不登校の原因

不登校を乗り越えさせる!▶︎中学生が不登校になる原因と取るべき対応策

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教師の千絵
教師の千絵
不登校児専門の教師をしています。私がみるところ、中学生が不登校になる理由はたくさんありますが、大きくわけて3つだと思います。

中学生が不登校になる原因は?

❶学校のストレス

まず1つ目は「学校のストレス」。学校の人間関係や、学業不振です。

「友達に虐められている」
「学校の成績が悪い」

ということでストレス状態になります。

自分のことに自信がないお子さんが陥りやすいことでしょう。

学校に行くと虐められるから、無視されるから、ハブられるから、というお子さんは多いです。

❷家庭のストレス

2つ目は「家庭からのストレス」です。

「家庭環境があまりよろしくない」
「親にもっと甘えたいという感情」

ということでストレスが爆発します。

思春期の中学生で、特に弟妹がいる人がなりやすいです。

親に会いたくない、最も身近な人に裏切られたという気持ちで誰にも会いたくない、という不登校のお子さんも多いです。

❸精神的ストレス

3つ目は「精神的なストレス」です。

「他人の顔色が気になる人」
「発達障害の人」
「賢くて、なんでも言うことを聞く人」
「自分のことを後回しにする人」

が精神的なストレスを抱え込みやすいです。

誰かといるとストレスになるから誰にも会いたくない、という不登校児も多いです。

「学校に明日は行く!」と思っても、ストレスで身体が動かない。
周囲からは『甘えだ』と言われてしまう。
周囲からだんだんと追い詰められて、逃げ場所がなくなっていくような気持ちになる。
その一つの結果として、不登校になってしまうようです。

不登校の中学生の気持ち・感情は?

不登校になってしまった人は無気力になる場合がとても多いです。

なにもしたくない
自分には何の存在意義もない、など考えてしまいます。

生活リズムが乱れて、そこから起こる拒食症、過食症。
何もない自分に向けられている重圧。

学校に行け と言われるなど
自分のことを他人事のように捉えてしまって、自分を大切にできない。

自分の感情がわからない。

毎日同じことをして、何をしてるか分からなくなってしまって 最悪自殺の思考に至ります。

不登校の中学生に取るべき取るべき対応策は?

まずは、休ませることが大事です。

学生の本分は勉強 かもしれませんが、人間の本分は「生きる」ことです。
学校は必ずしも行かなければならない場所ではありません。

休んでもいいということを教えてあげましょう。

しばらくの間、本人のやりたいようにさせてあげましょう。逃げ道を作ってあげるのです。

何もしないという状態は 本人の精神状態をより悪化させる原因になってしまいます。

例えば、一日中ゲームをしていても何も言わないことです。

こんなのでいいのか?と心配になることもあるでしょう。

しかし、親御さんも苦しいですが、本人も苦しいのです。

また、不登校になった中学生に対して、注意しなければならないことがあります。
「学校に行きたくない理由を問い詰めないこと」
「特別な行動をとらないこと」です。

注意❶ 学校に行きたくない理由を問い詰めないこと

中学生が不登校になった原因が、❶学校の人間関係、学業不振であれば、
本人は親に言いづらいとしても、学校に行きたくない理由としては明確です。

しかし、原因が❷家庭のストレス、❸精神的ストレスの場合、不登校の本人は説明できないのです。

親にもっと甘えたい、親が嫌い、なんてものは頭で思っていても口に出そうと思うと、心がすごく痛くなるのです。

精神的ストレスの場合、「しんどいから」としか理由を言えないのです。

「単なる甘えでしょ」と言われることが分かっているから何も言えない。

でも学校に行きたくない訳ではない。

一種の矛盾が生じてしまって、身動きが取れなくなってしまうのです。

注意❷特別な行動をとらないこと

特別な行動をとらないことも重要です。

「自分に気を使われている」と本人が気付いた時、「自分は惨めなんだ、迷惑ばかりかけてしまうんだ」などという思考に陥りやすくなってしまいます。

親として心配なのはわかりますが、出来るだけいつも通りを心がけてあげて下さい。
いつも通りの日常が本人にとっては一番楽なんです。

精神科にたよるというのも一つの手段です。

子供は親に迷惑をかけたくない と深層心理で思っているものです。

なので、親に相談できないようなこと、話しづらいことは沢山あります。

「精神科に子供を行かせるなんて恥ずかしい」という方もいます。
世間体と縁を切る勇気を持ってください。

不登校になったときの勉強方法は?

不登校になると学校の勉強についていくのですら辛くなってしまいます。

塾に通わせようとする方もいるかもしれませんが、オススメはできません。

なぜなら、周囲の中学生はこれだけ出来るのに、自分だけが出来ないプレッシャーを感じてしまうからです。

塾からも、同学年の子はこれだけ出来るのに…と比較されることも少なくありません。

不登校児に勉強させる動機として、「みんなを見返してやろう」というような発言は控えてください。本人は、その人たちのことすら思い出したくない場合からです。

どうしても勉強が…ということでしたら、市販の教材でも大丈夫ですが、本人に合うレベルかわからない場合が多いです。

家庭教師、完全個別指導の塾、フリースクール、通信教育を検討してみましょう。

金銭的な問題で塾に通えない人、発達障害で勉強が出来ない人、不登校の人のための塾や学習教材もあります。

通信教育でしたら、進研ゼミ、Z会など沢山ありますが、個人的には学習教材「すらら」をオススメします。

高校受験は?進路はどうすればいい?

やはり、中卒では困る。そのことは不登校の本人も解っています。

親御さんとしても高校には進学して、卒業してほしい という思いはあると思います。

不登校児の選択肢としては、定時制高校、通信制の高校、私立高校などがあります。

通信制高校についてですが、実際に私が通っていました。

通信制高校は必ず行かなければならない所ではなくて、行きたい時に行けばいい という優しいシステムでした。

通信制高校には、同じような悩みを持った生徒、金銭的な理由で来ていた生徒、発達障害で来ていた生徒が沢山いました。

辛い思いをしてきた分 みんな 仲が良かったという思い出があります。

不登校を乗り越えさせる!中学生が不登校になる原因と取るべき対応策

大切なのは、まず休むということです。
そうすることで本人をプレッシャーから少し開放させてあげることができます。

学校には行っても行かなくてもいいんです。

単なる甘えなんかではありません。
余裕があれば、たまには外出を一緒にしてみましょう。

子供をこんな風にしてしまった
などと親御さんが自分を責める必要はありません。

あなただけが悪いのではないのです。
あなたの子供だけが特別ではないのです。

不登校になっている時間はサボりではなく、心の充電期間です。
決して無駄ではありません。

子供の頃にとても辛い経験をしている人は社会に出てからの適応能力が高くなる傾向があります。

多少のことではめげない 強い人に成長します。

乗り越えるためには周囲の協力が必要です。

子供が一つの大きすぎる壁を乗り越えるためにはあなたの支えが必要です。

あなたが寄り添ってあげて下さい。

 

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