塾と家庭教師には色々なタイプがあります。
- 集団授業の学習塾
- 少人数制の学習塾
- 個別指導塾
- 家庭教師
ご家庭では、
「専門家に頼めば、なんとかなる」
「先生が教えてくれるから、子供の学力も上がる」
「勉強時間が増えるから、成績が上がるはず」
成績が上がることを期待して、学習塾に入れたり、家庭教師をつけたりする訳ですが、実際には先生を付けたところで成績が思うように上がらないお子さんが多いのです。
子供の成績が上がらない原因は、幾つかあります。
塾に通っても成績が上がらない理由❶:理解できない
定期テストも平均点以下で、成績が思うように上がらない。
中学生を学習塾に付けたり、家庭教師を付けたところで、成績が上がらないことが多いのです。
解らないことを教えてもらえるから安心して、学習塾に入れたけれど、
ただ塾に通っているだけ
先生の話を聞いているだけ
勉強した内容を理解することが出来ないのです。
結局こどもは、どこが解らないのか解らないまま、先生の話を座って聞いているだけで授業が終わって家に帰ってきます。
家に帰ってきても復習すらしません。
ご家庭では、塾に通わせているから、そのうち結果が出るはずだと思い半年とか1年間が経過してしまう。
学習塾に通わせても効果がないと思いながらも、塾を辞めさせてしまうと、さらに成績が悪くなるかも…
そのように不安になって、塾を辞めることも先生を変えることもできません。
塾に通っても成績が上がらない、典型的な理由です。
塾に通っても成績が上がらない理由❷:満足してしまう
他にも、学習塾に通わせても成績が伸びない理由があります。
自宅学習をしない訳でもないのですが、塾に通っているだけで満足してしまうタイプです。
塾の授業を受けただけで、勉強ができた気になってしまいます。
中学生の場合、男の子に多いのですが、塾の授業はキチンと聞いて、質問もしたりして塾で理解することはできるものの、
塾に通って帰ってきただけで「理解したつもり」になってしまいます。
解ったつもりでいるまま、自宅学習に手を抜いてしまうので、知識が定着することがありません。
定期テストの成績は上がることがありません。
塾に通っても成績が上がらない理由❸:塾任せ
学習塾に通っているので、学習計画を自分でコントロールすることができません。
塾の学習ペースに合わせて勉強するだけなので、定期テストに向けた学習計画を自分で立てることをしていません。
定期テスト対策の授業を受けて、塾で勉強を頑張るものの、学習計画を自分で立てていないので、成果を出すことができません。
定期テスト対策を全て塾任せにしているので、
テストの出題範囲に絞った勉強をすることができません。テスト対策も出題範囲すべてを網羅することが出来ない。
中途半端な定期テスト対策をした状態で、本番の定期試験を受けてしまうのです。
定期試験に向けた学習計画を自分で立てていないため、いつまで経っても、定期テストに全力投球、万全の態勢で挑むことが出来ません。
中学生が定期テストの成績をあげる方法
まずは、学習塾に通ったからといって、成績が上がると思い込むことは辞めましょう。
学習塾を継続してもいいし、ひとまず塾を辞めても構いません。
大事なことは、成績が上がる法則に立ち戻ることです。
授業の内容を理解する
▼
勉強量を増やす(問題演習して使いこなす)
▼
成績が伸びる
平均点以下の成績しか取れない中学生が、定期テストで成績を上げるには、成績が上がる法則に立ち戻って勉強をやり直す必要があります。
授業が理解できていない中学生の場合
前の記事でもお話ししている通りですが、解らない箇所に遡って、復習をやり直す必要があります。
とりわけ「数学」と「英語」は、理解を積み上げていく方式の科目なので、
解らない箇所に戻って勉強をやり直すことが大事なのです。
授業内容の理解は出来ているけど、使いこなせない中学生の場合
勉強した知識・理解を、使いこなせるレベルに迄高めないと、定期テストでも良い点数を取ることはできません。
授業を理解するという、最初のハードルは乗り越えている訳ですから、実際の試験でも使いこなせるように練習を積まなくてはいけません。
定期テスト対策の学習計画▶︎計画性がない中学生の場合
定期テストに向けた試験対策さえしていれば、好成績も取れるのに!
実力はあるのに成績に結びつけていない。そんな勿体無い中学生も相当数おります。
「定期テスト1週間前」
「定期テスト前日」
「定期テスト当日」
それぞれにやるべき学習のスケジュール管理をすることで、好成績を取ることが可能です。
あともう一歩!学習計画の立て方を学ぶ必要があります。
学習塾に通っていれば大丈夫という訳ではないから
学習塾や家庭教師は、勉強を教えてくれる場所なので、先生に任せておけば大丈夫だろう!という思い込みは捨てる必要があります。
ご家庭もお子さんも、「勉強は自分のこと」という意識を持つように、再認識してください。
塾任せの勉強環境作りから脱却しましょう。
塾や家庭教師というのは、ご家庭や中学生の方で使いこなす場所である。このことを意識してください。
塾の先生に任せておけば、成績が上がっていく訳ではありません。
あくまでも、自分の学力は、自分で作り上げていくしかありません。
塾やら家庭教師の先生は、子供が自力で勉強していく中で、サポートをしてくれる便利な先生に過ぎないことを理解しましょう。
- 授業の内容を理解できているか?
- 理解した内容を使いこなせているか?問題を解けるか?
- 定期テストに向けて、自分に合った学習スケジュールを組めているか?
大事なことは、上記3点です。
どうしてもご家庭では対応できなことについてのみ、塾などの先生に依頼する、というイメージを持つと良いでしょう。
講座をたくさん受講させておけば大丈夫!という思い込みは捨てましょう