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ASDの中学生・高校生:学校の勉強についていけない!家庭での勉強方法(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)

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元不登校児の青空です
元不登校児の青空です
精神保健福祉士として、発達障害の方を専門的にサポートしています。今回はASDの方のお話をします。
生まれつきASD(自閉スペクトラム症)を持っているお子さんは、様々なことでつまずいてしまいます。

特にASDの場合、中学校・高校では人間関係などに加えて、学校での授業についていけなくなることもあります。

中高生は年齢的にも思春期にあたりますし、複雑な友達関係に加えて、授業内容も難しくなっていくのです。

ASDの中学生・高校生が、学校の勉強についていけない理由

では、「ASDのお子さんが授業についていけなくなる理由はなぜでしょうか?」

それには、ASDの特性である脳の機能の偏りが関係しているといわれています。

中学生・高校生に限らず、大人でもいえることですが、ASDの特性がある方は、『あいまいな表現が苦手』という脳の偏りがあります。

また、『行間を読むことが苦手』であったりするので、言葉を文字通りに受け取りがちです。

さらに、学校では学年によって教室が変わったり、クラスが変わったり、先生が変わったりすることもあります。

このような『環境の変化が苦手』というお子さんも多くいらっしゃいます。

それに加えて、『感覚過敏』なども顕著にみられ、授業がストレスに感じていることも考えられます。

このように、複数のASDの特性が混ざり合った結果、授業がうまく理解できなくなり、授業についていけなくなってしまうのです。

ASDの中学生・高校生に、家庭勉強させるときに気をつけるべき3つのこと

ASDの中学生・高校生のお子さんが、学校の勉強についていけなくなると、それをきっかけに不登校になってしまうこともあります。

そのような時には、家で勉強させる方法も手段の1つです。

ASDの特性を持っている場合、周辺環境の影響を大きく受けるため、自宅なら集中して勉強できる可能性もあるからです。

しかし、家で勉強させる時には、いくつかの注意点があります。

ここでは、その中でも特に大切な『3つの気をつけるべきこと』をお伝えしたいと思います。

3つの気をつけるべきこととは、

①『勉強しやすい環境を作ること』
②『得意な科目をさせてあげること』
③ 『特性に沿った勉強方法をさせてあげる』

この3つです。
これらが、なぜ大切なのかについて順に説明していきますね。

① 勉強しやすい環境を作ること

1つ目は、『勉強しやすい環境を作ること』です。

ASDのお子さんは、決まった行動パターンを好みます。したがって、変化に弱い特性も持っています。

したがって勉強するときには、ルーティーンで時間を作るようにしましょう。

例えば、

  • 毎日13時〜13時45分までが『国語』
  • 14時〜14時45分までが『算数・数学』
  • 14時45分〜16時までが『休憩』

というように、家での時間割りを作るようにしましょう。

そして、勉強中もできれば『勉強専用の机』というように、勉強だけの空間を用意してあげてください。これは、勉強モードなりやすくなるためです。

②得意科目の勉強をさせる

2つ目は、『得意な科目をさせてあげること』です。

ASDのお子さんは、科目によって、『得意』・『不得意』の差が大きいです。

したがって、家にいながら苦手な科目を頑張らせてしまうと、勉強そのものから離れてしまいます。

まずは、得意科目の学習を大切にしてあげましょう。

③ ASDのお子さんの性格・特性に沿った勉強方法

3つ目は『特性に沿った勉強方法をさせてあげる』ことです。

ASDのお子さんは、あいまいな表現が苦手です。したがって、数字を使って伝えるなどの間違いのない伝え方をしてあげるようにすると指示が通りやすいかと思います。

また、ASDのお子さんは、視覚が優位な子が多いと言われています。

イラストや、紙に書いた文字などを使って勉強させてあげると理解しやすいです。

ASDの中学生・高校生に、家庭教師つけてみる

ASDの中学生・高校生のお子さんに家で勉強させるときに、『家庭教師』を利用することも選択肢の1つです。

しかし、これにはメリット・デメリットの両方がつきものですよね。

まず、メリットとしては、『家にいながら先生に勉強を教えてもらえる』ことです。これは、家庭教師の最大のメリットになりますよね。

やはり、勉強は先生がいてくださるから理解できるところが大きいです。

分からないところは聞いたら教えてくれますし、何より家に先生が来てくださることがお子さんや親御さんにとっても負担が減るかと感じます。

しかし、デメリットもあります。それは『家庭教師の先生とお子さんの性格が合わない』こともあり得るからです。

家庭教師は、一度決まってしまうと、なかなか先生の変更は言いづらいですよね。

そして、家庭教師の先生もASDの子に向けた接し方を理解しきれてない方もいらっしゃいます。

したがって、お子さんのためになっているのかは、総合的に考えていく必要があり、悩みどころですよね。

ASDの中学生・高校生が「すらら」で家庭学習すると良い利点

発達障がいを抱えるお子さんの自宅でできる勉強方法の1つに、『すらら』があります。

「すららって何?」・「すららの良いところは?」など、疑問を持たれている方もいらっしゃると思いますので、簡単に『すららの良い利点を3つ』お伝えしていきますね。

すららの利点① 発達障害のお子さんに対応

1つ目の利点は、『発達障がいのお子さんに対応している』ところです。

自宅学習の制度は、最近広まってきてはいるものの、発達障がいのお子さんに沿った学習方法までは、なかなか行き届いていませんでした。

しかし、『すらら』は、視覚に働きかけて分かりやすく説明してくださり、ゲーム感覚で勉強ができます。

また、わからない問題が出てきても質問ボタンがあるので、先生に教えてもらうこともできます。

そのため、ASDに限らず発達障がいの方には利用しやすいシステムです。

すららの利点② パソコンやタブレットで利用できる

2つ目の利点として、『パソコンやタブレットで利用できる』ことが挙げられます。

すららは、自宅にあるパソコンタブレットで利用することができます。したがって、すららを始めるために電化製品を新たに購入するなどの負担がない点も安心です。

すららの利点③ 発達障害のご家庭からの支持が高い

3つ目の利点として、『実際に発達障がいを抱えているご家庭の方からも支持が高い』ところです。

今までは、特性のために集中力が続かず、授業が受けられなかったお子さんも、「集中して学習できるようになった」という感想や、「点数が取れるようになった!」などの実感を感じている方もいらっしゃるようです。

自宅にいながら、自分らしく楽しく勉強できるシステムがあると、とても助かりますよね。

精神保健福祉士の青空です
精神保健福祉士の青空です
ASDの診断を受け、学校の勉強についていけなくてつらい思いはしていませんか?

学校の授業が難しく感じても、お子さんに合った勉強方法は必ずあります。

これからは、自分らしく楽しく勉強していきませんか?諦めずに、出来ることから始めていきましょう!

 

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