志望する私立高校に合格するために、必要となる効果的な勉強法です。
今回は、私立高校のうち、偏差値55以下の「一般校」「基礎力校」に分類される高校の、入試対策を意識した勉強法となります。
私立高校の一般校・基礎力校とは?
私立高校と一口に言っても、合格に要求される学力は様々です。学校側が入学して欲しいと考えている中学生も異なれば、選抜方法も学校ごとに異なります。
高校入試対策を見据えた勉強法を考えるにあたって、最初に考慮する必要があるのは、
志望校の偏差値がどれほどか?
ということです。
ここでは、私立高校の学力レベルを「5段階」に分類して考えています。
難関校(偏差値70以上)
上位校 (偏差値63〜69程度)
中堅校 (偏差値56〜62程度)
一般校 (偏差値50〜55程度)⇦
基礎力校(偏差値49以下) ⇦
この分類によると、
今回お話しする「一般校と基礎力校」は、平均以下の学力レベルの高校となります。
- 「お子さんが受験する高校のランク」と
- 「現在のお子さんの学力」
はどれ程でしょうか?
志望高校のランク毎に、要求される勉強法は異なるので、
現実的にみて、お子さんが、どのランクの私立高校を受験出来るのか?ということを確認する必要があります。
お子さんの学力を確認する、簡単な方法としては、中学校の成績評価で判断するといいと思います。
もし、成績表が「3以下」であれば、一般校・基礎力校にランクされる私立高校を受験することになると考えていいでしょう。
特に、国語・数学・英語の3科目において「3以下」であれば、一般校・基礎力校を受験する学力なのだな、ということを認識してください。
うちの子には、中堅・上位校の私立高校を受験させたい。そんな想いを抱く方もいるでしょうが、
中堅校・上位校に入学するためにも、
まずは一般校・基礎力校で要求される学力を確実にする必要があることを再認識してください。
一般校・基礎力校向けの高校受験勉強法は?
一般校・基礎力校に合格するための高校受験勉強法を考えるときに、ポイントとなるキーワードは、
「基礎」の学習です。
一般校・基礎力校は、中学生の学力判定をするときに重視していることは、入学志望者が「基礎」を理解できているか?という点に尽きます。
基礎とは、中学における普段の学習内容のことを言います。
授業の学習内容(基礎)を「正確に理解しているか?」ということだけです。
応用問題を解く力は、一切求められていません。ちなみに、中堅・上位校でも、応用問題を解く力は、受験に合格するという意味では不要です。
❶ 基礎を正確に理解すること
❷ 基礎を使いこなすこと
(問題が解ける・ノート作成できる)
❸ 自分の頭で考えることができること(=応用力)
高校受験を考えるときには、上記の3ステップを意識して勉強することが必要なのですが、
一般校・基礎力校の合格を考えるときには、❶の基礎の理解が出来るように心がけてください。
高度な学習は不要です。基本の力は揺るぎないですから、基礎の理解は、❷❸とステップアップしていくときにも大きな力となります。
だから焦る必要もないのです。しっかりと意識的に、❶基礎を理解できるような学習をしてください。
基礎の勉強方法
日常の中学校の勉強内容が、基礎と考えてよいでしょう。学校の授業と、使用している参考書・テキストを「正確に理解」する勉強をしてください。
解らなければ、徹底的に学校の先生に質問する習慣を身に付けたいものです。
ただ注意すべき点は、
- (公立)中学校の先生は教え方のレベルも様々ですし、
- 授業内容・レベルも様々です。
公立中学校の先生は、教育に熱心でないことも多いです。
それに「クラスメイトの授業態度」や「学力レベル」によっては一定レベルを保った質の高い授業を、集中できる環境で受けることは難しいことが多いでしょう。
中学校の授業が「つまらない」とか「わからない」とか。
学校の授業環境が良質でないのであれば、ご家庭でもお子さん学習環境を整える工夫をしなくてはいけません。
うちの子は、もともと勉強が好きと言うわけでもなく、でも嫌いと言うわけでもない子供でした。学校の宿題もやるにはやるのですが、成績がイマイチでした。
子供と話していて気づいたことは「学校の先生の授業がつまらない」とのことです。先生の話がつまらないし、先生の話している内容もよくわからないとのことです。
学校の先生に文句を言いたくもなりましたが、大事なことは子供の視点で考えることだと思い、子供が興味が出る勉強方法を探してみたのです。
かといって、さらに学習塾通いさせる気にもならず、家庭学習できる勉強で良い学習方法はないかな?と探していました。
以前、通信教材を試したこともあったのですが、うちの子には合いませんでした。通信教材も、やはりツマラナイそうで。
そこで試してみたのが「動画教材」です。うちの場合は「スタディサプリ」と言う動画教材を試してみたのですが、熱血の英語先生がいて面白いかったようです。
授業も時間を小分けにしているし、先生の解説もわかりやすいとのことでした。子供も勉強をやる気になったので「この動画教材だ!」と思い、無料体験講座をへて、申し込みすることにしたのです。
月額980円というのも家計に優しいから助かります。
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中学生の学力は一人一人差があります。中学校の先生は、学力が低い生徒のことも考えて授業しなくてはならないことも理解しなくてはいけません。
「中学校でしっかりと勉強を教えて欲しい。」
「先生しっかりしてください。」
という意見を、中学校に投げかけている方もいますが、意味はありません。
いくら学校に要望を出したところで、中学校も、学校の先生も、変わることはありません。
だから、皆さんも、先生方に働きかけるパワーを注ぐよりも、いま与えられた環境の下で、お子さんとご家庭で、
「よい学習環境を構築するためにはどうしたらよいか?」
「子どものために、何が出来るか?」
ということに集中した方が良いのです。お子さんの学習環境作りに集中して意識を向けることが大事です。
あと、これも意外と知られていないことですが、中学校で配布される学習教材はあまり出来が良くありません。
「学校の勉強(基礎)を大事にする」ということは重要なことですが、
「学校の教材を使って勉強すれば大丈夫」というのは大きな間違いです。
しっかりと見ていただけると、わかると思うのですが、
「学校の教材は、内容が薄い」
「学校の教材は、読んでも解りにくい」
ということは確かなのです。
「学校で配られた教材を読んでも、よく解らない」
とお子さんが言ったときに「ちゃんと勉強していないからでしょ」という方もいるのですが、大きな勘違いです。
お子さんは、ちゃんと勉強しようとしているから「学校の教材の質の悪さ」に気がついているのです。
お子さんのために、解りやすい学習教材を準備してあげたり、学習環境を整えてあげることは親の責務です。
お子さんの声を聞きながら、学習教材と学習環境を準備してあげると良いと思います。
ウチでは、学習塾に通わせていません。私と夫の方針もあり、学校の勉強を真面目に勉強しておけば問題ないとの判断です。
高校は公立高校に進学するのか、私立高校に進学するのか、子供の希望次第ですが、どこの高校に進学するとしても、予習復習をして、定期テストにも真面目に取り組めば、勉強や受験に困ることはないと思うのです。
だから「学校の教科書・ワーク」と、「先生の配布プリント」で勉強をやらせていました。
一度、本屋さんで「参考書」を選んで子供に与えたこともありました。「通信教材」をとってみたこともありました。
でも参考書を与えても子供は使わないし、通信教材も「ツマラナイ」といって継続的に勉強しなかったのです。
まあ、わたし自身、中学生の時は通信教材を親に取ってもらっても、手に取らなかったなあ…と思ったので子供の気持ちもわかります。
うちの子は性格が真面目な方だと思います。だから学習塾に行かなくても、学校の教材で自習すれば十分では?と思っていました。
でも、子供の成績は上がりません。むしろ成績は下降気味です。「やはり学習塾に通っている子供と差がついてしまうのでは…」と不安にも思ったのですが、
子供に聞いてみたところ、子供も「塾には行きたくない」ということでした。色々と話していく中で分かってきたことは、
「学校の教科書」や「配布資料」が解りづらい、と子供が感じていることです。あらためて私も確認してみたのですが、確かに内容が薄いし、日本語としても解りづらい文章が多いのです。
これではイケない。何とかしなくちゃ!と思ったのです。
ママ友の一人に相談しました。この方も子供を学習塾に通わせていなかったからです。「家庭学習では、どのように勉強させているの?」と聞いてみたところ、
「動画教材を見せている」というのです。有名な学習塾の先生が、動画授業してくれるから、塾に通う必要もないのだとか。しかも家の近所の学習塾に通うよりも、全国的に有名な先生の授業だから安心できるというのです。
家の中でも学習塾と同じ勉強をできることは魅力的でした。しかも月額料金が安いことも驚きだったのです。無料体験プランで子供に使わせてみたところ、子供も気に入って勉強していたので、これはいいなと思い今でも使っています。
動画教材という面白くて、良い内容の教材があるということに助けられました。子供の学習教材のことで悩んでいる皆さんも、試してみたらいいと思います。
一般校・基礎力校向けの高校受験勉強法
以上から、一般校・基礎力校向けの高校受験勉強法の特徴としては、
基本的事項を「理解」することに尽きます。
基本がひたすら重要なのです。
公立校向けの高校受験勉強法との違いは?
中学生が学ぶべき学習内容(基礎)が大事だという点は、公立高校の受験勉強法と同じです。
「基礎を正確に理解すること」
「繰り返し反復継続すること」
とにかく基本が大事になります。
基本を使いこなせるという学習レベルまでは不要です。
基本を正確に理解出来ることが大事なのです。
※「正確に理解」とは、文章を読んだときに記載内容が正しいか間違っているかが分かることを言います。
※「使いこなす」とは、自分の口で説明出来たり、論理だった文章を書けること言います。
私立の一般校・基礎力校と、一般の公立校における高校受験対策としては、「理解」するレベルのみが要求されており、「自分で使いこなす」というレベルまでは要求されていません。
なお、内申点も重要な合格判定要素となることが多いことも特徴です。
私立中堅校の高校受験勉強法との違いは?
私立高校のうち、
「中堅校」と
「一般校・基礎力校」の、
受験勉強法の違いです。
両者の受験勉強の共通する特徴は、
基礎を「正確に理解する」ことが必要な点です。
何事にも基本の勉強は重要になりますから、基本となる学校の勉強を一生懸命することは良いことです。
ただ、両者の異なる点は、
中堅高校で合格者選抜をする際には、基礎を「使いこなす」ことが出来るか?ということが要求されている点なのです。
- 正確に理解したことを、
- 自分の言葉で話すことができるか?
- 実際に自分だけの力で表現することができるか?
ということが求められます。中堅高校ともなると、要求される学習レベルが一段上がるのです。
中堅高校の学力レベルは難しそうだな…自分には難しいと感じるお子さんもいるかもしれませんが、実際にはそれ程は難しくありません。
中堅高校の高校受験合格だけを考えるならば、高校入試では「完全に」使いこなすことまでは求められていないのですから。
ある程度「使いこなす」ことが出来れば、私立高校の中堅校に合格できると考えて良いでしょう。
普段、お子さんが学習する際に、
「内容がわかった」という学習レベルにとどまることなく、
「実際に人に説明できた」
「基本の演習問題を解くことができた」
という勉強を心掛けることが大事になります。
基礎の「正確な理解」をすることも、基本を使いこなすことが出来るようになることも、継続的に勉強することで養われます。継続的に反復練習することで自然と身につく学力レベルなのです。
難しい勉強をする必要は全くありません。
基本を反復継続するだけ。このことを頭に入れておいてください。
中学校の定期テスト対策と高校受験対策は違うの?
中学校の定期テスト対策と「一般校・基礎力校」の高校受験対策は、若干違います。
定期テスト
中学校での定期テストは、普段の授業内容の理解度を試すテストです。担当する先生の授業内容を正確に理解・暗記すれば足ります。
(正直、理解するというようなものではなく、私は暗記するイメージが強いと考えています)。
配布された教材プリントや、問題集、テキストを正確に理解・暗記するだけです。しかもテストの出題範囲は非常に狭いのです。
高校入試
一方、「一般校・基礎力校」の高校入試では、中学3年間の学習範囲について、大筋の理解が出来ているか?ということが問われます。
入試は出題範囲が広いので、暗記では太刀打ちできません。正確に大筋の理解が出来ていいるか?ということが試されます。
テキストの記載内容を一つの基準として、理解力が試されるのです。
高校入試は、
出題範囲が広く、
暗記で太刀打ちできない、
という点に特徴があると言えます。
中学校の授業だけでは足りない?基本を理解する勉強方法は?
一般校・基礎力校を高校受験する場合でも、要求される学習範囲的には、中学校の授業だけで十分足りるはずなのですが、
・学校の授業内容が「解りづらい」「物足りない」ことが多い。
・中学校で配布される学習教材は、(正直に言うと)出来が悪い。
だから、中学校の授業とテキストだけで勉強しなさいと言うことは、お子さんに立場からすると酷な話な訳です。
「お子さんが中学校の授業だけで足りない状態にあるか?」ということは、客観的に「成績」と「定期試験の点数」で判定できます。
中学校の成績で考えると、一般校・基礎力校への合格には「3以上」は必要でしょう。
定期テストの点数は、一般校・基礎力校への合格には「70点」程度は必要です。
だから、
お子さんの成績が、「3」に満たない場合、
定期テストの点数が、「70点」に満たない場合には、
明らかに中学校の授業だけでは足りない状態にあることは間違いがありません。
例え「3」や「70点」を取っているお子さんの場合でも、「4」や「90点」を取っていないようであれば、中学校の授業だけでは足りない状態である恐れがあることにも注意が必要です。
中学生の基本的な学習内容について、「解りやすく解説してくれて」、「反復して繰り返し学習」することが出来る学習環境を作り出すことが、重要になります。
志望校の高校入試過去問を解くと何かいいことあるの?
高校受験勉強法として、一番効果的な方法は、志望高校の過去問を解くことです。
・志望する私立高校の入試問題を解けるためには、どの程度の知識レベルが必要か?
・理解はどれほど出来て入れば良いのか?
と言うことが確認できます。
一度出題された問題は、二度と出題されないとして、過去問を軽視する受験生も多いのですが、よく聞いてください。
過去問は、高校の先生から、受験する中学生へのメッセージだと言うことを理解しましょう。
・合格するためには、このような問題を出しますよ。
・当校では、このような問題をできる人を合格させますよ。
・この程度の理解が出来れば、あなたは合格できますよ。
ということを、志望校の先生が教えてくれているのです。
また、「過去問」は繰り返し出題されます。
「同じ問題」や「同じ理解で解ける問題」が、毎年必ず出題されます。断言できます。
高校側では毎年入試データを蓄積しています。
〇〇という問題を解いた生徒は、
・入学後にこんな活躍をしている。
・大学はどこに合格できた。
と言うようなデータを蓄積しています。
データを基にして、入学して欲しい中学生を選別しようとしているのです。同じ問題を解ける中学生を合格させれば、入学後に同じような活躍をしてくれるはずだ。と考えている訳です。
実際に、その高校の、過去の入試問題と同じ問題が出題される訳です。
一般校・基礎力レベルにある高校を含めて、高校入試を意識した受験勉強をするときには、
「基本の勉強」と
「過去問の勉強」という、
2本立ての勉強をしておく必要があることになります。
志望校する高校の過去の入試問題を解くことは、効果的な受験対策です。一度だけ解いてもマスターすることは出来ないので、何度も解くことがポイントとなります。。
過去の入試問題を解くときには、過去問の解説も併せて読みましょう。
出来れば同じ過去問について、複数の開設を準備しておいて、複数の観点から問題の解き方を考えてみましょう。とても勉強になります。
学習塾で過去問の解き方を解説してくれるときには参加してみると受験勉強の効果があがりますし、家庭教師の先生がついている場合には、個別に指導を受けても良いかもしれません。
とにかく、多角的な観点から、過去問を分析してみると、合格に近づきます。過去問を味わい尽くして自分のものにしてください。
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苦手科目を潰すべき?得意科目を伸ばすべき?
お子さんに、苦手な科目と、得意な科目があるときの話です。
苦手科目と得意科目は、どのような割合で学習すべきなのか?という質問を受けることがあります。
前提として、まず言えることは、
一般校・基礎力校の受験を考えている中学生の場合には、おそらく得意科目はないことと思います。
苦手意識が少ない科目のことを、自分で「得意科目」と思う傾向は確かにあるのですが。
とはいえ、
勉強することに抵抗が少ない科目から学習することは確かに大事なことです。
お子さんが自らやる気になっている内容の学習から勉強に着手させるというスタンスがよいでしょう。何でもよいのです。
勉強することに抵抗が少ない勉強から始めることとしましょう。
私の考えを述べますと、
- 「やる気がある勉強」をとことんやらせるべし、
- 「やる気がない勉強」は最低限のレベルの学習をさせるべし
です。
勉強は嫌々しても、意味はありません。
時間と体力を無駄に消費するだけです。
自ら進んで意欲的に学習しないのであれば、お子さん自身も面白くないい、熱中できない。
だから当然のことながら、点数も伸びません。
興味があることを徹底的に伸ばすべきです。それしかないと思うのです。
一方、やる気がない科目についても、何もしなくてもよいという訳ではありません。高校受験勉強も視野に入れた場合には、合格も危うくなってしまいます。
最低限必要となる勉強はさせましょう。
勉強をさせる為のある程度の強制力は必要です。最初は強制的かもしれませんが、繰り替えすうちに、勉強することが習慣になります。習慣がつけば勉強をしないと落ち着かないという意識が生まれます。
何度も繰り返していくうちに、
- 自然と基本的事項の学力もついてきます。
- 基本の学力がつけば解ることが増えてきます。
- 解ると「楽しい、やりがいがある」という充実感も生まれてくるわけです。
お子さんに合った学習環境を整備して、学習教材を使用して、お子さんが自然と勉強できる環境づくりをしてあげるとよいでしょう。
中学校の成績(内申)は高校入試に影響するの?
一般校・基礎力校といった私立高校入試をするときには、出願要件との関係で内申点が影響することが多いでしょう。
「内申点が●点ないと出願要件を満たしませんよ」という、内申基準を設定している高校が多いと思います。
内申点が出願要件となっているという意味で、内申点は高校入試に影響すると言えます。
尚、公立高校のように、高校入試の得点に、内申点を加味するというような対応をしている私立高校は非常に少数派だと思います。
普段の中学校の授業を頑張って、高い内申点を確保しておくことは、受験できる私立高校も多くなりますから、可能性を広げるという意味で重要です。
普段の中学校の授業(基本)をしっかりと学習しておけば、
- 内申点がよくなる
- 高校入試本番でもよい点数をとれる。
良いことづくめです。
高校受験勉強はいつから始めたらいいの?
公立高校受験でも、私立高校受験でも同じく共通するのですが、「中学2年」の夏には、受験勉強を意識的に始めてください。
ある程度覚悟しておいた方が良いと思いますが、中2の夏以降の学習内容は、これまでと異なり学習レベルが一段大きく上がります。
中学2年の9月以降に、勉強が遅れてくる中学生が多いのは勉強内容が難しくなるからです。
同じく中学2年生の9月以降の学校のテストや、成績は内申点にも大きく影響してくるのです。
遅くとも「中学2年」の夏からは高校受験勉強を開始する必要があります。
一般校・基礎力校の受験を考えている中学生の中には、
- 高校受験はまだまだ先の話だ。
- 中3になったら受験で忙しくなるから、中2の夏はゆっくりと過ごそう。
- いまは部活や習い事で忙しい、
というお子さんが多いと思います。
でも「中学2年」の夏からが高校受験との関係では勝負所だ、ということを念頭に入れてください。
お子さんの学習環境を整えてあげることが重要です。
高校受験勉強法のポイントは?
「基本的事項」の指標となる中学校の学習範囲を「正確に理解」することお心がけましょう。
正確に理解するとは、読んだり、聞いたりすれば、その内容が正しいかどうかが判断できるレベルをいいます。
まずは正確に理解することを心がけてください。
正確に理解する為には、学習習慣を身に着けたうえで、基本的事項を繰り返して勉強することが大事になります。
- 興味が湧いた勉強は、とことん先取りして勉強したり、
- 解らない範囲は繰り返して何度も学習したり、
- 苦手分野は、解りやすく説明してくれる、興味が湧く教材を使う
このことが大事になります。
時には、下の学年にまで遡って戻ることも必要になります。
お子さんの勉強体制を整えて、お子さんがの勉強する力を伸ばしてあげることが大切になります。
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