都立駒場高等学校は、1902年に東京府立第三高等女学校として創立し、1950年に駒場高等学校と改称した伝統ある男女共学校です。
都立駒場高校は進学指導特別推進校、スポーツ特別強化校、英語教育推進校、理数研究校などの指定を受けています。
また、都立駒場高校は体育科も併設しています(従来は芸術科も併設していましたが、1972年に総合芸術高等学校として独立しています)。
都立駒場高校では、21世紀のリーダーを育てる為に、高いレベルでの文武両道の進学校であることを目指しています。
- 豊かな個性を伸ばす
- 健康な身体を養う
- 人間性を培う
という教育目標も掲げています。
都立駒場高校の偏差値と難易度・倍率(推薦と併願優遇も)
偏差値 | 65 | |
入試難易度 | ||
2017年度の入試倍率 | 推薦男子:応募80名 推薦女子:応募118名 | 合格28名(2.86倍) 合格26名(4.54倍) |
一般男子:応募211⇒受験195名 一般女子:応募206⇒受験201名 | 合格119名(1.64倍) 合格108名(1.86倍) |
都立駒場高校は、都立高校の中でも上位校に位置付けられます。
都立駒場高校は男子よりも女子の入試倍率が高くなる傾向にあります。男女共に要求される偏差値レベルは「65」程度ですが、男子よりも女子の方が競争力が高くなる傾向にあります。
換算内申は、「男子は53〜55」であり、「女子は57〜59」程度と考えておくと良いでしょう。
推薦入試は、学力検査(一次)よりも倍率が高くなります。推薦入試で要求される内申点は「男子42」「女子43」ですが、確実に合格した場合には「男子44」「女子45」の内申点を目指すことをオススメします。
学力検査の一次入試の倍率は2倍弱となる傾向があります。高校入試当日まで、受験対策を怠ることなく、しっかりと学習に励みましょう。偏差値でいうと「67」程度の学力を目指すと良いと思います。
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しろくま塾長が出題傾向を踏まえた「科目別勉強方法」を教えます。
都立駒場高校の入試問題、選抜方法・推薦入試、学力検査
都立駒場高校の推薦入試 | |
推薦入試枠 | 20% |
調査書の活用 | 評定 |
調査書 | 360点 |
集団討論と個人面接 | 180点 |
作文 | 180点 |
推薦内申の目安 | 男42、女43(45点法) |
都立駒場高校の入試(学力検査:一次) | |
学力検査 | 5教科 |
学力検査:調査書 | 7:3 |
学力検査 | 国・数・英・理・社の5科目です。 英語リスニング対策も必要です。 |
都立駒場高校の面接の内容 | |
面接時間 | 10分間ほど |
質問内容 |
|
都立駒場高校に合格するには、入試において「595〜630」を取ることが必要だと考えておくと良いでしょう。
都立高校の入試必勝対策についてまとめています。
都立駒場高校が求める生徒像
東京都教育委員会の資料「本校の期待する生徒の姿」より抜粋しました。
都立駒場高校は、次の項目に該当する生徒の入学を期待しています。
- 難関大学進学を望むなど、高い志をもって具体的な目的意識を持ち学習活動に取り組む生徒
- 部活動、生徒会活動、学校行事等の特別活動、ボランティア活動等に積極的に取り組んできた生徒で、入学後もいろいろな場面で
活躍が期待できる生徒- 総合的な学習の時間等において、はっきりとした問題意識や目的意識をもって意欲的に取り組んできた生徒
- ※ 特に推薦選抜においては、リーダーとしての資質や、上記2、3などにおける特筆すべき実績のある生徒が望ましい
都立駒場高校の進学実績・進路
2017年度の卒業生数⇨320名
国立大学の合格状況 | |||
---|---|---|---|
東京大学 | 横浜国立大学 | 7 | |
京都大学 | 1 | 埼玉大学 | |
東工大学 | 1 | 筑波大学 | 6 |
一橋大学 | 1 | 東京外語大学 | 1 |
千葉大学 |
私立大学の合格状況 | |||
---|---|---|---|
早稲田大学 | 36 | 日本大学 | 52 |
慶應義塾大学 | 11 | 東洋大学 | 49 |
上智大学 | 15 | 駒沢大学 | 33 |
東京理科大学 | 39 | 専修大学 | 9 |
学習院大学 | 11 | 国際基督教大学 | |
明治大学 | 93 | 津田塾大学 | 2 |
青山学院大学 | 19 | 東京女子大学 | 4 |
立教大学 | 57 | 日本女子大学 | 12 |
中央大学 | 31 | ||
法政大学 | 74 |
※大学進学率⇒ 80%
都立駒場高校の特色・評判・併願先
都立駒場高校の授業
都立駒場高校は、進学型の教育課程のカリキュラムを組んでおり、国公立大学と難関の私立大学への進学に向け取り組んでいます。
高校1年生では理科3科目を履修し、高校2年生では日本史Bと物理・化学・生物から2科目6単位を選択必修としています。
高校3年生では文系と理系に分かれると共に、国語・数学・英語の3科目について演習科目を設定しています。
その他にも、
- 補習制度、サポーターティーチャー制度、講習を充実させる
- 自主学習支援を推進する
- 駒場学力スタンダード
- 進学指導コンサルティング事業による授業改善
といった取り組みを実施しています。
都立駒場高校の進路指導
都立駒場高校では、高校1年次から進路指導計画を実施しており、進路懇談会・進路ガイダンス・進路面談・模試・模擬面接などの進路指導も実施しています。
都立駒場高校の施設
都立駒場高校には、4万平米を超える広いキャンバスの中に、体育館が2つ、専用の陸上競技場、体操場、全天候型の温水プールなどの体育施設が充実しています。
音楽ホールと自習室といった施設も充実しています。
併願先の高校
都立駒場高校の受験を検討している中学生が、併願受験を検討している高校はこちらです。
東京都の高校 | 帝京大学高校、広尾学園、青稜高校、東洋高校、桜美林高校、日大二高、國學院久我山高校、東京農大一高 |
神奈川・千葉・埼玉の高校 | 中大附属横浜高校、法政二高、桐蔭学園高校、専大松戸高校、立教新座高校 |
一歩差をつける!都立駒場高校の受験対策の方法
第一志望の都立高校に合格するためには、主要5教科を徹底的に学習することが重要です。入試傾向を徹底分析して、合格に必要な学力をつけるべきです。
特に差が付きやすい「数学」と「英語」については、入念に対策をすると良いでしょう。
第一志望の公立高校に合格した先輩受験生たちの勉強方法には共通項があります。
それは、
- 出題傾向を踏まえた学習ツールを使うこと
- 過去問を分析すること
という2つのことです。
合格するにはコツがあります。勉強にはやり方があります。
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