中学生の子どもの勉強場所は、基本的に自宅となります。学習塾に通っている場合には塾で学習することも多いでしょう。それに土日に図書館の自習席で勉強したり、学習塾などの自習室を利用して学習することもあるとは思いますが、それでもやはり自宅学習のウエイトは大きいのです。
だから、家庭学習を習慣化させることは、中学生にとって、高校受験を成功させる上でも重要なことになります。
家庭学習を習慣化させる方法について、まとめてみました。
家庭学習の習慣をつける方法1 本・ドラマ・漫画・映画
家庭学習の習慣をつける方法ですが、難しいことを考える必要はありません。中学校や学習塾だけではなく、家庭の中でも勉強させなくては、ということで特別な方法を取ろうと思っても続くものではないのですから。
大事なことは「普段の生活」の中で、子どもに勉強への目を向けさせやすくするための環境作りをすることが大事になります。
勉強とは言っても、何か「特別な教材を用意しなくてはならない」ということはありません。普段、中学生の子どもが関心を抱くような、
・本
・テレビドラマ
・漫画
・映画
を利用することでも良いのです。場合によっては、「ゲーム」だって、子どもに勉強への目を向けさせるためには、有効な手段になります。
子どもの能力を伸ばすためには、子どもが興味を持っていることに気付いて、その興味を持っている事を通して、様々な知識を得たり、思考力を伸ばすことが必要になるのですが、
高校受験を控えてる中学生の場合には、端的に「家庭の中」を勉強に関係ありそうなもので満たす事で、子どもの関心を勉強に向けやすくする工夫を、親が家庭生活の中でしていくのです。
普段読んでいる「本」について、歴史の本の割合を増やしてみたり、テレビや映画を見るときには、国語や歴史ものの映画を見たり。海外のドラマを見るときには「字幕」を使いながら英語で聞いて見たり。
数学の天才を題材とした映画を見たり、英語を学びながら世界一周して見た主人公を描いた本を読んだりと、様々な方法があります。
それに、学習参考書自体が「漫画」で構成されていて、勉強がしやすくなっている漫画教材もあります。漫画を読んでいるのに勉強しているという本なのです。
理科、社会、数学、英語、国語といった主要科目でさえも、漫画教材があるのですから、このような漫画教材を利用するのも良い方法だと思います。
家庭学習の習慣をつける方法2 旅行
家庭学習の習慣をつけるためには、他にも方法は沢山あります。夏休みや休日の家族旅行の際に、勉強に関係するような場所を回って見るのです。
あからさまに、徳川家康のお墓にいったりしてもいいのですが、子どもが嫌いやついてくるようでは逆効果なので気をつけなくてはいけません。
例えば、ドライブがてらに美味しいものを食べいったついでに、歴史上有名な場所やら、所縁の地を通って見て、「ここが関ヶ原だよ」「ここが利根川だよ」とか。
コカコーラ工場の無料試飲会付きの工場見学ツアーに参加して、美味しいものを食べながら、ここも「○○工業地帯なんだね」とか。
本の舞台になった場所に温泉旅行へ行ったりして、「ここが伊豆の踊子の舞台」なんだね、とか。
単純に海外旅行に行って、英語に触れる体験を増やして見ることも非常に重要なことです。英語に関心を持てたり、自信を持てたりできる訳ですから。
旅行するときだって、知的好奇心を深めることができるのです。
家庭学習の習慣をつける方法3 居間・リビング
家庭の中のリビングには、何が置いてありますか?子どもの趣味の道具やらで、興味が勉強以外の方向に向かいやすくなっっているということはないでしょうか。
家庭の中で、中学生の子どもにとって、リビングは生活の中心の場所です。リビングはリラックスする場所でもあるでしょうから、あからさまな「勉強グッズ」で埋めつくすことは子どもも疲れてしまうでしょうから、学習教材をリビングに置くことはないのですが、
それでもやはり、勉強に興味が湧きやすくなるようなものを置く工夫は必要です。勉強に役に立って、受験にも役立つような、日常生活のグッズを置いておくといいと思います。
私は、新聞を置いておくといいと思います。子ども専用の新聞紙を置いておくのです。出来れば親が読む新聞の他に、子どもがいつでも手に取れるような新聞を置いておくこと。紙の新聞を置いておくと、子どもが手持ちぶたさに新聞を手に取る可能性が高いですから、新聞を通して、良質な文章に触れることができます。漢字、語彙、読解力といった国語力の向上にも役立ちます。
中学生の場合には、高校受験との関係でも定評がある「朝日新聞」を取ると良いと考えています。
それに、タブレットやパソコンも置いておくと良いと思うのです。テレビと並んで、子どもの関心が向きやすいと思います。タブレットやパソコンを使って、ネットを見たり、ゲームをしたりすること自体は禁止はしないのですが、
高校受験のことも考えると、リビングでダラダラとネットやらゲームを永遠としている状態もどうかな?と感じることも多くなると困りものです。
リビングにタブレットやパソコンを置いておくことはいいのですが、そのタブレットやパソコンは、「学習専用教材」とすることをオススメします。
動画で配信されている良質な学習教材はたくさんあります。子どもにやりがいを持たせてくれたり、勉強に興味を引く工夫が施されている学習教材はたくさんありますから、
リビングにタブレットやパソコンをおく場合には、そのような楽しい学習教材の動画専用とすることが良いのです。
リビングは生活の中心の場ですから、「新聞」を置いたり、「タブレットやパソコン」を置いたりして、生活の中で自然と子どもが勉強に対する興味が湧くような環境作りをすることが大事だと思います。
家庭学習の習慣をつける方法4 トイレ・お風呂
トイレやお風呂の中だって、立派な勉強部屋になります。特に女の子に多いでしょうか。トイレの中に本やら何やらを持ち込んで、読み込んでいる。
トイレやお風呂に「備え付けの本」を置いている人もいます。日常的に必ず過ごす場所であるトイレやお風呂の時間を利用して、「この本を読む」とか、「〇〇をマスターする」というように、学びのルールを決めておくことも有効な方法です。
定期試験や高校受験を控えている時期には特に、暗記ものをトイレやお風呂でこなしたりする工夫も良いかもしれません。
成績が良い人の話を聞くと、トイレの時間や、お風呂の時間だって無駄にしていないことに気付かされるのです。
家庭学習の習慣をつける方法5 夕食の時間
夕食の時間は何時でしょうか?毎日定刻で決まっていますでしょうか?
夕食の時間が決まっているかどうか?ということは非常に大事なことです。中学生の子どもは夕食の時間に合わせて勉強したり、休憩したりしているのですから、毎日夕食の時間が違うと、勉強のペースが乱れます。勉強の習慣づけが難しくなるのです。
お母さんにとっては毎日同じ時間に夕ご飯を作ることは大変なことですが、子どものために毎日同じ時間に夕ご飯を作ってあげると、お子さんは学習のペースを掴みやすいと思います。
特に高校受験を控えている中学3年生のお子さんを持っているご家庭では、夕食の時間を定刻にすることについては、気を遣ってあげると良いでしょう。
家庭学習の習慣をつける方法6 リビングにも学習スペースを
勉強は勉強部屋でするものです。勉強部屋には学習机もあるし本棚もあるのですから。
でも、リビングで勉強する中学生のお子さんは結構多いのことも事実です。リビングで勉強する方が集中できると言います。
勉強部屋とは言いながら、勉強部屋にはベットもあったり、洋服やら趣味の本とか、勉強に関係のない荷物も結構置いてあったりして。スペース的に勉強だけに集中できる環境を作りづらいことが多いと言います。
だから、リビングに移動して、リビングのテーブルとか机の上で勉強した方が集中できるのでしょう。リビングの方が勉強に集中できるのであれば、リビングで勉強したって構いません。
リビングで勉強した方が、親もお子さんの勉強状態を管理しやすいし、お子さんもある程度の緊張感を持って勉強することもできるでしょう。
リビングで勉強する際には、どのような勉強ツールを使うと一番頭に入りやすいのか?ということをお子さんとコミュニケーションを取りやすくなると思います。
お子さんが集中しやすい学習ツールを使って、集中しやすい環境を作ってあげながら、勉強のやる気をそっと見守ってあげたいものです。
家庭学習の習慣をつける方法7 勉強グッズを揃える
中学生のお子さんが勉強することが楽しくなるような環境を作ってあげると、お子さんは自ら勉強を始めるでしょうし、集中力も持続すると思います。
だから、勉強グッズは、色々と試してみると良いと思います。勉強グッズは値段的にもそれ程費用が掛からないものばかりですから、子どもが心地よく勉強することが出来るようであれば、どんどんと揃えて上げた方が良い結果がもたらせるように感じます。
以上、家庭学習を習慣化させる方法について、まとめてみました。
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