反省させるのではなく、次やることに目を向けさせよう
試験結果が悪かったとき
「なんでこんな成績を!?反省しろ!」
なんて言っていませんか?
お子さまが悪い点数をとってしまったとき、ついつい、こんなことを言いたくなりませんか?
「何で出来なかったんだ!」
「勉強してないからでしょ!」
「反省しなさい!」
大抵の親は、
高校受験生である子どものことを歯がゆく思ってしまうものです。
自分の思い通りにならないと、思ってしまい、
お子さまが「ぼ~っ」としているようにも見えてしまいます。
失敗したときの接し方 | 気持ちを次に切り替えて
でもこれってNGなのです。ではどうすればいいのでしょうか?
「さあ、次だ!」
「気持ちを切り替えていこう!」
と言ってあげてください。
多くの高校受験生は、
良かった結果よりも、悪かった結果に意識が集中してしまいます。
悪い結果に意識が行ってしまい、
悪い結果に気持ちがひきづられてしまうです。
受験勉強は、短いようで長い闘いです。
受験当日に至る迄、多くの関門があります。
・毎日の勉強、
・たくさんの試験、
・たくさんの成績評価受け。
どんな試験結果や成績が出た場合でも、
その結果を受け止めて分析し、
次の機会に生かすことは非常に大事なことです。
結果分析では反省しすぎないこと!
しかし、
分析の方法を間違うと、かえって今後の受験勉強に悪影響がでてしまいます。
悪影響を及ぼす分析方法とは、
分析・検討する際に、
反省をしすぎてしまうことです。
改善点や失敗は、常に毎回たくさん出てくるもの。
どんな人にもです。
完全な人など、世界中のどこにもいません。
改善点や失敗点を見つけるたびに、失敗した受験生は
「何でこんなミスをしてしまったのだろう。。」
「自分の何がいけなかったのだろう。。」
「ああ、あのとき、こうしておけばよかった。。」
と、既に十分に反省しています。
そんな状況の中、さらに、
「あれがいけなかった。。」
「自分のこんなところが駄目だ。。」
という分析・検討をしたのでは、
ネガティブ思考によって、受験生は大きなダメージを受けてしまいます。
結果分析では、よかったところを分析すること!
では、どのような検討・分析をして、次に生かせばよいのでしょうか?
今回の成績、今回の試験で、
お子さまの良かったところを探させてみましょう!
今回の結果はどんなところが良かったのか?
・試験前にちゃんと深呼吸をして、落ち着いてできた。
・試験前30分には準備が完了して、落ち着いて試験を受けることができた。
・普段の勉強において数学の計算問題を、繰り返し行ったため、試験でも計算問題を解くことができた。等等
良かったところ探しが大事になります。
とはいえ、結果分析はバランスが大事に!
しかし、一方
良かった点ばかりに目を向けることも考えものなのです。
良かったところばかりに目を向けていると、
「何だか、大丈夫~」
と受験生の気持ちが緩み、受験生に油断が生まれ、
根拠は無いけど、「まあ大丈夫だろう」と受験生は思ってしまいがちです。
すると、順調に行っていると思っていたのに、
実は、、「大ピンチ!」
という状態に陥ってしまいがちなのです。
ではどうすればいいのでしょうか?!
とどのつまり、
受験生が試験結果を分析・検討するときには、
良かった点にも、
悪かった点にも、
焦点を当てさせすぎてはいけないのです。
大事なことは、次どうするか!
大切なことは、次の試験等に向けて、ベストな精神状態でいさせること。
そのためにも、
終わった試験のことを受験生が後々まで引きずらないように、
受験生の気持ちを切り替えさせることが大事なのです。
具体的には、このような検討をさせてはどうでしょうか?
・今回の試験でよかったところは?
・今回の試験で改善できるところは?
・次回の試験では、こうしてみよう!
受験生であるその子供の状態をよ~く見ながら、
次の試験に向けて、心機一転させてあげてください。
終わったことは変えることができません。
過去は変えることが出来ないのです。
受験生を、いつまでも落ち込ませておく訳にはいかないのです。
毎回毎回良い結果がでるということはありません。
受験生はみんな、どの子も同じく失敗を繰り返しています。
だから、
いちいち落ち込ませないこと。
受験生のコントロール方法
違う見方をすれば、
お子さまをいちいち落ち込ませなければ、
お子さまを調子にのらせなければ、
多くの受験生は終わったしまった結果に引きずられてしまうので、
落ち込まない分だけで、一歩抜きん出ることができるのです。
失敗して落ち込んでいる受験生には、
「良かった点」をたくさん気付かせてあげて、
成功したとおもって浮かれている受験生には、
「改善点」に目を向けさせて、
うまい具合にコントロールすることが必要なのです。
このようなサポートが、受験生には必要なのです。