「英単語の覚え方」
英単語を覚える時に大切なポイントは、じっくり単語と向き合うくせをつけることです。
一見、遠回りのようにも見える習慣ですが、「一つの単語から、毎回折に触れて広げていく」・「何度も繰り返し、頻繁に出くわすようにする」ことを意識して学べば、記憶がしっかりと定着していきます。
最初は、いくつかの単語を覚えるにも時間がかかるものですが、関連付ける情報が多ければ多いほど、語感が身につけばつくほど、応用が利くようになって、覚えるスピードも上がっていきます。
以下では、辞書と効果的な付き合い方について、まとめています。
英単語の覚え方①辞書を最大限に活用すること。
辞書を引きましょう。何度も繰り返して引くことが大事です。
⇒正しい発音・アクセントの位置、品詞の確認
(動詞や名詞などの語形変化のある品詞は、合わせて確認)
※自分の言葉とするためには、音を必ず聞いて、声に出して覚えるようにします。発音記号だけでは、最初は正確な音がわかりにくいので、聞くことをおすすめします。
⇒派生語・同意語・反意語の確認
⇒文章の中でどのように使われているのかを確認
(動詞であれば、どんな文型を取るのか、名詞は可算名詞か不可算名詞か、等の語法を確認)
英単語の覚え方② 例文で覚える
多くの例文に触れて、例文ごと覚えるようにすることが大事です。
例文に触れる中で、自然と英単語の意味もカラダに染みついてくるはずです。
英単語の覚え方③ 関連語も覚える
一つずつの単語を暗記するのではなく、幾つかの関連語を、一度に覚える努力をしてみるといいでしょう。
⇒場面ごと/内容/話題ごとの表現を分類して、一気にまとめて覚える。
⇒接頭辞や接尾語のおおまかな意味を押さえておく。
英単語の覚え方④ 熟語・定型表現
その単語が使われている熟語・定型表現についても、折に触れて確認する習慣を付けましょう。
<ex>
- ”time”…
- ”in time”,
- “just in time”,
- “on time”
英単語の覚え方⑤ 英作文
最終的には、自分に必要な単語については、英作文をして実際に使ってみることです。
(※英作文はチェックをしてもらうこと!ネイティブの先生は、日本語がわからない方も多いので注意が必要ですが、初級の間は、日本人の先生か、バイリンガルの先生で添削してくださる方を探すといいと思います。)
英単語の覚え方⑥ 単語帳を作り、繰り返す
必要な語について、これらの情報を盛り込んだ単語帳を作り、頻繁に繰り返し復習するようにするといいでしょう。
〔辞書について〕
・初級であれば、絵辞典やボキャブラリーに特化した参考書が非常に役立つでしょう。
英検レベルで準2級くらいであれば、英和・和英辞典だけでなく、学習者用の英英辞典も、少しずつ活用するようにします。
<例>速読英単語や速読速聴英単語シリーズ(z会)、Duo3.0などは、受験に限らず、大変優れた英単語帳です。外国のものでは、レベル別になっているVocabulary in Useシリーズなど。
・時間のあるときは、紙の辞書もとても良いものですが、持ち運ぶ手間もなく、簡単に引けて、正しい発音・アクセント・語形変化などもすぐに確認できるので、無料のオンライン辞書を、PCやスマートフォンにいくつか集めてカスタマイズするのも、とてもおすすめです。ぜひ、自分にとって便利な辞書環境を整備して、徹底活用していきましょう。
<例>レベルを問わずに使える英和・和英辞典の代表格、アルクの英辞郎やweblio英語など。欲しい情報が一気に検索結果で表示されます。