私の目下の悩みは、中学生の不登校の娘です。うちの子は小学校までは元気はつらつの普通の小学生でした。
でも中学校に入って突然「学校に行かない!」と言われ、「あれ? どうして? 何でこんなことになったの?」って滅茶苦茶悩みました。
いや、悩んでるなんて生易しいものじゃありません。
苦しみました、自分を責めました、いっそ娘と心中したほうがいいんじゃないかと、そこまで思い詰めました。
Contents
不登校の娘は出席日数が足りない⇒高校進学は?
中でも一番不安だったのは「この子は中学を卒業して、高校に進学で来るのか?」ということです。
私は三流大学出のしがないOLから普通のママになった人なので、自分の子供がエジソンや川端康成やルノワールみたいになるなんて高望みはしていません。
けどまさか、高校への進学も難しくなるなんて、思ってもみませんでした。
モーツァルトになって名曲を作るどころか、まともに中学も卒業できないまま家で引きこもってしまうつもりなの?
将来はどうするつもりなの?
今時高校卒業ぐらいの学力がなきゃ、フリーターにもなれないよ。私が死んじゃったら、この子はどうやって生きて行くつもりなの?
卒業するには出席日数が足りない。担任の先生から、何度もその話をされました。
出席日数さえクリアできれば、もしかしたらこの子の将来に少しは光が射すのかしら。
面談の度に「あと〇日残ってます」「あろ〇日しか残っていません」などと聞かされるのは、処刑日までの日数を聞かれるような気分で。
反面、「ああ、あの〇日残ってるから……それさえクリアしてくれれば……」と、藁にもすがる思いでした。
私も娘も、今その「出席日数」という壁と、戦っている最中です。
不登校でも出席扱いになる制度
出席日数の壁と戦っている折に知ったのが、文部科学省の出席扱いになる制度です。
これは要するに「不登校で学校への復帰や卒業後の進路に不安のある児童生徒を、IT等(ネット,テレビを使った通信システム、郵送,ファクシミリ他)を使って勉強させて支援しよう」という制度のこと。
本来は、出席日数は当然、学校に行かなければ稼ぐことは出来ません。
しかしこの出席扱い制度を使うと、通信教育を活用して勉強し、且つ、出席扱いにもしてもらえます。
「学校復帰を望んでいる生徒児童を支援する」為のものです。
つまり、「学校へ行かないままで卒業資格を得る」為ものではありません。
また利用するにはいくつかクリアしなければならない要件があります。
でも私はこの制度を知って、雲の切れ間から光が差すのを見た思いでした。
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文部科学省の出席扱い制度を利用すべき3つの理由
私がこの制度を利用すべきと思う理由は3つあります。
理由① 学校復帰を目標としているから
1つ目の理由はまず、この制度が「学校復帰を目標としている」ことにあります。
皆さんは今、学校に行けないことに苦しんでいると思います。私は、自分の娘が不登校になってしまったことが苦しい。
でも娘は今、私の数十倍苦しんでいると思うんです。
学校に行けない、他の子みたいに当たり前に教室に入れない、どうして? どうして? そんな自分、歯がゆいですよね、嫌になりますよね。
この制度は、そんな皆さんに寄り添ってくれるものだと思うのです。
理由② 不登校による学習の遅れを支援
2つ目の理由は、「不登校による学習の遅れを支援してくれる」制度だということです。
皆さんは、様々な理由で学校に行けなくなってしまっていると思います。
でもなかなか復帰できない理由のひとつには、必ず「勉強について行けないから」というのが含まれているはずです。
何か月も授業を受けずに過ごし、今更教室に入ったってチンプンカンプンだろう、そんな学校に行ったって意味がない。
そう思っていますよね。
その授業の遅れを、インターネット学習で取り戻すことができるのです。
理由③ 対面指導が行われる
3つ目の理由は、「訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること」というのが、クリアする要件のひとつに入っているからです。
皆さんの中には、学校へ行かないうちに対人恐怖症になってしまった人もいると思います。
私はほんの少し中学校に勤めていたことがあります。
中学校の「心の相談室」に来る不登校の子供たちには、他人と顔を会わせたくない、他人に姿を見られたくない、という子が本当に多かったです。
人と会うのが怖い。でも、これからの長い人生、一人ぼっちでは生きて行けない。
だったらまず、皆さんを学校に通わせようと寄り添ってくれる指導員さんたちで、「人と会う」練習をしてみましょうよ。
出席扱い制度を利用して、中学卒業・高校進学を!
私は、本当に駄目なお母さんなんです。
娘が不登校になって、色んな人に「学校なんか行かなくたって死にやしないから大丈夫だよ」と励まされ、
その度に「何て無責任な言い方をする人たちなんだ」と腹を立てていました。
確かに不登校でも死にやしないかもしれないけど、高校卒業資格ぐらいないようじゃ、今の日本じゃまともな職業にも就けないのが現実じゃないですか。
そんな未来が自分の娘に待っているのかと思うと、今だって気が狂いそうなほど心配です。
うちの娘は高校受験までにもう少し時間があります。その前に、この出席扱い制度を知ることができて、本当によかったと思っています。
たとえこのまま不登校が続いても、出席日数を確保する手段はまだある、勉強の遅れを取り戻せる、上手くいけば、前の通り学校にも通ってくれるようになるかもしれない。
有難い?
いやむしろ「何でこの制度もっと知れ渡ってないの?」という疑問が先に立ちます。
勉強したいけど、学校に怖くて行けない、という子供たちの為にも、この制度はもっと知られるべきです。知る事の出来た私はラッキーおばさんです。
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高校受験を控えた不登校の中学生のみんなへ
ありきたりに聞こえたらゴメンね。
今まで学校に行けなかったことが辛くて、苦しくて、真っ暗な道を進んでいるみたいに心細かったと思います。
でも皆さんが暗闇の中でもがいた時間は、人生のうちで絶対に無駄にはなりません。
出席日数なんて壁は破る方法があるのだから、勇気をもって、ドカンと一発蹴りを入れ、大きな穴を作りましょう。
その向こう側の景色は、きっと素晴らしいものだから。
前進すると、見えてくるものがあります!
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