■体験談:家庭教師の先生のおかげで、高校受験英語が得意に!
わたしは、小学の低学年の頃から英会話教室へ行っていました。
中学へ進学しても英語の発音は良いと先生からほめられました。
中学の英語教材はリーディングが中心でした。わたしは、辞書を片手に新しく出てくる文中のわからない英単語・イディオムの意味を調べ、英文を日本語に訳しノートに書いていきました。
時間はかかりましたが、わからない文章がわかるというのはそれなりに楽しかった思い出があります。
そんな私も、中学で英語につまづきました。。そんな私のはなしをご紹介します。
家庭教師を依頼することにした理由 | 英語でのつまづき
中学に入学してからも、英語の勉強は楽しかったのです。
でも、そのころ、わたしに取って一番課題だったのは英文法の勉強です。
例えば、「あなたは英語を話します。」を英訳すると、「You speak English.」です。どうして日本語と語順が違うのか不思議でした。
英語では、「あなたは、英語を話します」は次のように考えます。
「あなたた=主語、話す=動詞、英語を=目的語(名詞)」となりますので、「主語+動詞+目的語(名詞)」で、You speak English(S+V+O) です。
日本語の語順では、「あなたは+英語を+話す」、ですから英語に置き換えると、次のようになります。「You English speak 」です。そこで、なぜ日本語の語順通りに単語を並べるといけないのかが、わからなかったのです。学校の英語の先生に質問しても疑問点は解消されませんでした。
なぜならば、英語の担任の先生は、わたしの質問の意味を誤解していたようなのです。
英文法では、「S + V 」「 S +V +C」「 S +V +O」「S +V +O +O」「S +V +O + C」の5文型はいずれもV(動詞)が一つだけしか使われていないといいたかったようで、「英文には動詞が一つしか使えないんだよ」という回答が返ってきました。
当時は理解できない回答でした。
学校の先生の回答が、英文法には、「主語+目的語(名詞)+動詞」の構文は存在しないんだよ、と言われればすぐに納得できたはずです。私自身、英文法の学習を進めていくうちに、そのことに自分で気づきました。
英文法の小さなつまずきから始まり、だんだんと英語がわからなくなっていきました。
中学1年生の定期テストの点数は100点満点中40点未満だったと覚えています。
父親による英語指導を受けてみた
そこで、父親がわたしに英語指導をしてくれることになりましたが、わたしが当時反抗期に入っていたこともあり、父親先生方式では、すぐに口げんかになってしまいました。
父親に教えてもらう形態はうまくいかなかったのです。
学習塾に通うことにした
父親による英語指導がうまくいかなかったので、私は学習塾に通うことになりました。
塾の英語の先生は女性で、板書中心の授業でした。
黒板に書かれたことをノートに写す作業が中心となりました。そのせいでしょうか、わたしの場合は勉強の効果が上がりませんでした。
とうとう家庭教師を依頼
中学二年の終わりごろ、母親がどこかに良い家庭教師はいないものか探し、医学部の学生さんに家庭教師の先生になってもらうことになりました。
家庭教師を依頼して良かった点
学校の教科書を中心に、徹底的に学習するというスタイルでした。過去問も同じ要領でやりました。受験の英語は、「暗記と英文法中心」といわれていました。
先生は、英文法を独立したものとして指導されるのではなく、長文を使いそこに出てくる文章で英文法の説明を丁寧にしてくれました。
英単語、イディオムは宿題で、先生がご自分で英文を作り所々が空欄になっていて、英単語、イディオムを適当な形に直して入れる問題をやりました。
その方式で繰り返しやっていくと自然と英作文ができるようになりました。そこが、家庭教師だからできる丁寧なわかり易い指導だった思います。
また、家庭教師の場合は自宅が教室になりますので、精神的に余計なストレスがかかりません。
学習にあたり、理解しづらかった点
英会話は受験の英文法を気にせず、多くの文章を使って、文章の使い方をパターン化して、数多くこなすことで自然に慣れて身につけさせようとします。
しかし、受験の英語は、英文法中心で文章を作るときのルールの仕組みを納得し規則として覚え、応用がきかなければならない点です。
家庭教師の先生がいうには、英会話は受験英語ではないということでした。
高校受験生であるわたしは、受験英語(暗記と英文法中心)の学習をしなくてはいけないということでした。英会話は受験の英語には関係ないので一時的に忘れたほうがよいということです。
そうでないと曖昧なまま英語学習が続いてしまって悪循環に陥り、成績が上がらないということです。
受験の英語と区別し趣味で英会話をするには問題ないとのことでした。受験英語は確実に1点でも多く稼ぐために曖昧さは許されないということです。
また、家庭教師の場合、各ご家庭様での指導になりますので、その子供のペースで進められるという点がよいのですが、周囲との差は模試の結果でしか判断できないという点が少し気になりました。
集団塾では、小テスト、単元テストを行い、その都度点数や順位がわかります。それが家庭教師ではどの程度成績があがったかということは、模試等の結果の時にわかるというように、時間が少しあいてしまうことが気になりましたが、まあ気になった点は、それくらいでした。
家庭教師を依頼して、どうなったか。
家庭教師の指導のおかげで、高校受験公開テスト4回あるうち4回目は満点でした。すごく嬉しかったことを覚えています。
高校受験は、俗にいう難関高校の受験でしたが合格でき、英語はほとんどできていたと思います。
受験英語でそれ以後、つまずくことはなかったです。一度要領をつかんでしまえばこちらのものです。「受験英語の要領」を家庭教師の先生は、その生徒さんに合わせて指導してくださいました。
繰り返しになりますが、受験英語は「暗記と英文法中心の学習」です。
それを要領よく学ぶには次の点が必要です。
1 覚え方
英単語、イディオムを覚えるとき声を出し、手で実際に書いて覚えるようにしましょう。
例文の中で覚えると単語、イデォムの使い方が覚えられ効率が良いです。
2 英文法は、
基礎的なことは参考書を読みましょう。
実際の英文法の理解は、長文を使いその文の中で英文法の使い方を覚えたほうが、応用力が自然とついていきます。
長文の中で出てくる英文法を理解するとき、そこの部分だけをノートに書き写しましょう。ノート作りは、自分の言葉で理解したことを書くので非常に理解力が深くなります。
英文法だけを独立させて覚えると応用がきかず、実戦で使えません。
これらの繰り返し学習をすることが大切です。
依頼した先生に決めた理由
両親は「家庭教師」を探す時、「歴史があること」と「所属家庭教師が多いところ」を選んだそうです。
問題は先生と生徒との性格の相性です。わたしの場合、神経質で内向的な性格でしたので、反対にガッツがあってぐんぐんと引っ張ってくれる先生を選びました。
1回2時間で週2回指導です。非常にやる気のある先生で2時間を超える日は当たり前でした。