中学生が「定期テスト対策」や「受験対策」をする際に重要な、学習計画の立て方についてお話しします。
家庭学習を毎日することは大事なことだから、1日の学習計画の立て方や、時間管理術をマスターすることが必要です。
失敗する学習計画の立て方(時間管理)
1日、1週間の学習計画の立て方に失敗する中学生が多くいます。
計画を立てる▶︎計画倒れになる▶︎自信・やる気を失う
学習計画の立て方に失敗すると、子供も自信ややる気を失ってしまい、定期テストの成績も、かえって悪くなってしまいます。
陥りがちな失敗する学習計画はこんな感じです。
17時〜18時 | 宿題 |
---|---|
19時〜20時 | 数学 |
20時〜21時 | 英語 |
21時〜22時 | 国語 |
時間を明確に区切って勉強スケジュールを立てると失敗します。
毎日子供を取り巻く状況は変化します。
帰宅する時間が遅くなったり、ご飯の時間がずれてしまったり。
体調が悪くて休んだりと。
時間が押してしまうことで、学習計画が失敗することが多いのです。
それに、1日に勉強する内容を多科目・広範囲に設定することも失敗しやすい例です。
1日に勉強することはなるべく少なく・深く掘り下げる勉強にした方が、集中やすいし、捗りやすいのです。
良いリズムで勉強がはかどっているときに、スケジュールだからといって別科目の勉強をするようでは、リズムも集中力も途切れてしまいます。
成功する学習計画の立て方(時間管理)
成功する学習計画の立て方には、コツがあります。
1つ目は「勉強の開始時間を決めないこと」
家庭学習の場合、勉強を始める時間と終わる時間を決めないことが、勉強計画を成功させる重要なポイントです。
時間を柔軟にしておくことで、時間が押してしまい、勉強が計画倒れになることを防ぐことができます。
2つ目は「1週間の総勉強時間」と「1週間でやること」を決めておくこと
細かに時間管理をすると、必ずスケジュール通りに勉強できなくな理、学習計画が崩れていきます。
学習計画や時間管理は、1週間の単位でスケジューリングしておきましょう。時間や学習計画に幅を持たせることができるので、スケジュールに押し潰されることもありません。
急な用事や、突発事故にも対応することもできるし、
今日はこの勉強を集中学習したいな…というときにも対応することができます。
3つ目は、1回単位の学習時間を決めること
家庭学習の場合、学校とは違って学習管理をしてくれる先生が居ないことが通常です。
子供を放任しすぎると、集中力も途切れやすいし、学習習慣も身につきにくのです。
だから、1回の勉強時間を決めておくことが重要です。
例えば、一度「机に向かったら、30分以上、必ず勉強する」
というように、一定時間以上勉強しないと休憩できないというルールを作っておくことです。
目安となる勉強時間を作っておくことで、勉強にリズムが出てきます。
あまり長い時間を設定しても、短い時間を設定してもいけません。
中学生の場合、1回の勉強は「40分」がちょうど良いと思います。短すぎず、長すぎずです。
40分勉強すれば、計画通りに進んでる!と前向きになれます。
仮に1時間勉強すれば、すんごい勉強している感が出てくるので、学習にもリズム感が出てくるでしょう。
計算や暗記学習に、効果的な学習計画(どの時間帯に勉強するか?)
数学の計算問題を解いたり、暗記学習をしたり、反復継続する系の学習計画を立てる際には、勉強する時間帯に工夫をしておきましょう。
「朝学校に行く前」
「塾に行く前」
「遊びに行く前」
「ご飯の前」
「お風呂に入る前」
というように、ズラすことが出来ない予定の前に、勉強すると効果的です。
遅れることができない!
そのため、集中して勉強することができます。
ただし、じっくりと理解する勉強をするときには、夜の落ち着いた時間に、あとは眠るだけというような環境の中で、腰を据えて勉強に取り組むことをオススメします。
何の科目を、どれだけ勉強するか(勉強量の学習計画)
一番効果的な勉強方法は、定期テストの出題範囲や、出題予想を念頭に入れて勉強することです。
定期テストは学校の教科書を中心に出題されるので、教科書準拠の学習教材を使いましょう。
定期テストに向けて、定期テストまでのこの1週間、具体的に「何を、どれだけ」勉強するかを決めておくことです。