中学英語の勉強方法について、多くの先生からお話を頂戴しているところ、
今回は、学習塾の先生の話おはなしをお伝えします。
単語と表現を覚える | 中学英語のコツ
中学英語を勉強する上で単語と表現を覚えることはキホン中のキホン。
これらを全て覚えれば中学校の英語は80%できます。
例えば
I want to work in America as an interpreter in the future.
という英文。単語と表現がわからなければ何を言ってるかわかりません。
しかし
I(私は) want to(~したい) work(働く) in America(アメリカで) as(~として) an interpreter(通訳) in the future(将来は).
という風に単語と表現の意味がわかればどうでしょう?なんとなく意味がつながってきませんか?
このように単語と表現を覚えれば、中学英語の英文を理解することができるのです。
単語と表現の覚え方! | 英語でつまづいたら…
では、次に中学英語の単語と表現の覚える方法を紹介しましょう。
① 関連付ける
身近に使う、もしくは使われている英語と関連付けて覚える
・例えばmade in Japan、made in Chinaなどの英文を聞いたことはないでしょうか?
ほとんどの製品に記載されていますが、これは製造された国を表していて、madeはmake(作る)の過去形(作った)・過去分詞(作られた)です。
・スポーツ選手がよく口にしている「~をリスペクトする」という言葉のrespectは(尊敬する)という意味。
・「コンビニ」はconvenience(便利)から来ている。
など身近に使っている、もしくは使われている英語と関連づけて覚えると覚えやすいです。
② セットで覚える
よく使われる表現とセットで覚える。
・interested(興味をもった)という単語。これはよくbe interested in~(~に興味がある)で使われるのでセットで覚えましょう。
・different(違う)はbe different from~(~とは違っている)。
・surprised(驚く)はbe surprised at~(~に 驚く)。
などがあるので、セットで覚えましょう。
英文法を理解する | 中学英語
中学英語ので習う英文法には
・時制(現在形、過去形、未来形、進行形、完了形など)、
・助動詞
・接続詞
・比較などがあります。
英文法は数学で言う公式です。そのため、英文法学習は「公式を理解すること」を心がけて行いましょう。
例えば助動詞(canやwillなど)の場合、
・肯定文は助動詞+動詞の原形。
・否定文は助動詞+not+動詞の原形。
・疑問文は主語と助動詞をひっくり返す(You can~⇒Can you~?)
このように「助動詞の法則」を理解します。
その後は、中学生の場合にはワークや問題集を使って演習しましょう。演習することで文法に慣れますし、いろいろな問題に対応できる応用力もつきます。
長文読解:教科書を読んで内容把握
中学英語の単語と表現、文法を理解したらあとは長文読解です。そもそも英語学習は、英文を理解するために行われていると言っても過言ではありません。
そのため、高校入試や模試で出てくる問題は30~40%、多いところでは60~70%が長文問題です。だから長文読解力は絶対につけておかなければなりません。
その方法としてオススメなのが「中学教科書を読んで全文を訳せるようになる」ことです。これは決して難しいことではありません。ただ教科書の英文を一文ずつ読んで訳せばいいのです。これを2~3回繰り返すだけで全文訳せるようになり、内容全体を把握することができるようになります。
一度全体の内容を把握できるようになると、自信がつき英文に慣れます。この感覚がつかめればOK。中学英語が得意になるでしょう。