。

 

暗記だけして学校の定期試験を乗り切ってきた人は、受験間近の中学3年生になってから、大変な苦労をすることでしょう。

高校受験直前から、焦って、興味を持って歴史の勉強をしようとしても時すでに遅しの場合が多い。

興味を持つ、好きになるまでの時間を高校受験は待ってくれません。

覚える歴史は縦横で!

どうしても、歴史好き、というレベルにまで達していません、、という人がいます。

歴史を指導する際に私は、歴史好き!となるまでに至っていない人には、歴史を「縦と横のつながりで覚える」ことが大事になるのです。

 

「縦」というのは歴史のつながりです。

何かが起こったから、それが原因となってこの出来事が起こる、

さらにそれがこの出来事につながるということを意識するのです。

 

この縦の歴史のつながりを意識できない生徒は、出来事の並び替え問題や、同時期に起こった出来事に関するような問題に対処することが出来ない。

非常に弱い傾向が見られます。歴史を学ぶときには、必ずその出来事が起こった原因や起こった結果どうなったか、ということまでを覚えなければいけません。

 

「横」というのは関連する事柄を指します。

・出来事名
・年号
・関連する人物
・内容

 

といったつながりが、どこまで自分の頭の中から自然と出てくるか?ということが重要になります。

つながりを意識して勉強していると、慣れてくると年号を言われただけで出来事、人物名などがすらすらと出てくるようになります。

覚えるときもただ名前だけ覚えるのではなく、その出来事をイメージすることが大事になります。関係している人物をイメージしながら覚えていくと覚えやすくなります。

 

この縦と横を意識した勉強をしていると、網の目のように歴史の知識が、頭の中に構築されていきます。

このような状態になれば、高校受験の試験の際にどのような問題形式であっても対応することが可能になるのです(当然ながら、定期試験においてもです)。

歴史に関しては別にマニアックな知識を覚える必要はありません。

教科書レベルのことで充分なのです。

でもただ単に覚えるのではなく、しっかりイメージを持って、フムフムと意識しながら覚えることが重要なのです。

早く読み込むのではなく、ゆっくりとじっくりと味わいながら読み込むこと。

歴史の世界に浸りきることが大事になります。

しろくま塾長からの質問

なるほど!先生ありがとうございます。いくつか質問があります。

質問1 社会好きになる方法は?

歴史や地理を好きなるにはどういった方法がありますか?

私はゲームの「信長の野望」をやりこむことで、歴史マニアなりました。私にとって、このゲームはバイブル的な存在です。

歴史や地理に興味を持つ入り口はなんでも良いと思います。

 

大事なのは興味を持つこと。興味さえ持つことが出来れば、何だって楽しいのですから(笑)。

努力することより、夢中になること!これが大事なことです。

 

「ゲーム」「漫画」「アニメ」「小説」「テレビ放送」何でもよいのです。

興味さえ持てば、そこからは自分で知識をどんどんと得ることが可能です。

私も、小学校時代に、「三国志」や「信長の野望」というゲームをかなりやりこみました。

このゲームで得た知識や理解、イメージが私の大きな財産となっているのです。

 

「ゲームなんかダメ」という考え方は社会に関しては無用だと思います。

※面白い動画をご紹介します。

https://yarukichugakusei.com/how-to/rika-shakai/rekisi/

質問2 お勧め教材は?

ベースの知識がなければ、勉強教材は難解なものでない方が取り組みやすいと思います。

いずれにしても、興味を持って取り組むことができる教材を使うことが大事なのです。

勉強をするためには、学習に入り込むきっかけとなる教材を選ぶことが大事です。

勉強に興味を持ち始めたら、新たな課題がまた見えてきます。そうしたら、また新たな方法を考えればよいのです。

最近「スタディサプリ」で勉強する中学生が増えています。

勉強サプリを使う際には、

なんとなくやるのではなく「これを学びたい」と具体的に取り組むことで効果がでると思いますよ!