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勉強したくないときはやらなくてよい!目標は子ども自身で発見する | 向上心ない

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しろくま塾長
しろくま塾長
勉強したくないときは、しなくてよろし。中学生へのアドバイス

中学2年生の女の子からの相談

「勉強に興味を持てません。勉強していても、何でこんなことやっているのかな?私はいったい何をやっているのだろう?と思ってしまします。やる気や興味が出てきません

 

5月の中間試験も思った以上に点数が悪かったので、何とか勉強しなくてはとは思うのですが、身体が動きません。勉強はつまらないし大変だからまあいいやって思ってしまいます、まあなんとかなるかとか、どうでもいいやとかと思ってしまうのです。


でも、これではまずいなあ、ということもわかっているのですが、、
親に言うと甘ったれるなと怒られそうで、どうしたらよいでしょうか?」

勉強をしたくない中学生。親は困りますよね。いろいろな方が様々なアドバイスをしている状況を、耳にします。
勉強をしたくない状態になってしまった場合、どのように対応すればいいのでしょうか?

特に今回の場合は、この女の子は、もともと成績は悪くはなかったお子さんなのです。中学受験もされたそうで頑張って志望校に入学したとのこと。

でも中学校に入ってから、勉強をする意味に疑問を感じてしまったのでしょうね。勉強に手がつかない状態になってしまし、成績もガタ落ちに。。困りました。。

そこで今回は、この女の子と同じような状態にあったという女性に、ご自身の体験談を踏まえてお話を伺いました。

何か参考になるようなことがあるかもしれません。どうぞお読みになってください。

 

(中学時代にやる気なしだった女性の体験談です)

中学時代は、勉強をしたくないもの

なるほど、わかります。何だか思い出しますよね。中学生時代の自分のことを。。
私も中学生のころ、同じような悩みを持っていたことがありました。。

 

私は中学に入るときに、中学受験をしました。
中学受験のときには、純粋に勉強をがんばるぞ!と思うことができたのです。今になってわかるのですが、中学受験は親の頑張りに支えられていたんだなあということを。

 

小学生の私自身は自分で頑張っているつもりでしたが、両親の手厚いサポートがあったなあと気づくのです。

 

子どもは未だ幼い面が多いため、自己管理能力が不足することもあってでしょうか、子供を補う意味で両親の頑張りが試験結果に反映されてしまうのでしょうね。

勿論、勉強するのは子ども自身なのですが、保護者の管理の程度によって、大きな差がつきやすいのです。

おそらく、この質問者の方も、ご両親のしっかりと管理サポートをしてくれる中で勉強をしていたのでしょう。励ましてくれたり、ほめてくれたり、邪魔にならないように見守ってくれていたり、勉強環境もしっかりと作ってくれていたり、、。

 

では中学生になった今はどうでしょうか。保護者の方も、もう中学生だからということで、ある程度管理から手を引いているのではないでしょうか?

 

自己管理って大変ですよね。中学生となったあなたは自己管理が出来ていないという状況にはないでしょうか?

 

また、中学受験って大変ですよね。相当の労力がいるものです。受験をされたあなたも全力で頑張ったのではないでしょうか?

中学受験のときには受験に受かりたい、自分が入りたい学校に入学したい、という目標がありました。

 

大きなモチベーションになったことでしょうね。
それに引き換えて今現在はどうでしょうか。

目標はありますか?中学受験をするときのような目標がありますか?目標がないため、頑張ることができないということはないでしょうか?

目標がなかった中学生時代

…実はこれって私自身のことなのです。恥ずかしながら。。
私は中学受験に相当力を入れまして、そのかいがあってか、中学受験には何とか合格することが出来たのです。

 

中学校に入学後の成績は、当初は勉強しなくてもそこそこのものでした。

受験時代のストックがあったのでしょうね。しかし、中学2年の2学期にもなると、さすがに成績ががた落ちに。。学年でも下から10%位の成績にまで落ち込んでしまったのです。
成績が落ちてさすがに焦りました。。

 

そんな私のこと、見てられなかったのでしょう。
中学2年の秋からは、両親は私に家庭教師の先生をつけてくれたのです。

 

私としては、毎週家にくるので最初は抵抗があったのですが、宿題で解らないところを教えてくれるし、試験対策を一緒にやってくれるので、頼れる存在として利用していました。

そんな両親や家庭教師の存在があったため、私もやる気がわかないという危機を乗り越えることができたのですが、危機に乗り越えることが出来たのには、理由がありました。

 

家庭教師のことば | 勉強しなくていい!

それは、なんと家庭教師の先生が、こんなことを言ってくれたのです。
「勉強したくないんでしょ。そんなときもあるよ。」
「やりたくないときは、勉強なんてしなくていいんだよ」
「やるきなしは、勉強しなくてよし!」

勿論家庭教師の先生も、仕事ですし、必要最低限のことは教えてくれましたよ。ここだけは、というポイントを踏まえて授業をしてくれまして、先生のお人柄がよかったこともあり、先生の授業のときだけは私も勉強を頑張っていました。
しかし、先生の授業以外は、「やりたくないから、やらなかった!(笑)」
学校でもマイペースで過ごしていました。まあ家庭教師の先生がいるから何とかなるかと思ってね。

 

確かにこのような学習態度は、見習える態度ではなかったと思います。
でも本当に勉強したくなかったのです。やるきがなかったのです。
あのときに家庭教師の先生が、「やらなくていいよ」と言ってくれなかったら、どうなっていたことか。。

 

両親も、家庭教師の先生が勉強を見てくれているので安心しているようすでした。まさか授業以外では勉強していないとは思ってもいなかったことでしょう。

もしかしたら気付いていたかもしれませんが、まあ先生がみているから大丈夫だろうと踏んでいたのでしょう。私は両親からの介入もなく、ストレスもなくのんびりとすごせたのでした。

勉強に関するストレスがかからなかったお陰で、その間にマンガなり映画なり本なりを、自分の興味が向くままに読んだり、友達と勉強に行くと称して遊びに行ったりと楽しく過ごすことができました。

勉強をし始めたきっかけ

そのような生活の中で、ある日なんとなくではありましたが、研究所で働きたいな、、という思いに至ったのです。

もちろんきっかけがあります。

友達の家に遊びに行ったときのことでした。友達にはお兄さんがいまして、すでに某研究所で働いて、外国の学会に行ったり、好きな研究をしたりと、楽しそうに生活していたのです。

 

たまたま夕食をご馳走になったときに、お兄さんから仕事の話しを聞くことが出来たのでした。そのときには研究者のなんたるやは知らなかったものの、漠然といいなあ、なりたいな、、と思えたのでした。

そんなこともあってか、なんとなくでしたが、少しづつ勉強を始めていき、中学3年生、高校生と上がるに従って次第にやる気もでき、自然と成績も上がっていき、希望の大学と就職が出来ました。

今現在は結婚し、子どもの手も離れたので、翻訳のお仕事をしたりとしているところです。

「勉強したくないときはしなくていいよ」

無論、この言葉だけ見ると、非常に危険と言いますか、なんとも言えない感じがします。
しかし、私には見守ってくれた先生がいた、
陰ながらサポートしてくれた先生ががいた、
それが本当に幸せなことでした。

今は勉強について、やる気なしの状態かもしれません。

しかし、
第三者の見守りのうえで、そんな言葉を言ってあげるといいのではないでしょうか?

きっと自分のちからで、やるたい道を見つけていくのではないでしょうか?

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