中学3年生の勉強方法
今回は参考書の活用方法について、一緒に考えてみませんか?
参考書(含むテキスト)の使い方がわかりません。
参考書を買ったあとに、その本をどのようにして使い込んでいったらいいのか?
そんな疑問をもつ受験生が多いです。
ここでは、書き込む派と、書き込まない派の両者についてみていきましょう。
タイプ1:書き込む派
参考書を使える資料に!
参考書を買った時点で満足する人がいます。
どの参考書にしようか?と迷った挙句に、この参考書にしよう!と参考書を買う。その買う行為時点で満足かな満たされてしまい、勉強した気になってしまい、勉強したことになってしまう。もう参考書は必要なくなるわけです。
参考書を買った=勉強した、ということになるわけです。
このようなことでは参考書を買った意味がない!ということで、参考書に書き込みをしようと推奨されることがあります。
また、参考書に対して、「とっつきにくさ」を感じている場合もあります。なんだか難しそうなことが書いてあるみたいで、参考書を開くという行為に敷居の高さを感じる。。そんな人がいるわけです。
そのようなことでは参考書を買った味がない!ということで、参考書に手を入れようとするわけです。
参考書のカスタマイズ法
この書き込み派は、次のようにして参考書を使い込みます。
1.参考書のカバー紙を外す。
参考書にツルツルのカバー紙がありませんか?このカバー紙って参考書を使うときに邪魔ではありませんか?スムーズに参考書を使いたいときにこのカバー紙をとるのです。
2.本のに折り目を入れていく。
本を4等分して、本を開いて、本の背表紙の部分に折り目を入れていくのです。折れ目を入れることで、本が開きやすくなり、勉強するときにスムーズに学習環境に入っていけるのです。
3.本の各章にインデックスを張る。
インデックスを張る作業を行う過程で、その本にはどのようなことが書いてあるのかが分かります。
また本を手に取ったときに、この本はどのようなことが書いてあるのだろう?ということが分かります。本の全体像をつかむことが出来、また検索も容易になり、スムーズに本を使うことが出来るのです。
4.本の各章に色ペンで色を塗る。
色を塗る過程で、この本にはどのようなことが書いてあるのか、イメージをつけていくことができます。また次回以降に本を読む際に書いてある内容を把握しやすくなります。
5.自分が読んで、ポイントと思ったところに、鉛筆か色ペンで色を塗る。
このようにすることで、ポイントが少しづつ浮き出てきます。何度も読むことによって、要点が分かるようになります。ここでのポイントは、線を引くときにはマーカーを使わないととです。鉛筆かペンである必要があるのです。出来れば鉛筆を使用して、少しづつ濃いマークにしていくことを進めます。
書き込むことによるメリット
参考書をノート替わりにできます。時間がないときには、ノート作成不要となるので、忙しい人には便利な方法ですね。
また、情報集約することもできるのです。
書込み派の注意点
デメリットとしては次のようなことが挙げられます。
・解った気にしかならない。
・やった気になる。覚えた気になる。
・自分の言葉で語れない。
・頭を使わない。
そこで、このようなデメリットに対処するためにも、
「線を引く箇所は、低限に!」
なるべく、線は引かないようにしよう!
教科書・参考書に線を引いたり、書き込んだりすると、やった気、覚えた気になってしまいます。
一旦やった気になると、二度とやり直す気になりません。
理解したことは、自分の言葉で、簡単にノートを作ったり、マインドマップを作ったりしましょう。
タイプ2:きれいに使う派
参考書は、そのままの状態を維持。
東大生等に多い勉強方法です。
この勉強方法をとる人は、
本を数回読んだ位では、本の内容をすべて把握できないことを知っています。だから何度も本を読むことを前提としています。
また、ノートとは自分が理解したことを記録するものと位置づけており、参考書に情報集約することを前提とはしていません。本をノートにしません。
ノートはシンプルに。自分が分かったことだけをシンプルに書く。
いい意味でいい加減。出来ることに集中する。
ノートにシンプルにまとめていくときには、物事を3個に整理していく方法をとることもあります。マインドマップ作ることも推奨します。
結局、参考書には線を引いてもいいの?
線は引くの引かないの?
結局どうすればいいの?
そんな疑問が生まれてきますよね。
その参考書に線を引くかどうかは、結局は個別判断となります。
- 何のためにか?
- 受験用か学校復習用か?
- 勉強の進度はどうか?
先生等に相談しながら、考えながら自分の方法を構築していきましょう。